「DX人生ゲームIV」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

DX人生ゲームIV」(2013/11/27 (水) 21:05:09) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

*DX人生ゲームIV 【でらっくすじんせいげーむふぉー】 |ジャンル|ボードゲーム|&amazon(B00005UF6D)| |対応機種|プレイステーション|~| |発売元|タカラ|~| |開発元|不明|~| |発売日|2001年11月29日|~| |定価|6,090円|~| |>|>|CENTER:''[[人生ゲームシリーズリンク>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/1339.html]]''| **概要 -ゲーム版人生ゲームの中でも、比較的高い評価を獲得している『DX人生ゲーム』シリーズの作品。前作である『III』を発展させた要素が多い。 --ボリューム、バラエティ共に抜群で、後のシリーズの斜陽っぷりを考えれば想像もつかないほどクオリティが高い。 **システム -本作にはいつも通りの「わいわいモード」の他、コンビでの攻略を要求される「たっぐモード」、たっぐモードに似ているが、こちらは男女のカップルで進めていく「ペアモード」、決められた目標の達成を目指す「未来絵日記」、クリア済みのキャラクターがいる時のみ選べる「達人アイランド」の各モードが用意されている。 --以下最も基本となる「わいわいモード」について解説していく。 -まずは自身の分身となるキャラクターを作成していく。名前、性別、誕生日、血液型(なぜか?型というものがある)を決めた後、キャラクターの外見を決めていく。 --これは言ってみればモンタージュのようなもの。おまかせ機能もあるが、''ほぼ確実に人外と化す''ので愛着を持ってプレイしたい人は注意。これを逆手にとって全員おまかせで始めるのも一興だが。 -そしてゲームの肝となる「どの段階からゲームを始めるか」と「マップをいくつ入れるか」を決定する。 --ゲーム開始時の段階は「赤ちゃん」から以下「小学生、中学生、高校生、社会人」のいずれかから始められる。ちなみに社会人からの場合、全員フリータースタートとなる。 ---マップは最大8個まで。入れないこともできる。 -その後は決めた段階からゲームスタート。ボードの人生ゲームと同様、ルーレットを回して止まったマスのイベントをこなしていくことになる。 --イベントによってはパラメーター(体力、知力、センス、モラル)が増減したり、所持金が変動する。 ---またミニゲームが発生したり、カードが手に入るマスもある。 ---これ以外にも「ショップマス」「物件マス」「ペットマス」と言うマスでは買い物ができる。ショップでは「洋服(外見が変わる。能力には変化なし)」「カード」「宝くじ」が買え、物件やペットは最後にお金になる。 -人生の重要なポイントでは「受験」や「就職」といったイベントが待っている。 --この時重要になってくるのは前述のパラメーター。受験ではパラメーターが高いほど合格しやすく、就職ではパラメーターが足りていないとそもそも就職できない。 ---また各職業に就いた後は給料日マスで給料がもらえる。この時パラメーターが基準を満たしているとランクアップし、給料が上がる。また複数の職業を最高ランクまで上げると就ける特別な職業もある。なお、これらの上級職の条件はオプションからいつでも確認可能。 -結婚は強制イベントではなく、高校生から登場する「ハートマス」に止まり、デートをこなし、好感度を上げた後告白することで達成できる。 --思い通りの人がいなければ出会いを探したり、自分に自信がなければ自分を磨くことでパラメーターアップもできる。 ---結婚後はハートマスは結婚イベントとなる。子供ができることもあり、この際はみんなからお祝いがもらえるのは原作と同じ。 -こうして様々なイベントをこなしていき、「最後の賭け」で人生の総決算をした後、総資産が多い人が勝者となる。 --また総資産とは関係なく人生の行いに応じて「人生ランク」というものが発表される。 ---全150段階あり、最下層には「キャプテンくん((本シリーズ伝統のお邪魔キャラ。なぜこんなところにランク付けされているのかは謎。))」「ミトコンドリア」と言ったものが並んでいるが、上位になればなるほど「ウサギ」「ゴリラ」など脊椎動物になっていき、ついには「人間」を超えて「ニュータイプ」などになっていく。 **評価点 -イベントが非常に多彩。 --その総数''4500種類''。4人同時プレイでもイベント被りはほぼ起きない。 ---イベントには「喜びマス」のプラスイベント、「悲しみマス」のマイナスイベントの他、ペットを飼っている時だけ起きるイベント、職業ごとに固有のイベントなどもある。 ---マップは8種類。起きるイベントに違いがあるだけでなく、喜びマスが多い「天国」、逆に悲しみマスの多い「ホラー」、ハートマスが多く恋愛成就させやすい「メルヘン」、唯一ギャンブルマスがあり一発逆転が狙える「カジノ」などマップ構成そのものが大きく異なる。 ---人生の各時期限定のイベントも多い。中には受験に失敗し、浪人した時しか見られないイベントなどもある。 ---選択肢のあるイベントも多い。例えば高校生の時の喜びマスのイベントに「今日は勉強をしよう!誰と勉強しようかな?」というものがあり、「○○さんと復習する」「△△さんに''復讐''する」という選択肢が出現する。~ 前者を選ぶと自分と○○さんのパラメーターが上がり、後者を選ぶと△△さんのパラメーターと自分のモラルが下がる。 ---職業も79種類存在し、いずれも個性豊か。