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*がんばれゴエモン ~ゆき姫救出絵巻~ 【がんばれごえもん ゆきひめきゅうしゅつえまき】 |ジャンル|アクション|&image(d_image01.gif,width=170)&image(http://ec2.images-amazon.com/images/I/51YQF0W732L.SL170.jpg)|&ref(title.png)| |対応機種|スーパーファミコン、ゲームボーイアドバンス|~|~| |発売・開発元|コナミ|~|~| |発売日|【SFC】1991年7月19日 /【GBA】2005年4月21日|~|~| |定価|【SFC】8,800円 /【GBA】3,990円(共に税込)|~|~| |プレイ人数|【SFC】1~2人 /【GBA】1人|~|~| |配信|バーチャルコンソール&br【Wii】2007年3月13日/800Wiiポイント&br【WiiU】2013年9月4日/800円|~|~| |備考|GBA版は[[奇天烈将軍マッギネス>http://www23.atwiki.jp/ggmatome/pages/536.html]]も同時収録|~|~| |分類|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~|~| |>|>|CENTER:''[[がんばれゴエモンシリーズ・関連作品リンク>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/639.html]]''|~| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 コナミの人気アクションゲーム「がんばれゴエモン」シリーズのSFC版第一作目。~ ゲームシステムはこれまでのシリーズを踏襲しており、ハードの移行に伴って正統進化を遂げた形となっている。~ 従来の見下ろし型ベルトアクションのようなステージの他に、真横視点の2Dアクションシーンが追加された。~ この「場面によって見下ろし型視点と真横視点が切り替わる」という作風は以降のシリーズにも受け継がれていく。~ また、江戸情緒溢れる和風世界にシュールSF的なテイストをプラスした独特な世界観は本作において確立され、以後のシリーズの世界観の礎となった。 ---- **ものがたり >いつも平和な江戸のはずれのはぐれ町、ここにはゴエモン達の住み家がある。 >いつの間にやら近所に住みついた、自称「忍者」のエビス丸も、今ではすっかりはぐれ町の住人である。 >この所、北のはずれのほろほろ寺に、美人の幽霊が出るという噂があった。 > >ある日のこと。 >「ゴエモンはん、知ってはりまっか!」とエビス丸が駆け込んで来た。 >「なんでぃ!やぶからぼうに!」 >「噂のべっぴんはんのことなんでっけど。」 >「ああ、ほろほろでらの女幽霊さんね…。」 >「そーでんがな! そのべっぴんはんにちょっかいを出そうとしたもんが、イタイ目におうたっちゅうて…。」 >「てやんでぃ! 幽霊の分際で人間様をイタイ目に逢わせるたぁふてえ野郎だ!」 >「ここはひとつ、わてのこのプレイボーイぶりで…。」 >「ごちゃごちゃ言ってる暇はねぇ!いくぜエビス丸。」やにわにキセルを手にして飛び出すゴエモン。 >「あっ、わてまだ頭のセットが…。」後を追うエビス丸。 > >こうしてまた、三度めの旅が始まろうとは、二人には思いもよらないことであった。 ---- **評価点 -独特で味のある作風と世界観。 --基本的に和風テイストながら、時代にそぐわない近代的な物やミニゲームも多数登場し、コミカルかつどこかシュールな雰囲気となっている。 -ステージごとに異なるグラフィックやBGMが用意されている。 --和風中心の音楽はどれも聴き応えがあり、ステージによって様々な風情を感じさせる。 --一部のBGMが同時期のテレビ番組内で転用されていたことからも、そのクオリティの高さが伺える。 -やり応えのあるボリュームと難易度。 -多種多様なミニゲーム。 --特にステージ3のからくりアイランドはミニゲームが満載なステージで、ミニゲームだけでも長く遊んでいられる。 -秀逸な演出の数々 --特に終盤の展開が熱い。 #region -ゴエモン達の旅は大江戸はぐれ町から始まって日本中を回る訳だが、雪姫救出後にまさかのどんでん返しが待っており、旅の出発点であった大江戸を舞台に最終の戦いが繰り広げられる。最初に探索した町が最後の最後で横スクロールステージとなって再び登場するなど誰が想像出来ようか。襲って来るザコ敵も最初に現れるであろう役人達である。 -しかも最終ステージの町マップでは『がんばれゴエモン からくり道中』のステージ曲のアレンジが流れる。初代からのファンには非常に嬉しい演出。 #endregion -2人同時プレイならではの「おんぶシステム」による未知の楽しさ。 --片方が移動を、片方が攻撃を担当する。息の合った操作が要求されるが、噛み合わずにダメージを受けてしまうのもそれはそれで笑えたりする。 ---- **不評点 -一部のステージで高額なアイテムを購入しなければ先に進むことができず、金を沢山稼ぐことが必須のゲームになっている。 --そのステージで一度ゲームオーバーになると、ゼロから金を稼ぐハメに陥り苦労させられやすい上に死なずに金を稼がなければならず、初心者は詰みかねない。 ---旅日記屋ではパスワードが表示されるが、このとき地味に一時的なセーブもされており、その状態でゲームオーバーになると「旅日記から~」という項目が追加され、「日記を付けた時の状態」で「日記を付けた旅日記屋の前」からやり直すことが出来る。