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星のカービィ スーパーデラックス」(2013/10/26 (土) 22:20:42) の最新版変更点

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*星のカービィ スーパーデラックス 【ほしのかーびぃ すーぱーでらっくす】 |ジャンル|アクション|CENTER:&amazon(B000068GVN)[[高解像度で見る>http://www23.atwiki.jp/ggmatome?cmd=upload&act=open&pageid=158&file=sdx1.jpg]]&br()[[裏を見る>http://www23.atwiki.jp/ggmatome?cmd=upload&act=open&pageid=158&file=sdb.jpg]]|&image(02_9.jpg,http://www23.atwiki.jp/ggmatome?cmd=upload&act=open&pageid=158&file=02_9.jpg,width=160)| |対応機種|スーパーファミコン|~|~| |発売元|任天堂|~|~| |開発元|ハル研究所|~|~| |発売日|1996年3月21日|~|~| |定価|7,500円(税別)|~|~| |配信|【Wii】2009年10月13日/800Wiiポイント&br()【Wii U】2013年5月1日/800円|~|~| |分類|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~|~| |>|>|>|CENTER:''[[星のカービィシリーズリンク>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/470.html]]''| ---- ※本項ではオリジナルであるスーパーファミコン版のデータを基に説明します。DS版のページは[[''こちら''>星のカービィ ウルトラスーパーデラックス]]。 ---- #contents(fromhere) ---- **概要 「2人同時プレイ」と「6つのゲームのオムニバス」を売りに発売された作品。~ 一見ボリューム感があるが、一本一本は短めで遊びやすい作りとなっている。ファミ通コラムの桜井曰く「お得感が出る」とのこと。 ---- **各ゲームの内容 -''はるかぜとともに'' --ゲームボーイ『[[星のカービィ]]』の簡易リメイク。難易度は低めに設定されており、このゲームの基礎を覚えるには最適。EDでスタッフロールが流れるが仮EDなので名前の表示が異常に早い。 -''白き翼ダイナブレイド'' --オーソドックスな面クリア型アクション。マップが存在し、ステージをクリアするごとにルートが開いて次のステージに進めるようになる。隠しルートもある。ストーリー上ではメタナイトの逆襲の前日談になっている。 -''激突! グルメレース'' --デデデ大王と競走する異色のレースゲーム。ステージ上の食べ物を出来るだけたくさん取りながらデデデ大王より早くゴールするのが目的。タイムアタックもできる。 -''洞窟大作戦'' --探索アクション。広大なステージのあちこちに存在するお宝を集めながら出口を見つけるのが目的。クリアするだけならそこそこの難易度ですむがお宝コンプリートを目指す場合シリーズ屈指の高難易度になる。 -''メタナイトの逆襲'' --各面に制限時間が存在しタイムアップになるとミスになる。プププランド征服をもくろんだメタナイトを倒すという、カービィシリーズでは珍しい正統派のシリアスな物語が特徴的。 -''銀河にねがいを'' --複数用意された面を好きな順番で攻略する事ができる。このモードのみカービィは敵を飲み込んでもコピーが出来ず、かわりに各面に隠されたコピーのもとデラックスを入手すれば自由に使えるようになる。 -''格闘王への道'' --今作に登場するボスと中ボスと連戦するボスラッシュモード。((ただし「はるかぜとともに」に登場する中ボス「クラッコJr」だけは何故か出てこない。DS版でも変更されていない。))クリアするとタイムも表示されるので、タイムアタックとして遊ぶ事もできる。 --まず最初に好きな能力を選ぶことができ、1戦ごとに控え室に移動する。ここにはランダムで2つの能力とマキシマムトマトが5つ存在しており、これらは自由に使うことができる。マキシマムトマトは全体通して5つなので、途中で復活しない。誰が相手かは最終戦を除いてランダム。 -''刹那の見斬り'' --ミニゲーム。「!」が表示されたらボタンを押すだけ。相手よりも速く押す反射神経が試される。難易度は3段階まであり。 -''かちわりメガトンパンチ'' --ミニゲーム。「パワー」「ポイント」「タイミング」の順でボタンを押しブロックを叩き割るゲーム。より大きく割った方が勝ちとなる。こちらも難易度は3段階まで。 **長所 -それぞれのゲームに違う特徴があるため、ごった煮感が良い意味で出ている。 -「洞窟大作戦」でのお宝集め、「激突!グルメレース」や「格闘王への道」でのタイムアタックといったやり込み要素も多く、長く楽しめる。 -多彩なコピー能力も本作の持つボリューム感を醸し出すのに一役買っている。 --『[[夢の泉の物語>星のカービィ 夢の泉の物語]]』では、敵の能力をそのまま手に入れるため1コピー1能力という設計だったが、本作では1コピーで様々な技が使用可能。そのままズバリ「コピー」という変わり種の能力もある。 ---例をあげれば、「ファイア」というコピーは、従来の火を吹く能力と「バーニング」にあたる炎をまとった突進、さらに数々の技が使える。 --種類も多彩で、スープレックス、ニンジャ、プラズマ、ジェットなど、本当に色々な能力がある。 --技はYボタン1つと十字キーの組み合わせで使い分けられる。「簡単な操作で多彩なアクション」をまさに実現。 --「コピーに応じた敵を吸い込む必要がある」という制限こそあるが、単純に考えてコピーの数だけプレイヤーキャラの種類がいると考えていい。同じステージでもコピー一つを変えるだけで楽しさはガラッと変わる。 --敵配置も難しいといった場面は少なく、純粋にコピーによるアクションを誰にでも楽しめる。 --敵にも体力の概念がある。これにより、連続攻撃を浴びせて敵を倒すのは手応えがありアクションの面白さを引き立てている。敵を倒したときのエフェクトも多彩なのがまた楽しい。 --コピーした能力に応じてカービィの衣装も変わり、見た目にも楽しめる。 -能力を具現化し手伝わせるヘルパーが登場。ヘルパーを生成すると現在持っている能力は消滅する。 --ヘルパーは勝手に動くが2Pコントローラーで動かす事ができ、二人協力プレイができるようになった。 --ヘルパーは基本的にはカービィと同等の能力を得ているため、多彩な技はそのまま用いる事ができる。能力アイテムに接触させる(というか投げつける)か体力が低下するなどして赤く点滅している状態で別の能力持ちに接触させれば能力を変更可能。 ---ただし体力はカービィより少なく、一部の技に制限がある。またヘルパーが居る間は敵の耐久力が上がるというペナルティがある。 --カービィまたはヘルパーが回復アイテムを取った後に接触すると''口うつし''して両方が体力を回復できる。シュールさが目に付くがこれも協力プレイの楽しさを助長させるための一工夫である。 --任意に能力アイテムに戻すことができるので、保持しておきたいコピー能力をとりあえずヘルパーとして連れて行き、要所で能力を切り替えるといった使い方もできる。 --ウィリーの場合、カービィが乗り込むことが可能。 -カービィの動きがキビキビしたものになり、雑魚敵を多彩な技で蹴散らしていくときの爽快感が大きくなっている。とりわけソードはヒット音の気持ちよさと相まって気持ちがよい。 --さらにスピード感のある展開で疾走の心地よさも大きく、プレイして楽しいゲームである。 -本作はボスがかなり増えている。それぞれ多彩な技を仕掛けてきて、一筋縄でいかないものもいる。 --強いボスもストーンの無敵時間を利用して頑張れば初心者でも倒せるという救済要素も。   ---- **短所 -ヘルパーのAIが馬鹿。 --始終無駄に飛び跳ね、ボスやダメージトラップに突っ込んでダメージを食らいすぐ死にそうになる。((ただし乗り物として利用できるウィリーのみ別。とは言え、コイツはコイツで着地点に移動してきて無理矢理搭乗させようとするのだが。)) --コピーさえあればいくらでも復活できるので、一部ゲームではボス戦で鉄砲玉として使えなくも無い。 --死にそうになったヘルパーは能力のある敵に近づくと違う能力を得て復活することが可能だが、そのおかげで取っておきたいコピー能力が勝手に消えることも。 ---これを上手く扱う事もまたプレイテクニックの内と言えるが。 ---しかし、コピー能力「ニンジャ」のヘルパーは別格。''連射パッドでも使っているかのごとく猛烈なクナイ投げ''を見せてくれる。 -カービィの一部のアクション、具体的には一部のコピーと共通アクションであるガードが強すぎる。 --コピー能力「プラズマ」 ---十字キー入力(いわゆるレバガチャ)でエネルギーを溜めることができ、最大まで溜まると「プラズマはどうだん」が撃てるようになるのだが、この「プラズマはどうだん」が威力も攻撃判定も大きく、非常に強力。 ---最大溜め状態の時は全身に攻撃判定があり、邪魔な雑魚を弾き飛ばして押し退けたり、相殺可能な飛び道具は無力化できる。前述のガードの高性能さと合わせてかなり安全に戦える。 ---エネルギーはガード時や空中浮遊時でも溜めることができるため安全性・火力ともに高い。さらにプラズマのヘルパーは移動が空中浮遊であるため非常に優秀。 ---最大攻撃力という点でこそ他のコピーに劣る部分もあるが、明らかにバランスブレイカーな便利さである。しかし常にレバガチャが要求される(十字キーを触らないと溜めたエネルギーが減少していく)ため、コントローラーには少々優しくない。 --ガード ---Rボタンを押し続けることで出来る「ガード」というアクションがあるが、ガードは大半の攻撃をほぼ無効化し、削りダメージもそれほど喰らわない。ガード中は敵に接触ダメージを与えることもできる(ダメージは僅かだが)。一部の敵のガード不能技にさえ気をつければ、基本ガードしとけば安定である。 ---さらに「ミラー」のコピーになるとガードが「リフレクトガード」に強化され、ガードできる攻撃なら一切の削りダメージを受けなくなる上、飛び道具系の技を跳ね返す。ただでさえ強いガードが、より鉄壁で凶悪に。 --「コピー」のヘルパー「T.A.C.」 ---「攻撃が高威力・高連射性能」「コピーが成立すると体力全回復&コピー後も自由に元に戻れる」「ガードが隠れ身に変化し、敵の攻撃を完全回避可能」と三拍子揃った超強力ヘルパー。頭の悪いCPUだとあまり活かせないが2Pプレイだと非常に強力。 ---もともと「コピー」のコピー能力をカービィが使っても「コピーできる敵からコピーするだけ」と一発系にも似た今一つな性能であり、ヘルパーとして呼び出すのを前提に作ったものと考えられる。((吸い込みと違い、口に入れられないスカーフィなどからもコピー出来るのが利点。)) --総じてコピー能力の強弱は激しい傾向にあるが、本作は対戦ゲームではないため、歯応えを求めるならこれらのコピー・アクションを封印することでプレイヤー側からゲームバランスを調整する姿勢を求めているものと思われる。 ---その意味では、攻略上ガードを使わなければならないという場面は無いし、通常のコピーの中にクリアが困難なほど性能の悪いコピーは無い。 -セーブデータが恐ろしいまでに消え易い。 :| ピコーン!テロテロテロテロタタッタッターンタタッタッタターン… #center{&size(30){&color(blue)''ドンッ''}} #image(0%0%0%.png,title=この絵面はあまりに有名。) --表示された画面に映る0%が3つ並ぶ光景がトラウマになった者は少なくない。何もしていないのに勝手にデータが消える。特にカセットの抜き差しなどはかなり危険。せっかく頑張って100%にしたのに…と思った人も数多い。 //--だが、そのような人たちもデータの消滅によりパーティゲームのボードやレースのように多人数での再クリアを行っていたため、消え易さが逆に本作の評価を上げる要因ともなった。オムニバス形式のシナリオで一つ一つが短めなのも一役買っている。~ //「スパデラクリアしようぜ!」が合言葉となった諸兄も多いのではないだろうか。 --だが、多人数で手軽に何度でも遊びやすいゲーム設計により再プレイはしやすく、セーブデータの消え易さが逆に本作の評価を上げる要因ともなった。~ 「スパデラクリアしようぜ!」が合言葉となった諸兄も多いのではないだろうか。 --特定の条件によるセーブデータ消失バグも存在する。 --現在はバーチャルコンソールで配信されているので、セーブデータが消えることに不安であるならばそちらを購入、ダウンロードした方がよい。 ---ただしセーブデータ消失バグはオリジナルからそのままなので注意。 //---オリジナルのカセットはセーブデータが消えやすかったため多くのユーザーが「またいつものあれ(セーブデータ消失)か」とバグであることに気付かなかった。~ ---VC配信でもセーブデータ消失が確認されたため、セーブデータ消失バグが存在することがようやく明らかになったといえる。 --詳細は不明だが、極稀に''消えたデータが復元されることがある''。これは端子の汚れなどによる接触不良でデータ呼び出しが失敗していた場合限定で、その時点ではまだ消えたわけではないため、データをロードせずに再度挿し直すなりして読み込みを成功させればデータが復帰する(ロードした時点で上書きされてしまう)。 ---- **総評 本作が宮本茂の「2P協力プレイのできるアクションゲームを作って欲しい」という要望から作られたことは[[近年改めて明かされた>http://www.nintendo.co.jp/wii/interview/smnj/vol2/index7.html]]が、その目論見どおり、友人と一緒に遊べるゲームとしてアクションゲームがレパートリーに入ることを証明した快作である((本作以前にアーケードゲームでは多くの多人数同時プレイ可能なアクションゲームがあったが、いずれも業務用ゆえの難易度調整の問題を抱えており、本作のように難易度を低く抑えアクションを楽しませることに特化したスタイルは家庭用ならではと言える))。 ---- **余談 -ちなみに、普通にセーブデータを消そうとすると「セーブデータを消しますか?」→はいを選択→「ほんとうにいいですね?」→はいを選択→「''こうかいしませんね?''」というメッセージが出てくる。 --デデデ大王のテーマにサビが追加された最初の作品。この作品以降でサビなしバージョンが使用されたのは『コロコロカービィ』のみである。 -2012年に発売された『星のカービィ 20周年スペシャルコレクション』の収録作品の1つでもある。 --Wiiリモコン単体でも操作可能なこと以外はオリジナル版からの移植だが、細かい部分ではボスの1体である「2連主砲」のビーム砲発射時の挙動が明らかにおかしくなっている。 ---なお、カビコレ収録版は、Wiiリモコン以外のコントローラ(クラシックコントローラ、GCコントローラ)を持っていない場合は、''カビコレ自体のデータを消す''か、前述のセーブデータ消失バグを故意に発生させるかしないとデータの消去ができない((Wiiリモコンにはセレクトボタンに該当するボタンが存在しないため))。 -このゲームには「スパデラはカービィシリーズの最高峰!」と主張するような、熱心な固定ファンが多い。 --間違いなく名作だが、カービィとしてはかなりの異色作であり、ファン同士の議論になりやすい。 --この作品の存在が後に長く続く不毛な論争の火種となっている。 ----
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