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「魂斗羅」(2013/09/26 (木) 02:21:51) の最新版変更点
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*魂斗羅
【こんとら】
|ジャンル|アクション|~|
|対応機種|ファミリーコンピュータ|~|
|発売・開発元|コナミ|~|
|発売日|1988年2月9日|~|
|定価|5,300円(税抜)|~|
|プレイ人数|1~2人|~|
|分類|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~|
|>|>|CENTER:''[[魂斗羅シリーズリンク>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/868.html]]''|
**概要
-銃を撃ちながらひたすら先へ進むアクションシューティングで、同名のアーケードゲームの移植。独自開発の特殊チップ「VRC2」を搭載した作品の一つでもある。
-ストーリーは『ビル・ライザー上等兵』と『ランス・ビーン上等兵』の2人が謎の軍団『レッドファルコン』に戦いを挑むという物。
-横スクロールステージの他に、疑似3Dスクロールステージや縦スクロールステージも存在。
-全8ステージ。二人で協力プレイも可能。
**アーケード版からの変更点
-ステージ構成
--アーケード版では疑似3Dステージとセンサー破壊のシーンが別々のステージになっていたが、センサー破壊のステージが疑似3Dステージに統一。センサーがボス扱いに。
--後半の横スクロールステージ群がアーケード版では全てのステージがシームレスに繋がっていたが、FC版ではそれぞれ独立したステージに変更。
--他、ほぼ全てのステージに渡り、穴が登場。落下死の存在しなかったアーケード版から更にアクション性が上昇。
-武器関連
--最強武器のレーザーが弱体化し、逆にスプレッドガンが強化されている。
---レーザー弱体化の影響でたださえも強力だったスプレッドガンの強さが際立っており、「魂斗羅といったらスプレッドガン」という公式を確立。
--武器扱いだったバリアも取得アイテムに変更。出現するステージも増加。またラピッドビレッツ((取得すると所持している武器の連射力を強化するアイテム。))もバリア同様に出現ステージが増加。
---ラピッドビレッツの効果は弱体化したが、取得毎に連射力が強化される仕様に変化しているので、連打機がない場合はほぼ必須アイテムになっている。
-他
--アーケード版では1周エンドだったが、長時間のプレイを考慮し無限周回プレイに変更。
--協力プレイ時の仕様として、プレイヤーがゲームオーバーになった際にAボタンを押すと、片方のプレイヤーが2機以上残機を所持している場合、一機もらう事ができる。
---この仕様は後にゴエモンシリーズ等様々な同社の作品に引き継がれる事になる。
**評価点
-Aでジャンプ、Bで攻撃と普通の操作方法だが、例えば十字キーを右下に押しながらBを押すと右下に攻撃という具合に、十字キーで攻撃方向を自由に変えられる。
--これによりただ真横に撃つだけではダメな敵も倒せる他、一部ボス戦ではジャンプしながら斜めに撃つという芸当も出来るので、有利に働く。
-残機は二つで一撃ミスという仕様のため初心者には難しいものであるが、ゲームバランスはかなり細かく出来ている。そのため上達を実感しやすく非常にやりがいがある。
-タイトル画面でコナミコマンドを入力すると残機を30人に増やすことが出来る。高めの難易度に対する強烈な救済措置として使用される事が殆どだが過度な使用は禁物。
--アクションゲームが苦手な人は残機30の裏技をもってしてもクリアできない場合ありというのも特徴。残機を利用したごり押しは通用しにくい。
--ちなみにこの裏技は後のシリーズ作品でコマンドを変えながらほぼ毎回採用されている。
-二人で同時に遊べる。
--当時は二人で協力して進行するゲームが、『[[アイスクライマー]]』『ソンソン』『[[えりかとさとるの夢冒険]]』『[[バトルトード]]』など少ないものであった。
-音楽は安定のコナミクオリティ。コナミ矩形波倶楽部による楽曲は例に漏れず極めてレベルが高い。
-ステージをクリアする度に表示される、主人公がトランシーバーを使う演出は目を引く。
--グラフィックは全体的にファミコンとは思えない画力で、ゲームの臨場感を一層引き立てる。
--ジャングルの揺れる木々や雪原で降り積もる雪など、特殊チップをフル活用した演出も魅力。
-移植に当たり隠しEDも新たに収録されている。その衝撃の内容は…。
**問題点・賛否両論点
-後の魂斗羅シリーズではボタンを押しっぱなしでも多く弾を撃てたが、今作で多く弾を撃つにはボタンを連打しないといけない。
--というのも、まだ魂斗羅シリーズではボタン押しっぱなしで弾を撃つことが出来るマシンガンが初期装備の武器では無く、攻撃の際にボタンの連打が必要なノーマルガンが初期装備であった。
--マシンガンが初期装備として定着するのはGBの『[[コントラ]]』から。ちなみにDS『デュアルスピリッツ』ではノーマルガンがデフォルト武器に返り咲いて(?)いる。
-一機やられてからの復活が困難。
--一機やられると例によって直前のパワーアップが剥奪され、途端に難易度が上昇する。
--特に初期装備が手連射が必要な武器であるため、一機やられてからの復活は厳しい。初期状態でラピッドビレッツを取得すると一応連射力を強化することが出来るが、武器の性能上、あまり頼りにならないのが難点。
-十字キーで攻撃方向を変えられるが、右か左を押しているとその方向に歩いてしまう。
-敵弾が小さめで当たり判定もややシビア。しかも敵弾が白い点なので背景に紛れ、なぜ死んだか気づきにくかったりする。
**総評
二人プレイ可能なゲームに定評のあるコナミが生み出した、音楽・グラフィック・操作性・内容どれをとってもファミコン屈指の名作であろう。
惜しむらくは版権モノでないにも関わらずあまり復刻されていない事か。
**海外版
-NES版はチップが搭載されていない関係でステージクリア時の通信シーンや背景の木々の揺れなどの演出がカットされている。
-またNES版ではEDが若干変更されており、ヘリに乗り込むシーンがカットされた代わりに、ガルガ諸島から脱出するシーンの後にメッセージが表示される物になっている。
-他、欧州版ではタイトルが『Probotector』に変更され、プレイヤーキャラもメカに変更されている。
**その後の展開
-その後同じくFCで続編『[[スーパー魂斗羅]]』が移植された。
--ハードの関係上、武器の2段階パワーアップやスーパーシェル等の数々の要素がカットされたが、オリジナルステージの存在や真のラスボスとして初登場した「陰獣キムコウ」といった数多くのオリジナル要素がそれをカバーした良作でもある。
-本作はDS『[[魂斗羅デュアルスピリッツ>魂斗羅 Dual Spirits]]』のおまけとしても収録されている。
--ただ、デュアルスピリッツ収録版は海外版の移植なので、国内版に思い入れのある人は注意したし。
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