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*天地を喰らう (AC) 【てんちをくらう】 |ジャンル|ACT|&image2(tenchi1ac-01.png)| |対応機種|アーケード|~| |メディア|CPシステムI基板|~| |発売・開発元|カプコン|~| |稼働開始日|1989年4月|~| |プレイ人数|1~2人(同時)|~| |分類|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~| |>|>|CENTER:''[[天地を喰らうシリーズリンク>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/1942.html]]''| #contents(fromhere) ---- **概要 1989年にカプコンがリリースしたCPシステム第4弾のアクションゲーム。本年末にリリースされた『ファイナルファイト』に先立ち、奥・中央・手前のゲームフィールドからなる、「ベルトスクロール」のシステムを導入している。『ウィロー』『ドカベン』『エリア88』などこの当時カプコンが手がけていた版権物タイトルのひとつであり、原作は1983年から1984年にかけて週刊少年ジャンプにて連載された本宮ひろし作の人気三国志漫画である。4人の劉備軍武将からプレイヤーキャラを選択し、黄巾賊首領・張角と洛陽で暴政を振るう董卓を討つのがゲームの目的となっている。 **ゲームシステム -8方向レバーと3ボタンによる操作。2つのボタンで左右攻撃を使い分け、残る1つのボタンは策略ボタンとなっている。本作にて使われた「ボタンによる攻撃方向の使い分け」は同社作品である『サイドアーム』と同様の仕様であり、これにより後退しながら前方を攻撃することが可能となっている。各キャラのパワーアップは、敵を倒すと現われる黄色の玉(経験値)と青い玉(武器の玉)を取ることで行われる。黄巾賊討伐・董卓打倒の2部構成となっており、全8面1周エンド、2人同時プレイが可能。プレイヤーは体力制となっており、策略やダメージにより減少していきゼロになると落馬しゲームオーバーとなる。 #region(各ラウンド詳細) |CENTER:第1部・黄巾賊討伐| |&image2(tenchi1ac-02.png,width=720)| |ROUND1:大興山&br()棒読み音声と共にゲーム開始。最初の面だけあって敵も弱くサクサクと進める。&br()中ボスは存在せず、ボス戦までは兵卒が相手。ボスは程遠志とトウ茂。| |&image2(tenchi1ac-03.png,width=720)| |ROUND2:汜水関&br()連結・分離する軍船が主な戦場、途中炎に包まれるが安地があるので問題なし。&br()上陸後は張宝・張梁が中ボスとして登場するが一定ダメージを与えると逃亡し倒すことはできない。&br()この面から投石車が登場、破壊するとなぜか炎上し、迂闊に触れると大ダメージを喰らう。ボスは大弁髪男。| |&image2(tenchi1ac-04.png,width=720)| |ROUND3:鉄門峡&br()前半は雨中の戦い。中ボスは登場しない。&br()回復アイテムはボス戦まで辿りつかないとありつけない。油壺を破壊する時は慎重に。&br()ボスは張角、投石や火炎など攻撃が多彩。暫くすると張宝・張梁も現われる。張角を倒すと彼に落雷が落ちる。| |CENTER:第2部・董卓打倒| |&image2(tenchi1ac-05.png,width=720)| |ROUND4:竜門谷&br()董卓・呂布の棒読み音声後に後半戦開始。雪山での戦いとなる。&br()中ボス・胡軫との戦いの場になる吊橋は揺れるため、強制的にライン移動させられ非常に戦い辛い。&br()ここで体力を削られた後に、ボス・華雄に討ち取られるパターンが多く、この面で初級・中級者が振るい落とされる。&br()ちなみに華雄の台詞は原作からそのまま抜粋されたもの。| |&image2(tenchi1ac-06.png,width=720)| |ROUND5:虎牢関&br()聞き応えのある道中&ボス戦BGMが特徴。&br()中ボスの李カク・郭シが、華雄の仇討ちとばかりに襲い掛かる。李カクの台詞に誤植あり。&br()ボス・呂布は形勢不利と見るや方天画戟をこちらに投げつけて逃げ去る。当たると即死級ダメージを喰らう。&br()さらにクリアデモにて呂布が「いずれまた会おう、忘れぬぞ劉備兄弟」と捨て台詞を吐くが、共に原作からの1シーンである。| |&image2(tenchi1ac-07.png,width=720)| |ROUND6:洛陽&br()漢都・洛陽での戦い。住民は既に避難を始めている。徐々に敵が堅くなり、劉備プレイだと攻撃力不足が悩みの種となってくる。&br()中ボス樊稠は一定ダメージを与えると逃亡。逃げる時に薬を置いていくことがある。&br()ボス張済とペアで再戦となるが、2人とも後半面ボスとは思えないほど弱い。どちらかといえば道中が難しい目。| |&image2(tenchi1ac-08.png,width=720)| |ROUND7:榮陽城(ケイヨウジョウ)&br()燃え盛る洛陽をバックにスタート。途中の馬上に乗った歩兵・サーカス雑兵団が鬱陶しい。&br()途中の吊橋で徐栄と対戦するが、胡軫の時と違いこの吊橋は揺れたりはしない。&br()ボスは軍師・李儒。策士だけあって火攻めで攻撃してくる。さらに火龍を手から放つなどもはや妖術師。&br()ボスを援護する6台の火炎投石車が厳しい。鎧を纏わず文官服で登場するが、こちらの真空剣に何発も耐えうるタフな男。| |&image2(tenchi1ac-09.png,width=720)| |ROUND8:[眉β]塢城(ビウジョウ)&br()ラウンド開始後、門番の衛兵がいきなり襲ってくる。4面中ボス・胡軫の強化版となっており下手なボスよりも手強い。&br()呂布と再戦した後、影武者の董旻と戦う。しかし顔グラはFC版の張遼の使いまわし。&br()このゲーム最大の難敵の大バグと突破すれば、ビウ城前にて火炎薙刀を得物とする董卓と決戦。&br()ラスボスだけあって体力・攻撃力・防御力全てに優れ、斬られると最大48の体力を奪われる。&br()董卓の断末魔「帝王は地につかぬ」は北斗の拳のパクリであろうか。| |&image2(tenchi1ac-10.png,width=720)| |ENDING&br()勝ち鬨も棒読みボイスで読み上げられる。&br()本作リリース時から続編の企画があったため、エンディング内にて続編予告がされている。&br()なおスタッフロールは1コインクリアしないと見ることができない。&br()※@Wikiは参照文字コードを使えないため、一部の文字を代用表記。| #endregion -ゲームを開始すると劉備・関羽・張飛・趙雲の中からプレイヤーを選択する、ただし2P時の同一キャラ使用はできない。4人それぞれに知力・武力・体力・溜め速度が異なり、初心者向け・上級者向けの武将が存在する。なお一定時間が経過すると選択カーソルの置かれた武将が自動的に選ばれる。 #region(選択武将詳細) |>|&image2(tenchi1ac-11.png,width=500,center)| |&image2(tenchi1ac-12.png,width=336)|劉備(初期体力64・上限160)/初心者向け&br()&br()知力と体力上限が最も高く、計略によるゴリ押しがし易い。&br()真空剣の溜め時間が早いが、その射程は一番短い。&br()流星剣の持続時間が長く、最高レベルに達すると左右同時に流星剣を放つことができる。反面武力が最も低く、ボス戦で溜め撃ちの空振りを繰り返していると制限時間にひっかかり、窮地に陥りやすい。&br()計略でゴリ押しできる体力を確保できれば終盤はかなり楽、序・中盤はやや苦労する。| |&image2(tenchi1ac-13.png,width=336)|関羽(初期体力56・上限152)/上級者向け&br()&br()初期の知力・武力ともに高めで真空剣のリーチも長い。体力は一見高めであるが、LV5までは伸びが悪く、中盤は苦戦しやすい。&br()また溜め速度は最も遅く、攻撃の要となる真空剣が出しづらく、&br()堅い敵と雑魚敵が同時に出た際、溜め中に雑魚敵から攻撃をうけることが多くなる。武力の伸びも悪く、最終的に趙雲に追い抜かれてしまう。&br()総じて中途半端な感が否めず、全体的に辛いキャラ。それでも華雄はやはり関羽で討ち取りたい。| |&image2(tenchi1ac-14.png,width=336)|張飛(初期体力56・上限112)/中級者向け&br()&br()武力が最も高く、最高レベルに達すると&br()真空剣の攻撃力は劉備のほぼ2倍の威力を有する。&br()溜め速度は遅めだが、真空剣のリーチが一番長い。&br()しかし体力の伸びが一番悪く、集中砲火を受けると危険。&br()知力も最低なので計略の効果が弱く、体力の少なさから多用は禁物。&br()破壊力を押し出すプレイができれば強いが、敵の攻撃力が高くなる後半でやや辛め。| |&image2(tenchi1ac-15.png,width=336)|趙雲(初期体力64・上限144)/初心者向け&br()&br()序盤こそ低めの攻撃力に泣かされるが、&br()上昇型だけあって後半加速度的に伸び、&br()最終的に関羽を追い越すまでに成長し、体力の伸びもほどほどに良い。&br()溜め速度が早めで、後半は威力のある真空剣を連発する快感が味わえる。他武将の長所を集めた感じで短所が少ない。&br()序盤を乗り切れば水を得た魚のように立ち回れるため、中盤・終盤戦はお手の物。