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*パネキット 【ぱねきっと】 |ジャンル|シミュレーション|&amazon(B00005OVN1)| |対応機種|プレイステーション|~| |発売元|ソニー・コンピュータエンタテインメント|~| |発売日|1999年8月5日|~| |定価|5800円|~| |分類|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~| *概要 -キャッチコピーは「無限工作おもちゃ箱」。その名の通り無限に遊べる途方もない自由度を持つ。 -パネル状のパーツを組み合わせ。自動車や船、飛行機などのモデルを作って動かす物理シミュレーション。 --発想次第で何でも作れるという、子供の頃の夢を具現化したようなソフト。 -どこでもいっしょやXiを生んだ公募企画「ゲームやろうぜ」発祥タイトルの一つ。 *「自由度」とは? ゲームを語るときに欠かせない要素の一つとして「自由度」がある。「なんでもできる」ということはそれだけでウリになる事が多く、逆にどんなに名作でも「一本道で自由度が無い」と批判されることがあることからも、その重要性が分かる。自由度の高いゲームの例として同じPS末期の[[高機動幻想 ガンパレード・マーチ]]をあげると、「生き残る事ができれば何でもしていい」という自由度が大きな支持を得た。 そして現在、自由度を重視したゲームとして前述の「ガンバレード・マーチ」や「グランド・セフト・オート」のようないわゆる「箱庭系ゲーム」が多く発売されるようになっている。しかし、それとは全く異なる方向性で「一生遊べる」とまで言われた自由度を持ったソフトがあった。それが「パネキット」である。 *基本的なシステム -舞台は個性豊かな5つの島。それぞれにシームレスな移動が可能。 -「パーツを組み合わせてモデルを作り、競技をクリアする」というのが基本的な流れである。子供のころの積み木遊びがそのまま「ロボコン」のようになったとでも例えれば良いだろうか。 -パーツ --パネル型の形状をしており、これを組み合わせてモデルを作る。 --パーツは全7種類。中心となるコア、3軸それぞれの曲げパーツ、車輪、ジェット、モーター、弾丸を飛ばすシューターと必要最低限で重要なパーツばかりである。 -モデル --基本的に自分でパーツを組み合わせて作るが、「プリセット」という設計図を後述の競技で入手したり、フィールドで拾ったりして、それを読み込んで動かすこともできる。もちろん改造もできる。 --また、パネルの数に応じて得られる電力とパーツが消費する電力のバランス、様々な抵抗、1モデルにつきパーツ100個という制限などを考えなければならず、非常に奥が深い。 -競技 --各島の特徴を生かしたバラエティに富む競技が用意されている。それぞれレベル1、レベル2の二つのノルマがあり、それをクリアすることによってゲームを進めていく。 --第一の島「わかば島」からチュートリアルで始まり、レースやラリー、グライダー、射撃などを経て最後には全5島を一周する「ワールドツアー」で締め括られる。 --競技のルール・趣旨に従ってモデルを作るだけでなく、ルールの穴を突くモデルを作るのもあり。難易度を大幅に下げたり、驚異的な記録を叩き出したり、無操作でクリアといったこともできる。 --「ワールドツアー」のレベル1をクリアすれば''一応''エンディング。スタッフロールが流れる。が…… *エンディング=オープニング -むしろスタッフロールが終わってからが本番との声が多い。レベル1の「ワールドツアー」までは''ちょっと長めなチュートリアル''と考えてもらっても差し支えない。 -まずレベル2全制覇を目指そう。かなりシビアな設定となっている競技も多く、モデルの完成度と操作技術が両方試される。 -そしてレベル2を制覇してもそこで終わりではない。そこからの楽しみ方は人それぞれ。例えば…… --''20段変形ロボを作ってみる。'' --''プログラム上の限界を超えて上昇してみる。'' --''何も操作しないでも勝手に動き、競技をクリアしてくれるモデルを作ってみる。'' など様々。もちろん競技の記録を限界まで伸ばすのもいいし、外観にこだわったネタ系モデルを作るのもOK。''想像力が尽きない限り一生プレイできる''、それがパネキットなのである。 **問題点 -所々処理落ちする。 --パーツ数の多いモデルを動かしたり、競技途中で別アングルの小窓が表示されると、その頻度は大幅に上がる。 -シームレスにマップを行き来できる仕組みのため、細かいディスクアクセスが持続的に発生する。 --ディスクドライブの弱い本体ではちょっとしんどい。 -前述の通り、一モデルにパーツが100枚までという制限がある。 --「制限があるから燃える」との意見も。 -初期型を除くPS2で起動しない。 --ただし、SCEに連絡すれば修正版と交換してくれる。 *その後の展開 -PS末期のソフトのため、出荷数はそこまで伸びなかったとされる。 -その後、インターネットの普及とともに再評価され、ファンサイトが多く立ち上げられた。検索すれば、モデルのセーブデータや攻略情報を掲載しているサイトが出てくるはずである。中には、バグさえ利用して普通では考えられない動き(一部ではパネキット物理学と呼ばれる)を実現させてしまうモデルもある。一度でもいいので「パネキット」で検索して、その才能の無駄遣いを見て頂きたい。 -現在、原作ソフトはプレミア化していて、なかなか触れる機会がないのが惜しまれていた。が、2007年6月28日にゲームアーカイブスで配信。600円という安価な価格も手伝って、再びファンを増やしている。 -また、気軽に体験したいなら、同じようなコンセプトのフリーソフトで「RigidChips」というソフトがあるので、そちらで体験してみるのも手だろう。 --もちろんRigidChipsにも別の良さがある。ネットワーク対戦、Luaによるスクリプト制御などが取り入れられていて、さらに自由度の高いモデル作成が可能。 --更新マダー?
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