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*とびだせ どうぶつの森 【とびだせ どうぶつのもり】 |ジャンル|コミュニケーションゲーム|&amazon(B0094E58C8)| |対応機種|ニンテンドー3DS|~| |発売・開発元|任天堂|~| |発売日|2012年11月8日|~| |定価|4,800円(税別)|~| |>|>|CENTER:''[[どうぶつの森シリーズリンク>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/1075.html]]''| #contents(fromhere) ---- **概要 『おいでよ どうぶつの森』でブームを巻き起こした人気シリーズが携帯機に帰ってきた。今度はプレイヤーが村長として村を発展させていくが、村長としての仕事を強制されることは何一つ無く、いつものように気ままなスローライフを楽しむことができる。「もんばんさん」が「おまわりさん」になる、駅が復活する、島に行けるようになるなど、『おいでよ』以前の要素も盛り込まれている。 ---- **新要素(ほぼ評価点) ''『おいでよ』とは違い、上画面がメインになった'' -立体視を生かすため、スライドパッドが搭載されたためタッチ操作が無くても自由に動き回れるようになったためだと思われる。 -空は前作と同じように十字キーを押さないと見られないが、十字キーは手持ちの虫取りアミやスコップなどを画面の呼出し無しに即座に出し入れできるようになった。 -ジョニーが水兵に戻ったので、1画面ではやりにくかった「UFOを撃ち落とす」という作業も無くなった。そのせいで「パチンコ」の存在意義が薄くなってしまったが…。 ''村長としての仕事'' -「公共事業」と称して村にオブジェや実用的な施設を設置できるようになった。公園らしい噴水やベンチから村の移動が楽になる橋、ゴミ捨て場や枯山水まで非常にバリエーション豊か。喫茶店やリセット監視センターなど、シリーズおなじみの施設も事業として建てることになる。建てる場所も1マス((地面にアイテムをひとつ置ける広さ))単位で決めることができ、似たようなことができた『e+』と比べて自由度が大幅に増した。 -村の「条例」を決めることができる。 --「美しい村」条例なら花が枯れなくなる、雑草が生えにくくなる、などの効果があり、遊ぶ時間が少ない=村を放置しやすい人でも環境を維持できるようになる。「早起き」「眠らない村」条例は住民や各施設の行動、営業時間に影響を与える。深夜や早朝といった偏った時間にしかプレイできない人でも、村での生活が楽しめるようになる。物価が全体的に高くなり、収入も支出も多くなる「リッチな村」という変わった条例もある。 ''家具のリメイク'' -「カイゾー」というどうぶつが家具のリメイクをしてくれるようになった。炊飯器の中のご飯を炊き込みご飯にする、鍋の中身をカレーにするといった「ただの調理だろ!」としか言えないものから「鉱石」という新アイテムを材料にきらびやかに光る家具にする、ミュージックと貝を合わせてオルゴールを作る、ソファのクッションをマイデザインに変更するという大掛かりなものまで、ひとつの家具でも複数のリメイクパターンが用意されていることも。 -ちなみにプレイヤー操作の住民間による「マイデザイン家具」はシステムの都合上により、地面に落として、別アカキャラが拾う…などの方法による受け渡しは不可能となっている。 ''フォーチュンクッキー'' -今までも特殊なアイテムとして配布されていたマリオシリーズを始め、任天堂作品関連の家具や、コスプレができるグッズなどが当たるおみくじ「フォーチュンクッキー」がゲームコイン2枚を消費してまめつぶの店で買えるようになった。 ''夢見の館'' -この施設ではWi-Fi通信で任天堂のサーバーに自分の村のデータを送り、他のプレイヤーに「夢」として公開できる。あくまで夢なので自分の村に影響は全く起きず、夢としておでかけする方も気兼ねなく楽しむことができる。マイデザインは持ち帰ることもでき、任意で他者に配布するかどうか選べる。村のデータを更新するたびにゲーム内のお金を貰えるため、更新する意欲が生まれる。何人が自分の村に訪れたか教えてもらうこともできる。 ''博物館2階の展示室'' -公共事業で博物館に2階を作ると展示室ができる。