| #endregion -プレイヤーの攻撃手段は通常攻撃の他、真空剣・流星剣・策略の3つがあり、武将によってそれぞれの特性が異なる。流星剣はボタンの連射によって発動、無数の突きを繰り出す。一撃辺りのダメージは少ないが持続時間が長く、敵に連続でダメージを与えることができる。真空剣はボタンを長押した後に離すことで敵を貫通する気合弾を発射、相手に大ダメージを与えることが可能。策略は他のカプコンゲームでいう「メガクラッシュ」に相当し一定量の体力と引き換えに使用されるが、一定値以下に体力が減少すると使用不可となる。複数の策略が用意されているが、ゲームの場面ごとに使われる策略は決まっておりプレイヤーが任意で選択することはできない。なお使用される策略は画面上で常時確認が可能となっている。 &image2(tenchi1ac-16.png,width=720,center) #center(){左・溜め撃ちの真空剣/中・連射の流星剣、劉備だと左右に撃てる/右・策略、劉備の火計はかなり効く} -画面上に表示はされていないが制限時間の概念があり、ボス戦などにおいて戦いが長引くと、孔明が画面下に登場し早く先に進むように促し警告をしてくる、さらに一定時間が経過すると「兵糧切れ」ということから徐々に体力が減っていく。なお制限時間はコンティニュー(その場復活方式)するかプレイヤーが途中参加すると初期値にリセットされる。 &image2(tenchi1ac-17.png,width=500,center) #center(){警告してくる孔明、さらに時間が経過すると1ずつ体力減っていく。} **批評点 -「馬に乗りながら戦う」という点を生かした、本作独特の立ち回り感。プレイヤーは移動しながら攻撃を繰り出すことができ、溜め状態での移動や方向転換もできる。脚を止めることなく繰り広げられる剣戟は味のある趣を出しており、面白い。 -確立された真空剣・流星剣の使い分け。道中のザコ兵戦では流星剣、敵将には真空剣主体で戦うのが有効。このため連射装置を使い流星剣だけで突っ込んでいくといった、横着なプレイではクリアすることが難しくなっている。 -軸ずらしを覚えると攻略法に幅ができる。先述したとおりベルトスクロールシステムを導入しており、敵味方とも同一ライン上にいれば互いの攻撃がヒットする仕組みになっている。このことから横軸を合わせないようにして敵の攻撃をかわしつつ、安全なラインを移動しながらパワーを溜めて、敵が近づいてきたところを真空剣で倒す。という基本パターンと、ライン移動中の攻撃によってできる2ラインの同時攻撃をマスターすれば、先に進み易くなるように設計されている。 &image2(tenchi1ac-18.png,width=720,center) #center(){左・呂布の三日月弾をラインずらしでかわす/右・クリア必須テクの2ライン攻撃} -爽快な太刀回りアクション。敵兵を切りつけると仰け反るようにして吹き飛んだり、後ろに激しく転げ回る(歩兵の場合は血のエフェクト付き)、敵将に止めを刺すと馬上から仰向けになって豪快に落馬し、最後は地面に大の字で叩きつけらる。これにプレイヤーキャラの「ぬぬぬ!でやぁ!」といったボイスが加わり、敵をなぎ倒しているという爽快感がゲーム開始から終了まで存分に満喫できる。 &image2(tenchi1ac-19.png,width=720,center) #center(){討ち取られ、吹き飛ぶようにして倒れる敵将。董旻・董卓は個別のエフェクトで倒れる。} -面毎に表示されるクリアデモ。2・5面を除き各面クリア後に、「敵将、○○討ちとったり~」というボイスと共に、(OPデモの武将紹介画面の使いまわしであるが)各武将ごとに用意された決めポーズと討たれた敵将が大きく表示されたデモシーンが流れる。華雄や李儒など「おや?」と思うものもあるが、これにより「敵将を倒した」という実感をよりプレイヤーに印象付けている。 -フル回復しない体力。ラウンドクリア毎にある程度まで回復する仕様となっており、前の面で大きくダメージを受けていると、完全回復しないこともある。後半面では冒頭から強い敵が現われることもあるので、ボス戦で策略を多用してゴリ押しでクリアしたりすると、次の面で自分に跳ね返ってくるため、計画的な戦略がプレイヤーに求められる。 -火計以外は使えない策略。持続時間が長く、敵にダメージを多く与えることができる火計以外は、緊急回避の意味合いしかなく存在価値が低い。シーンごとに使える策略が決められているため、一部の強いボスとの対戦時に火計が使えず、苦戦を強いられることがある。 #region(策略一覧) |>|>|&image2(tenchi1ac-20.png,width=700,center)| |CENTER:30|CENTER:30|LEFT:640|c |名称|体力|概略| |火計|14|一定時間2ラインに火攻めをおこなう、ボタンを押した場所で発生するラインが異なり、上なら上・中、中下なら中下の2ラインが火に包まれる。