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*テイルズ オブ デスティニー
【ているず おぶ ですてぃにー】
|ジャンル|ロールプレイングゲーム&br()(シリーズ固有ジャンル名:運命のRPG)|&image(tod1.jpg,http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000069S9H/ksgmatome-591/ref=nosim,height=160)|
|対応機種|プレイステーション|~|
|メディア|CD-ROM 1枚|~|
|発売元|ナムコ|~|
|開発元|ナムコ、日本テレネット|~|
|発売日|1997年12月23日|~|
|価格|6,090円|~|
|プレイ人数|1人(戦闘のみ1~4人)|~|
|セーブデータ|1ブロック(最大3ファイル保存可能)|~|
|周辺機器|マルチタップ(戦闘のみ)|~|
|廉価版|PlayStation the Best:1998年11月26日/オープン価格|~|
|分類|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~|
|>|>|CENTER:''[[テイルズ オブ シリーズリンク>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/260.html]]''|
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#contents(fromhere)
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**概要
-テイルズ オブ シリーズのメインタイトル第2作目。略称は『デスティニー』『TOD』。キャラクターデザインはいのまたむつみ。
-PSハード初のテイルズシリーズで、人気の高さゆえに後にファンタジアがリメイクされるきっかけになった。
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**特徴・評価点
-主題歌に合わせたアニメーションムービーが製作された。
--この主題歌とプロダクションIGの製作によるアニメーションムービーによるオープニングはシリーズの定番となった。
--当時珍しかったデジタルアニメーションは今見てもハイクオリティ。DEENが歌う主題歌「夢であるように」は現在でも高い人気をもつ。
---DEENはゲームの脚本をきちんと読み、イメージを確たるものにして作曲したと公式インタビューで語っている。
--9年後に発売されたセルフカバー版でもOPムービーおよび主題歌が使いまわされた。''パーティに強制参加するようになったコングマンがいない''のもそのままである。
-戦闘システム「エンハンスト・リニアモーションバトルシステム (E-LMBS)」
--今作から、戦闘システムに独特な名前がつけられるようになった。
--前作であるSFC版ファンタジアと比べて、SFC→PSへのハード性能の向上による進化が見られる。
---魔法などの演出にて、派手なカメラワークが導入された。
---身長の高い敵や、最大8匹までの敵とも戦えるようになった。
---''下級魔法に限り''術を同時発動させる事も可能になった。
//SFCファンタジアでも下級魔術は止まらなかったよ。クラースさんのシルフとかはあれだけどね…。
--前作で技・奥義はSレンジかLレンジで切り替わる仕様であったが、本作から十字キーの上・下・横・ニュートラルの4箇所に登録するように統一され、以降のシリーズはこれが基礎となった。
--しかしそれでも技術力の関係上、まだまだ発展途上といえる出来で、システムの完成形は次作の『[[エターニア>テイルズ オブ エターニア]]』まで待つ事になる。
-ソーディアン
--意思を持つ剣の総称。ストーリー上重要な存在。
--主人公達主要メンバー(ソーディアンマスター)は各々、パートナーと言える固有のソーディアンを一本ずつ持つことになる。
--ソーディアンを装備しているマスターは、そのソーディアンの能力である晶術が使えるようになる。
---主人公スタンは、自分のソーディアンであるディムロスを装備している時のみ、奥義も使えるようになる。
--ソーディアンにも経験値及びレベルの概念があり、成長すると攻撃力が上がったり、新しい晶術を使えるようになる。
--マスター間でソーディアンを持ち回すこともできる。
-「運命のRPG」というジャンル名の通り、分岐が豊富。プレイヤーの進み方次第で様々な登場人物の運命を変えられる。
--既存のRPGとしてありがちな「会話・選択肢だけで運命が決まる」だけでなく、負けイベントであってもあえて勝利する事で運命が決まるキャラも存在する。会話の選択肢は真面目な物から空気の読めない物まである。
--普通なら死ぬようなボスであっても''進み方次第では生存させる事ができ''、プレイヤーは自分の好きなように物語を作る事ができる。ここまで分岐が豊富なRPGはそれほど多くないため、このシステムを今作最大の魅力とする人は多い。
-キャラが話し合うアクティブ・パーティー・ウィンドウ。
--豪華キャストによるフルボイスの各キャラの掛け合い台詞は、笑える物から意外な一面を見ることができるなどバラエティに含み、後のシリーズにて『スキット』として定番となった。
--ただし、本作におけるスキットは半ば隠し要素((フィールドで一定時間放置しなければ発生しない))であり、しっかりとシステム付けされたのはPS版ファンタジアとするのが妥当だろう。
//マニュアルには書いてある。「フィールド上で放置しておくとキャラクター達がおしゃべりを始めます」って記載されてる。ただ、見つけにくくはあるね。
--因みに本作だけパーティメンバーの誰かが状態異常を起こしていると会話の内容が専用の物になるという凝った要素がある。
--ラスボス手前でセーブすると全てのスキットがサウンドテストで視聴できる。この中には本編では聴けないスキットもあり、特に「ウッドロウの告白シリーズ」は必聴。
-サブイベントの種類が多く、ミニゲームも多数。それらの中には登場人物の内面を掘り下げる描写もあり、おまけ要素が充実している。
--中でも隠しダンジョンとなっているナムコの名作「ドルアーガの塔」はミニゲームでも最大のボリュームを誇る。こだわりも半端なく、構造や出てくる敵なども同じなためファンには感涙物。ちなみに本作とドルアーガの塔には略称がTODという共通点がある。
--但し一部のミニゲームは攻略法を知らないとかなり難易度が高かったりする。クリアできないからといって物語が進めないことはないが、そういうミニゲームに限って貴重品が手に入ったりするので、多少もどかしい。
--また前作のファンタジアからゲストでクレスとアーチェの二人が登場する。このように歴代キャラが何らかの形でゲスト出演するというのも以降のシリーズで定番要素の一つになった。
--もう一つの定番要素にシリーズ伝統の料理''マーボーカレー''((公式ガイドによると作り方は「普通にマーボーを作ります→普通にカレーを作ります→二つを混ぜます→食べます→うっうまい!」とのこと))が初登場したことが挙げられる。本作ではとある一箇所でのみ試食ができる。
-マルチプレイの実装
--装飾品「チャネリング」を装備したキャラクターを2P以降のコントローラーに対応した隊列に並べた状態(2Pなら2番目)で戦闘中でセレクトボタンを押すとマルチプレイが可能になる。協力プレイならではの楽しさがあり好評を得たため、これも後のシリーズで引き継がれることとなった。
--但し本作でスタンはパーティで入れ替えができないので、1Pはスタンしか操作できない。
-パーティキャラの1人であるリオン・マグナスは、シリーズ全体で見ても未だに高い人気をもつ。
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**賛否両論点
#region(リオンの扱いについて(ネタバレ注意))
-ゲーム中盤でスタン達と敵対。戦闘の末に敗北し、その直後、海底洞窟の濁流に飲まれて死亡する。その後、最終局面にてラスボス戦手前の前座として、ゾンビ化されたリオン(通称:ゾンビリオン)が唐突に登場。スタン達は戦闘を余儀なくされ、リオンを完全に殺すことになる。
--リオンはその人気の影響もあってか、このゾンビ化に対しては当時からブーイングが激しく、あろうことかPS版の公式攻略本で批判されたほど。
---漫画版の一つ『神の眼をめぐる野望』ではゾンビではなく生きて再登場を果たしたことに多くのファンが歓喜した。
