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*悪魔城ドラキュラ ギャラリー オブ ラビリンス
【あくまじょうどらきゅら ぎゃらりー おぶ らびりんす】
|ジャンル|アクション|&image(http://ecx.images-amazon.com/images/I/51WY2G0MD3L._SL500_AA300_.jpg,width=180,,http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000BQUU4Y/ksgmatome-22/ref=nosim)|
|対応機種|ニンテンドーDS|~|
|発売・開発元|コナミデジタルエンタテインメント|~|
|発売日|2006年11月16日|~|
|定価|5,229円(税込)|~|
|セーブデータ|6個(EEPROM)|~|
|レーティング|CERO:B(12歳以上対象)|~|
|備考|コナミ ザ・ベスト 2940円(税込)|~|
|分類|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~|
|>|>|CENTER:''[[悪魔城ドラキュラシリーズリンク>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/511.html]]''|
#contents(fromhere)
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**概要
-探索型悪魔城ドラキュラの6作目及びDSの探索型悪魔城ドラキュラの2作目で、悪魔城ドラキュラ20周年記念作品。通称「ギャラリー」「ギャラリンス」「ギャオリンス」「ギャビリンス」。
--探索型シリーズの特徴などの解説は[[シリーズ一覧>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/511.html#id_25fac4c7]]のページを参照。
-ストーリー的にはメガドライブの『バンパイアキラー』の続編であり、主人公が二人という点も『バンパイアキラー』と共通している。
--本作の主人公の一人であるジョナサン・モリスは、『バンパイアキラー』の主人公の一人であるジョニー・モリスの息子という設定。
-前作『蒼月の十字架』同様、キャラクターのイラストはアニメ調。本作はシリーズ最後のアニメ調イラストを採用した作品である。
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**ストーリー
第二次世界大戦中のヨーロッパ、無数の報われない魂の怨念により突如として悪魔城が甦った。~
それを察知した教会はヴァンパイアハンターのジョナサン・モリスと魔法使いのシャーロット・オーリンを討伐のため派遣した。~
城を訪れた2人は、やがて城主が魔王ドラキュラではない別のヴァンパイアであることを知る。
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**特徴
-パートナーシステム
--本作の特徴的なシステム。本作はジョナサンとシャーロットという二人の主人公が存在し、プレイヤーはそのどちらのキャラを操作するかを切り替えながらゲームを有利に進めていける。
--操作キャラ以外のもう片方のキャラは、画面内から消すこともできるし、AI操作に任せて一緒に戦うこともできる。キャラの切り替えはワンボタンで瞬時に行える。
--それぞれのキャラの性能も明確に差別化されている。
---ジョナサンは豊富なサブウェポンを扱うことができ、各サブウェポンは使い込むほどに熟練度上がって強力になっていく。様々なコマンド入力による体術も扱える。
---彼は『白夜』以来のヴァンパイアハンターの主人公だが、鞭はもちろんの事、前作の蒼真同様に槍や大剣など様々な武器も扱え、バリエーション豊かな攻撃を行う事が可能。
---また、ジョナサン限定アクションとして前作同様に必殺技も使う事が可能で、武器との組み合わせによって様々な技を出すことも可能。基本的には強力な一撃程度だが、中には[[某キャラ>キャッスルヴァニア 白夜の協奏曲]]を彷彿とさせる物も。
---シャーロットは魔法に特化したキャラであり、強力な攻撃魔法や、回復などのサポートまで幅広くこなせる。魔法は溜めてから発動すると、より強力な効果を発揮できる。MPの自動回復速度もジョナサンより早い。