効果は知力に比例する。有効時間が一番長く最も有用な策略。ただし敵将は火に焼かれながらもしっかりと反撃してくる。| |爆裂|12|画面左から右にかけて、連続で爆炎を発生させる。有効時間は短く、効果もそれほど無い。華雄やビウ城衛兵の場面では火計が使えず、策略はこれになってしまう。| |落石|10|画面上部から岩や大木を落とす。おそらく一番使われないであろう策略。| |伏兵|8|一定時間武将が援護射撃をしてくれる。この武将は当たり判定が無い。しかし適当に攻撃をするだけで頼りにならず、20秒程度でさっさと帰ってしまうので使えない。現われる武将である「宋仁」・「宋勇」・「火虎」・「楊謹」はいずれも原作漫画に登場するオリジナルの武将。| #endregion -最終面に存在する致命的バグ。影武者・董旻を倒した後のザコラッシュでスクロールが進まずゲームがストップするバグが発生する場合がある。こうなってしまうと座して時間切れのゲームオーバーを待つしかないという状況に陥いるため、当時多くのプレイヤーが、この場面を祈りながらプレイしたという。 &image2(tenchi1ac-21.png,width=700,center) #center(){この2つの場面では、バグによりゲームが進行しなくなることがある} **総評 -個性的な本宮キャラが画面狭しと暴れ回り、群がる敵兵を次々と斬り倒していく爽快感と、臨場感を掻き立てるボイスが相まって、アクションゲームファンのみならず、歴史ゲームファンの獲得にも成功した。難易度も当時のカプコンとしてはやや高めであるが、先述した軸ずらしと複数ライン攻撃をマスターすれば、先に進むことも比較的容易なレベルとなっている。日本市場においてロングセラーを記録した人気作であったが、三国志を題材としたことからアジア圏、特に華僑圏に於いても日本に比肩するほどのヒットタイトルとなった。しかしその反面欧州圏でのセールスはさっぱりであったとカプコン代表の辻本憲三はコメントを残している。 -続編となる『[[天地を喰らうII 赤壁の戦い]]』は本作発売から3年後の1992年にリリースされたが、格闘ゲームブームの影響を受け本作の面影を残さないファイナルファイト形式のベルトアクションゲームとなり、本作同様の内容を期したファンを大きく嘆かせる作品となった。しかしゲーム性そのものはしっかりしており、本作を知らないファンや「別物だがこれはこれでいい」というファンからの支持を受け初代・II共々ヒット作となっている。 **海外版 &image2(tenchi1ac-22.png,width=700,center) 『DYNASTY WARS』(王家の戦い)というタイトルで発売。ゲームシステムそのものには全く変更は無いが、メッセージやアイテム名は全て英語に翻訳され、キャラクター名にピンイン読みが追加されるなど海外向けの微細な仕様変更がなされた。また、ボイスの吹き替えも外国人が担当している。 **移植版 |対応機種|PCエンジン スーパーCD-ROM2|&amazon(B0000ZPSKM)| |メディア|CD-ROM 1枚|~| |発売元|NECアべニュー|~| |発売日|1994年6月17日|~| |価格|7,800円|~| |プレイ人数|1人|~| |分類|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~| -家庭用に移植された唯一のAC版『天地を喰らう』。製作発表から発売まで約2年を要し、1994年6月に発売された。業務用にほぼ準ずる仕様であるが、2人同時プレイは割愛され1人プレイ専用となり、残機制と体力制の併用となった。策略は全て「メガクラッシュ」という形で統一され、使用すると画面がフラッシュするものになっている。またPCエンジンのスプライトの制約上、キャラが一回り小さくなった他、同一画面に登場する敵キャラの数が減ったことなどから、難易度がかなり下がっており、業務用をクリアできる腕があれば買ったその日にクリアすることも可能。 -メディアがCD-ROMであることからOPデモやエンディングなどはCD-DA音源で演奏され、キャラクタの音声にはプロの声優が声を当てている。オプション設定によりオリジナル同様、カプコン社員が演じる棒読み音声でプレイすることもできる。なお、プレイ中にデータをCDから頻繁に読み取る仕様となっているため、ゲーム中のBGMに関しては内臓音源で演奏される。 参考文献:月刊ゲーメスト1989年7・8・9月号、月刊ゲーメスト増刊オールアバウトカプコン1991
''Wiki統合に伴い、ページが[[カタログ>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/3235.html]]に移転しました。''

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