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スーパーマリオ ヨッシーアイランド」(2013/10/24 (木) 08:32:03) の最新版変更点

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※この記事ではSFC版のほかにGBAに移植された『スーパーマリオアドバンス3』についても扱います。 ---- *スーパーマリオ ヨッシーアイランド 【すーぱーまりお よっしーあいらんど】 |ジャンル|アクション|CENTER:&amazon(B000068GVL)[[高解像度で見る>http://www23.atwiki.jp/ggmatome?cmd=upload&act=open&pageid=251&file=yia.jpg]]&br()[[裏を見る>http://www23.atwiki.jp/ggmatome?cmd=upload&act=open&pageid=251&file=yib.jpg]]|&image(yi 01.jpg,http://www23.atwiki.jp/ggmatome?cmd=upload&act=open&pageid=251&file=yi+01.jpg,width=160)| |対応機種|スーパーファミコン|~|~| |発売元|任天堂|~|~| |開発元|任天堂、エスアールディー|~|~| |発売日|1995年8月5日 |~|~| |定価|9,800円(税別)|~|~| |プレイ人数|1人|~|~| |セーブデータ|3個(バッテリーバックアップ)|~|~| |分類|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~|~| |>|>|>|CENTER:''[[マリオシリーズ・関連作品リンク>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/342.html]]''| |>|>|>|CENTER:''[[ヨッシーシリーズリンク>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/1018.html]]''| #contents(fromhere) ---- *概要 ''~むかし、むかしのおはなしです。あかちゃんマリオとヨッシーのはなしです~''~ ~ コウノトリに運ばれて両親のもとに向かう途中、カメックに襲われたマリオとルイージ。~ ルイージはさらわれてしまったが、マリオはヨッシーアイランドに落ちて助かった。~ 偶然マリオを見つけたヨッシーは仲間たちと交代でマリオを届けに行くことになった。~ ~ 『[[スーパーマリオワールド]]』に登場したヨッシーが主人公のアクションゲーム。~ マリオがまだ赤ちゃんだった頃の、マリオとヨッシーの初めての出会いと冒険を描いた作品である。 |&image(yi 03.jpg,http://www23.atwiki.jp/ggmatome?cmd=upload&act=open&pageid=251&file=yi+03.jpg,width=240)|&image(yi 02.jpg,http://www23.atwiki.jp/ggmatome?cmd=upload&act=open&pageid=251&file=yi+02.jpg,width=240)| 本作には『スターフォックス』『ワイルドトラックス』でポリゴン描写のために使用された「スーパーFXチップ」が採用されており、回転・拡大/縮小処理の高速化や、キャラクターや背景の軟らかい動きを実現している。~ 今までの2Dアクションゲームにはなかった独特の表現方法も本作の魅力である。~ ~ *本作の特徴 **アクション ヨッシーの特技である「敵を食べる」のほかに、本作では「タマゴを作って投げる」「ふんばりジャンプ」「ヒップドロップ」などのさまざまなアクションが加わり、マリオとは異なる動きを楽しむことができる。 -''敵を食べる/吐き出す'':敵を舌で捕まえたあとしばらくの間は口にほおばり、十字キーの下を押すか一定時間が経つと飲み込む。