そのため、これを使うのと使わないのでコンテニューの手間が鬼の様に変わる。 --また必須でないアイテムも攻略難易度にかなり関わり、「初心者はアイテムを買い込めば有利に進められる」というよりは「初心者はアイテムを買い込まないと攻略すらままならない」バランスとなっている。 -術の利用が難しく、システムとしてあまり活かされていない。 --何といっても習得が困難。術を習得するためにはそれなりに高額な金が必要であり、習得直後は体力を消耗している((「術の習得のための修行」という名目でハードな特訓をさせられ、その際に体力が減少する))ので死にやすい。 --前述の通りゲーム進行には高額なアイテムの購入が必須なため、後々まで金を温存しておかなければならず、ミニゲームなどで相当金を稼いでいない限り余裕を持って術を習得することはできない。 --苦労して術を習得してもそのステージ内でしか使用できず、次のステージに移ると術を忘れてしまう。これ自体は必ずしも悪い仕様というわけではないが、術の扱いにくさに拍車を掛けている。 --「お助けキャラの術」の性能が微妙。&br()ある程度安全に進むことはできるが、敵を数体倒しただけで効果が終了してしまう。術の習得に必要な対価に見合うほどの性能かと言えば微妙。 --飛行の術や無敵の術は使い所を間違えなければ非常に有用で、習得難度に見合うだけの価値はある。 -ゴエモンの3段階目の武器「ヨーヨー」の隙が大きく、扱いづらい。 --リーチこそ長いものの、投げて手元に戻ってくるまで結構なラグがあり、また当たり判定はヨーヨーの部分にしかない。敵の攻撃を打ち返して攻撃するタイプのボス戦では特に扱いづらい。 ---2段階目の「黄金キセル」の方が扱いやすいが、なにぶん中間なので段階を維持するのが中々難しい。 --逆にエビスの3段階目の武器「ピロピロ笛」は妙に高性能。しかしエビスは2Pキャラであり、一人プレイではお目にかかれない・・・と思われるが、2P側を操作して始めれば使用可能。 -セーブ機能が無く、パスワード制。そのパスワードが長いため、メモしたり、再開する時に入力するのが大変。 --とはいえ上記のように簡易セーブはあるし、六文字の簡易パスワードも一応存在してはいるが。 -ラスボス第一形態のグラフィック、およびエンディングが高確率でバグる。 --これは初期バージョンに見られる現象であり、後期バージョンでは修正されている。 -ラスボスの最終形態に安全地帯が存在する。とはいえ正攻法では非常に攻撃をかわしづらいため、アクションが苦手な人への救済措置ともとれる。 -次回作以降と異なり、ダメージを受けた後の点滅が存在しない。無敵時間が全く無い訳ではないが、次回作以降と比べるとかなり短く、ハメ殺しに遭う危険性がある。特に棘の上に落ちた時はすぐに脱出しないと危険。 -ミニゲームの一つである「宝くじ」が圧倒的にプレイヤー有利で連打してるだけで金が増えて行く。金策が重要なゲームなので救済処置ともとれるが。 -アルバイトの一つ「おにたいじ」がとんでもなく難しい。 --この鬼は後に「鬼六」と名付けられ、後の作品ではエビス丸にフラフープを授けたり、ゲームオーバーの画面で踊っていたりする。 ---- **その他 -現在は休刊されている月刊コミックボンボン誌上にて、帯ひろ志により漫画連載もされていた。 --この漫画は、ゴエモンらしいコミカルな作風とヤエちゃんのお色気などが本誌の読者層と合致したこともあってか人気を博し、現在でもがんばれゴエモンを語る上でよく語り草にされる。 --単行本には攻略情報が巻数を分けてカラーページで載っていた。また新しい取り組みとして漫画内に実際にゲームで使えるパスワードが記載されたこともあった。 --また後発作では漫画版の要素が逆輸入される場面もあった。 -キングレコードからサウンドトラックが出ていたが現在は廃盤、オークションの中古でも万単位の金額で取り引きされている。 -海外での名前は「Legend of Mystical Ninja」 --こちらでは金の単位が「両」から「ドル」に、自動回復アイテムのおにぎりがピザになっているなど、細かい部分が洋風に変更されており、3面と6面にあった見世物小屋がなくなっている((3面の所は宝くじに、6面の所は絵合わせに変更されている。))。いる。ただし、「江戸」や「大和」などの地名はそのままなので違和感はある。 -ステージ5のボス「サスケ」は、次回作である[[奇天烈将軍マッギネス>http://www23.atwiki.jp/ggmatome/pages/536.html]]でプレイヤーキャラクターとして登場。以降の作品でもプレイヤーキャラとして登場し続け、ゴエモンシリーズに欠かせないキャラとなった。 -ステージ6のボス「カブキ」は本筋とは一切関係無い脇役ボスながら本作でも屈指の強敵で、後のシリーズにもゴエモンの宿敵としてたびたび登場する名物キャラとなった。 --ちなみに本作の時点では「つづら助六」という名前だった。 -上記の項目にもあるが、続編とカップリングとなったGBA版も発売されている。大きな変更点は大江戸ツーリストでセーブ可能、通信などによる同時プレイ不可(そのためおんぶシステムは廃止。代わりにセレクトボタンでゴエモン・エビス丸を瞬時に変更させることができる)、ミニゲームがいつでも遊べるようになったことなど。 --バグも修正されているが、最終面で特定の操作を行うと1面に戻されるといった傍迷惑なバグが新たに存在する。 ----
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