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*テイルズ オブ ヴェスペリア 【ているず おぶ う゛ぇすぺりあ】 |ジャンル|ロールプレイングゲーム&br()(シリーズ固有ジャンル名:「正義」を貫き通すRPG)|&amazon(B0015PUSQ0)|~| |対応機種|Xbox360|~|~| |メディア|DVD-ROM 1枚|~|~| |発売元|バンダイナムコゲームス|~|~| |開発元|ナムコ・テイルズスタジオ|~|~| |発売日|2008年8月7日|~|~| |定価|7,800円|~|~| |プレイ人数|1人(戦闘のみ1~4人)|~|~| |レーティング|CERO:B(12歳以上対象)|~|~| |コンテンツアイコン|セクシャル、暴力、犯罪、言葉・その他|~|~| |通信機能|Xbox LIVE対応(ダウンロードコンテンツ配信)|~|~| |廉価版|プラチナコレクション:2010年6月3日/3,990円|~|~| |>|>|>|CENTER:''[[テイルズオブシリーズ関連作品リンク>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/260.html]]''| ---- #contents ---- **概要 テイルズ オブシリーズのマザーシップタイトル第10弾。略称は『TOV』『ヴェスペリア』。キャラクターデザインは藤島康介氏。~ 360版が発売された当初、大作RPGシリーズが360で販売されるということで、大きく注目を浴びることになった。~ その約1年後にゲストキャラだったフレン・シーフォ((主人公ユーリ・ローウェルの幼馴染))のパーティキャラ昇格、新仲間「パティ・フルール」参加などの追加要素を加えてPS3で移植版が発売されている(後述)。 ---- **評価点 -トゥーンシェードで表現されたグラフィック面は、次世代機のスペックで写実的に表現されている他のゲームと若干貧相に見えるのが、よく見ると一つ一つかなり細部まで作りこまれておりトゥーンシェードの極みといっても良い。 --特にHDで描かれたキャラクターの髪がなだらかに揺れるのは非常に美しい。その筆頭がユーリなのは少々面白いとこでもある。 --「次世代機じゃないと出来ないようなグラフィックを目指した」とスタッフが豪語するに相応しい仕上がりとなっている。 -戦闘システムは『アビス』から更に洗練されており「フリーランで回避が簡単になりがち」や「高速魔術が強い」等といった事を除けば自由度が高いため評価も高い。 --また、『アビス』や『ラタトスク』に比べてフリーランが弱体化しているため、以前の様な万能なシステムでは無くなった。それでも十分強力ではあるが。 --FS(フェイタルストライク)やバーストアーツ、FSチェインなどの新要素は戦略性と爽快感を両立していると結構好評。秘奥義の演出も派手である。 -目立ったバグ・不具合が皆無で、ロード時間も早い。やりこみ要素も豊富な点は好評。 -シリーズファンへのファンサービスやニヤリとできる小ネタも随所にちりばめられている。『アビス』のキャラネタだったり、重要なボスが戦闘前にシリーズ作品名の単語を入れて話してくるなど。 --特にとある都市の闘技場ではシナリオが進むと''過去のテイルズ作品のキャラクター達と戦う事が出来るようになる''。 ---その中にはあの『ファンタジア』のダオスも登場する。声は引き継いだ森川氏。 ---ちなみに『デスティニー2』のバルバトスも登場。もちろんこっちがアイテムを使ったときのアレ(知っている人は知っている)も再現。 ---そして『エターニア』からまさかのシゼルが登場した。カットインも美人でありエターニアのファンからも好評である。 --さらにPS3版限定だが闘技場に参加していないパーティメンバーとも対戦する事ができるようになった。 -プレイヤーへの配慮はかなりしっかりしている。 --難易度は初期設定で3段階から選べる。 ---大体のシリーズの特徴ではあるが、これによりシリーズ初心者でも気軽に高難易度のモードで挑戦する事が可能。 --サウンド1つとってもステレオ&bold(){モノラル}に加えてサラウンドも選べ、更には戦闘時のボイスやイベント時のボイスや戦闘時のBGMなども個別で設定できるようになっている。 -ストーリーも大筋で見ればしっかりとした物となっており、十分にプレイヤーを引き込めるような物となっている。 --特にシナリオをよく読み込んだ人達からは「イエガー((重要な人物であり、言葉遣いこそルー語そのものでかなり笑えるものではあるが、その経歴はまさに今作のテーマである「光と影の対比」を端的に表したかのような経歴を持つ。))のエピソードはもっと用意して欲しかった」という意見が根強い名キャラとして評価されている。スタッフもそれに答えるかのように、PS3版ではイエガー関係のエピソードが更に追加されたり、小説版では彼の一生消えない「影」の部分に当たる過去が書かれている。また戦闘時の専用曲も追加されており曲自体も好評である。 --スキットの量も多く、キャラクター達の楽しい雑談をたっぷりと聞くことが出来る。 -音楽はシリーズお馴染みの桜庭統氏と青山響氏((従来の田村信二氏。本作の360版からこの名義を使用している。))が担当しており、今作でも中々のクオリティを誇っている。 -全体的にキャラクターの人気が高く、特に主人公であるユーリは公式の人気投票において三連覇を獲得するという快挙を成し遂げている ---- **難点・賛否両論点 -音楽は単体で見れば高く評価されるものが多いが、音楽の使いどころを間違えている、という批判が多々見られる。 --本来ならシリアスなシーンなのにどうみても笑い所で流れるような気の抜ける音楽が流れたり、逆のパターンがあったり。 --なんと''360版では序盤から終盤までずっとラスボスのテーマが相当な回数で使いまわされている''。PS3版では全部新曲に差し替えられた。 -戦闘システムについて --昔ながらのTP制であり、やはり終盤では回復させても焼け石に水。RPGというよりアクションゲームとして消費するシリーズにとって現在では古臭い物となっている((TP制ならせめて『デスティニー2』方式にしてほしいともいわれる))。また秘奥義がただの魅せ技であり威力が低く実戦には向かない。 --スキルの習得が装備している武器に依存する。そのため、明らかに弱い武器などを装備する必要ができてしまう。また後半になり仲間が増えてくると、非常に短い時間間隔で誰かがスキルを習得し、そのたびに武器を変更しなければならず、大きな負担となる。 #region(二周目の世紀末具合) -ほぼ全員のパーティキャラクターにハメ技や無限コンボが出来るようになり、同じ技を連発するだけでハメ技が出来る。 --この傾向は360版において非常に酷い物となっており、純粋に良作と呼べない要因となってしまっている。 --唯一無限コンボが無いキャラがいるが、そのキャラもダウン状態に持ち込んでしまえばハメ技が出来てしまうので意味が無い。 --格ゲーとして製作された[[テイルズ オブ バーサス>http://www23.atwiki.jp/ksgmatome/pages/444.html]]で批判されたダウン中の相手を無理やり起こす技や強制的にダウンさせる技も多数存在。恐らくこれがハメ技の大きな要因であろう。 --あろうことかPS3版では更にハメ技や無限コンボなどバランス崩壊を促すような新要素を追加してしまっている始末。一応上記のハメ技に対しての対策はされてはいるものの根本的な解決には至らなかった。 ---ただし、ハメ技の要因となった技に対してもPS3版で軒並み修正が入っている。 ---他にも凶悪なスキル・術技が数多く存在し、特にラピードの「疾風犬」は「5秒間完全無敵になる」というとんでもない性能。この技の存在からラピードは『オリD』のスタンと並ぶ歴代最強キャラと言われているほど。 --意図的に強く設定されたとしか思えない技やスキルが多すぎる。特に上記の疾風犬や高速魔術によって起こる通称''「タイダル祭り」''はファンの間であまりにも有名な究極のバランスブレイカー。 ---360版にはこのほかにも上記の高速魔術を使った封殺技「永久ストップブロウ」や補助効果が永久になるスキルを利用した実質無敵技「永久フォースフィールド」などといったお手軽かつとんでもない組み合わせの技が大量にあった。意図的な仕様でなかったのか、これらは全部PS3版で修正された。 ---無論、救済措置と見ることも出来る。それにしても''全キャラにぶっ壊れた性能のスキルや技を用意している''時点で措置を過剰に用意しすぎているとの声が稀に聞かれる。 ---元々このシリーズ自体初心者向けとして多数の救済措置を用意しているとはいっても、シリーズ全体で見ても今作の救済措置の多さには目を見張る物がある。 --他にも、「空中戦が実質無敵状態((パーティキャラクターに空中戦メインのキャラがいるため尚更批判される。))」、「オーバーリミッツ(OVL)が強すぎる((一定の状況下でのOVL中は無敵になる事も可能である上、リミッツボトルというゲージを増やすアイテムがあれば裏ボスすら封殺可能。))」など、いろいろと調整不足な部分も存在する。 --逆に言えばどのキャラクターにも強すぎる技やコンボが用意されている分、強いキャラクターと弱いキャラクターの差はそこまで大きくないと言える。 --コンボ自由度は非常に高く、それゆえにいわゆる「魅せコン」も研究されており、現在では美しいコンボの数々が編み出されるほどになっている。嫌なら使わなくてもいいためその点では正しい方向性と言える。 ---なお、PS3版の攻略本でのスタッフインタビューではこのバランスブレイカーやハメ技については深く反省している様子である。流石にスタッフもやりすぎたと思ったのだろう。 #endregion -ストーリーは評価点にもあるように大筋はしっかりとしているのだが、最終章に入ってからは伏線もなしに唐突に「精霊」や「マナ」といった単語が登場し説明も無いまま超展開となっていき、ユーリたちに都合よく事が進んでいく(世界を救う方法が簡単に見つかる、その方法が世界を変えかねない上に成功しない可能性もあるにもかかわらず簡単に国のトップが了承する等)。 --ファンからも最終章だけは微妙と評価される。最終章はラスボス絡みの矛盾点が生まれたため無いほうが締まっているという意見や、ラスボスと敵対する理由が分かりにくいという意見がある。 --また世界がピンチになりユーリの罪が忘れ去られる(正確には特赦が出ている)など最初に決めてあったメインテーマの「正義を貫き通す」がないがしろにされて話の方向性が変わったという意見も存在している。 -期間限定のサブイベントが多い。技の習得イベント、料理のイベントなど、それが中盤から随所にちりばめられている。 --中にはその期間限定のイベントを見ないと発生しないイベントもある。このような物は大抵見る気が無いのなら見なくてもいい程度のおまけ要素ではあるが、''今作の場合は隠しダンジョンの条件もこれに含まれている''ので見逃したらセーブがない限り次の周からやり直し。 ---この点に関してはPS3版では隠しダンジョンの条件だけ改善されている。 -キャラクターについてはシリーズの近作同様賛否両論があり、シナリオには態度的に問題があるといえる部分が見られる。 --ユーリとエステルは行動や展開に矛盾があると指摘する声もある。また、PS3版で追加されたパティは賛否両論。フレンはPS3版で出番増加したためにシナリオに弊害が生じている。 #region(ユーリに関する指摘) -ユーリ・ローウェル --元騎士団で、退団後は下町で用心棒、便利屋などの仕事を気まぐれに行なっている。シリーズ中の主人公では最年長(便宜上最年長はエミルだが)であり、性格も熟成しており、ストーリーにおける成長といった要素は少ない。物語中の立ち位置は、本人の成長というよりも若い仲間たちが迷った際に背中を押し、時には引っ張り上げサポートするポジションであり、 面倒見がいい兄貴分という印象が強い。 --少々皮肉っぽい面があり、初対面の人間には敬語を使わない、良く思わない相手に対しては少々態度が冷たい等、フレンと比べるとそういった歳不相応な面も見受けられる。 -序盤こそ、ユーリの法で裁けぬ悪党を自の手で裁く(暗殺する)「人の正義」とフレンの帝国を内部から是正し法秩序を築き上げる「法の正義」の対比が描かれ固有ジャンル名の「正義を貫き通す」に相応しい内容となっていたのだが、中盤以降のあるイベント辺りを境にそれらが忘れ去られ普通の王道RPG的な展開になってしまう。 -物語中盤でのユーリとフェローの会話のシーンは本ストーリーの中でも特に意見が分かれる部分となっている。 --その内容だが、フェローがエステルの存在を「世界の毒」(殺すべき対象)と判断し、そして「より大きなもの(世界)を守る為には斬り捨てることも必要だ」と発言。それに対してユーリが「その何を斬り捨てるか決められる程お前は偉いのかよ」とその発言を否定する、というものである。「加害者を裁いて被害者を救うこと」と「世界と個人を天秤にかけ斬り捨てること」は明らかに別の行為であるため会話自体がおかしいわけではないのだが、この二人の姿勢に共通点があるのも事実であり「人のこと言えるのか?」という疑念を抱く人も少なくない。