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*ポケットボンバーマン 【ぽけっとぼんばーまん】 |ジャンル|横スクロールアクション|&amazon(B000069U3K)| |対応機種|ゲームボーイ|~| |発売・開発元|ハドソン|~| |発売日|1997年12月12日|~| |定価|3,980円(税抜)|~| |分類|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~| |>|>|CENTER:''[[ボンバーマンシリーズリンク>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/927.html]]''| #contents(fromhere) ---- **概要 携帯機オリジナルのボンバーマンで、従来のボンバーマンと同じく2Dではあるが、横スクロールアクションと、そのジャンルは従来のものとは大きく異なる。~ 所謂シリーズの中の「異色作」である。 **ストーリー 世界が闇に閉ざされた時代。~ 人々は、世界を闇から救い出す「勇者」の存在を求めていた。 そんな中、勇者を目指す戦士ボンバーマンは「太陽の剣」を求めていた。~ 太陽の剣は勇者の証で、伝説によれば、五つのパワーストーンを集めたとき、太陽の剣の封印を解くことができるという。~ だが、そのパワーストーンは「悪魔の山」に封印されており、山を支配する五体の支配者を倒さねば、手に入れることはできない。~ ボンバーマンは、勇者の証を手に入れるべく、悪魔の山へと向かったのだった…。 **内容 -このゲームには、横スクロールアクションのルールに従って進行するモードと、おまけである、常にジャンプし続けるボンバーマンを操ってゴールを目指す縦スクロールアクション「ジャンプゲーム」が収録されている。 #region(各モード操作方法、移動とポーズは省略) -ノーマルモード |爆弾設置|Aボタン| |ジャンプ|Bボタン| |リモコン爆破|セレクト| -ジャンプゲーム |爆弾設置|Aボタン| |リモコン爆破|Bボタン| |ジャンプ軌道制御|左右キー| #endregion -ノーマルモードではボンバーマンを操り、箱状のステージの中に散在する敵を爆弾で撃破することが目的。すべての敵を撃破すると、ステージの中にある扉が開き、扉にたどり着くとステージクリア。 --各階層は5ステージで区切られており、最終ステージにはボスが待ち構える。爆弾の攻撃範囲はいつもどおりの十字型。 -ジャンプゲームでは、常にジャンプし続けるボンバーマンを制御しつつ、タワー状のステージを登り、ゴールを目指す。ステージごとに難易度があり、3ステージ収録されている。 --3ステージというステージ数からわかると思うが、本当におまけレベルのもの。本記事では主にノーマルについて解説する。 **特徴 -本作は、ボンバーマンに''ジャンプを導入した''数少ない作品である。 --さらに本作の爆弾は空中に設置することで足場にすることができ、このゲームではこの動作はかなり重要。 --ステージはなかなか広く、爆弾を使ったアクションを使いこなすことで、フィールドを軽快に移動することができる。 --ボンバーマンおなじみのアイテムも登場。ステージに点在するブロックを破壊することで取得できる。 ---''ボム強化、火力強化、フルファイア、ローラーブレード、鉄下駄'':ボンバーマンお馴染みの強化・弱体化アイテム。 ---''リモコン、貫通'':こちらもおなじみのボム強化アイテム。 ---''ハート'':一度だけダメージを肩代わりしてくれる。 ---''時計'':ザ・ワールド…もとい、時間停止。僅かな時間、敵の動きが完全停止する。 ---''ウイング'':空中でジャンプできるようになり、ジャンプ回数に制限がなくなる。また、空中での挙動がフワフワしたものになる。次ステージへの持ち越しはできない。 -各階層(ワールド)はそれぞれ特徴を持っており、プレイヤーの前に立ちはだかる。 --第1階層:モリモリワールド ---森林の世界。特にギミックはなく、チュートリアルといった雰囲気のステージ。 --第2階層:アワアワワールド ---水の世界。水流を吹き出すポンプが特徴で、他にも回転床が初登場する。 --第3階層:ヒューヒューワールド ---暴風の世界。ボンバーマンを強制的に移動させる送風機が登場。 --第4階層:フワフワワールド ---雲の上の世界。ジャンプの勢いを加速させるロケットや、こちらの動きを阻む雲が登場。 --最終階層:デビルワールド ---暗黒の世界。スロットマシンや燭台、耐久力2を持つ敵など、最終階層だけあってなかなか手強い構成。 **評価点 -軽快なレスポンス。 --このゲームのボンバーマンは軽快に動き、ステージを縦横無尽に駆け巡ることができる。そのため、慣れれば爆弾で敵を次々と爆殺していくことも可能。 --フル装備になった際のボンバーマンならば、圧倒的火力とリモコンを使い、速やかに敵を制圧することができる。 -ほどよい難易度。 --上記の評価点に書いたとおり、最初こそ操作に慣れればヌルゲーと感じるかもしれないが、後半になると難易度も上がり、一筋縄ではいかなくなってくる。 --後半のボス敵はなかなか強力で、最終階層ともなると道中もなかなか手強い敵が増える。 --そこで、次に挙げる「攻撃手段以外にボムを使いこなす」ことが重要になってくる。 -ボムを絡めたアクション。 --ボムを足場に利用しての移動が重要な本ゲーム。ボムを使いこなすことで、軽快なアクションにさらなる楽しさが加わる。 ---ボムを複数個重ねて足場にする「ボムタワー」、ボムをジグザグに階段状に設置して上る「スネークジャンプ」などのテクニックがある。 --他にも、個性豊かな各階層や、様々な攻撃を繰り出してくるボスなど、プレイヤーを楽しませてくれる要素は多い。 **問題点・賛否両論点 -ボリュームが少ない。 --GB用ソフトなので容量に関しては仕方ない部分もあるが、本ソフトにはクリア後の隠し要素などは一切存在しない。 --そのため、クリア後は「縛りプレイ」やタイムアタックなど、自発的に楽しみを見出すしかない。 --ステージ内に黒ボンを出現させる隠しコマンド(この黒ボンはアイテム扱いであり、触れるとフル装備になる)や、最初からフル装備になるパスワードなどの要素はある。 -ミスの際の立て直しが面倒。 --ボンバーマン共通の特徴ではあるが、このゲームもその例に漏れず、ミスの際は火力・ボム設置数以外のパワーアップは全て没収される。 --だが、本作ではこれが特に足枷となる場合が多い。後半になるとよく動き回る敵が増えるために、特に辛い。 --後半の雑魚には、画面の中を素早く飛び回り、かつ耐久力2の敵がいる。リモコンでないボムで彼らを撃墜するのは至難の業。 -操作方法がおかしい。 --ゲームボーイやファミコンソフトの多くは、Aボタンでジャンプ、Bボタンで攻撃するのが普通だが、この作品ではそれが逆になっている為、他のアクションゲームをプレイした人はやりづらさを感じる。Bボタンを指先、Aボタンを指の腹で押すことでスムーズにジャンプ→ボム設置ができるため、操作性が悪いというわけではない。 --実際、過去にハドソンが発売したファミコンソフト、「チャレンジャー」はその理由だけでクソゲー扱いされた事もあった。 --なお、スーパーゲームボーイを使用すれば、一般的なSFCのアクションゲームのコマンドと同等になるのであえて逆にした可能性もある。 **総評 ボンバーマンと横スクロールを見事に融合させた、ゲームボーイ中期の名作。~ ド派手なシステムなどはないが、手堅く作られ、地味ながら完成度は高い。 **余談 本作には、ハドソンが当時推進していた「GB-KISS」が搭載されている。~ この機能はソフトに内蔵された無線通信機能と連動したアプリケーションで、ポケベルとの通信など、PDAなどの先駆けとも言える機能を持っていた。~ 本作の攻略本もでており、当時コロコロコミックで「スーパーボンバーマン4コマ」を描いていた むさしのあつし氏による4コママンガが随所に挿入されている。~ 海外ではゲームボーイカラー対応版も発売されているが、「GB-KISS」機能が除かれている。
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