---ただし、この漫画は最初からオリジナルの部分が多く、リオン生存ルートの伏線に対しても色々と((主にリオンの心境の変化具合や、スタンやルーティとの関係の改善。))張り巡らしていたり、描いていたりしたので、再登場時の唐突感はほぼない((作者もその点に関してかなり真面目に考えたことが当時のインタビューで語っていた。))。というか(ゲームで例えるならほぼイベントボス近い)ラスボスの登場の仕方に(伏線はあったものの)びっくりする。
---また、ドラマCD本編&プルーストフォーゴットンクロニクルでもゾンビ化はなく、生きたリオンがラストで合流する。むしろ、ゾンビリオンはPS版(と矢島さら女史のPS版の小説)のみの演出となっている。
---余談ではあるが小説版では同様に出てきたゾンビリオンを即死魔法【エクステンション】((ゲーム内では本来ボスに効かないしもちろんゾンビリオンも無効。))で消滅させている。((なお同呪文のPS版内設定は相手を分子レベルに分解して消滅。やりすぎである。))なんという仕打ち。
--PS版においてリオン戦の前にリオンのことを信じるかどうか選択肢があること、リメイクでもダイクロフトでリオンのセリフが没ではあるが設定されていることから、公式でダリスのように生存ルートの分岐が検討されていた可能性もある。
--一方で「このシーンがなければTODは名作になれないのでは」と考えるファンもいるため、実際には好みが分かれる。
-リメイク版での扱いについて
--リメイク版ではゾンビリオンのシーンがカットされた。
---CEROの都合とも元々の設定であるとも言われている。
---D2とリメイク版では、リオンの最期はゾンビの場面ではない。公式側としてはゾンビリオンをなかった事にしたいようである。ゾンビ化削除に関して、またもや賛否が分かれた。
--またリオンは現在まで語り継がれている名台詞を多く発しているが、これもリメイク版で多くが削除され、不満の声も強く上がった。
---ゾンビリオンの時の「コロシテクレ……」もその一つ。
--リメイク版では多少性格や台詞が丸くなっており、それに関しても賛否が分かれている。((CEROの都合もあると思われる))冷徹過ぎるオリジナル版のリオンより、多少丸くなったリメイク版のリオンの方が好きという意見も少なくないが。
-なお、バグ技でリオンをパーティに残して「隠された神殿」でスタンに装備させたシャルティエを扉の鍵に使うと衝撃的な台詞を聞くことが出来る。
#endregion
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**問題点
-シナリオに不自然な点がある。
--伏線も無い唐突な展開が多く((『神の眼』を一度も作中に出ていないのに「神の眼が無い」など不親切な描写が多い))、特にリオン2戦目の後に濁流に飲み込まれたのになぜか飛行竜に辿り着いているという超展開も多い。
---唐突な展開はD2で更に増し、リメイクでかろうじて超展開のフォローをしてリオン最期の見せ場を作ったにもかかわらず元が元だっただけにネタにされる始末である。
--リオンなど、女性蔑視をした発言も多い。リメイクでは大幅に変更を余儀なくされ賛否が分かれるきっかけになった。
--リメイク版ではシナリオの不自然な点に関して、伏線や理由付けをするなど粗方改善されている。
-パーティキャラの1人、ウッドロウ・ケルヴィンは、王族なのにあまり目立たない、ストーリー中盤に固定レベルで加入する、ソーディアンマスターなのに終盤まで自身のソーディアンを使えない((しかもそのソーディアンも入手時のレベルは5という有様。))、技の属性が風、などといった理由から「空気王」という大変不名誉なあだ名をつけられている。
--習得する技はどれも優秀なのだが、技が剣と弓で折半されている((現在装備している武器によりどちらの技が使えるかが決まるので、同系統のキャラの半分しか技が使えない。))ため、面倒になって使われなくなりがちなのも、ネタ化に一役買ってしまっている。彼にしか使えないオリジナルの技もあり差別化はされているのだが、剣技ならマリー・エージェント、弓技ならチェルシー・トーンという特化キャラが存在してしまっている為どっちつかずの器用貧乏な印象が拭えない。
---その反省からか、リメイク版では第二部開始後に加入した時点でソーディアンを使えるようになったり、弓と剣を同時に装備し使用することができるなど、扱いは大きく改善されている。
-パーティキャラの一人、マイティ・コングマンが強制加入ではない。
--一応隠しキャラという扱いにも拘らず説明書に記載されているがメインシナリオでは敵としてのみ登場するため、多くのプレイヤーを勘違いさせた。このためか彼のみ小説版では未登場となってしまった。
---性格面でも問題が多く、根はいい奴ではあるものの感情移入しづらい人物である。
---流石にリメイク版では強制加入になり、性格面は批判されるどころか逆にファンから高く評価されるほどにまで改善された。
-ソーディアンマスター以外のサブメンバーは概して陰が薄くなってしまっている。
--第二部においては任意加入方式となっている上、ソーディアンマスターの人数が5人と(最終的には4人になるが)多いのに、パーティーは6人が定員というのも大きな原因。
---サブメンバーも魅力的な面々ではあるのだが、本作ではいささか見せ方が足りない部分が散見される。サブイベントに恵まれているマリー・エージェントはともかく他3人は不遇で、辛うじてチェルシー・トーンが過去を掘り下げられている程度。
---加入・離脱時期に関しても差が激しい。チェルシーは前半でパーティに加わるのは、ほんの僅かなため後半ではレベルにかなりの差がついてしまう。マリーは前半は長くパーティ入りするが、後半では特定の手順を踏んでいないと加入がとんでもなく遅くなってしまう。
---ただし、この点もリメイク版では大幅に改善されている。
-戦闘などのシステムの問題点
--作りが粗い部分があり、まだまだ発展途上。
--武器の種類はあるのだがソーディアンには上記の通りレベルが存在し、育てればどの武器よりも強くなるためソーディアンマスター達はほとんど武器の選択肢がない((ソーディアンとの相性が悪い敵が多いところで属性のない武器を装備したりコンボ稼ぎに弱い武器を装備する程度。特にルーティ+デッキブラシの組み合わせは余りに有名で『なりきりダンジョン2』でもネタにされている))。剣はマリーが使用できるのでまだ使用用途はあるが、ロッドにいたってはソーディアンマスターであるフィリアしか装備できないので全く存在意義がない。
---実は没になった下記のリリスはロッドが専用武器であったためその名残として残ってしまったものと思われる。
--スタンの奥義は見た目の割に攻撃力が低すぎるものが多い。それらの奥義は敵にダメージを与える目的としては利用価値が薄くTP消費量も多い。逆に終盤で習得できる殺劇舞荒剣や皇王天翔翼などは公式チートと言えるほど強力で調整がいささか極端。''特に皇王天翔翼は。''
---どういう技なのかというと''ボタンを押した瞬間に発生し終了まで完全無敵。かつ硬直なしで連発可能な高威力全画面攻撃。時間停止効果までアリ''という具合。壊れにも程がある性能であり、現在でも''テイルズ最強技''と名高い。
---本作は主人公の攻撃属性の関係か、炎属性を無効化or吸収する敵が少ないので連打するだけでほぼ全ての戦闘に楽々勝利できる。実は仲間にも壊れと言える性能の技は結構な数があったりするが、皇王天翔翼が持つあまりに頭抜けた性能の前には霞んでしまう。習得したが最後、自主的に封印でもしない限り仲間はスタンのTPを回復させるくらいしかやる事が無くなってしまう。
---極めつけにこの技、恐ろしいバグがある。技中にスタンが毒で戦闘不能になった場合、巨大な鳳凰のオーラが出っぱなしになるというもの。攻撃判定も当然のようにそのままなので、この状態になると''その場に突っ立ってるだけで永久コンボが完成する。''
---ただ、習得方法は攻略本なしではまず分からないほど難解((とあるディスクが必要になるのだが、それを入手するには何百通りから正解を選ぶ種育てのイベントをこなさなければならない。))であるため、習得しないままゲームをクリアしてしまったユーザーも多かった。
---リメイク版では大幅に仕様が変更され、奥義からBC(ブラストキャリバー。他シリーズにおける秘奥義の様なもの)になり、攻撃範囲や連射性などが大幅に弱体化した。
--全体的に詠唱に時間がかかり発動が遅い晶術よりも、すぐに出せる技を使用したほうが有効な場面が多く、晶術がやや持ち腐れとなっている感がある。
---コンボを繋げていくとヒット数に応じてボーナス経験値が大きく上昇し、レベルアップ速度が大変速くなるため、余計技が有利な作りとなってしまっている。本作では純粋に敵との戦闘で入手できる経験値が抑え目となっているので、楽に進めたいならコンボ稼ぎはほぼ必須。
-シリーズ隋一の低さを誇る難易度
--ゲーム全般に渡って敵があまりに弱く、普通にレベルを上げていれば負ける要素が無い。
--雑魚敵のAIがほぼ無反応の為適当にボタン連打してるだけでほぼノーダメで進行可能。但し味方AIも敵に近付かないと近接攻撃を行わない仕様の為位置を調整しておく必要あり。結果としてスタン一人で全て終わらせる展開になりがち。
---ただし、先述されていた隠しダンジョンの「ドルアーガの塔」で登場する、ある雑魚敵だけは理不尽に手ごわい。詠唱時間が短く威力も高い全体攻撃晶術を遠距離から最大4匹で連射してくる為、詠唱を邪魔できる技を持っていないと近づけないまま全滅の憂き目に合う。
--雑魚が弱いのはもちろん、ボスもとんでもなく弱い。ほぼ全てのボスが決定ボタン連打によるタコ殴りだけで簡単に倒せてしまう。
--極めつけはラスボスであり戦闘システムの作りが甘いこともあってか、RPG史上最弱と言われることも多い。~
ラスボスは強力な術をいくつも持っており詠唱時間も非常に短いが、他のボスと違い''空中に浮遊していなければ詠唱できないと''いう致命的な弱点がある為、殴るだけで簡単に詠唱妨害ができる。ただ、余りにも高度が高過ぎると詠唱妨害が困難になる可能性がある。~
加えて、第1部のボス達が頻繁に使用してきた必殺技も持っていないので、術を使わせなければ負ける要素が無いのである。強さだけなら、強力な闇属性の必殺技「魔人闇(マリアン)」を使う前座のゾンビリオンの方がまだしも手強い。
---ベスト版でガード性能が強化されるも、適当に殴ればなんとかなるのは変わってない。
---そもそもHPが低過ぎるのもある。前作のラスボスのHPが第1形態が56000、第2形態が64000+40000ありしかも頻繁にこちらの攻撃を無効化してくるのに対し、今作は第1形態が25000、第2形態でも30000しかない。
#region(どれだけ弱いかというと…)
&youtube(http://www.youtube.com/watch?v=cY1DE9MhFNE)
#endregion
--この動画だとプレイヤー側が強すぎるだろと思うかも知れないが、ほとんど反撃してこない点に注目してほしい。ベスト盤だとそれなりに反撃するように改良されてはいるが、はっきりいって焼け石に水。「私欲の為に暴利をむさぼった天上人の王」という正統派悪役なのに、一部の人からは哀れに思われ「かわいそうなラスボス」として名前が挙がる。
-[[前作>テイルズ オブ ファンタジア]]のボスやラスボスが強敵揃いであり、加えて通常の雑魚敵すらデッドオアアライブを強いられるゲームバランスであっただけに、尚更今作のバランスとの落差に唖然、落胆したプレイヤーは多い。勿論、新規ユーザーにはとっつき易いとも言えるため一概に問題点とは言えないが。
--[[リメイク版>http://www23.atwiki.jp/ggmatome/pages/833.html]]では戦闘バランスに大幅な調整が入り、かなり難しくなっている。~
最弱のレッテルを貼られ続けたラスボスも名前・外観、強さ共に抜本的に変更され、シリーズでもトップクラスの強ラスボスになった。
-装備と資金のバランス
--本作ではレンズの力で凶暴になったモンスターを退治し、レンズを集めて換金する事でガルドを手に入れる仕組みになっている。ル―ティなどレンズハンターはそれをなりわいとしており、実はそのレンズが大きな陰謀に繋がっている。
--RPGにとって「モンスターがお金を落とす」というお約束を本作では「モンスターが落としたレンズをお金に換金する」という形で筋を通しシナリオへの伏線にもなっているのだが、肝心のモンスターがレンズと一緒に従来のRPGと同じくガルドも落としてしまう。
--パーティの大半はソーディアンを所持しており武器を購入する必要も無い為、容易に大金を所持でき、難易度低下に拍車をかけている。
---リメイクではモンスターはガルドを落とさないように変更された。
-前作にもあった問題だがエンカウント率が高い。10歩くらい歩くと遭遇するのが普通。
