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*CAPCOM VS. SNK 2 MILLIONAIRE FIGHTING 2001 【かぷこん ばーさす えすえぬけい つー みりおねあふぁいてぃんぐ つーさうざんどわん】 |ジャンル|格闘ゲーム|&amazon(B00005QXH1)|&amazon(B00005QBBE)| |対応機種|アーケード|~|~| |販売・開発元|カプコン|~|~| |稼働開始日|2001年8月|~|~| |分類|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~|~| |>|>|>|CENTER:''[[CAPCOMクロスオーバー関連作品シリーズ>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/1084.html]]''| |>|>|>|CENTER:''[[SNKクロスオーバー関連作品シリーズ>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/1085.html]]''| **概要 二大格闘ゲームメーカーであったカプコンとSNKのキャラが共演する対戦型格闘ゲームの2作目。略称は「カプエス2」。華々しい作品であったが、本作以降カプコンは新作格闘ゲームを長期間製作しなかった。 **特徴 -使用できるキャラは新キャラ11人を加えた全44キャラ。 --前作では『[[ストリートファイターII]]』と『[[THE KING OF FIGHTERS>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/221.html]]』((前作ではライデンとナコルル以外のキャラが『'97』までに登場している。そもそもKOFシリーズはSNKの格闘ゲームからキャラを集めた作品であるが。))のキャラが大半であったが、本作ではユン(『[[ストリートファイターIII>ストリートファイターIII 3rd STRIKE]]』)、恭介(『[[私立ジャスティス学園>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/1294.html]]』)、ロック(『[[餓狼 MARK OF THE WOLVES]]』)、響(『幕末浪漫 月華の剣士』)などのキャラも登場。いずれも原作固有のシステムをキャラ性能として備えている。 --また、多彩な移動技で画面を駆け回るロレント(『ストリートファイターZERO』)、強斬りの威力が再現された覇王丸(『[[サムライスピリッツ]]』)、大柄なパワーキャラながらチョイという飛び道具の存在により繊細さも併せ持つチャン(『KOF』)など、新キャラは個性派揃い。 --その一方で、イーグル(『[[ストリートファイター>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/110.html]]』)、マキ(『[[ファイナルファイト2>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/709.html]]』)、藤堂竜白(『[[龍虎の拳]]』)など、それまで一作品に出たことしか無いオールスターと言うには疑わしいマイナーキャラも登場。 -キャラを選択する前に、「グルーヴ」という固有のパワーゲージを6つから選択できる。 --Cグルーヴ:『ストZERO3』のZイズムがベース。「空中ガード」が可能で守りが堅い。また唯一Lv2スーパーコンボを使えるグルーヴでもあり、必殺技やLv1スパコンでLv2スパコンをキャンセルする「Lv2キャンセル」が可能。 --Aグルーヴ:『ストZERO3』のVイズムがベース。一定時間自由に技をキャンセルできる「オリジナルコンボ」が使えるほか、ゲージ50%消費でLv1スーパーコンボも使用可能で、さらにオリコンの締めにもLv1スパコンを出せるようになった。 --Pグルーヴ:『スト3』がベース。スト3の代名詞でもある敵の攻撃を受け流す「ブロッキング」が使用可能。 --Sグルーヴ:『KOF98』のEXTRAモードがベース。投げ以外に対し完全無的になる「攻撃避け」、そこからの「カウンター攻撃」、ボタン押しっぱなしでゲージを溜める「気合溜め」が使用可能。また体力ゲージが30%以下になるとLv1超必殺技が使い放題になる。 --Nグルーヴ:『KOF98』のADVANCEDモードがベース。ガードキャンセルして回り込みを出す「ガードキャンセル移動」、パワーゲージを1消費しての「パワーMAX発動」が可能。そのほかサブシステムが非常に充実している。 --Kグルーヴ:『餓狼MOW』と『サムスピ』を合わせたグルーヴ。ガード硬直を軽減し成功時に体力を回復する「ジャストディフェンス」が可能で、ゲージMAX時には攻撃力が爆発的に上昇する「怒り状態」となる。 --これに加え、回り込み・ガードキャンセル・小ジャンプなどの有無、レバーを前に2回入れたとき前方に走っていくか一定の短い距離を跳ぶかなどのサブシステムの差があり、グルーヴによってキャラの性能は大きく変わってくる。 -前作ではSNK側にあわせて攻撃ボタンが強弱の4ボタンでカプコンキャラの一部の中攻撃は特殊技扱いだったが、今作ではカプコン側にあわせて弱中強の6ボタンでSNKキャラにも中通常技・必殺技が実装された。 -本作は勝ち抜き制のチームバトルだが、チームは1人~3人まで任意で選択可能。そして、チーム内のキャラには「レシオ」というポイントを全員で合計して4ポイントになるように振り分ける。 --レシオは1~4のキャラの強さを表す数値で、レシオが高いほど攻撃力や耐久力が強化される。好きなキャラを能力的に強化してチームの主力にする、ということができる。 -「キャラ」「グルーヴ」「レシオ」という3つの要素が生み出すキャラ性能やチーム編成の多彩さが本作の特徴であり、最大の魅力である。ゲームバランスも良好で、タイトルの通り100万回の対戦に応えうるゲームに仕上がっている。 -細かい点では、弱攻撃による硬直が全体的に長く、目押しコンボがしやすかったり、近づきつつガードしている相手をゴリゴリ固めることができる。一方で間合いの取り合いの駆け引きも損なわれておらず、うまくカプコン・SNK両社の格闘ゲームの特徴を折衷したといった所。 -BGMの質も悪くなく、特にロンドンステージの「This is true love makin'」は本作を代表する屈指の名曲として名高い。 **問題点 -3人(レシオ1×2、レシオ2)で組んだ場合が体力面で最も有利になるため、上級者同士の対戦になるとレシオ3や4は意味が無くなる。 --かつて「レシオ4ライデン」で大会を荒らしに荒らしたプレイヤーがいたという話もあるが。 --前作でもレシオ1×4が結局一番有利ということになっていたので、4人チームが不可になったり、死にキャラがいなくなったりと改善されてはいる。 -「前転キャンセル」というテクニック(バグ)の存在。 --C、A、Nグルーヴで使用可能な「回り込み」という一定時間無敵になるアクションと必殺技のコマンドを同時に入力することで、回り込みをキャンセルして必殺技が発生する。前転キャンセルは、このとき回り込みの無敵時間が、必殺技の動作に付加されるバグであり、前キャンなどと通称される。 --無敵時間は昇龍拳などの隙の多い技や、ゲージを消費するスーパーコンボの特権で、しかもCVS2では無敵時間が全体的に非常に短め(レベル3のスーパーコンボでも、無敵時間はせいぜい数~10数F程度)だったが、突進技や隙の小さな技、出は遅いが強力な技などに無敵時間が20~30Fつくようになり、リスクとリターンの関係が崩壊。 --前キャンが発見されたのは稼動から1年ほど経ってのことで、修正された基板などは出されていない。 ---ゲームセンターでプレイする場合は前キャンの存在を留意しておく必要がある。もっとも、今からゲームセンターで同作をやりこもうとする人はごく僅かであろうが。 --また、前転キャンセルほど分かりやすくは無いため詳細は省くが、上級者同士にとっては前転キャンセル同様に多大に影響する、P・Kグルーヴ限定の「ムーミンガード」というバグがある。 -キャラバランスには多少首を傾げるような部分がある。格闘ゲームでは研究が進むうちに強力な組み合わせが発見されるのが常なので仕方の無いことではあるが… --本作での代表的な強キャラはサガットとブランカ。ガチンコでの対戦になるとこの二人が入ってないチームが稀有になるほど。 --グルーヴで最強とされるのはオリコンが使用可能なA。これと相性がいいキャラもベガ、さくら、バルログなどで、最強クラスのキャラは大半がカプコン側のキャラである。まるで『[[MARVEL VS. CAPCOM 2>http://www23.atwiki.jp/ksgmatome/pages/649.html]]』のカプコン側不遇の反動かのよう。 ---Aの肝であるオリジナルコンボは自由度が高くプレイヤーの研究に委ねられるシステムで、これが弱くては面白くない。しかし、前転キャンセルの恩恵を受けたことでさらに強さが倍増したのがまずかった。なお、「前転キャンセルが無い場合はKが最強」と言われていた時期もあったが、少ないシステム数やゲージ常備でないなどの弱点ゆえに、&date(j)現在は前転キャンセルが無くともAが最強とされる。ちなみにKは、稼働当初からしばらく、前述のAの次点とされていたが、&date(j)現在は研究が進み前述の弱点ゆえに、ブロッキングが同作のシステムと相性の悪いPと共に最弱とされる。 --そして防御手段が乏しくゲージシステムが弱すぎるSは、稼働当初Pと共に最弱とされていたグルで、Pと共に空気に近い扱いを受けているが、最近の研究でガードすればゲージが溜まる、GCが使えるなど前述のAに対して対抗しうる要素が判明。&date(j)現在、最弱を脱出しP・K両グルの次点とされる。 --一方のSNK側は、SNK作品では一貫した使い方が出来ていた技が、本作のみ出来なくなったりと不可解な弱体化が見られる。研究の甲斐あってか、響や庵などがキャラランクの上位に食らいつけてはいるのだが… //---しかしこれはSNK作品が「飛び込みからの連続技で大ダメージ」と言う傾向で、「慎重に一発一発の攻撃を当てていく」傾向のあるカプコン作品に十分な調整をせずに参戦させたためであり、本作から二年後に稼働した『[[SNK VS. CAPCOM SVC CHAOS>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/699.html]]』では、キャラランクには上位から下位まで両社のキャラクターが入り混じっている。((もっともゲームバランスは今作以上に尖っているのだが)) //例えばSNK側にジャンプ強キックでめくれないキャラが多いのは、この説明では不十分。そもそも調整するのはカプコンで、SNKはいっさい開発に関わってない。SNK側に理由を求めるのは無理がある。またSVCは隠しキャラを除けば、バランスがいいという話もある。 **移植 -稼動して1ヶ月ほどでドリームキャストとプレイステーション2に移植された。その後も、簡単に必殺技を出せるEO(Easy Operation)機能を搭載したゲームキューブ版、Xbox版が発売されている。 --PS2版とDC版は、''異なるハード間においても通信対戦が可能''だった(当時はダイヤルアップ接続が主流)。現在はサービスを終了している。 --カラーエディットやグルーヴエディットが可能で、特にグルーヴエディットでは本来モリガンのみの特権であるチェーンコンボなどを共通システムにすることで全く別のゲームにすることもできる。 --ちなみに先述の前転キャンセルは、PS2のベスト版やEO搭載版では削除されている(というよりも、前転キャンセルは元々バグであったため、修正といったほうが正しい)。開発側としても苦慮した点だったようだ。 -2012年9月19日からはPSNで配信が開始された。価額は1200円と御手ごろだが、残念ながらネット対戦機能は対応していない。
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