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*悪魔城ドラキュラ(X68000版) 【あくまじょうどらきゅら】 |ジャンル|アクション| |対応機種|X68000| |発売・開発元|コナミ| |発売日|1993年7月23日| |定価|9800円| |分類|BGCOLOR(lightgreen):''良作''| |>|CENTER:''[[悪魔城ドラキュラシリーズリンク>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/511.html]]''| #contents(fromhere) ---- **概要 -ファミコンで登場した『[[悪魔城ドラキュラ]]』のX68000リメイク版。タイトル名は同じであるがベタ移植ではなく、ほぼ完全新作なゲーム内容(ただしストーリーやキャラ設定は全く同じ)。 --一部ステージやボスはファミコン版を踏襲している。 -初代『[[悪魔城ドラキュラ]]』『[[悪魔城伝説]]』『[[悪魔城ドラキュラX 血の輪廻]]』と並んで、初期ドラキュラシリーズの最高傑作に挙げるユーザーも少なくない。 -歎美さは排され、ホラー色が強く悪魔城内部設備もホラーを意識した物が多くなっている。 --明らかに人間を材料にした実験室が登場。他にも拷問部屋や人形部屋などが登場。 -3ブロック構成の全8ステージ(24ブロック)。ループ性で周回ごとに難易度は上がっていく。 -基本システムはファミコンシリーズとほぼ同じ。しかし鞭打ちは下と斜め下方向に攻撃する事ができ、SFC版に近い物になっている。 **長所 -シリーズでも唯でさえ高いのを、高級PC機X68000の所有者というコアなユーザーに限定されたこともあり、更に上げられたシリーズ最凶難易度。 --難易度は弾数や敵数が多い等の目に見える形で高いわけではない。 --実のところ、FC版『悪魔城ドラキュラ』と難易度的に大差はないという話もある。 -発売年代を考慮すると異様、現代でも高レベルのグラフィック。同じくレベルの高いMIDI音源のBGM。 --X68000と言う高性能機だからこそ実現できている。同年代ハードでは再現できない((初代X68000の発売年は87年である。参考:PCE(87年)、MD(88年)、SFC(90年)))。 --内蔵音源の関係でユーザーのカスタマイズに応じてBGMは変化してしまうのだが。 --ちなみに内蔵音源、LA音源、GS音源それぞれアレンジ自体も専用に作られており変わるという豪華仕様である。 -ハード性能を生かした豊富なギミックや演出。 --上位機種であるX68030でプレイすると、背景などの動きが滑らかになるように調整されている。 --X68000内蔵の時計に応じて変化する背景なども。 --6周目に突入すると背景の演出がほんの少し変化する。 **短所 -当時は高級機で買える人が少なく、現在はもはや非常に入手困難である一般的ではないX68000と言う機種とゲームソフト。移植も長い間されなかった。 --X68000は現存する数が少なく((愛好家がなかなか手放さないため、市場に出回る数が少ない、また電源に問題があり、現在では起動出来ない本体も多い。))、媒体がフロッピーディスクなのでロード時間も現代のゲームに比べると長め。 -シリーズの中でも特に高い難易度。ジャンプ中の方向転換や空中では五方向にムチが撃てるなど、操作性が悪いというわけではないので純粋にプレイヤーの腕が試される。 **総評 -1993年と言うPCエンジンやスーパーファミコン時代と考えると、オーパーツのようなグラフィックに度肝を抜かれる。それだけなら珍しいゲームで終わっただろうが、そこに多彩な演出やギミック、何より悪魔城シリーズの肝である難易度の高いゲーム性を付与する事で、高い完成度を誇る名作となっている。 -これらが5.25インチフロッピーディスク2枚(FC,SFCで言えば16MビットROMにあたる)に収録されていたのだから驚きである。 --5.25インチ1枚の最大容量は1.2MB。スタッフの腕とハードのスペックの両方が凄けりゃロムの容量なんざどうとでもなる、という事か…。 --ちなみに開発スタッフはプログラマ2人、デザイナー2人、サウンド3人(作曲編曲担当者は2人)だけであり、うち半分はほぼ新入社員であった。 **移植 -本作は発売からしばらくコンシューマ機に移植されなかったが、2001年にPS『悪魔城年代記 悪魔城ドラキュラ』としてようやく移植された。とはいえジャケットのシモンは別のイラストに書き換えられ、アレンジモードも追加されるなど、ベタ移植ではなくアレンジ移植である。 --オリジナルモードのゲーム内容も完全移植とは言えず、若干の変化・劣化部分が見られる。 --BGMのアレンジも賛否両論。というか一部ステージでは音飛びバグすら発生する。 ---ただしサウンドトラックCDはこのアレンジに加えてオリジナルのX68000版における3パターンがすべて収録されており好評を得た。((GS音源版以外の2種は初めてのCD化になる。)) ---パッケージイラストは表は変えられているものの、一応X68000版のシモンイラストをそのまま流用したリバーシブル裏ジャケットもあり選択可能な感涙仕様。 //コナミックスポーツDSに年代記版のシモンが外部出演しているのを確認できたので変更。 --これらの問題点が原因で古参ファンにIGA氏のアンチを増やす事になってしまった。 --年代記は音飛び問題での再販中止もあって若干品薄で中古4千円前後となかなか値崩れしない。X68000版にいたっては某大手中古ショップで値段の付けられない激レア非売品としてショーケースに展示されるほどである。両方とも配信もされていないため、値下がりの気配はなさそうである。 --本作の騒動以降『悪魔城年代記』シリーズは本作限りで打ち切られたと思われたが、後に年代記はPSP『悪魔城ドラキュラ Xクロニクル』で年代記からクロニクルにタイトルを変更し発売された。アレンジと移植だった年代記と違ってXクロニクルでは「血の輪廻」のリメイクと移植になり、さらに別作品の「月下の夜想曲」も収録された。
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