ただしこれについてはその後のイベントで親友に暗殺のことを激怒されたりする他、「彼の殺人に対する心境も変わってきたのでは?」という好意的意見も存在する。そもそも、ラゴウやキュモールは個人の判断を仰ぐまでもなく、シリーズ通して見ても珍しい((テイルズは基本的に悪人と呼べるキャラが少ないというのもあるが))超がつくほどの外道なので、ユーリだから、というわけでもない部分もある(実際に手を下すのはユーリならではだが)。 -なお、スタッフの発言に「彼ら(仲間)はユーリを引き立てる役を担ってくれている」というものがあり、ユーリへの評価が荒れる一因となっている #endregion #region(PS3版におけるフレンの参戦に関する指摘) -ユーリの親友であるフレンは言動や性格などは特に問題視されていないが、参戦のタイミングに対して問題がある。キャラ設定は下記の通り(電撃オンラインから抜粋)。 --“ユーリ”とともに帝都の下町で育ち、同じ理想を抱いて騎士団に入った青年。“ユーリ”が幻滅して辞めた後も騎士団にとどまり、着実に実績を積んで昇進する。騎士団において、貴族出身者からは成り上がりとして疎んじられ、逆に平民出身者からは希望の星と目されている。責任感が強く弱い者の味方だが、法を守る立場との板挟みになってしばしば思い悩むなど、生真面目で少々融通の利かない面がある。また、なにかと“ユーリ”に小言をしがちだが、それは狭い下町でくすぶり続ける友を案じてのこと。 -アレクセイに利用され、暗殺対象にされ、ラゴウは逆恨みで厳罰を下そうとし、キュモールには目の敵にされ…と苦労が多いのに、一方的に責められる上にフォローしてくれる人物が殆どいないなど、ユーリと対比と言いながら扱いが悪い。 -360版では1回しかパーティに入らない上、操作したい場合でも、「ムーンセレクタ」を合成しないと操作不可能((だが、肝心の能力は技の数が乏しく、バーストアーツや秘奥義の使用・FSの発動が不可のため、使い勝手が非常に悪い。))。 --PS3版は、(フレンの「騎士団の隊長」という設定を考えると)その参戦タイミングについて問題が起こっている。 ---パーティキャラの一人レイヴンはフレンに正体を悟られないようにフレンと顔をあわせないようにしているのだが、その状態でもフレンが一時加入することについては「レイヴンの行動が無駄になってる」と否定的な意見も多い。((一応スキットではフレン曰く「あまりの性格の差に同一人物とは思えなかった」と説明がされているが、ユーリ達はラピードが匂いで気づいた事もあり、声を聞いた時点で同一人物と瞬時に見抜いているため、理由として納得できるかと言われれば微妙である。))ストーリーに矛盾が出る等スタッフの「フレンが使えるのはファンサービス」という言葉が端的に現れたシーンとも言える。ただし正体判明後の二人の和解のシーンは評価が高い。 --因みにPS3版は、ガスファロスト、バクティオン、ヘラクレス、ザウデ不落宮、ヒピオニア大陸北東でゲスト参戦した後、終盤で正式にパーティキャラになるという感じ。 #endregion #region(エステルに関する指摘) -エステリーゼ・シデス・ヒュラッセイン --エステルという略称はユーリによるもの。第一王位継承者。天然で身分相応に浮世離れしている面があり、自身の旅の目的が曖昧なままユーリと行動を共にする。~ 芯はしっかりしているのだが、「目的を探しながら旅をする」という名目上、自分の主張に矛盾が生じることも多い。 --よく突っ込まれることは「フェローに会うのが目的なのに、我儘言って寄り道する羽目になる」「''首領はカロル''なのにでしゃばっている」「大昔の宝箱を現代に持ち帰るなんて非常識」「フレンの安全がわかったのなら城へ戻れ」など。「ハルルで暮らしたい」「絵本作家になりたい」については「皇族の自覚がない」という事で非難されている。 --中盤では彼女の優柔不断な言動・行動に誰かが苦言を呈するという展開が幾度か見受けられる。ジュディスが度々「貴女のわがままで振り回すの?」と本来の目的を忘れて目の前の出来事にとらわれている事を指摘する、世界の毒と蔑まれた事に対する「必要ならば死んでもいい」という発言をユーリが注意する、サブイベントで登場する彼女の師匠が多方面で注意する、等といったもの。 -それでも献身的で一生懸命な上、特に腹黒な面などもない彼女を評価する声も少なくない。 -360版での彼女のAIはかなり頭が悪い事で有名だったがPS3版は改善された。