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*ぷよぷよ 【ぷよぷよ】 |ジャンル|落ち物パズルゲーム|CENTER:&image(puyod.jpg,http://urapotato.com/?pid=7661698,height=160)[[高解像度で見る>http://www23.atwiki.jp/ggmatome?cmd=upload&act=open&pageid=55&file=puyod.jpg]]&br()&br()&amazon(B001EA3T0S)[[高解像度で見る>http://www23.atwiki.jp/ggmatome?cmd=upload&act=open&pageid=55&file=spp1.jpg]]&br()[[裏を見る>http://www23.atwiki.jp/ggmatome?cmd=upload&act=open&pageid=55&file=spp2.jpg]]| |対応機種|(多数機種にて発売)|~| |発売元【MSX/PC98】&br()開発元【MSX/FC/AC/MD/SFC】|コンパイル|~| |発売元(上記以外)|【FC】徳間書店インターメディア&br()【AC/MD】セガ・エンタープライゼス&br()【SFC】バンプレスト&br()【PCE】NECアベニュー&br()【X68k】SPS|~| |開発元【PCE】|Goo!|~| |発売日|【MSX/FC】1991年10月25日&br()【MD】1992年12月08日&br()【PC98】(GG) 1993年3月19日&br()【SFC】1993年12月10日&br()【PCE】1994年4月22日&br()【X68k】1994年7月29日|~| |稼働開始日【AC】|1992年10月|~| |プレイ人数|1~2人|~| |配信|バーチャルコンソール&br()【3DS】GG版:2013年1月30日/300円|~| |分類|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~| |>|>|CENTER:''[[魔導物語・ぷよぷよシリーズ関連作品リンク>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/574.html]]''| ※ 本作は数多くの機種に移植((MSX2/2+、ファミリーコンピュータ ディスクシステム、アーケード、メガドライブ、PC-9801、X68000、スーパーファミコン、PCエンジン スーパーCD-ROM2他。))されているが、ここでは以下に準拠して説明する(「旧ぷよ」「新ぷよ」という名称の出典は『ALL ABOUT ぷよぷよ』に拠った)。 -&bold(){旧ぷよ}: 初出となった、CPUとの対戦がないファミリーコンピュータ ディスクシステム版(書き換え専用)とMSX2/2+版 -&bold(){新ぷよ}: CPUとの対戦が初登場となったアーケード版、およびその移植作品 **概要 -基本的なルール --画面の上から降ってくる2個1組のぷよぷよ(略:ぷよ)をフィールドの下に操作して落とし、4個以上つなげて消す。 --積まれているぷよは重力法則に従って落下するため、一度の操作で連続してぷよを消すことができる(連鎖)。 --2プレイヤーやCPUとの対戦では、ぷよを消すと相手のフィールドにおじゃまぷよを降らすことができる。連鎖数に比例しておじゃまぷよの数も多くなる。 ---第2作のぷよぷよ通以降では、自分のフィールドに降る予定のおじゃまぷよ(予告ぷよ)がある状態でぷよを消すと予告ぷよの数を減らすことができる(相殺)。 --左から3列目に積まれたぷよが一定数を超えると負け。 -旧ぷよと新ぷよ --旧ぷよは、1人でひたすらぷよを消すモード(ENDLESS/とことんぷよぷよ)、詰め将棋のように問題を解いていくモード(MISSION/なぞなぞぷよぷよ)、2プレイヤーとの対人戦モード(2PLAYER/ふたりでぷよぷよ)のみしかない。 ---基本ルールは旧ぷよの時点で完成されていたが、ぷよが5色ではなく6色、2人対戦モードは1Pと2Pの落下ぷよが一致しない、何連鎖しても一度に発生するおじゃまぷよの数は最大30個までなど、システムの練り込みが足りない部分もある。 --これに対し新ぷよは、ストーリーに従ったCPUとの対戦のモード(ひとりでぷよぷよ)があり、「対戦ゲーム」としての面を強く押し出した。 ---代わりにアーケード版にはとこぷよとなぞぷよが無かったが、後の移植版では復活収録されているものもある。 --その他、魅力的な敵キャラクターや音楽、連鎖ボイス、ルール等細かい点で新ぷよへの追加要素は多い。 ---ただし、魔導物語音頭などのBGMは旧ぷよの時点で既に搭載されていた。 ---後に1993年に発売されたファミコンロムカートリッジ版は、基本的に旧ぷよであるディスクシステム版の移植ではあるが、逆輸入で2人対戦時に新ぷよに準拠したシステムが一部搭載されている(1Pと2Pの組ぷよ一致、おじゃまぷよ制限を255個まで増加可能など)。 **大ヒットに至った理由 -旧ぷよがファミコンディスクシステムの書き換え専用ソフトとMSX2で出た時、それほど話題を呼ぶことは無かった。『マイコンBASICマガジン』で手塚一郎などの一部ライターが紹介し絶賛するのみだった。 --その手塚一郎も最初は「ドクターマリオと(洗脳ゲーム)テキパキをかけ合わせたような、オリジナリティのかけらもないゲーム」と評していた。 --ディスクシステム版は雑誌『ファミリーコンピュータMagazine』とのタイアップで「ファミマガディスク」シリーズのVol.5として発売された。なお、それまで「ファミマガディスク」は読者からのゲームアイデアを募集した「ファミマガディスク大賞」の受賞作品を多くゲーム化していたため、『ぷよぷよ』も一般投稿作品と勘違いされることもあったが、本作は一般投稿ではなくコンパイルとのタイアップ企画物である。 -しかし、1992年10月にアーケードで新ぷよが登場するや、たちまち大きな反響を呼び、空前のぷよぷよブームを巻き起こすことになった。&br()その理由はいくつかあげられる。 --当時、『ストリートファイターII』等の対戦格闘ゲームが大ヒットしている最中だったが、ぷよぷよもまた人やCPUとの対戦の要素が強く、対人戦が盛り上がった。 ---シンプルながら奥の深い戦略性を持っており、対戦ゲームとして完成されていた。 ---プレイヤー同士の対戦が嵩じて、全国大会などの大掛かりなイベントが各地で開催された。 ---ただ、初代『ぷよぷよ』は続作『ぷよぷよ通』以降の相殺システムが無く、先に5連鎖したほうが勝ち確定という詰めの甘い点もあった(5連鎖以外にも勝つ方法はいくつかあり、そこに到達する方法もいろいろあるので奥が浅い訳ではない)。この弱点は続編の『ぷよぷよ通』の相殺システムで解決される。 -ダンジョンRPG『魔導物語』から輸入した、主人公のアルルやどことなくゆるい雰囲気の敵キャラ、連鎖ボイス、音楽などが親しみやすく多くのプレイヤーに受け入れられた。 --特にアルルはこのぷよぷよを機に一気に知名度を高め、コンパイルを代表する名ヒロインとなった。ディスクステーション((コンパイルが1988年から発行していたパソコン用メディアが付属し、コンパイルのオリジナルゲームなどが収録されていた雑誌。安価で複数のパソコン向けゲームが収録されており、内容も下手な家庭用ゲームよりも質が高いとコストパフォーマンスは非常によかったのだが、当時は家庭にパソコンがそこまで普及していなかったのが災いし、2000年に廃刊してしまった。))の表紙でもほとんどが彼女で飾られた。 --それ故に本家の魔導物語が影に隠れてしまったのが悲しいところだが…(詳しくは余談にて)。 -1993年12月10日にスーパーファミコン(当時最もメジャーだった機種)へ『す~ぱ~ぷよぷよ』としてバンプレスト発売で移植され、多方面への広告宣伝の多さがゲームとは縁の無い幅広い世代への認知度を増やした。 --このす~ぱ~ぷよぷよが大ヒットしたため、当時「ぷよぷよはバンプレストのゲーム」と誤解されることも(ry -他にもメガドライブ(セガ)・PCエンジン(NECアベニュー)・パソコンなどの数え切れないほどの機種に移植された他、雑誌やテレビ等のCMも大体的に打っていた。 --メガドライブ版は最初に家庭用移植された機種であり、ボイスが非常に少ない(2連鎖目の声のみ収録)事を除けばアーケード版をほぼ忠実に移植していた。後に発売されたPS版『ぷよぷよBOX』や、現在配信されているWiiバーチャルコンソール版『ぷよぷよ』も、このメガドライブ版の移植である。 ---後にバーチャルコンソールではアーケード版の移植も配信された。 --PCエンジン版はボイスを三石琴乃、塩沢兼人、井上和彦などの有名声優が声を担当している。CD媒体の強味を生かし、漫才デモが音声付となっていた。 --ただ、こうした放漫な販売戦略は過剰なコストも相まって、後にコンパイル倒産の原因の一つとなる。 **総評 -『テトリス』や『コラムス』等の落ち物パズルゲームは既に普及していたが、『ぷよぷよ』はそのジャンルに新たな風を巻き起こしただけでなく、対戦要素や奥深い戦略性等を新たに導入した一大エポックとして位置付けることができる。 --対戦要素そのものは先にテトリスで導入されていた。ただし、主に対人戦のみであった。 **余談 -最初、コンパイルはドミノをテトリスのブロックに見立てて、同じ数字を横に揃えれば消せるという『どーみのす』という落ち物パズルゲームを開発していた。全然面白くないということで、これを作り直したのがぷよぷよになった(『ALL ABOUT ぷよぷよ』より)。 -海外ではヨーロッパでアーケードの翻訳版が発売された後、移植版は別のキャラや設定へ差し替えたバージョンで発売されている(カービィキャラの『Kirby's Avalanche/Kirby's Ghost Trap』、ソニックキャラの『DR.ROBOTNIK'S MEAN BEAN MACHINE』、テトリスの作者が監修した『Qwirks』など)。これは文化の違いにより、二頭身の女の子がメインとなる魔導キャラが受け入れられなかったためとされる(『ALL ABOUT ぷよぷよ通』より)。 --この内『DR.ROBOTNIK'S MEAN BEAN MACHINE(ドクターエッグマンのミーンビーンマシーン)』は日本国内でも『ソニックメガコレクション』や『メガドライブTV』などの収録作品の1つとしてプレイ可能で、『Qwirks』も国内で発売されたが、『Kirby's Avalanche/Kirby's Ghost Trap』の方は残念ながら国内では公式発売されていない。 --後にセガがぷよぷよの版権を継承して以降、『Puyo Pop』というタイトルで海外でも魔導キャラが登場するようになった。 -あくまでぷよぷよの世界観やキャラは魔導物語からの輸入にすぎなかったが、原作である魔導物語が主にパソコンで展開しておりマイナーだった影響もあり、ぷよぷよの知名度が独り歩きした結果、本家の魔導物語を「ぷよぷよのキャラが出てくるRPG」と思いこむ人も増えることになった。後の魔導物語のシリーズの中にはぷよぷよでの設定を逆輸入したり、「ぷよぷよRPG」というキャッチコピーで出されたものもある。 --本作のヒットを受けてコンシューマでも魔導物語のリメイクや関連作品がリリースされるようになった。
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