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*虫姫さま 【むしひめさま】 |ジャンル|シューティング|&amazon(B007G53766)| |対応機種|アーケード|~| |発売元|AMI|~| |開発元|ケイブ|~| |発売日|2004年|~| |プレイ人数|1~2人|~| |分類|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~| |>|>|CENTER:''[[ケイブ弾幕系STGリンク>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/1112.html]]''| **概要 ケイブが製作した弾幕STGの一作であり虫姫さまシリーズの第一作目。~ 3種類のタイプ、3種類の難易度を選択してプレイできる単純明快な弾幕STG。 **ストーリー 「今」とは違う時間軸、大半が砂漠と化した地球では硬い甲羅を持った巨大な節足動物「甲獣」が跋扈し、人間は彼らを神と崇め片隅でひっそりと暮らしていた。~ そして、200年に一度、15歳の成人になった者を「贄」として甲獣さまにささげることで、その地に住むことを許されていると言われていた。~ 主人公レコ姫が15歳になった頃、彼女の住むホシフリの里では謎の疫病が流行していた。~ 幼い頃、甲獣の住むシンジュが森で不思議な少年と出会い、贄の証であるブレスレットを貰っていたレコ姫は、父である王の要請により贄として森へ行くことになったのであった。 **システム -操作は1レバー3ボタン。Aがショット、Bがボム、Cがオートショット。ショットは連射と長押しでフォーメーションとスピードが切り替わるケイブシューではお馴染みの方式。 -ゲーム開始時、難易度を「オリジナル」「マニアック」「ウルトラ」の3段階から選択できる。 --オリジナルは弾が少なめ(従来のケイブシュー比。ただし弾速は速め)で初心者をはじめ気軽に弾幕を楽しみたいプレイヤー向け。 --マニアックは中級者以上で弾を避けるスリルと爽快感を味わいたいプレイヤー向け。弾の量はオリジナルより著しく多いが弾速はほぼ従来のケイブシュー並み。 --ウルトラは超上級者向けで圧倒的な量の弾を掻い潜っていく事になる2周目に相当するモード。最後には真ボスが待ち受ける。 --マニアック以上の難易度では硬い敵にショットを撃ちこむ事でボーナスを得られる「撃ちこみカウンタ」というシステムが増える。 -また、開始時に自機の性能(ショットタイプとスピード)をこれまた3種類から選択できる。 --M-POWERは中範囲、中スピードのオールマイティーな性能。 --W-POWERは広範囲、低スピードで、ザコ処理に向いている。 --S-POWERは小範囲、高スピードで攻撃力が高い。 --なお、特定の敵を倒した際に出現するアイテムを取得することでタイプを変更することも出来る。 -自機は最大4つまでオプションを装備可能。取得したアイテムによって、自機に追随するトレース、自機の周囲に展開するフォーメーションを切り替えることが出来る。 -他にボムアイテムとスコアアイテムの琥珀、1UPアイテムがある。 -全5ステージ、1周エンド。 **評価点 -非常に単純明快なゲーム性。 --難しいシステムはなく、純粋に弾幕を避け、敵を倒していく爽快感を味わえるゲームとなっている。 --『[[エスプガルーダ]]』まで使用されていた基盤から新基板になり、弾数の表示も多くなっているが、それに対して破壊すると弾消しできる敵を利用する『[[怒首領蜂]]』のゲーム性を引き継いでバランスを取っている。 -難易度選択のおかげで初心者から上級者まで幅広いプレイヤーに対応しており、多くのプレイヤーから好評を得た。 --誰でも遊べるオリジナルは本当に弾が少なく、弾避けが要求されるのもボス戦や一部の場面だけと気軽にプレイ可能。 --一方で圧倒的な弾幕量と非常に強い真ボスが待ち受けるウルトラをクリアするのは至難の業。相反するゲームバランスを上手く両立できている。 ---真ボスの発狂に対し、「光点ずらし」というテクニックが開発されたのも有名。というかこれがないとクリア困難という超難易度である。もちろん普通のプレイヤーは意識する必要はないのだが。 --この要素は後に続編『ふたり』でも引き継がれ、『[[デススマイルズ]]』でも似たようなシステムが用意されている。 -自然を主体としたグラフィックも美しい。 --世界観的に機械などのサイバーチックな要素はなく、代わりに緑あふれる森、溶岩吹き出る荒野などが舞台となる。はたまた巨大な敵のパーツを剥がしながら進むステージなどもあり、少ないステージ数ながらバリエーションは豊富。 --描きこみも素晴らしく、敵キャラの生物的な動きなども良く出来ている。 -BGMも世界観に非常にマッチしており、評価が高い。 --開幕から徐々にアップテンポに盛り上がっていく1面「シンジュが森へ」5面「森のずっと奥の方」、荘厳な真ボス戦「鎮魂の空」などは人気が高い。他にも、ED曲「きみに頼みたいんだ」など良曲が揃っている。 --終盤のBGMの美しさと合わせて、EDもケイブシューにしては珍しい純粋に感動的な物になっている。 **賛否両論点 -レコ姫や真ボスにはボイスが用意されているのだが、レコ姫の声がどう聞いても鼻声。 --なお、レコのボイスはケイブの女性社員が当てている物のため、「素人臭い」のではなく、本当に素人の物である。 -明らかに萌えを意識したキャラデザからプレイを躊躇う人もいる。 **問題点 -タイトルから分かるとおり、自機も敵も虫だらけのため、虫が苦手な人は向かないかもしれない。 --序盤からオブジェクトを破壊すると下にウジャウジャと大量の虫が蠢いていたりと、気色悪い演出がある。 **総評 色モノなタイトルながら堅実で幅広くプレイできる良作弾幕シューティング。~ 虫が苦手な人には奨めづらいが、今なお愛されているタイトルのひとつである。~ また、様々な場面で喋る女性主人公などは後のケイブシューに色んな意味で影響を与えており、ある意味欠かす事のできないタイトルと言えよう。 **余談 -イベント限定のバージョンとして、弾速の強化やオプションのフォーメーションを変更できるといった要素を追加した『虫姫さまBlack Label』が稼動した。 -他にオンラインショップ限定で販売されたシステム変更バージョン『虫姫さま Ver 1.5』が存在する。 -PS2とXbox360向けに移植されている。PS2版の販売はタイトー。 --両方共独自要素を追加したアレンジモードが収録されている。また、360版は初回生産分限定だがVer 1.5を導入できるダウンロードトークンも付属した。 --PS2版はプレミアがついていたが、現在は360版が発売されたのも有り沈静化している。 -直接的な続編として『虫姫さまふたり』がある。こちらは昆虫だけでなく、恐竜もフィーチャーされている。 -本作の真ボス「アキ&アッカ」はプレイヤーに試練を与えているという設定のため、撃墜されると「君ならできるよ」「ほら、しっかり!」と激励を飛ばしてくるのだが、その言い方や弾幕もあってか「君ならできるよ(笑)」などとネタ化されている。 -ケイブのプログラマーにして現執行部員である池田恒基氏が公式で、本作のウルトラモードのコンセプトについて「&bold(){人類に挑戦してみようかな、と・・・}」と答えたり、主人公のレコについて「&bold(){はいてない}」と発言したりしている。
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