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*レイトン教授シリーズ
【れいとんきょうじゅしりーず】
|ジャンル|ナゾトキ・ファンタジーアドベンチャー|&amazon(B000N3PKEK)|
|対応機種|ニンテンドーDS(1作目~4作目)&br()ニンテンドー3DS(5作目~6作目)|~|
|発売・開発元|レベルファイブ|~|
|発売日|不思議な町:2007年2月15日/同フレンドリー版:2008年10月23日&br()悪魔の箱:2007年11月29日/同フレンドリー版:2009年2月12日&br()最後の時間旅行:2008年11月27日&br()魔神の笛:2009年11月26日&br()奇跡の仮面:2011年2月26日&br()超文明Aの遺産:2013年2月28日|~|
|定価|4,800円(1作目~2作目)&br()5,040円(3作目~4作目)&br()5,980円(5作目)&br()5,500円(6作目)|~|
|分類|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~|
**概要
『[[ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君]]』の開発元として一躍名を轟かせたレベルファイブが、初めてパブリッシャーとして発売したアドベンチャーゲームのシリーズ作品。~
ジャンルは公式でナゾトキ・ファンタジー・アドベンチャーと題されており、ストーリー上の謎ではなく、それにちなんだナゾナゾ・パズル等(ゲーム中では&bold(){ナゾ}と呼ばれる)を解く事でストーリーを読み進めていく。~
それらのナゾはベストセラー『頭の体操』をベースにしており、同書の著者である多湖輝を監修に迎えている。
現在第6作までが発売されているが、一貫してシステムはほとんど変更されていないため、このページでまとめて取り上げる。
**評価点
-『ナゾ』解きの面白さ
--元となった頭の体操がベストセラーとなっている事からもわかる通り、どれも程よく頭を使って非常に面白い。
--それらのナゾは物語を進めていくうちに町の人々やオブジェクトから少しずつ出題されるため、ストーリーを進めるモチベーションが上がる。中には一見分かり難い所にある「隠されたナゾ」も多く存在し、それを探すのも楽しい。
-豊富なナゾの数
--本編のナゾだけでも十分な数があり、さらに後にwi-fi通信でナゾが配信されるため、膨大な問題数となる。
-親切かつ楽しいヒントシステム
--マップ上には「ヒラメキコイン」と言うアイテムが隠されており、これを消費する事でナゾのヒントを得る事が出来るため、どうしてもわからないナゾもヒントを見る事で解きやすくなる。逆に自信のある人はノーヒントでも解ける。
---また、画面をタッチしてヒラメキコインを探すのがなかなか楽しい。前述の隠されたナゾも、多くはこの過程で見つける事になる。
-収集要素を含むミニゲーム
--ナゾとは独立したミニゲームが、各作品3つ程度用意されている。このミニゲームを解く為のアイテム(パズルのピースなど)は、多くのナゾを解いていく事で獲得出来るため、収集要素を楽しめる。
---もちろんそのミニゲーム自体も頭を使い、なかなか面白い。
**賛否両論点
-超展開のストーリー
--アドベンチャーのストーリーは、「超展開過ぎる」「感動させたいのは分かるけど……」と毎作あまり評判は良くない。
---一応「感動した」と言うプレイヤーもいる。一般的な傾向としては3作目「最後の時間旅行」が評価が高く、他は全体的に平均点以下。
-人気俳優・タレントを配した声優陣
--本作ではライト層への宣伝効果を考えてか、本業声優ではなく俳優やタレントが多くのキャラクターを演じる。そのため、棒読みだったり声の演技が出来ていないキャラが少なくない。
---第1作のヒロイン役に能登麻美子、レイトンの恩師役に納谷六郎など、本業声優が演じているキャラも少なからず存在する。また、タレントでもそれなりに巧い人も少なくない。おかげで余計に、下手なタレントの演じるキャラが目立ってしまうのだが。