--他、本作では『月輪』よりアイテムクラッシュが復活しているが、作品の関係上2人で協力して出す『デュアルクラッシュ』に変更。発動可能な技は、いずれも強力な効果を持つ。
--主人公が2人以上いる作品は『血の輪廻』や『バンパイアキラー』など既に存在していたが、プレイ中に自由に交代させる事が出来なかった。
--尚、本作のサブウェポン及び魔法は『白夜』以前の燭台から入手する物ではなく、『暁』のソウルのようにステージのオブジェクトや敵からのドロップで入手するものになっている。そのため、前作、前々作のユリウスモードのサブウェポン同様に複数所持することが可能。
-絵の中の世界
--本作はゲームを進める上で、悪魔城の中に点在する絵画の中の世界を冒険・探索することになる。
--絵の中の世界は洋風な街中だったり、湿地帯だったりと様々。天井が無くひらけた場所も多い。
-クエスト
--新要素の一つ。ウィンドという登場人物の課す様々な内容の試練を受けてそれを達成することにより、報酬としてアイテムや能力上昇などをウィンドから得ることができる。
--クエストの内容は、「特定の敵を倒せ」といった単純な物から、「特定の時刻にウィンドに話す」、「特定のボスを特定の武器で倒す」といった複雑な物まで様々。そして、全てのクエストをクリアすると…
-サウンド
--開発スタッフによると、音楽、効果音は1980年代のコナミゲームサウンドにこだわったサウンドデザインにしたとのこと。
--ゲーム音楽のカリスマ古代祐三も楽曲を提供している。
-通信関連
--本作では前作までのソウルトレードに変わって新たな通信機能としてアイテムを他のプレイヤーに売ったり、購入したりする事ができる「SHOP MODE」に変更。
--また下記ボスラッシュモードをワイヤレス通信を用いて複数のプレイヤーと協力して挑戦する「CO-OP MODE」も追加。
---これまでの悪魔城シリーズには無い多数のプレイヤーと協力してプレイする物であったのか、『Xクロニクル』や『HD』など後発の作品でもそれに近いモードが標準で搭載されている物も。
--本作よりニンテンドーWi-Fiコネクションにも対応しており、上記2つのモードを世界中のプレイヤーと取引する事が出来たり協力する事ができる。
-他
--携帯機作品でMAX UP系のアイテムが『白夜』以来の復活。但し、ハートの概念が無いので、HPとMPの2種類のみ。
--MAP画面のマーキング機能がPS2版より登場。探索中に怪しい箇所を見つけた時などに役立つ。
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**評価点
-マンネリ感を払拭する数々の新要素
--パートナーシステムにより、探索の孤独感が解消されている。
--絵の中の世界により、従来ではあり得なかった様々な場所を探索できる。
--ボスも2体で協力するものがいくつか存在する。殆どのボスは一人でも十分に戦えるが、二人で協力すれば楽に倒せるものも多い。
-BGMも好評。
--『歯車は狂い始める』や『狂月の招き』等の古代祐三氏による楽曲や、『シモンのテーマ』、『十字架を胸に』といった過去のシリーズからのアレンジなど、相変わらずBGMは高クオリティな物が多い。
//見上げよ、闇をは古代曲じゃないので狂月の招きに差し替え
-豊富なやり込み要素
--本作では従来のモンスター図鑑以外にも取得したアイテムを記録する『アイテム図鑑』や、取得したスキルを確認することが出来る『スキルリスト』が存在する。
--また、特定の条件を満たすと『悪魔の巣窟』というストーリーとは一切関係ない、いわばおまけダンジョンに挑戦する事ができ、前作以上にやり込み要素が多い。
---ちなみに、そこに出現する一部のボスはレアアイテムをドロップすることがある。上記の図鑑を埋める為にも繰り返し挑戦する必要がある。
-クリア後のおまけキャラクター
--従来よりもおまけキャラの数が多く、キャラによって操作感が大きく異なる。
--リヒターモード
---リヒターとマリアの『悪魔城ドラキュラX 血の輪廻』コンビでプレイできる。マリアの基本性能は『血の輪廻』版と大差ないが、リヒターは『月下の夜想曲』のリヒターモード版に近い高性能。ただしアイテムクラッシュは使えないが、グランドクロスをサブウェポンとして使用可能。
--シスターモード