1万ベルで部屋を最大4部屋まで借りる事が可能で、((一度借りたら追加料金無しで永久に借りたままにできる))中に自宅と同じようにレイアウトができる。倉庫にするもよし、すれ違い通信で配布したくないようなレイアウトの部屋を作るもよし。2階にはロッカーが置いてあるが、中身は自宅や駅にあるものと共有しているため、模様替えの際に遠い道のりを何往復もしなくて済む。 ''交番'' -条件を満たすと公共事業として設置可能。見た目の違う建物2種類のうちどちらかを選ぶことになる(取り壊し不可)。おまわりさんから村にきている人を教えてもらえる。たまに落し物のアイテムをただで貰える。 ''喫茶店'' -条件を満たすと公共事業として設置可能。今作ではバイトができるようになった。その内容はお客さんの好みを見分けてコーヒーを選ぶというもの。成功すると特別なアイテムがもらえる。 ''クラブ444(ししょー)'' -条件を満たすと公共事業として設置可能。昼間に「ししょー」に食べ物を差し入れするとリアクションを教えてもらえる。毎日教えてもらえるので、本作を遊び始めて日が浅い人でも豊富な感情表現が可能。 -土曜日はシリーズおなじみの「とたけけ」によるライブが楽しめる。平日でも夜間はダンスフロアとして解放されており、友人を村に招いていっしょに踊ることもできる((十字キーで簡単な動きをするだけなので、フラメンコやブレイクダンスなどの本格的なダンスができる訳ではない))。 --このとき流れる音楽はライブで聴けるとたけけの曲のアレンジで、時折自分の作った村メロが流れることもある。 ''美術品の真贋を見極める'' -つねきちから買える一部の名画や彫像は本物と偽物があり、『おいでよ』や『街へ行こうよ』では買ってみるまで本物かどうか分からなかった。近作では絵の内容やポリゴンモデルが本物と偽者で少し異なるようになり、「風神雷神図」では風神と雷神が逆の場所にいる、「見返り美人」が振り向いていないというありがちな物から「サモトラケのニケ」の翼が悪魔の翼になっている、「円盤投げ」がUFOを投げているなど、感心したり笑ってしまう物まである。博物館に寄贈する際に無駄な出費をしなくても済むようになったほか、その面白さから贋作の方を気に入り、わざと贋作を買って自宅に飾る人も多い。 ''島'' -序盤に前村長が行けるようにしてくれる。今までの作品では家の借金を全て返した後に買い取る物だったり、GBAと連動させて遊ぶ物だったり、そもそも存在していなかったりと役割がそれぞれ違っていた。今作ではローカル通信やオンラインでミニゲームを楽しむためのレジャーランドとなっている。 -ミニゲームでノルマを達成するとメダルがもらえ、ここでしか手に入らないアイテムと交換できる。ミニゲームは昆虫採集や魚釣りなどの基本的な物から、住民とのかくれんぼや、ピコピコハンマーでロボットを叩いた回数を競う遊びなど一風変わったものが用意されている。 -今作は公共事業や自宅のローン返済などでお金が今までの作品とは比にならないレベルで消費されていくので、序盤から島で昆虫採集をして稼ぐのが定石となっている。村に来て数日で高価なムシがホイホイ獲れるのはシリーズ中でも珍しい。 -村と島を繋ぐ船の船頭はかっぺいが勤めており、行き来する間のかっぺいの歌が割としみじみくるので必聴もの。妻との出会いだったり、娘の親心を表現したものだったり、訳のわからない変テコな歌詞まで。間に挟むシュールなひとことが哀愁さをより引き立てる。 ''海を泳げるようになった'' -「マリンスーツ」を手に入れることで海を泳げるようになる。海の中には泡が吹き出しているところがあり、素潜りして調べると海藻やサンゴ、カニなどの海の幸((全30種類。ムシやサカナと比べると半分以下である。))が手に入る。寒い時期に海に長いこと浸かっていると上がったときに体がブルブル震える。クラゲが現れることがあり、触れるとしびれて少しの間動けなくなる。 ''住民の性格の追加'' -男性の住民には「キザ系((『+』、『e+』の島の住民にも似たような性格が存在した。))」、女性の住民には「アネキ系」が追加され、性格は男女合計8種類となった。 --このキザタイプ、''男の前でもキザなため''、「会いたかったよ ○○(プレイヤー名)」や「○○の香りが~」と発するためちょっとドッキリしてしまう。そのせいか一部ではホモ扱いされることも… -性格に問わない事だが、長時間プレイしていると「疲れてない?」「適度に休んだら?」と住民が気にかけてくれる。お昼時だと「お昼ご飯食べた?」と聞いてくれる。ちょっぴりうれしい。 ''その他'' -家の中でカメラを360度操作する事が可能となり、部屋を真横・奥側から見る事も可能になった。 -一部、上に物が置けそうで置けなかった家具(みどりのカウンター等)や、タンスの上にも家具や物が置けるようになった。 --ただし残念ながら、家具を置いたタンスはAボタン短押しで触れたときに上の家具が優先されるため、その部分からはタンスを開く事ができなくなる。 -住民たちと会話などで渡した家具を、家に飾ってくれるようになった。 --おつかいとして家具を要求される事があるが、大きさや台に乗るか等条件さえ合えば自分の好きな家具を勧める事もできる。 --会話で家具の交換などのやりとりをし、後日家に遊びに行ったときにいつか渡した家具を使ってくれていると、少しうれしくなる部分である。 -時間の異なる村へ移動しても、カブが腐らなくなった。 --これにより稼ぎが比較的楽になるだけでなく、あえて別の季節を楽しむプレイヤーともカブ関連でのやりとりが可能となった。また、タンス等収納家具に入れる事も可能となっている。 --おでかけでカブが腐らない事は、公式のQ&Aにも書かれている。ただし、土曜日を過ぎてしまうと腐る条件はそのままなので、うっかり忘れないようには注意が必要。 ---- **評価点 シリーズを通して好評だった点はあまり変わっていないため割愛。 ''前作までの問題点を解決した'' -前作が据え置き機なのに携帯機と同じくらいのボリュームだったことを反省したのか、『e+』までの作品に存在した日本の行事や世界の祭りが復活、音楽も新規で作り直されるなど物量が増した。DS版で好評だった誕生日を祝うイベントは専用のBGMとパーティ会場((誕生日を迎えた住民の家が飾り付けられ、大きなケーキが飾られる))を追加して復活、住民から写真をもらうイベントも復活。家具も増えた上、リメイクで印象をがらりと変えられる物もできた。 -前作で不評だった「街」は「商店街」という形でリファインされ、時間が経つにつれ発展する様を見る楽しみもできた。まめきち、つぶきちの店は商店街にあるが、アイテムの売却はリサイクルショップでもできるため、金策の際に遠くまで足を運ぶ必要がない。 -テキストも柔らかく、優しい表現のものになった。あたし系は特に変化が大きく、他の性格の住民の場合は何回も話しかけていると普通は「しつこい」と怒られるのだが、「そんなに私に話しかけてくれるなんて…」と喜んでくれるようになった。高飛車、色気のある大人な性格からツンデレになった、と言うと分かりやすいだろうか。 -「マイデザイン」はQRコードを出力、3DSのカメラで読み込むことでユーザー間での共有が楽になった。自分で作った作品をQR化すれば、ゲーム内で保存できる数の制限も気にならない。 ''壁掛け家具'' -今まで家具は床に置くことしかできなかったが「壁掛け家具」というものが登場し、レイアウトの自由さや家具のバリエーションが広がった。今作からの新要素だが、「ていしょくやのテレビ」「ペナント」「ウォールランプ」など実に数多くの家具が存在する。マイデザインや絵画、ミュージック(今作ではジャケットを飾れる)も壁に貼ることができる。 ''村の形を厳選しやすい'' -村の名前を決めた後、みしらぬネコから村の地図を見せられ「この村だよね?」と聞かれる。違うと答えると別の地図を見せられる。このとき見せられる地図は3つ。どれも気に入らないときはゲームを終了してまた起動すればいい。 -今までは村についてから地図をもらっていい土地か確認する必要があったが、今作ではこのように村に入る前に確認できる上、複数の選択肢が用意されるため厳選が楽になった。自分の家も1マスごとに建てる場所を調整できるようになったので厳選する際の手間がひとつ減った。 ''水やりした花の区別が付くようになった'' -前作までの「花に水やりをしたか分かりにくい」という問題点がようやく解消。水撒きをして水のかかった花からは水が滴り落ちるようになり、水やりを終えた花は細かい輝きを出すようになった。条例で水やり自体しなくていいようにもできるため、ガーデニングがしやすくなった。住人が積極的に花を植えたり水をやったりするようになったので、いつの間に花畑ができていることも。 ''家がシリーズ最大の大きさに'' -1階と2階と地下室があり、1階の北、東、西にひとつずつ部屋があるという構成は変わらないものの、全ての部屋が1階中央と同じ大きさまで拡張できるようになった。 -また、今回は内装だけでなく家の外観もたぬきちの店「たぬきハウジング」でカスタマイズできるようになり、より自分好みの家を作ることができるようになった。 ''すれ違い通信'' -通信機能が強化された3DSの性能を活用している。自宅の内装がすれ違い通信で発信、受信され、商店街の「ハッピーホーム展示場」にモデルルームとして展示される。欲しいと思った家具がモデルルームに展示されている場合は、リメイクされた家具や非売品以外でなければ通信販売で購入することもできる。その他にも、他の村から住民が引っ越ししてくるなどの要素がある。『おいでよ』に比べ、「メッセージボトルを流さなくても通信ができる」「20件まですれ違いした記録が保存できる」「別のゲームを遊んでいても通信できる」などハードルがかなり低くなったので、通信するチャンスも増えた。 ''しずえがかわいい'' -村長(プレイヤー)の秘書として「しずえ」というどうぶつがサポートしてくれる。24時間役場で業務を行っており、深夜でも早朝でも公共事業や条例の変更ができる。 -彼女はゲームを始める際にプレイヤーに対して挨拶をし、その日にイベントがある際は丁寧に教えてくれる。時間を変更する際に「時間、ずれちゃってました?」と申し訳なさそうにしたり、仕事中に居眠りをしてしまったときに「夢の中で仕事してました!」と得意げな顔をしたり、イベントでコスプレをしたり……表情豊かでお茶目で真面目、という「萌え」の固まりのようなキャラが人気を博した。 --ちなみに彼女にはハッピーホームアカデミーに勤める弟・ケントがいるが''24時間雨が振ろうが雪が振ろうが何があっても外で立ち続ける%%ブラック企業に勤める%%薄幸キャラ''となっている。 ---- **問題点 ''非売品家具が多すぎる'' -「おかしシリーズ」「おうごんシリーズ」「カーニバルシリーズ」「きのこシリーズ」「グレースシリーズ」「ゴージャスシリーズ」「たまごシリーズ」「だらしないシリーズ」「バルーンシリーズ」「マーメイドシリーズ」「ゆきだるまシリーズ」「リゾートシリーズ」「かいぞくテーマ」「サカナテーマ」「ムシテーマ」の家具は''すべてカタログ注文((コンビニ以降のまめきち、つぶきちの店でできる通信販売。一度手に入れた家具や衣装は非売品でなければ後から注文できる))不可能''。 -ほとんどは期間限定でしか手に入らないか、入手に運や積み重ね、大金が絡むものばかりなので捨てるに捨てられずどんどん溜まっていく。''今作では家具をタンスに180個しまえるようになったが、全く足りていない''。上記の家具のほかにも、同じ恐竜の化石をパーツ一式そろえることで作ってもらえる「ミニチュア」やフォーチュンクッキーの賞品、南の島のお土産や年に一回の祭りでもらえる家具、リメイクに必要な鉱石など溜め込みやすいものが一気に増えた。サブキャラクターや博物館の展示室を倉庫にしても足りなくなることも。 --ついでにグレースで購入できる服飾品も全て高額かつ非売品である。 ''最初にできることが少なすぎる'' -村長の仕事をする前に、住民から信頼を100ポイント分集める必要がある。住民の頼みを聞く、釣ったゴミを捨てる、花に水をやるなどの行為で数ポイントずつ溜まっていくが、80ポイント辺りからなかなか上がらなくなる。 -頑張ってポイントを溜めると次の日から仕事ができるようになる。すれ違い通信は家の頭金を支払い、家が建った次の日からできるようになる。家具のリメイクは村長就任から7日以降(他にも条件があるが割愛)でなければできない……など、今作目玉の新要素がしばらく楽しめない状態が続く。もっとも、2~3週間経てば以降は自由度がシリーズで1番高くなるため、発売した頃に遊び始めた人はもう気にしていないだろう。 ''引っ越しテロ(通称タヌキインパクト)'' -今まで「自分が気づかないうちに引っ越していく」という悲しい別れはよくあったが、今作では「''前ぶれなく引っ越してくる''」という問題が生まれた。今作では「ここに誰か引っ越してくるかもしれない」ということを暗示する立て看板があったが、今回はそれがない。 --どこにいつ引っ越してくるかまったく予想できないため、発売直後は「''アイテムを置いていたら次の日にそこに引っ越しされてアイテムが消えた''」「''花畑を潰された''」「''特産品以外のフルーツ((自分の村で高価で売れる。そこそこ貴重な品で、序盤の金策に必須))を植えたら、次の日にそこに家が建っていた''」「''公共事業で公園を作ろうとしていた予定地に引っ越してきた''」という事件が後を絶たず、ユーザーの阿鼻叫喚の声がさまざまなコミュニティで響き渡った。 ''住民関連'' -住民から頼まれたプレゼントを配達するお願いで、頼まれたプレゼントを届けた時に「中身の当てっこしない?」と聞かれることがある(全住民共通)。 --これはプレゼントの中身が「服」や「家具」といったアイテムの種類を当てるというものだが、中身は完全にランダムで運任せであり、当たればアイテムが貰えるが、外れると「残念」と言われ何も貰えないまま終わってしまう。ちゃんと仕事をこなしたのにお礼も何も貰えないというやる気の失せる仕様。 --前作まではちゃんと仕事をこなせばお礼と共に必ず何かしらのアイテムが貰えた。 ''公共事業関連'' -せっかくの目玉の一つとされた公共事業が、多少不満点があるものになってしまった。 --''公共事業にかかるお金が高すぎる。''『e+』にも似たようなもの(オブジェ)((一番高いオブジェ(タマゴ)でも32000ベルであった。))があったが、比較すると明らかに高い。今作では10万ベルを超えるものがほとんどである。 ---マイデザイン看板(40000ベル、撤去しない限り立て直し不可)を立てることもできるが、ゲームキューブ版(500ベル、いつでも立て直し可)と比べると80倍の値上げであるが、全額を払う上、1日でしか容易に立てられないようになっている。 --公共物は住民からの提案によって増えていくのだが、提案されるかどうかが完全にランダムになっており全く発生しないことがしばしばある。 --公共物を設置するには「公共物のスペース+周囲1マスの空き地があること」が条件となるため、ベンチのすぐ横に街灯を置いたり、花壇を何個も繋げたりということは不可能。また、他の施設や岩が近くにある場合も公共物を設置できない。 ---特にやっかいなのが橋で、他の公共物とは違い橋は周り4マス程度を空けておく必要がある。知らずに他の公共物に手を出したり、住民の家が川の近くにあると掛けたい所に掛けられなくなることも。 --細かいことなのだが2種類の交番は建てる方によって柴犬とブルドックのおまわりさんが固定となっており、建てなかった方に勤務するおまわりさんには会えなくなる。((一応、他の村に遊びに行ったりすれば会えるが))シリーズおなじみのキャラなので「日替わりで登場して欲しかった」という声も。 ''来訪者関連'' -今作でまめきち・つぶきちの商店の最大ランクである「デパート」を建設するにはデパートの一段階前の「ホームセンター」を建設した後に村へ来訪するファッションデザイナー「グレース」のファッションチェックを受ける必要がある。 --「グレース」の出題するテーマに合わせたファッションを見せ、通算4回合格すれば晴れてデパートが建設されるのだが… --来訪者は「グレース」を含め最大5人存在し一週間の内最大で3人までランダムで来訪する。来訪のタイミングは完全にランダムであり更に少なくとも4回来訪する必要があるため、運が悪いとグレースが来訪するようになってから数ヶ月かかってしまう。 -来訪者の一人である占い師「ハッケミィ」は15回ハッケミィに占ってもらうと、公共事業によって商店街に定住させることが出来る。 --サブキャラを使用しないと定住させるのはデパート建設以上に至難の業である。しかし占いが出来る家具が存在するため定住は余り必要ではなかったりする。 ''通信の不具合'' -オンラインで遊んでいるとき、ひとりの回線が切れると全員がはじき出される。誰が原因か全くわからない上、状態が通信直前まで戻されるため「誰かが村、島に入ったとたんに通信が切れる」という事態になると非常に気まずくなってしまう。とくにオンラインの島ではポイント稼ぎや昆虫採集に燃えている人が多いため被害が大きくなる。 -''セーブに数分ほどかかる、フリーズしたと思って電源を切ったらデータが壊れた、という報告も少数ながら確認されている''。 --本作はDL版((SDカードにゲームをダウンロードしたもの。カードの入れ替えなしにゲームが遊べる、SDカードのデータを丸々コピーする、という方法で通常はデータのバックアップができる))のデータだけのバックアップができない為((SDカードのデータをパソコンに保存したあと、そのままゲームを続けてセーブをすると、パソコンに保存した以前のデータは使用することができない。))、''データが壊れると取り返しがつかない''。上記の不具合が無い場合でも、SDカードは長い間使っていると寿命が縮まり(特に無名メーカーや安物のSDカードでは寿命が縮まりやすい)、データの読み込みや書き出しが出来なくなる可能性もある為、本作の購入前にSD/SDHCカードを買い替えることをお勧めする((ニンテンドー3DSLLではSDHCカードが同梱されている。))。 ---- **総評 『おいでよ』『街へいこうよ』の問題点を見つめて修正した上で新要素を盛り込み、シリーズの集大成とも言えるボリュームと完成度を誇る良作となった。''欠点が全く無いわけではないが、それよりも良い点の多さと大きさが遥かに上回っている''。ゲーム内でスクリーンショットを撮り、ゲームを中断すること無くブラウザを立ち上げてtwitterに画像を投稿できる、という3DSの機能やコミュニケーションサービスの普及などにより、ユーザーの楽しんでいる姿がダイレクトに伝わってくるため、本作が気になり購入したという人も多い。発売から時間が経った現在((初稿作成日である2013年2月15日))でも店頭で売り切れが頻発し、''わずか3ヶ月で300万本を売り上げ、DL版も70万本売れる''という前例の無い快挙を成し遂げた。 ---- **余談 -発売してからしばらくの間あまりの人気にソフトの入手が困難になるほどの品薄状態が続いていた。その模様は''任天堂社長・岩田聡が「当初の予定を上回る」とニンテンドーダイレクトにて謝罪する程''のものだった。 --これ以前の3DSのソフトに使われていない「SLC-NAND」((厳密に言うとフラッシュメモリの種類で、SLCは安価なMLCより高性能と言われている。))型のフラッシュメモリを初めて採用したことで増産が困難になったのが品薄の原因であることがわかっている。 //「作品の」問題点として挙げるより、余談に入れた方が自然だと思ったので移動させました。 -発売前の決算説明会にて岩田社長から「どうぶつの森でDLCをやると儲かるかもしれないが、お金の力にあかせて遊ぶことは不健全になりかねないので開発チームと相談し行わなかった」という旨の発言があった。 --DLCに対し様々な見解があるだろうが、この発言は現代のゲーム業界に一石を投じる発言ではないだろうか。 ---一方で『Newスーパーマリオブラザーズ2』では好評だったとも発言し、プレイヤーとの折り合いがつくところを探していると締めた。 -セーブせずにリセットすると必ず現れる恒例の「リセットさん」が今回は「[[''リセットしちゃだめなんですか?''>http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%93%AE%E8%88%AB#.E4.BA.8B.E6.A5.AD.E4.BB.95.E5.88.86.E3.81.91.E3.81.AB.E3.81.8A.E3.81.91.E3.82.8B.E3.82.B9.E3.83.91.E3.82.B3.E3.83.B3.E9.96.8B.E7.99.BA.E6.89.B9.E5.88.A4]]」と事業仕分けでリストラされるという不運に遭っている。本作ではリセット1回だけの登場となりあまり勢いのない語り口で説教をして事情を伝え去っていく。それ以降はしずえから注意を促されるのみとなるが、公共事業の選択次第では彼を復職させることも可能になる。 -[[米国では2013年6月9日、欧州では同年6月14日発売予定>http://www.nintendolife.com/news/2013/02/animal_crossing_new_leaf_release_dates_announced_for_europe_and_north_america]]。今作では海外の風習や専用アイテムも盛り込まれている((日本版だけでは手に入らないレアアイテムが20種類以上あるとされている。))ことが[[『ほぼ日刊イトイ新聞』での座談会の場>http://www.1101.com/animal2012_zadankai/2012-11-26.html]]で明らかにされている。 ----
''Wiki統合に伴い、ページが[[カタログ>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/4563.html]]に移転しました。''

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