ほおばった敵を吐き出して敵にぶつけたり上に投げたりすることでタマゴの代わりにすることもできる。ただし、すべての敵が食べられるわけではなく、口には入れられても飲み込めない敵や、口に含むことすらできない敵、口に入れた瞬間に飲み込む敵もいる。 --なお、この作品ではマリオ系列では珍しく''敵を踏んでも完全に倒した事にはならない''。スクロールさせて戻るとまた復活しているのである。((あのクリボーですら、踏んでもペチャンコになるだけで倒せず、しばらくすると元に戻る。故に、スクロールしなくても復活するというなかなかのしぶとさを持つ。なお、潰したクリボーには乗ることも可能。))そのため、完全に倒すためには、食べるのは必要不可欠である。(もちろん完全消滅させる方法は他にも存在する) -''タマゴを作る/投げる'':敵を飲み込むとタマゴになる(ならない敵もいる)。タマゴは最大で6個まで持つことができ、カーソルのあらわれる方向に投げて敵を攻撃したり仕掛けを動かしたりすることができる。また、タマゴは壁に当たると反射し、反射したタマゴが水面に当たると「水切り攻撃」となる。ステージの中にはこれらのテクニックを使わないと攻略できないところもある。 -''ふんばりジャンプ'':ジャンプボタンを押し続けるとヨッシーが足をバタバタさせて少しだけ空中を移動できる。タイミングよくジャンプボタンを押し続けることで、少しずつ高度は落ちるが飛距離を伸ばせる。また、敵を踏んでからそのままボタンを押し続けると大きく上昇することもできる。これを利用してショートカットできる箇所は結構多い。しかも上記の通り敵は踏んでも復活するので、何度でも挑戦できる。 -''ヒップドロップ'':ジャンプ中に十字キーの下を押すと真下に急降下。杭を押し込んだり地面を削ったり敵を攻撃したりできる。ジャンプ中によく誤操作して穴に落ちるのはご愛嬌。なお、ヒップドロップ後も下を押し続けると体制を維持し続ける。この体制はしゃがみ判定ではないため、「着地した後すぐしゃがむ」をしようとすると直前で暴発してしまい、結果的にダメージを受けることにも繋がるため注意が必要。後のシリーズではいくら改善されている。後にマリオシリーズにも逆輸入された。 -''モーフィング'':特定のコースに出てくるアイテムを取ると、「ヘリコプター」「モグラタンク」「きかんしゃ」「くるま」「せんすいかん」の5つの乗り物に変身することができる。変身中に「ヨッシーブロック」に触れないと効果が切れ、変身をした場所まで戻される。なお、モーフィング中は敵に接触してもマリオが連れ去られることはない。 -''パワフル赤ちゃん'':マリオはまだ赤ちゃんだが、特定のコースに出てくるスーパースターを取ることで一定時間「パワフル赤ちゃん」に変身、ヨッシーの代わりに操作することができる。 --赤ちゃんマリオは基本的に無敵で、ほとんどの敵は触れるだけで倒せるし、ダメージ地形も無視できる(さすがに落ちるとアウトだが)。 --落下中にBボタンを押すと身に着けたマントをパラシュートのように開いてゆっくり降下する。 --壁の方向に十字キーを押し続けるとその壁を上ることができる。 **システム -ステージに時間制限がない代わりに、ヨッシーがダメージを受けるとマリオが離れてしまう。マリオは「スターのおまもり」が0になるまで画面中を飛び回り、0になったまましばらくするとマリオがカメックの手下に連れ去られ1ミスとなる。「おまもり」は10までは自動で回復し、コースに出てくる「スター」や「中間ポイント」を通過することで最大30まで増やすことができる。 --つまり、ダメージを受けても「おまもり」が0にならなければミスにならないし、0になってもマリオが画面から消えるまでは取り返すチャンスがある。また、「おまもり」のカウントも容易に増やすことができるので、操作ミス即やり直し、という機会はぐっと減っている。 ---その代わりに、アクションの難しいところでマリオが離れてしまうと取り返すためにてんてこ舞いになりやすく、マリオをさらいに来る敵もいる。ヨッシーに当たらないようにするだけではなく「マリオをさらわれないようにする」テクニックが必要となる。 --また、本作では穴に落ちるほか、トゲやマグマに触れると一発ミスになる。後半にはロックマンシリーズ並にトゲを敷き詰めたステージも存在するため、全体的な難易度は過去作よりも高いと言える。 -各ステージには「点数」があり、ステージをクリアすると赤コイン(各1点×20)、スペシャルフラワー(各10点×5)、スターのおまもり(各1点×30)の数に応じて採点される。各エリアの全ステージで100点を取ると、エリアごとに「スペシャルステージ」と「ボーナスゲーム」が出現する。 --ステージの中には強制スクロールや一方通行で戻れないところがあるステージもあるため、全ステージで100点を取るには相当なやり込みが必要となる。特にボス戦でダメージを受けると「スターのおまもり」が回復できないため、100点を狙ったときの難易度は急上昇するが、クリア後もすべてのステージを再挑戦できるので、何回もプレイすればいつかは100点が取れる。 -本作以降、ステージごとにサブタイトルがつけられるようになった。「せんリフトと おちるゆか(W5-7)」や「ビッグドンブリの とりで(W1-4)」のようにステージで主に登場する敵や特徴からつけられており、ステージのおおよその内容が予想できるようになった。 -ミニゲームやボーナスゲーム(ステージクリア時のルーレットで当たりを引くとできる。ただし、あたりを引くにはスペシャルフラワーが必要。ないと絶対にプレイできない。全部取って初めて半々の確率となる。)をクリアすると「スペシャルアイテム」が入手できる。スペシャルアイテムはボス戦以外であればいつでも使うことができ、強力な攻撃が可能で、普通のスイカよりも多く攻撃できる「スペシャルスイカ」やスター・タマゴを補充できるアイテムなど30個がストックできる。ボーナスチャレンジの中には残機を増やすことができるものもある。 -ステージ4(とりで)とステージ8(しろ)にはボスがいる。どのボスもやみくもに攻撃しているだけでは倒せず、それぞれの弱点を見抜いて的確に攻撃することが求められる。 **評価点 -操作方法がマリオとは大きく異なるが、序盤のステージで丁寧なチュートリアルが行われるのですぐに慣れる。「タマゴ投げ」「ふんばりジャンプ」「ヒップドロップ」は今作以降、ヨッシーのアクションを代表するものになった。 -初心者から上級者までが楽しめるようにゲームバランスが調整されている。 --敵にぶつかっても即アウトではないし、「タマゴブロック」「タマゴフラワー」などタマゴを補充できる場所が多く弾切れを気にせずガンガン使える。スペシャルアイテムを大量にストックすれば「スターのおまもり」を気にすることもない。ステージも何回でもプレイできるため残機補充も楽な上、マリオシリーズではおなじみの無限増殖ポイントも存在する。根気強くプレイしていけば、エンディングを見るのは難しくはない。 --一方、100点満点を狙うとなると難易度は急に高くなる。 ---ステージには謎解きや仕掛けや一発死トラップが満載。今までのマリオシリーズと比べてもステージが広く、構造も複雑になっている。特にボスのいる「とりで」と「しろ」はこの傾向が強い。 ---採点の対象となるアイテムはたいてい厄介なところに置いてあり、特に「赤コイン」は隠し面に置いてあったりすぐに逃げるヘイホーが持っていたり''強制スクロール中に杭にヒップドロップをしなければならなかったり''と難関揃い。しかもステージ中に置いてある赤コインは普通のコインと同じ色をしているので判別が難しい(一応見分ける方法はある。また、スペシャルアイテムを使えば一目瞭然となる)。 --全ステージ100点になるまでやりこんだ人にはさらなるお楽しみ、「スペシャルステージ」が待っている。いずれもこのゲームの新要素と即死トラップをこれでもかと盛り込んだ奇抜なステージばかりで、特にワールド3とワールド5のスペシャルは共に敵の猛攻とアイテムの配置の意地悪さで本作最高の難易度を誇る。 -ゲーム性だけでなくグラフィックやBGMの演出も優れている。 --グラフィックは全体的に手書き調の暖かみのある絵柄で、敵味方ともにメルヘンチックなかわいらしいデザインになっている…と思っていると、最後の最後で裏切られる。