((大してダメージを受けていないのに上級魔法を使って回復する、前線で戦うことが多い、こちらの指示に全く従ってくれないなど。)) #endregion -その他の問題点 --3Dテイルズでは定番だった水着コスチュームが存在しない。 --味方のAIの頭が良くない。 --声付きのシーンで、ボイスがない台詞が入っている。 ---これらの3点は後述するPS3版で解消されている。 -アニメネタなどの内輪ネタが多いのは人によっては拒否感がある。エステルの称号に歴代キャラの「BL」を意識したようなものもある ---- **総評 本作はXbox360最大のキラータイトルとして期待され、廉価版も含めると最終的に25万本もの売り上げを記録した。これは2013年現在において日本でのXbox360ソフトの最高記録であり、現在もこの記録を破るソフトは存在していない。本作の為''だけ''に本体を購入したというファンも多数存在したという。~ 問題点は、シナリオの矛盾の多さと、クリア後から大崩壊するゲームバランスなどがあげられる。~ ただし、戦闘で行える要素は多く、自分の意志でバランス調整を行うことにより面白いゲームとなる。~ また、後述するDLCに関する評価や移植に対する評価などにおいて、本ゲームに付随する内容への評価は大きく割れている。~ 今からプレイするならPS3版を勧める。 ---- **DLC -レベルがDLC販売されたのは、シリーズ中でも本作が初。 --他にも合成素材やスキルセット、ゲーム内通貨などが、「本編でも手に入れられるが有料DLCでも購入できる商品」として販売された。 ---また箱版のインタビューでは「本編で入手できないものはDLCとして販売しない」という発言があるがPS3版は…。 -PS3版でDL販売されたコスチューム(正確には内部的に存在する称号を解禁するためのアンロックキー)は、1つ300円の「なりきりコスチューム」が4種類×9キャラ分、1つ150円の「『TOA』生誕記念コスチューム」がユーリ・エステル・フレンに1つずつの計39種+αが販売されている。 --専用称号関連のDLCを全て買うとなると総額は&bold(){12,050円}。各種トロフィーには影響しないため、ご利用は計画的に。 -2010年5月28日に出た劇場版BD予約特典はユーリ・エステル限定でフェドロック隊コスチューム(ユーリは軽装版。前回は武装版)だが、劇場版では主役クラスだったフレンには何故か用意されなかった。 ---- *テイルズ オブ ヴェスペリア(PS3版) |対応機種|プレイステーション3|&amazon(B002OB3ST8)|~| |メディア|BD-ROM 1枚|~|~| |発売日|2009年9月17日|~|~| |通信機能|PlayStation Network対応(ダウンロードコンテンツ配信)|~|~| |廉価版|PlayStation3 the Best:2012年8月2日/3,800円|~|~| ※360版と異なる内容の項目のみ表記する。 **移植版概要 PS3版では360版と比べて非常に多くの変更点・追加要素があり、完全版とでも言うべき出来栄えである。~ 代表的な変更・追加箇所の例を以下に示す。詳細な内容については[[こちら>http://www26.atwiki.jp/vesperia/pages/176.html]]を参照。 -新パーティキャラクターパティ・フルール追加。 -フレンのパーティ加入時期の増加・延長、正式加入。 -「スペシャルフラッグR」(ラピードをパーティトップにすることが可能)追加。 -「アーツボール」の追加(術技セット数が2倍に) 。 -イベントのカメラワーク・演出見直し。イベントスキップ機能追加。 -新コスチューム、アタッチメント、術技追加。 -新ダンジョン、新ボスキャラクター、新ギガントモンスター追加。 -サブイベントの追加・拡張。 桜庭氏の新曲12曲追加。 -『テイルズ オブ バーサス』初回特典にPS3版『ヴェスペリア』のオリジナルスキット解放のプロダクトコードを同梱。 -メインシナリオのフルボイス化。 -ゲームバランス大幅調整。360版で強すぎると言われた技にある程度の修正が入っている。 ---- *余談 -「ユーリの外見が女性的である事」は公式もネタにしている --公式のイベントにて、ユーリと担当声優・鳥海にメイド服を着せていた。こういった行動を取る公式に嫌悪感をしめすファンも多い。 --一迅社の4コマ漫画ではユーリが「俺が女装すると美人過ぎて女性に失礼」と笑いながら語るネタがある。 -スタッフによるとユーリのコンセプトは「ダークヒーロー」だそうである。暗殺シーンを筆頭にダークな面があるが「孤独、日陰者」 といったイメージは無く、仲間と和気藹々と旅をしたり、町の人や主要人物に頼りにもされる王道の要素も持つ。その為「ダーク」か「王道」か、個人の見解によって分類が分かれる、ある種珍しい主人公でもある -主要キャラクターの1人フレンは『ギルティギア』のカイ=キスク、『アビス』のガイ・セシルと共通点が多く容姿も似ている。もっとも、藤島氏は「ガイとフレンは似ていない」と否定している。 --漫画家に「キャラの顔が似ている」と言うのは侮辱に等しいが、ガイとフレンは『レディアントマイソロジー3』のOPアニメで共演していたり名コンビとしての人気投票で上位だったりと公式もファンもセットにしたがっている。 --カイの場合、騎士団の団長を務めた事、服の色、主人公の知人、真面目な性格など、ガイ以上に共通点が多い。 -一作目『ファンタジア』の頃からアニメネタを隠し入れる事の多いシリーズだが((デッキブラシのアイテム解説が有名アニメ映画『魔女の宅急便』ネタ、アーチェ役のかないみか氏が『それいけ!アンパンマン』にてメロンパンナ役をやっている事からくる「メロンパン好き」発言など。))、本作にも同様のネタがあちこちに仕込まれている。 --カロルには360版でもカエルのコスチュームがあったのだが、PS3版では更に有料DLCで『[[ケロロ軍曹>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/?cmd=upload&act=open&page=%E3%83%86%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%82%BA%20%E3%82%AA%E3%83%96%20%E3%83%B4%E3%82%A7%E3%82%B9%E3%83%9A%E3%83%AA%E3%82%A2&file=TOV107.jpg]]』(テイルズ世界とは全く関係ない吉崎観音氏作による漫画&アニメ出身のキャラ)コスチュームが販売された。これはカロルを演じている渡辺久美子氏の声優ネタ。パティを演じている斎藤千和氏もケロロ軍曹で日向夏美役として出演しているため、ケロロ軍曹の姿をしたカロルとパティをパーティに入れて戦闘に勝利するとパティが夏美のセリフを言う。 ---その後テイルズスタジオ監修の『ケロロRPG』が発売されたため、その伏線ではなかったかとも言われている。 --ジュディスのセリフ「水被って反省なさい」もネタ。これは久川綾氏が担当した水野亜美(美少女戦士セーラームーンシリーズの主要キャラ)の決め台詞である。 -ヒロインであるエステルは、開発スタッフからもいまひとつ愛されていないと思われる発言がインタビューなどで散見される。このため一部では「今後のクロスオーバー作品で冷遇されるのでは?」と危惧する声もある。今のところ目立った冷遇はないが、他のキャラと比べると外部にあまり登場していない。 --ちなみに2012年に発売された『PROJECT X ZONE』には、テイルズオブシリーズ代表としてユーリ・エステル・フレンが参戦している。 -某まとめブログの看板に使われている(無許可)ので、外部からは妙なイメージを持たれる事も -上記にあるとおり、PS3版のスタッフインタビューで無限コンボやハメ技、バランスブレイカーの存在を黙認するような発言があったことは物議を醸した。 --「反省してるんだからいいじゃない」「本当に反省してるんなら疾風犬は修正されてるはず」など、各地で様々な意見が飛び交う事となった。 -『テイルズ オブ グレイセス』の予約特典はユーリ、リタ、パティのコスチュームが手に入るプロダクトコードだった。(PS3版では魔法カルタの景品)それぞれアスベル、シェリア、ソフィが着用するコスチュームである。 --これらを加えるとDLCで手に入るヒューバートがフレン、マリクがレイヴンと、『ヴェスペリア』だけ異様にコスチュームの数が多い。しかもヒューバートに至ってはすごく似合ってないと専らの評判である。 --他は『デスティニー』『デスティニー2』『シンフォニア』『アビス』のコスが1~3つと非常に偏っている。
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