--補足しておくと、とあるサイト曰く、ダッシュするとエンカウント率が&bold(){約4倍}に跳ね上がる仕様らしい。その為、歩いていけばエンカウント率を大きく下げる事ができる。そこまで悠長でない人はホーリィボトルを常備しておこう。
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**その他
-スタンの妹、リリスも戦闘に参加できるパーティメンバーの一人として作られていたが、没になったらしく、内部データにはリリスの各種データが存在する。
--専用アイテムやセリフ、ボイスまで存在した。声優はルーティ役の今井由香。特定条件下でステータス画面のリリスのイラストも解禁になる。
---これに関連してか『[[NAMCOxCAPCOM]]』では『ヴァンパイアセイヴァー』のリリスを同氏が演じている。
--初期版では、バグ技によりリリスを仲間にすることができた。第2版以降及びBest版では修正されたため不可能。
---ただ、出現させた後のデータであれば修正版でも扱える。何故か修正版でなければ手に入らないアイテムもある。
--開発側もお蔵入りにはしたくなかったのか、次回作のPS版ファンタジアでは、闘技場の隠しボス的存在として、本作のデータを流用したリリスが登場している。
--リメイク版では正式なパーティキャラクターへの出世を果たした。声優は沢口千恵。
-また、直接ゲームに関する問題ではないのでこちらへ記述するが、本作のサウンドトラックは''耳を疑うかのように出来が悪い''。『エターニア』でも同じことをやらかしており、サントラで音源が増えた『レジェンディア』とは真逆の問題となってしまっている。
-本作ではセーブデータのチェックサムを行っていない。
--これがどういうことかというと、タイミングをはかってセーブ中にメモリーカードを抜いたり電源を切ったりすると、タイミング次第で「元データの状態+アイテム上書き」や「元データのイベント進行具合+パーティメンバー上書き」を狙って引き起こせる。(万が一のデータ破損の危険もあり得るため、試すなら自己責任の上でバックアップを忘れずに)
--強くてニューゲーム、ソーディアン強化イベントをまた起こしてさらに強化、リオン離脱後のデータを離脱前のリオンが居たパーティで上書きして最後までリオンとシャルティエを使う、など色々なことが可能。
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**総評
-分岐をこれだけの量でRPGに搭載し、様々なキャラの運命が全てプレイヤーの手にゆだねられる意欲的かつ野心的な作りは、間違いなく粗の多さを覆すだけの魅力と言える。
-加えて、登場キャラの「リオン」の人気もあってか未だにシリーズでも高い人気を持つ作品である。
-この作品がヒットしたおかげで現在のシリーズの地位が確立されており、後のシリーズに影響を及ぼした点も大である。
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**その後
-その人気から続編であるデスティニー2も発売されているが、主人公であったスタンの扱いや戦闘の高すぎるハードル故に賛否両論あるゲームとなってしまっている。[[詳しくはこちら。>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/750.html]]
-2006年にはPS2でリメイクされた。戦闘の完成度の高さ(やシナリオ面等の改善点)は評価されているものの、PS版から削られた要素や名シーン・名台詞なども多々あるなど、大きく内容が変わっている。[[詳しくはこちら。>http://www23.atwiki.jp/ggmatome/pages/833.html]]
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**余談
-『[[NAMCOxCAPCOM]]』にスタンとルーティが参戦。それ以外に、リオンやマーボーカレーなどの細かいキャラクターやアイテムなども登場している。
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''Wiki統合に伴い、ページが[[カタログ>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/3860.html]]に移転しました。''