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*メイドイン俺
【めいどいんおれ】
|ジャンル|つくってあそぶ瞬間アクション|&amazon(B001HN6G3E)|
|対応機種|ニンテンドーDS|~|
|発売・開発元|任天堂|~|
|発売日|2009年4月29日|~|
|定価|4,800円|~|
|分類|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~|
|>|>|CENTER:''[[ワリオシリーズ>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/1019.html]]''|
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#contents(fromhere)
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**概要
5秒または10秒で終わるプチゲームが豊富に盛り込まれているのが特徴の『メイドインワリオシリーズ』。~
そのプチゲームをプレイヤー自身の手で作るというコンセプトの元で生み出されたのが本作である。
**スーパーツクリエイター21(ゲーム制作)
-プレイヤー側が行なえる操作方法は全てペンタッチのみ。作るのも遊ぶのもペン1本で賄える。
--ゲームツクリエイターでは「おえかき」「おとづくり」「くみたて」「せっけい」の4つの工程を経た上でゲームが作ることが出来る。
--「おえかき」でゲームに登場させるキャラやコントローラーを作って、「くみたて」でゲーム中に登場するぶったい(キャラクター)をどう動かしたりゲーム成功条件、失敗等を決めていく。
--「おとづくり」ゲームのイメージに合った音楽を作り「せっけい」でどういうテーマやクリア条件を決めたり1ゲームの制限時間を決めれば無事出荷される。
--ツクリエイターではゲーム制作の他にもレコードツクリエイターで音楽を作ったり、マンガツクリエイターで4コマ漫画を作ることが出来る。
---マンガツクリエイターではトーンやふきだし等が用意されており、レコードツクリエイターではゲーム作りでに使いたくなった音楽を流用させることも可能。
**くみたて道場(プログラミング思考の指導)
-クイズ形式で「くみたて」の段階において、どのように組み立てれば正解へと導き出せるかといった問題が出題される。
--押すとしばらく反応しないボタンや複数のアニメーションを連続再生させるといったゲーム制作で役立つことがある問題が中心となっている。
**評価点
-''ゲーム作りの体験が出来る''
--実際のゲーム作りにおける「プランナー」「プログラマー」「デザイナー」「サウンドプログラマー」の仕事を擬似的に体感出来る。
--プログラミング言語の知識が無くても作れる上にオブジェクト指向の勉強にも役立つので、ゲームクリエイターを目指す人には一度遊んでもらいたい。
-''素材を一から作ったり集めなくてもゲームを完成させることが出来る''
--「ゲーム作るには1から絵を描いたりプログラム考えたり音楽作らないといけない」という不安も心配無い。
--メイドイン俺内にあるサンプルや、Wi-Fiで配信されているゲームのキャラクターをそのまま製作中のゲームに登場させることが出来る。
--さらに、動きや結果が一緒でいいのであれば、プログラムも流用させることが出来る。ボタン操作の場合、この機能を使えば作業の短縮化に繋がる。
--音楽も流用だけでなく、イメージに合った音楽を制作してくれる機能「マエストロ」がある。ゲームのイメージを伝えるだけで自動的に、数種類の音楽を作ってくれる。
--他にも自作のドット絵をスタンプとして保存することで背景一面に塗ったり出来る。サンプルのスタンプにはこれだけでマリオのゲームを作ることが出来るほど豊富。
-''プレイヤーの腕次第で様々なゲームを作り出せる''
-販売されている実際のゲームにメイドイン俺で再現するといった芸当も可能。
--制限は厳しいのだが、中には本当にお金を払ってプレーしてもいいようなハイクオリティなものから、任天堂的・著作権的・公序良俗的にもギリ~アウトな代物、キワモノまで有志によって多数のゲームが作られている。
-''作ったゲームを他の人に見せたり貰うことが出来る''
--「たくはいセンター」でWi-Fi経由で自分の作ったゲームを他のフレンドに配信したり、フレンドのゲームを貰って遊ぶことが出来る。
--更に貰ったゲーム素材はゲーム作成に流用することが出来る。ドット絵が精巧で複雑な物でも簡単に自分のゲームに使う…といった芸当も可能(公開は製作者の許可を得た上で配信するように!)。
---そういうことがされるのが嫌な人でも、素材配布されないようにブロックをかけてゲームだけ遊ばせることが出来る。
--現在は終了したが、定期的にテーマを決めたオリジナルゲームのコンテストも開かれてた。入賞者は作ったゲームを期間限定で配信されていた。
**問題点
-''ゲーム作成に飽きやすい''。
--ゲーム作り全てに言えることだが、プレイヤーが構想しているゲームが完成する前に心が折れてしまうことが多い。
--制作意欲に根気のある中高生や社会人はともかく、小学生は少し作ったらすぐ投げてしまうことが多く、中古に出回る原因にもなった。
-''使える機能や容量が少ない''
--特に「おえかき」の場合、使える色が少ないため、色不足で表現に制限が出来てしまう等、表現するのに色々制約がある。
---そんな不満がある一方で、紫と他の色を組み合わせてピンク色に見せるように作るといったクリエイター精神を発揮させたプレイヤーもいる。
-''従来のメイドインワリオシリーズと比べると質は低め''
--ゲーム制作を重点に置いてるせいかサンプルゲームは過去作より少ない。画質も使える色の制限で見劣りがち。前作が同じDSの『さわるメイドインワリオ』だったため比較すると見た目が劣っている。
--幸い、Wi-Fiで配信されているゲームは良作が多い上に好きに選べるため、プレイヤーの好みに合わせてゲームを集めることが出来る。
**総評
ゲーム制作を実際に体験することができ、その実力をコンテストという形式で発表して色々な人に作ったゲームを公開させたり出来るため、~
将来ゲームクリエイターを目指すプレイヤーの入門ソフトになったり、○○のゲームをメイドインワリオで遊べたらという考えを実現させてくれた。~
公式配信サービスが終了した今でも、動画サイト等で作品を公開したり配布したりするなど、ゲーム制作をするプレイヤーは数多くいる。
**その他
-''あそぶメイドイン俺(2009年、Wiiウェア)''
--自作したゲーム等を持っていく事ができる。DS版とは異なるサンプルゲームが72種類用意されており、これらもDSへの送信が可能。
--DS版と違いWiiウェア単体でゲーム制作は不可能。だが保存出来る容量が多いためゲーム保管庫としての役割をこなすことが出来る。
--他にもマンガツクリエイターの4コマも載せられているが、そのシュールな内容に何も言え出せないものがある。
**余談
-「なんとアノ人がソフト」では実在する著名人やゲーム関連誌・業界関係者などが作成した俺ゲームが随時配信された。
--有名どころでは『星のカービィ』や『大乱闘スマッシュブラザーズ』を生み出した桜井政博氏や、月刊コロコロコミックで長期連載中の『絶体絶命でんぢゃらすじーさん』の作者である曽山一寿氏を始め、「週刊ファミ通」元編集長 バカタール加藤氏、元ハドソン社員の高橋名人や人気声優の喜多村英梨氏らが制作したミニゲームが配信された。
--なお、この企画に参加した最初の人物は3の倍数だけアホになる芸でブームをおこした世界のナベアツ氏が参加し、本作発売前にCMで制作過程の様子が流されていた。
-DS用ソフトとしては初の試みとして、メディア媒体にNAND型フラッシュメモリを用いており、ツールソフトに付き物のデータ保存をかなりの高速で行なうことが可能となっていて、快適なプレイを実現している。
-開発開始は『おどるメイド イン ワリオ』開発終了後であるが、創案とタイトルの決定は『あつまれ!!メイド イン ワリオ』開発終了後で本作発売よりも約5年半前であり、ゲームボーイアドバンスの次世代機(後のDS)用ソフトの一つとして企画されていた。
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