「マリオパーティ3」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

マリオパーティ3」(2013/11/01 (金) 09:25:58) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

*マリオパーティ3 【まりおぱーてぃすりー】 |ジャンル|アクション|&image(http://ec2.images-amazon.com/images/I/61FTUkdPwSL.jpg,width=130)| |対応機種|ニンテンドウ64 |~| |発売元|任天堂|~| |開発元|ハドソン&br()シーエイプロダクション|~| |発売日|2000年12月7日|~| |定価|6,090円(税込)|~| |>|>|CENTER:''[[マリオシリーズ・関連作品リンク>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/342.html]]''| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 -マリオパーティシリーズ第3弾で、ニンテンドウ64で発売された最後のマリオパーティ。 -基本的なシステムは前作と同様だが、これまでの反省を活かした内容となっている。累計売り上げは前作に続き100万本を超えた。 -本作では前作と同様のスターを集めた数を競う「バトルロイヤルマップ」と、それとは異なるルールで1対1で対戦する「デュエルマップ」の2つのボードゲームを搭載。また、収録されているミニゲームは70種類すべて新作となり、過去最大のボリュームとなった。 ---- **評価点 ***世界観 -本作のストーリーは「マリオの住む世界がおもちゃの世界になった」という設定。それにより、マップやミニゲームの背景もとびだす絵本のような世界観になり、これまで以上にかわいらしい画面となった。 ***ボードゲームの改良点・新要素 -前作までは、プレイするターン数の設定が最低20ターン、中間の35ターン、最長50ターンの3択のみだったが、今作からは10ターンから50ターンまで5ターン刻みで選ぶことができるようになり、自分の遊べる時間に合わせて設定しやすくなった。 -ルールの設定時に「ファミリーパック」という項目が追加された。これに設定すると、一部の難しいミニゲーム(主にテクニックを要求されるもの)がミニゲームルーレットに表示されなくなる(ボードゲーム内で発生しなくなる)。ゲームが得意でない人も、より楽しめるようになった。 ***バトルロイヤルマップに関して -マップ上の「?マス」にとまると、過去作でもマップに応じてさまざまなイベントや変化が起こっていたが、今回はマップ独自の「アクションタイム」と呼ばれるイベントが発生するようになった。通り道にいた他のプレイヤー全員を巻き込んで巨大雪玉から逃げる、巨大なアンコウにすいこまれて遠くへ吹き飛ばされるなど、よりマップの特徴を活かしたイベントが楽しめるようになった。 -前作から導入されたアイテムは新しいアイテムが多数追加。また、一度に3つまで持てるようになり、戦略性も増した。 ***デュエルマップに関して -カードゲームのようなルールの、1vs1のボードゲーム。以下のようなルールでゲームが進行する。 --ゲーム開始時、キャラクターに一匹の「おたすけキャラ」が渡され、前か後ろに配置される。はじめに渡されるおたすけキャラはキャラクターごとに固定で、マリオパーティシリーズにしては珍しくキャラ特有の個性が出ることとなる((ちなみに、前作にもCPU操作時に好みのアイテムが設定されているなど多少の差別化はあった。))。 --順番にサイコロブロックをたたいて進み、ライバルキャラを通過するさいにおたすけキャラ同士で「バトル」が発生、追い越す側が相手に攻撃をする。おたすけキャラの攻撃力がそのまま相手へのダメージとなり、体力のなくなったキャラは消滅。攻撃を受けるおたすけキャラの体力がこちらの攻撃力より少ない場合、余った数値分が相手プレイヤーへのダメージとなる。先にプレイヤーの体力がゼロになった方の負け。おたすけキャラを補充、変更したいときは自分のスタート地点まで戻る必要がある。 -おたすけキャラには「もう一度つづけて移動できる」「前衛、ライバル、後衛すべてにダメージを与える」「おたすけキャラを確実に倒せるが、ライバルには攻撃できない」などの特殊能力が備わっているものもいる。また、ほかにもこのゲームのみのマスやイベントなど独自要素が多く、戦略性が強い。 -ミニゲームはどちらかのプレイヤーが「ミニゲームマス」に止まると開始。おたすけキャラには毎ターンの開始時に給料としてキャラごとに決まった額のコインを支払う必要があるため、ミニゲームなどでコツコツコインを稼ぐ必要がある。 -短時間で遊べるゲームとなっている。なお、現在このボードゲームをあそべるのは本作のみ。 ***ミニゲームに関して -本作からすべてのミニゲームが新作となり、シリーズを通してプレイしている人もより新鮮な感覚で楽しめるようになった。 -新ジャンル「ギャンブルミニゲーム」が搭載。 --マップの「ギャンブルマス」に止まるか「ギャンブルだましい」というアイテムを使うと遊ぶことができる、1人用のミニゲーム。「自分の手持ちの全コインを賭けて1人用のミニゲームに挑戦する」というルールで、ミニゲームで勝つと賭けた枚数の2~64倍のコインを入手できるが、負ければ手持ちのコインを全額没収となるという、スリリングなイベントとなっている。なお、「ギャンブルマス」に止まったり、「ギャンブルだましい」で指定されたプレイヤーは強制的にプレイすることとなる。ミニゲームの内容も「ギャンブル」という名の通り、ほぼ運任せである。 ***その他 -前作では、ボードゲームで遊んだことのあるミニゲームをフリーで楽しむためには、ボードゲーム内で集めたコインで買う必要があったが、今作から一度プレイしたミニゲームは、そのままフリープレイ(本作の場合は「ミニゲームルーム」)のモードで遊べるようになった。 -新たにプレイヤーキャラクターとして、『マリオテニス64』から引き続いてワルイージとデイジーの二人が参戦。キャラが増えたことは概ね評価されている。 --ワルイージに至っては自らの名を冠した「ワルイージとう」というマップも用意された(ちなみに、今作で特定のキャラクターの名前がつけられたマップはこれだけ)。 ---- **問題点 ***ギャンブルミニゲームの恩恵 --今作の中ではとくに勝ち負けの差が激しいミニゲームだが、倍率が2~64倍まであるため、わずかなコインしか持っていないときでも数百枚のコインを手に入れられる可能性もある。運がよければの話だが。 --マップ上の「ギャンブルマス」は少ないが、アイテム「のろいキノコ」を使いサイコロブロックの数字を絞ることで、ある程度狙って挑戦することはできる。 //--前述の「ぴったり7」はヘイホーに勝利してコインを2倍に増やすくらいなら楽にできるので、コインをそれなりに持っているキャラクターが成功させるとローリスクでコインを増やせてしまう。 //ミニゲームを自分で選べないことを考えると、さすがに「ローリスクで増やせる」というのは言いすぎだと思う。 --今作ではほかにもバトルミニゲーム、デュエルミニゲームなど、コインを増やすチャンスは多いので、50コインくらいなら没収されても挽回できる。 ***強力すぎるアイテム -バトルロイヤルマップの一部アイテムが使い方によるが、非常に強力。具体的には以下の通り。 --「テレベル」はどこでもいつでもテレサを呼び出しライバルからスターやコインを奪えるアイテム。テレサにコインを奪ってもらうときに5コイン、スターなら50コインが必要。前作では基本的に「アイテムミニゲーム」のみでしか入手できなかったレアなアイテムだったが、今回はアイテムショップで15コインで購入可能となった。 --「のろいキノコ」。指定した対象(自分も含む)のサイコロを1~3しか出ないようにしてしまう。スター目前の相手に使って足止めしたり、「ギャンブルマス」「!マス」などに止まるために自分に使ったりするのに便利。アイテムショップの販売価格は5コインと、値段のわりになかなか有効なアイテム。ちなみに、「キノコ」「スーパーキノコ」をつかうと効果を打ち消せる。 ---後のシリーズでも同様の効果のアイテムは登場しているが、「対象は自分のみ」で、「サイコロの出目が1~5になる」等に変更されている。 --「さかさまキノコ」。指定した対象(自分も含む)を1度だけ逆方向に進ませる。スター目前のライバルに使うと有効なのだが、ほかにもテレサを通過した後にすぐに自分自身につかうという以下のようなテクニックもある。アイテムショップの販売価格は5コイン。ちなみに、「キノコ」「スーパーキノコ」を使うと効果を打ち消せる。 ---テレサの前を通過してライバルからスターかコインを奪う。次のターンで、「さかさまキノコ」を自分に使い、ふたたびテレサの前にもどり、ライバルからスターかコインを奪う→次のターンで三度テレサの前へ行き…という、凶悪なコンボが可能。コインが150枚以上あれば、この流れで3枚のスターを奪うことも可能。 --今作からアイテムが3つ持てるようになったこともあり、より強力に感じてしまう。 //***ゲームが終わればスター、コインは没収 //今までの作品ではコインやスターはバンクに貯め、ミニゲームなどを買う資金にできた。しかし今回は遊んだだけで解放されるため、いくら稼いでもゲームが終われば残らない。 //諸行無常の寂しさを感じてしまう。((ギャンブルームというところでギャンブルゲームを遊び貯まったコインはスコア代わりに残るので、それで我慢しよう)) //余計な手間抜きにミニゲームを遊べるようになったのは大きな利点なんだからこれを問題点とするのは難しいのでは? //***アクションタイムが全体的に難しい //失敗するとあらぬ方向に飛ばされることが多いので厳しいところである。 //ボタン連打かちゃんとタイミングが表示される単打のアクションばかり。これを全体的に難しいというのは賛成できない。 //その連打数やタイミングが難しい気が…ジリジリさばくやブクブクしんかいのアクションタイムとか成功した覚えがない…下手くその意見だと思うんならこのままコメントアウトしといてください。 **余談 -「ストーリーモード」ではプレイヤーを妨害しようとクッパが登場するのだが、間抜けなシーンが多く、前作以上にギャグキャラとしての扱いが強くなっている。ワルイージにボコボコにされたり、デイジーに一撃でぶっ飛ばされたりと、噛ませ犬のようなシーンも。 -「ストーリーモード」におけるルイージの扱いは若干悪い。 --本作のストーリーモードは、「ゆうき、ちえ、ちから」と言った、それぞれに優れたNo.1のキャラクター(ドンキーなら「ちから」など)にボードゲームで勝利して、その称号のスタンプを集めていくという内容だが、ルイージは自分が使っているプレイヤーキャラクターのパートで代理出演する。つまり、ルイージにだけNo.1に設定された称号がない。 ---- **総評 「バトルロイヤルマップ」では、バランスの悪い部分もあるものの、キャラの性能差も無くお互いに同じ条件で遊ぶことになるため、誰かが一方的に有利という状態にはなりにくい。何かしら対策を講じることもできるので、最後まであきらめなければ逆転することも可能ではある。ちなみに、ギャンブルとアイテムの凶悪さは、「デュエルマップ」ではなりを潜めている(アイテムは存在せず、コインもおたすけキャラに払う以外は基本的に使い道がない)。ネット対戦などは無いので、だれかとプレイする時は、話し合いでルールを決めて遊ぶとよいかもしれない。 ----
''Wiki統合に伴い、ページが[[カタログ>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/3704.html]]に移転しました。''

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: