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*リズム天国 【りずむてんごく】 |ジャンル|音楽ゲーム(ノリ感ゲーム♪)|&amazon(B000FZ5LA4)| |対応機種|ゲームボーイアドバンス|~| |発売元|任天堂|~| |開発元|任天堂、J.P.ROOM|~| |発売日|2006年8月3日|~| |定価|3,800円|~| |分類|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~| |>|>|CENTER:''リズム天国シリーズ''&br''リズム天国'' - リズム天国ゴールド - [[みんなのリズム天国>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/3865.html]]| #contents(fromhere) ---- **概要 音楽プロデューサーの「つんく」が企画・監修・楽曲提供をしている事で有名な音楽ゲーム(公称ジャンルは"ノリ感ゲーム♪")。ゲーム中に流れる音楽のリズムに合わせてボタンを押すタイプの、リズムアクションゲームである。~ 開発スタッフは『メイドインワリオ』を手がけたスタッフとほぼ同じであり、本作もまた作風・プレイ感覚ともに非常に近く、軽い。 そのため、音ゲージャンルの難易度激化についていけなくなった人や、元々ゲームの苦手な人でも手軽に楽しめるよう作られている。~ DSに注目が集まっていたこともあり、初動はいまいちだったが、口コミで評判が広がり、今に至る。 //発売してしばらくしてから、ファミ通が評価レビューと攻略ページをつくっていた。いつの号だったかは覚えてませんが。 ---- **内容 ''ステージ構成'' -1つのステージには5つの楽曲=リズムゲームが存在し、それらを順番に全てクリアすると、それまでの5リズムゲームを1つのオリジナル曲に混合してまとめた「リミックス」ステージ(いわゆるステージボス)に挑戦する。 --計8ステージだが、エンディングクレジットはステージ6クリア時に流れる。 -リズムゲームの種類は大別すると25種。それにリミックス8曲と、エンディング間際からの上位難易度のリズムゲーム15種が加わり、総ステージ数は48。 --つまり本作の構成は「ミニゲーム集」に近く、操作形態はゲームによって異なる。ほとんどのゲームが「タイミング良くAボタン(+十字キー)を押す」で説明できるほど簡単だが、一部にボタンを長押ししたり十字キーを使い分けるゲームもある。 ''プレイ評価について'' -各リズムゲーム終了後、一言寸評と4段階(「やりなおし」「平凡」「でも平凡」「ハイレベル」)のプレイ評価が表示される。「平凡」以上でステージクリア。 --「ハイレベル」を達成すると、リズムゲームメダルがもらえる。これを集めると、ミニゲームなどのおまけ要素が解放される。 --時折「パーフェクトキャンペーン」が実施され、その時にノーミスクリアを達成すると更に別の特典がもらえる。 --やりなおしの結果になっても、上手かった所があればそこを褒めてくれる。何度やり直してもクリアできないリズムゲームが出てきた時は、「喫茶カウンセル」に行くと飛ばす事もできる。こうした初心者への配慮はぬかり無い。 -リズムゲームを遊ぶと、「ノリ感」というパラメータが上下する。 --本作はステージごとにスコアが残るような仕様ではなく、入力タイミングが完璧に近いほどこの値が上昇する。いわゆるプレイヤーランク。 --採点基準はゲーム中では明かされておらず、目安程度のアバウトな存在に留まっているが…。 //--より正確なリズムを刻めれば上昇するわけだが、最大値(140とされている)を叩き出すには、人間にはほぼ無理なレベルの正確さが要求される。本作は何気に、極めるという意味で言うと音ゲー最凶クラスなのかもしれない。 //--ニューゲームから最後まで、フレーム単位のズレがたったの一回も許されない正確なリズム感が求められる。TASさんにしかできない芸当だろう。 //ノリ感140に関しては攻略本情報だけだったと思うので、一応コメントアウト。 ''おまけ要素'' -メダルを集めて開放されるミニゲームには、入力に応じて音が出る「リズムおもちゃ」、ハイスコアが記録される「エンドレスゲーム」((おまけ専用のミニゲームの他、本編収録のリズムゲームのエンドレス版もある。))がある。 -リズムを刻む楽器の代表格と言えるドラムセットを、GBAのボタンでまるまる演奏できるモードを収録している。 --メダルを集めることでお手本どおりドラムを叩く「ドラムレッスン」が解禁されていく。クリア時には100点満点とランク付けで採点されるが、最高の100点Sランクを出すのは至難の技。 --スタジオ(いわゆるサウンドテスト)ではゲーム中の楽曲を聴くだけでなく、その楽曲に自分でドラムを合わせる「ドラミング」をすることができる。また、パーフェクトキャンペーンをクリアすることで、ゲームのBGMや色んな音色のドラムセットが手に入る。 ---- **音楽ゲームとしての特徴 -音楽ゲームに多く見られる「流れてくる譜面に合わせて曲を演奏する」形態ではなく、''「曲にノってリズムを刻む(規則性のある連続した音の流れを作る)」事を重視し、数パターンのリズムを使い分けて攻略する''ようなゲームデザインとなっている。 --特徴的なのは、普通の音ゲーと違い''目視確認で入力するのはとてつもなく難しい''こと。そればかりか''画面にあからさまな目隠しを被せてくるステージもある。大事なのはあくまでも「リズムにノる」事''。 --1ゲームあたりの所要時間は1~2弱分程度とやや短い。プレイヤーの入力を要求する回数(音ゲー的にいうと「譜面の密度」)も比較的少ない。 -プレイヤーの入力に対する画面上の見た目の変化が面白い。アニメーションにはキレがあり、『メイドインワリオ』テイストの残るシュールな世界観やかわいらしいキャラクター((『メイドインワリオ』からもオービュロンステージに出てくる「うちゅうウサギ」がゲスト出演していたりする。))と曲調との相性も良く、ボタンを押す事が単純に楽しいというシンプルな魅力に溢れている。 --ステージの例を以下に示す。これら全てが、テンポもノリも良いステージ曲のリズムに合わせてボタンを押すだけで操作できる。 ---「リズム脱毛」&br()やけに濃い顔をした野菜にヒゲが生える。生えたリズムと同じリズムでヒゲを抜いてあげよう。巻き毛は長く押さえないと抜けない。 ---「しろいおばけ」&br()あるお宅の塀からおばけがひょこひょこ顔を出している。7拍刻んだ後8拍目で塀の間を駆け抜けるので、タイミングに合わせて弓で退治。矢が命中するとドアが開いて家屋に吹っ飛ぶ。曲が進むと顔を出さなくなって音が消えたりもする。 ---「ポリリズム」&br()工場のラインで「赤いモノ(詳細不明だが、ミスると爆発する)」を運搬するゲーム。ラインには何故か所々に穴があく(理由不明)が、ボタンを押すとラインが上下し、上を転がる赤いモノを跳ね上げて穴を飛び越える。2ライン同時操作なので左右独立が大事。 --ゲームによっては、「成功」「失敗」の他に「ぎりぎりセーフ」「ギリギリアウト」にもアニメパターンが用意されている。 --ゲーム中に表示される画は全体的にシュールなので、初見では何をすればいいのかわからなかったり、画面にまどわされることもたまにある。それもまた本作の醍醐味だったりする。 ---- **問題点 -そもそも難易度があまり高くない事もあって、ボリューム不足がしばしば指摘される。「定価を高くしてもいいから増量希望」「すべてのリズムゲームに上位ステージがほしかった」という声も。 --メダルを集めて解放する一部のゲームのみにしかスコアアタックがない点なども不満点として挙げられやすい。 --ただし、さすがにパーフェクトキャンペーンで楽をする方法はなく、全てのおまけ含む全要素を解放するハードルまで低いわけではない。 -ただ、「パーフェクト狙い」の観点におけるやり込み甲斐やリプレイ性にも欠ける。 --パーフェクト入力に成功したかどうかが分かりにくいのが主な原因。見た目の変化などの違いがほとんど無いので、入力タイミングがズレてパーフェクトに失敗しても、そのことに気付きにくい。 ---パーフェクトキャンペーン時に限り、ノーミスが継続していることを示すハートマークが表示されるので成否判定は分かりやすい。しかしパーフェクトを達成したリズムゲームは、二度とキャンペーンに挑戦できない。 -一部ボーカル付きの曲((本作においては時東ぁみ、久礼(田中)聡史によるものが収録されている。なお時東は後に事務所移籍を経て「トーキングブンブン」名義として歌手活動を再開。つんくと袂を分った。))などは、楽曲提供者本人(つんく)の作風が大きく前に出ている。ここに好き嫌いが出たり、敬遠される理由にもなったり。 ---- **総評 世に音ゲーは数多く存在するが、本作は特に操作の簡単さが抜きん出ている。これに見た目の面白さが加わり、シンプルな魅力がウリの音ゲージャンルにおいて地味ながら大きな存在感を示している。~ ''曲にノリながらボタンを押す。''それだけで楽しい。~ 音ゲーが案外人を選ぶジャンルであると認識されつつある昨今、ほぼ誰でも価格相応かそれ以上に楽しめるという「万人向けゲーム」の鑑のような作品である。 ---- **その他 -GBA最後の任天堂作品。その事もあってか取り扱い店が限られてしまい、入手しにくい時期もあったとか。 -第10回(平成18年度)文化庁メディア芸術祭エンターテインメント部門優秀賞受賞。2007年にはセガによってアーケードゲームに移植された。(wikipedia「リズム天国」項より) -その後の展開として、2008年にDSで『リズム天国ゴールド』、2011年にWiiで『みんなのリズム天国』が発売されている。 --『ゴールド』の「アイドル」や、『みんなの』の「レスラー会見」は多くのユーザーの印象に残っていることだろう。
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