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*スパイvsスパイ 【すぱいあんどすぱい】 |ジャンル|アクション|&amazon(B000068GZY)| |対応機種|ファミリーコンピュータ|~| |発売・開発元|ケムコ(コトブキシステム)|~| |発売日|1986年4月26日|~| |定価|4900円|~| |プレイ人数|1人・2人|~| |分類|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~| **概要 -対戦型アクションゲーム。あまり知られていないがアメコミおよびカートゥーンアニメ「SPY vs SPY」を元にした海外キャラゲーのアレンジ移植。 -FC版は白スパイが「ヘッケル」、黒スパイは「ジャッケル」という独自の名前がつけられているが、これは別のカートゥーンアニメ「ヘッケルとジャッケル」から名前だけ引用したものと思われる。 -ストーリーは子供向けにアレンジされているが『[[チョップリフター>http://www23.atwiki.jp/ksgmatome/pages/27.html]]』のように社会風刺を扱った作品。 --原作者はキューバ人の「アントニオ・プロフィアス」。カストロ及び共産主義者を批判する風刺漫画を新聞に発表したために、カストロの不興を買い人々からも非難や脅迫を受け、1960年5月にアメリカへ亡命。その経験からブラックユーモアあふれる原作サイレント漫画は生まれた。 --スパイはカストロ政権とCIAに関するパロディーとなっている。 //-対戦型アクションゲーム。あまり知られていないがカートゥーンアニメ「ヘッケルとジャッケル」を元にしたキャラゲーである。 //--ヘッケルとジャッケルは米アニメ。悪戯好きのヘッケルとジャッケル、2羽のカササギが毎回騒動を起す。 //--ゲームではわかりやすいようにヘッケルが白い衣装を、ジャッケルが黒い衣装を身に着けている。 //元ネタこっちじゃね? **システム -屋敷に隠された設計図・パスポート・鍵・ドル袋を持って、屋敷のどこかにある出口から脱出する事が目的。 --アイテムはいずれか一つしか持つ事ができないので、必然的にもう一つ。4つのアイテムを同時に持ち運びできるカバンも入手しなければならない。 --それ以外に攻撃力が上昇するナイフ・棒や、罠を解体するやっとこ・傘等が隠されている。 ---ナイフと棒は入手すると自動的に装備されるが、やっとこや傘は手に持つので一つしか携帯できず、カバンとも併用できない。解除用のアイテムに限り、同じ場所からまた入手できる。 --カバンは部屋にある棚などに隠す事ができる。 -そして本作最大のキモ。罠。 --プレイヤーは無尽蔵に屋敷に罠を仕掛ける事ができる。罠を仕掛ける際は手が必要になるのでカバンや罠解体アイテムと併用はできない。罠の種類は4つ。 ---ダイナマイト。家具に設置でき、調べた瞬間にキャラを爆死させる。赤い防火用具入れから白いバケツを持ってくることで解除可能。 ---スプリング。家具に設置でき、調べた瞬間にキャラを吹き飛ばし、壁に叩き付けて死亡させる。白い工具入れからペンチ(やっとこ)を持って来ることで解除可能。 ---バケツ。ドアに設置でき、調べた瞬間にキャラに硫酸を浴びせ死亡させる。傘立てから傘を持ってくることで回避可能。 ---時限爆弾。室内全体に設置でき、キャラが侵入すると即座にカウントダウンを開始、2秒程度で爆発して死亡させる。キャラの顔が真っ青になることにより教えてくれるので、素早く部屋を出ることで回避可能。なお、この罠のみ選んだレベルによっては最初から設置されている部屋がある。 --これらの罠はすべて、どちらが仕掛けようが条件を満たせば発動する。自分が仕掛けた罠と相手が仕掛けた罠を覚えておかなくてはならない。 -ヘッケルとジャッケルは画面上下に分かれており、常に相手の行動を見る事ができる。 --そのため、相手が仕掛けた罠を見て覚えておく事で、効率良く罠を無効化する事が可能。 -ヘッケルとジャッケルが同じ部屋に入ると対戦モードに突入。パンチで相手のライフを減らし、0にすれば罠を仕掛けた時と同じようにミスさせる。 --ナイフや棒を持っていた場合はパンチが自動的に武器攻撃になる。 ---有利になるために先にナイフと棒両方を回収しておく事も作戦である。 -ミスすると持ち時間が30秒減らされ、持っていたアイテムを屋敷のどこかの家具に戻されてしまう((場所はランダム。ナイフ・棒に限り、取得していた場合はそのまま残る。))。さらに、持ち時間のなくなったプレイヤーはゲームオーバーになる。 --持ち時間はステージによって異なる。 **短所 -同じ画面を上下分割で共有するため、相手がどこに罠を仕掛けたのかなど分かってしまう。 -一人用だとNPCとプレイできるのだが、AIが馬鹿なので張り合いが無い。 --どれほど馬鹿かと言うと、自分で罠を仕掛けて隣の部屋に移り、直後に元に部屋に戻るとさっき自分でしかけた罠にひっかかるくらい。 -相手がミスした隙に、相手の復活ポイント周辺の部屋に4重5重に罠を仕掛けると回避できない状況が生まれ、リアルバトルに発展しかねない。 --罠によっては、ハメ技も存在する。 -隠されたアイテムの場所は常に同じであるため、位置を覚えてしまうと毎回同じ展開になりがち。 --さらに、初期配置地点も面によって決まっているため、お互いがこのゲームを知り尽くしていると特定プレイヤー側が露骨に不利になる面が多い(先にナイフを回収できる方が殴り合いで圧倒的に有利なため)。 **総評 対戦に特化したゲーム。罠を仕掛けつつ、相手の罠を回避し、アイテムを回収し、時に奪い、早々に脱出する。単純ながらもその駆け引きは熱い。対戦相手がいれば大いに盛り上がるゲームである。通信環境の整ったこの時代なら、より冴えるゲームになると思うのだが、残念ながら1999年のGBC版発売以降、移植・リメイクはなされていない。((海外ではPS2版の新作が出ているが旧作ファンからすると「これなんか違くね?」って感じの3D視点バトルになっている)) **その他 -アメリカ本土ではコモドール64、Atari 8ビット・コンピュータ、アップルII向けに発売。日本国内はやセガ・マークIII以外にPC-88やX1などで発売しているが、もっともメジャーなのはこのFC版であろう。 -なお、FC版のストーリーは改変され「ヘッケルはケムコのジャッケルはトムコの産業スパイで、狙うブツはゲーム界の総元締め『ジンテンドウ』が開発した新型ディスクシステムの設計図」という設定。 -FC版は続編『南国指令!!スパイvsスパイ』も発売している。
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