「教師」「花屋」などの一般的な職業、「発明家」「ギャンブラー」といった実際に就くのは難しい職業、「正義の味方」「悪の大王」など''そもそも現実に存在するか怪しいもの''までバラエティに富んでいる。 ---上級職も転職条件が最初から明かされているので、目標を立てて特定の職を目指すことが容易。人生の最初から人生設計が可能である。 --マスの種類も豊富。例を挙げると… ---「クリスマス」…サンタが現れ、一人ずつルーレットで「誰が誰に○○((各パラメーター、もしくは現金。何が変動するかは一回のクリスマスイベント内で固定。))をいくつあげるorもらう」ということを決定する。運が良ければ総取りだが、運が悪ければ根こそぎ分捕られる名前に反した恐怖のイベント((なお、「誰に」のところで天使くんの目が出ることがあり、この場合ほぼ確実に「もらう」になる。…が稀に「あげる」になることもあり、この際は献上したパラメーターor現金は虚空に消え去る羽目になる。))。 ---「捕まりマス」…なぜか逮捕されて刑務所エリアにぶちこまれる。このエリアはマイナスマスが多いので早急に脱出したいところ。 ---「世紀マス」…世紀末も2年前に終わっているのになぜか存在。2個の檻があり、この檻に全員一緒か、マスに止まった人とそれ以外に分かれて入ることになる。その後ランダムにどちらかの檻が選ばれ、選ばれた方の檻に入っている人全員のパラメーターが激減する。一蓮托生を狙うもよし、一人だけ助かる可能性に賭けるもよし。マスに止まった人の良心が試される。 -ユーザーフレンドリーで初心者にも優しいゲームデザイン。 --ゲーム中マスコットキャラの「天使くん」が基本的な進め方を教えてくれる「天使のアドバイス」が聞ける。 ---初心者でも非常にわかりやすい。またゲーム開始時を含め、ゲーム中いつでもオン、オフを切り替えられるので何度もプレイしていても安心。 --ミニゲームは「技」「運」の2系統各6種類の全12種類。ミニゲームマスに止まった際は各系統から1種類ずつランダムに選択され、好きな方を選択できる。 ---「技」はテクニックや反射神経が要求されるもの、「運」は文字通り運とその場の勘が物を言うゲーム。ゲームに不慣れな人を交えて遊ぶときはできるだけ「運」を選べば公平になる。 ---ちなみにゲームの名前は「どっちのボールショー」「渡る世間はヒビばかり」など有名テレビ番組のパロディになっている。現在では放映の終わっている番組も多いので、元ネタのわからない人もいるだろうが。 --時間がなくても安心な「時短モード」搭載。 ---ルーレットの出目と獲得金額が2倍になり、あっという間にゲームが進行していく。こちらもゲーム中いつでも切り替えできる。悪用できるが、良識ある人ならばそんな使い方はしないだろう。そもそもパーティーゲームでイカサマしたところで面白くもなんともない。 **問題点 -「ガンゲームマス」がやや理不尽。 --このマスでは全員参加のガンシューティングをプレイすることになる…のだが、その仕様が面倒なものになっている。 ---本作ではパーティーゲームの例に漏れず、コントローラーの使いまわしが可能である。よってコントローラーが一個しかなくても多人数で遊べるのだが、一個のコントローラーでガンシューティングをやるために''4つのボタンに全員が集合する''という妙なプレイスタイルになる。 ---例えコントローラーが2つあっても、必ずどちらかのコントローラーで全員が操作することになる。このため人が密集して場合によっては画面が見にくくなる。 ---ゲーム自体は自動で照準が移動していき、悪人に照準が合ったらボタンを押し、一般人を撃ったらペナルティ、敵が出た時は一番最初にボタンを押せた人がポイントをもらえ、最終的に一番ポイントが多い人が勝利、というもの。 ---しかし要求される反応速度が意外と速く、他のミニゲームと異なり「運」という逃げ道がないのでゲーム初心者には結構キツイ難易度になっている。 ---しかも時々プレイヤー自身が出現する。一般人と同じ扱いだが、撃つとゲーム終了時''撃たれた人の体力が下がる''ので間違って撃ってしまうと険悪な雰囲気にもなりかねない。 -前作からの追加要素が少なめ。 --基本のゲームシステムに大きく様変わりしたところがなく、グラフィック、ミニゲームなどもほぼ使いまわしで占められている。 ---もちろん本作単体でも十分魅力的な存在ではあるのだが…前作既プレイ者にはあまり目新しさのない内容である。 **総評 単体のパーティーゲームとしての完成度は非常に高い。ユーザーフレンドリーなシステムもそうだが、なによりイベントが非常に多彩なので、何度もプレイしても飽きが来ず何度でもプレイできる。~ もちろん人生ゲームというシステムの根幹上、ほぼ運ゲーでありプレイヤーの介入できる要素はあまり多くないのだが、それが逆にゲーマーと初心者の境界を低くし、あらゆる層の人が問題なく楽しめる内容になっている。~ この後、人生ゲームシリーズは『V』が出た後、PS2で『EXシリーズ』として発売されていくのだが、EXシリーズの評価は芳しくなく、トドメとばかりに[[Wiiで出た人生ゲームが>http://www23.atwiki.jp/ksgmatome/pages/228.html]][[クソゲーだらけ>http://www23.atwiki.jp/ksgmatome/pages/1486.html]]であったため、完成度面で最も安定しているのは本シリーズと言うことになる。今から人生ゲームシリーズを遊ぼうと思っているならば、中古屋で本シリーズを探してみるといいだろう。
''Wiki統合に伴い、ページが[[カタログ>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/3985.html]]に移転しました。''

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: