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*悪魔城ドラキュラ Xクロニクル 【あくまじょうどらきゅら えっくすくろにくる】 |ジャンル|アクション|&amazon(B003VTY00I)| |対応機種|プレイステーション・ポータブル|~| |メディア|UMD 1枚|~| |発売・開発元|コナミデジタルエンタテイメント|~| |発売日|2007年11月8日|~| |定価|4,980円|~| |プレイ人数|1~2人|~| |レーティング|CERO:B(12歳以上対象)|~| |廉価版|コナミ・ザ・ベスト版:2009月10月8日/2,940円&br()ベストセレクション版:2010年7月15日/1,980円|~| |分類|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~| |>|>|CENTER:''[[悪魔城ドラキュラシリーズリンク>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/511.html]]''| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 1993年にPCEで発売された『[[悪魔城ドラキュラX 血の輪廻>http://www23.atwiki.jp/ggmatome/pages/314.html]]』のリメイク。~ 内容は原作と同じく、FCD版初代『[[悪魔城ドラキュラ>http://www23.atwiki.jp/ggmatome/pages/315.html]]』に近いステージクリア型のアクションゲームであるが、~ 本作は原作を3Dグラフィックにし、様々な追加要素を盛り込んだアレンジ移植である。~ また原作である『血の輪廻』、原作の続編である『[[悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲>http://www23.atwiki.jp/ggmatome/pages/161.html]]』も収録されており、条件を満たすと遊ぶことができる。 **特徴 『血の輪廻』の記事でも説明されているのでそちらも参照していただきたい。 -グラフィックはすべて3Dに書き直されたが、ゲーム内容はステージクリア型の2Dアクション。ステージ途中にはルート分岐があり、進んだルートによってボスが異なる。異なるルートのボスを倒した場合は裏面に進む(一部ステージを除く)。 --分岐して裏面に進んだ場合、ステージナンバーに「'」が付く。 -使用できるキャラは主人公の「リヒター・ベルモンド」と女性キャラである「マリア・ラーネッド」の二人。 --性能はマリアの方が上なので、初心者はこちらで攻略するのがオススメ(救出しないと使えないが)。 -データごとに「達成率(%)」が記録される。最高は100%で、ボスを倒したり、特定のアイテムを集めたり、キャラを助けたりする度に増える。 --当然、ただクリアするだけでは100%にはならない。ステージを隅々まで探索する事が求められる。 **改良点・追加要素 -敵の配置やキャラの挙動などが微調整され、原作より更に遊びやすくなった。 --ただ決して簡単なゲームではなく、アクション初心者には少し厳しい難易度ではある。また原作より難しくなっている箇所もある。 --ステージ内で集められるお金を払って見れるボス戦のお手本動画や、ほぼ上位互換キャラのマリア等の初心者救済要素はある。また原作同様何度も挑戦する事で上達し、クリアできるバランスにはなっている。 -会話シーンの追加やボスの登場ムービーの追加等、演出面が強化された。 --また原作のビジュアルシーンと違い、これらは初回プレイでもスキップ可能であり、テンポを損なっていない。 -原作にあった探索要素の強化 --新たな仕掛けとして「赤い骸骨の壁」「水晶の壁」が追加。特定の条件を満たさないと壊せない。 --「サウンドアイテム」という収集要素が追加。入手するとアイテムの番号に応じた音楽がサウンドモードで聞けるようになる他、後述の「サウンドアサイン」で使えるようになる。 ---手に入るサウンドは原作のものはもちろん、『月下の夜想曲』のBGMもある。 --また、原作では達成度(%)とビジュアルシーンぐらいしか特典しか無かった女性キャラの救出が、探索において重要な役割を発揮するようになった。 -ステージごとにクリアタイムが記録されるようになり、各ステージごとでのタイムアタック的な遊びができるようになった。 --記録タイムはリヒターとマリアでそれぞれ別々。 -エンディングが分岐するようになった。 --特定の条件を満たさないとあるステージで原作とは違ったボスが現れ、バッドエンドルートに進む。 --一方、条件を満たすとグッドエンドルートになるが、ラスボスに第3形態が追加される(原作は第2形態まで)。 --ちなみに、この第3形態はかなり強い。 -「STAGE5'」の内容が大幅に変わった。 --原作では背景が他のステージの使い回しで、ボスもいなかったが今作では新たに作り直され、ボスも追加された。 --難易度はかなり高めだが、クリアや探索をしなくてもエンディング条件には影響しない(当然達成率には影響する)。 -キーコンフィグが追加された。 --変更した内容は『血の輪廻』でも適用される。また『[[悪魔城ドラキュラ(SFC版)>http://www23.atwiki.jp/ggmatome/pages/852.html]]』のように、ワンボタンでサブウェポンを発動させる設定にすることも可能。 -サウンドアサイン --簡単に言うと、ステージで流れるBGMを変更できる機能。前述のサウンドアイテムを集めると変更できる音楽が増えていく。 -ボスラッシュモード --サブウェポンとハートの置かれた準備部屋とボスステージを交互に進んでいくモード。 --ランダムにボスが選ばれる「ランダムラッシュ」、表と裏それぞれのボスと順番に戦う「表ルートボスラッシュ」「裏ルートボスラッシュ」、ラスボスを含めすべてのボスと戦う「フルラインナップラッシュ」の4つがある。 --クリア時にはタイムが記録され、一定のタイム以内にクリアすればサウンドアイテムやゲームアイテムが貰える。 --アドホック通信に対応しており、2人で協力して挑戦する事も出来る。 -オリジナルゲーム『血の輪廻』『月下の夜想曲』の収録。 --両作品とも本編で道中に落ちているゲームアイテムを入手する事でプレイ出来るようになる。ゲーム内容は省略されておらずほぼそのまま。 --『月下の夜想曲』はPS版がベースだが、SS版にあったマリアとの対決イベントやマリア・ラーネッドでのプレイが追加されている。 --また両作品とも中断機能、タイトルに戻る機能が追加されている。 --余談だが原作のハードPCEで、古いシステムカードを使うと遊べた『あくまぢょおどらきゅらX(ペケ)』も収録されている(当然メッセージは変更されている)。 **賛否両論点 -原作では当時の『[[ときめきメモリアル>http://www23.atwiki.jp/ggmatome/pages/67.html]]』でも使用されていたアニメタッチのデザインが採用されていたが、本作ではそれが廃され小島文美氏によるシリアスタッチのイラストなった。 --しかし、ほぼ全員タッチが変わっただけでなくデザイン、声優、イベントシ-ンでの演技も大きく変わっているので、原作に思い入れがある人には少々辛いものがある。 --もっとも、原作のアニメデザインも賛否両論であり、本作での変化を喜んで受け入れるファンも存在する。 --マリアのロングヘアーやスカートがなびく動きなどを3Dで表現するのが難しかったのもデザインが変わった理由の一つ。 -音楽もすべてアレンジされている。中には原作とかけ離れたアレンジがなされた曲や、曲自体が差し替えられているものもある。 --決して出来が悪いわけではないが、原作もCD-DAによりクオリティの高いBGMが作られていたため、どちらが良いかはこれも好みによるだろう。 --一応サウンドアサインを使えば原作の曲に出来る(もっとも、そのためにはサウンドアイテムを集める必要があるが)。 **問題点 Xクロニクル本編 -グラフィックが3Dになった弊害で、ドット絵でははっきり見えていた仕掛けや敵の配置が見辛くなっている部分がある。 血の輪廻 -ゲーム開始時のデモの音声がXクロニクル本編と同じものに差し替えられている。 -ビジュアルシーンにおいて音ズレが発生している。そのため、キャラの声と口の動きが合っていないシーンも。 月下の夜想曲 -霧変身のキー設定が「狼変身のボタンと蝙蝠変身のボタンの同時押し」に固定されてしまっている。 --デフォルトでは狼変身がL、蝙蝠変身がRなので、設定画面では便宜上「L+R」と表示されているがこれ以外の組み合わせでも変身は可。 --恐らくL2、R2ボタンが無いことによる仕様変更なのだろうが、アーカイブス版ではアナログパットで代用できる。本作では本編での設定でアナログパットに操作を切り替えることが出来るので、その弊害で代用が出来なかったものと思われる。 --更に厄介なのは、これらのボタンを押し続けないと変身を維持できないということ(PS版ではワンタッチで変身/解除できた)。 -効果音のキーが原作と異なる。 -マリアモードでのマリアの性能がSS版と大きく異なっているが、その性能があまり良くない。 --全体的に火力がかなり落ちている。通常攻撃は貧弱でサブウェポンが無いとかなり苦しい。またサブウェポンも一部はあまり役に立たないという始末。 --またアルカードやリヒターの様に無敵判定のある技もない。 ---リヒターのタックルと同じコマンドで前転ができるが、早く移動できるわけでもなく、敵にぶつかった際あと一撃で倒せない状態だとこっちもダメージを喰らう誰得仕様。 --もっとも、通常攻撃で倒せる敵も少なくない上、機動力は他の二人に比べてもかなり高めであり、普通に遊べるレベルではある。 ---他の二人と違いダッシュ無しでも早く移動でき、ダッシュはワンボタンかつ空中でも出来るので空中での横移動はかなり快適。 ---地味にサブウェポンを二つ所持する事も出来る。 -一部の曲が差し替えられている。 --マリア戦のBGMが「Guardian」で無くリヒター戦と同じ「異形の血族」になった。 ---「Guardian」はSS版限定のBGMでサントラにも収録されておらず人気も高いので、収録されなかったのは惜しいところである。 --またエンディングテーマも差し替えられている。 **総評 原作の良い所を損なわず、更にボリュームアップを図った良移植。 またPCE版『血の輪廻』とシリーズの転換点となった『月下の夜想曲』もまるまる遊べて、かなりお得である。 古参ファンから悪魔城シリーズに初めて触れる人まで幅広くお勧めできる作品になっている。 **余談 -海外では『血の輪廻』が発売されておらずSFC移植の『[[悪魔城ドラキュラXX>http://www23.atwiki.jp/ksgmatome/pages/695.html]]』のみが発売されていた。そのため海外ファンは本作の登場で初めて『血の輪廻』に触れることが出来るようになった。 -主人公リヒターの声優は『月下の夜想曲』と同じく梁田清之氏が担当している…のだが、10年の時を経て氏の声質がかなり変わったため『月下』のイメージとはかなり異なった声になっている。 --ちょうど本作には『月下』が収録されているので、聞き比べて見るのも面白いだろう。
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