---本作の登場人物であるステラとロレッタの姉妹でプレイできる。ジョナサン達が悪魔城に来る以前、姉妹が父の消息を追って悪魔城に乗り込む、というオリジナルストーリー。
---操作体系は他のキャラと大きく異なる。ボタン操作はあまり使わず、タッチペン操作がメインとなっている。
--オールドアクスアーマーモード
---オールドアクスアーマーでプレイできる。『月下の夜想曲』のオールドアクスアーマーに比べて非常に高性能で、ハイジャンプやコマンド技を持っている。
-レベル上限のあるハードモード
--キャラのレベル上限を50、25、1の中から選択できるようになり、上級者も唸らせる高難度なバランスで楽しめる。
-シリーズ恒例のボスラッシュモードでは出現するボスが異なる3つのコースから選べられるようになっている他、『白夜』以来のスコアランキングも復活。
--スコアランキングは通常のプレイのみならず、通信専用のランキングも別に用意されている。
--さらに本作からの試みとしてボスの部屋のみならず、雑魚だけが登場する部屋も登場。
---一応雑魚が登場する部屋は『暁月』でも登場していたが、正式に登場したのは本作からである。
--ちなみに本作のボスラッシュモードはデフォルトで出現している。
---デフォルトでは前作のボスと戦うコースだけだが、一度ゲームをクリアする事により、恒例の作中のボスと戦うコースが出現。
-「SHOP MODE」のメリット
--(買い手側)ヴィンセントのショップのアイテムをショップの2割引で購入することが出来る他、エクスポーション等の稀少品も一部を除いて購入することが出来る。
--(売り手側)売った商品の定価の40%の金額を得られる上、売っても品切れしない。
-他、セーブデータがCoM以来の最大6個まで作れる様になったのも何気に評価できる。
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**問題点
-マニアックな作品の続編であること。
--ストーリーにおける前作『バンパイアキラー』はメガドライブ末期に発売したソフトの為、出荷数が少ない上、諸般の事情からバーチャルコンソールの配信も絶望的であり、シリーズの中でも知る人ぞ知るマニアックな作品である。そんな作品の続編であるのか、若干分かりづらい表現も。
--本作以前に発売した『闇の呪印』や『蒼月』は比較的メジャーな作品の続編に対して、何故コアなファンしか知らない作品を選んだのか…
-ジョナサンに比べて、シャーロットの性能が冷遇されている。
--ハイジャンプも急降下キックもできないので、メイン操作は機動力の高いジョナサンで固定されがち。溜め魔法を使う時や、MPを早く自動回復させたい時ぐらいしかシャーロットを操作する必要が無い。
--魔法は立ち止まっていないと使用できず、しばらく溜めないと真価を発揮できないので使いづらい。
--シャーロットの武器の中には、通常攻撃の攻撃範囲が上下に広いものもあり、その点では扱いやすい。
--また装備や魔導器が揃ってない序盤ではシャーロットの魔法は絶大な攻撃力を発揮するので、最初からずっとジョナサンに固定されがちと言うわけでもない。
-前作までのコウモリ変身に当たるフクロウに変身する魔法の「チェンジオウル」も入手した次の面あたりでハイジャンプが入手できる為、出番がほぼ入手したステージしか無いのも同然。
--もう片方の変身魔法のカエルに変身する「チェンジフロッグ」はそれなりに使い所が多い部類だが。
-ボタン数の関係か、前作で便利だったドッペルゲンガーのソウルのような機能は無くなった。
--その代わり(?)とも言えるシステムがパートナーシステムだが、装備のラインナップがジョナサン及びシャーロットで異なり、なおかつ技もガラリと変わるので、ドッペルゲンガーの代替とは言い難い。
--次作の『奪われた刻印』では装備したグリフを切り替えることが出来るグリフパレットというシステムが追加され、復活したと言える。
-隠しモードのシスターモードではストーリーの関係上ラスボスと戦う事が出来ず、必ずバッドエンドになる。
--一応最後の中ボスと戦う事も出来るが、設定の関係上本編では戦えず、ステラとロレッタだけ実質ボスラッシュ専用になっている。
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//**総評
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