ラストバトルでメルヘンどころかトラウマになった人も多いのでは。 ---前述のとおりグラフィック描画用の拡張プロセッサ「スーパーFXチップ」を内蔵したおかげで、オブジェクトの拡大・縮小・回転や色の変更といった機能が他のゲームに比べて多く、ステージのギミックやボス戦などにも生かされている。さりげないところではポーズ画面で「PAUSE」の文字がクルクル回っているが、あれも当時の技術の粋なのだ。 --音楽はおなじみ近藤浩治氏が担当。雰囲気とあったコミカルな曲が多いが、ボスステージの曲はおどろおどろしく、ラスボスの曲は激しいロック調と、一筋縄ではいかないのも魅力。後に『スマブラX』でアレンジされた「アスレチック」を始め、いずれも名曲との評価が高い。 ---そのほかにもオルゴール風のオープニング(オルゴールのようにBGMがだんだん遅くなり、BGMが止まった時にはネジを巻く効果音が挿入される)や各ワールドをクリアするごとにステージ選択画面BGMにパートが追加される、最終エリアまで進めるとタイトル画面とBGMが変化するといった遊び心にもあふれている。 ---この高い評価を裏付けるように、サントラもプレミア化している。 -地味なところだがオートセーブ機能がついており、ステージをクリアするごとに残機以外のデータをセーブしてくれる。もっとも、ROMカセットの宿命でセーブデータそのものは消えやすいのだが。 *総評 「タマゴ投げ」をはじめとするヨッシー独特のアクションを導入して、マリオとは一味違う面白さを打ち立てた作品である。~ 愛らしいデザインとは裏腹に満点を狙うかどうかで難易度ががらりと変わるステージ構成は初心者に優しく、上級者にやりごたえのある絶妙なバランスを実現している。~ システム、デザイン、演出と、全てが高いレベルでまとまった、任天堂の技術とセンスが結晶した名作と言えるだろう。 *余談 -本作にも多くの裏ワザが存在するが、中でも有名なのが''「3-8のボスをある場所から攻撃すると変身前に倒せる」''というものだろう。((なんと公式ガイドブックにすら紹介されていたほどである。このボスは普通は上記の水切りを利用しなければならないため、恐らく水切りが苦手なプレイヤーに対する救済措置なのだろう。))そうやって倒したときの専用リアクション&セリフがちゃんと用意されているのがすごい。 -また、本作にはマリオシリーズ(というよりは任天堂作品全般)では珍しい隠しコマンドが存在する。((ゲーム中のとあるステージにて知ることができる。))入力すると、ステージ中で遊べるミニゲームの練習と2P対戦ができる。 ---- *スーパーマリオアドバンス3 【すーぱーまりおあどばんすすりー】 |ジャンル|アクション|&amazon(B00006FRAQ)|~| |対応機種|ゲームボーイアドバンス|~|~| |発売元|任天堂|~|~| |開発元|任天堂、エスアールディー|~|~| |発売日|2002年9月20日|~|~| |価格|5,040円|~|~| |プレイ人数|1人|~|~| |配信|3DSアンバサダー・プログラム|~|~| |分類|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~|~| 『USA』『ワールド』に続くGBA移植第3弾。『スーパーマリオアドバンス』シリーズおなじみの『マリオブラザーズ』も収録されている。~ ヨッシーとヘイホーにボイス(『ヨッシーストーリー』のものを使用)がつき、スペシャルステージのほかに「ひみつ」ステージが追加された。~ ただし、すでにチャールズ・マーティネー氏のボイスが定着していた時代だったのにも拘らずべビィの声は加工音声のまま((また、マリオを担いだときのヨッシーの声も電子音そのまま))。~ ハード上の制約からかBGMは多少劣化しているが、タマゴ投げがRボタンに割り当てられるなど操作性は向上している。~ また、SFC版では特殊チップを使って表現していたグラフィックを、何の拡張もせずにほぼ再現できているあたりは、GBAの性能の向上がうかがえるところである。~ ----
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