---メイン2人については、レイトン役の大泉洋は比較的雰囲気にあっている一方、助手・ルーク役の堀北真希はかなり棒読み。まあしばらくすれば慣れる程度ではあるが……初見だとかなりガクッと来るかも。
---特に、3作目「最後の時間旅行」に登場するお助けキャラ・ナゾリーヌ(演:小倉優子)はキャラクターが非常に鬱陶しいため、批判意見がかなり多い。元々好き嫌いが分かれるタレントである上にキャラクターが非常に鬱陶しく、「シナリオ」「声優」の両面からこのゲームの欠点を体現していると言える。
//どんな俳優・声優だって好き嫌いは分かれるのに、わざわざ彼女の場合のみ書く必要はない。
//そりゃいくらなんでも極論過ぎる。好き嫌いが分かれる度合いってもんがあるだろ。
#region
---それまでのお助けキャラである蜂のナゾービーを、ハエたたきで殺害すると言う衝撃の初登場を飾る(一応、死んではおらずエンディングで再登場するが、そのシーンだけ見れば殺したようにしか見えない)。比較的親しみの沸くキャラである彼を喋っている最中に叩き潰し、さらに追い打ちをかけるように何度も叩き潰して、その後ぶりっ子ポーズで自己紹介……しかも、ゲーム的にも、それまでナゾービーがいた施設の一部が使えなくなってしまう((ナゾービーの時は街中の花と小屋の双方を利用出来るが、ナゾリーヌは小屋しか利用できない。))。もう嫌われキャラにしたかったとしか思えないレベルである。
#endregion
**問題点
-一部のナゾに存在する悪問
--「回答が複数存在し得る」「問題文が非常に分かり難い」と言った、問題点のある「悪問」が多少存在する。
--第2作「レイトン教授と悪魔の箱」では、バグにより正解が正解にならない問題が1問存在した。これについては公式がお詫びを出している。([[ナゾ131についてお知らせとお詫び>http://www.layton.jp/akuma/nazo131.html]])
-一部の不親切なヒント
--せっかくヒラメキコインを消費してヒントを見ても、「ヒント無しで自分で解いて見ろ」と言われる場合が有る。特に初期の作品に多い。
---後の作品では、ヒラメキコインを多く消費する事で核心に近い「Sヒント」を貰えるようになり、こうした不親切なヒントも減って来た。
--ヒントの代わりにナゾにまつわる雑学を教えて貰える事も。その雑学は楽しいが、ヒントが欲しいのに貰えない事に変わりはないし、逆にヒントを見ない人はその雑学も読めない(と言うより存在に気づかない)。
-取り返しのつかない要素
--ヒラメキコインは使ってしまうと補充出来ない。また、一部作品では「ストーリーが進むと行けなくなるマップ」が存在し、そこにあるヒラメキコインはそのセーブデータでは永遠に取れなくなる。
---特に1作目では「ヒラメキコイン200枚以上でレイトンのアイコンが変わる」と言う隠し要素があり、ヒントを利用しているとこれを見れなくなってしまう。
---後の作品では、「現在の所有枚数/累計獲得枚数」と言う形で表示されるようになり、それなりに気楽に使えるようになった。
--ナゾを解いた時に獲得できる「ピカラット」は、問題を間違える度に獲得出来る量が減少する。これも挽回出来ず、さらにピカラットは隠し要素にも関わるため、あまり間違え過ぎると、「全てのナゾを解いたのに隠し要素が解放されない」と言うことになり得る。こうなってしまうと、最初からやり直すしかない。
**総評
とにかく「ナゾ」解きの面白さが全てで、頭を使ったパズルやナゾナゾが好きな人なら楽しめるアドベンチャー。~
欧州では、その頭を使う部分が「[[脳トレ>脳を鍛える大人のDSトレーニング]]の後継作」と捉えられ((海外では任天堂がパブリッシャーを担当した))、ロングヒットを記録した。~
これにより、「世界一売れたアドベンチャー」として世界中で人気を博している。
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