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グランド・セフト・オート・バイスシティ」(2013/12/08 (日) 22:45:58) の最新版変更点

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*Grand Theft Auto Vice City 【ぐらんど・せふと・おーと ばいすしてぃ】 |ジャンル|アクション|&amazon(B0001Z9WEY)|&amazon(B0001P2K4I)| |対応機種|Windows 98/2000/Me/XP&br()プレイステーション2&br()Xbox|~|~| |開発元|Rockstar Games|~|~| |発売元|カプコン|~|~| |発売日|【Win】2003年9月25日&br()【PS2】2004年5月20日&br()【Xb】2004年7月29日|~|~| |定価|7,140円(税込)|~|~| |レーティング|CERO:18歳以上対象(初版のレーティングを記載)|~|~| |分類|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~|~| |>|>|>|CENTER:''[[グランド・セフト・オートシリーズリンク>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/875.html]]''| ---- #contents(fromhere) ---- #center{&size(35){''WARNING!!!!!!!''}&br()&size(20){''本作はCEROからZ指定を受けている18歳以上のみ対象のゲームです。&br()(※現在のレーティング)''}} ---- **概要 大ヒットクライムアクションゲームの第4弾。80年代のアメリカの架空の町・バイスシティを舞台にした作品。~ 本作からはバイクやヘリコプターが一般登場したほか、着せかえも可能。また武器のバリエーションも前作から大幅に増えた。 **ストーリー リバティーシティのマフィアであるフォレッリファミリーの一員であった主人公、トミー・ベルセッティ。彼はボスであるソニー・フォレッリの密告により逮捕され、15年間服役していた。~ 出所後、彼はボスの命令で取引のためにバイスシティに向かうが、取引中に何者かの襲撃に遭う。命からがら生き延びるも仲間は全員死亡し、金と取引予定の麻薬まで奪われてしまう。~ 全てを失い、バイスシティに残された彼は、生き延びるために頂点へ這いあがろうとする…! **ゲームシステム -過去作(特にシステムが今のものになったIII)の記事が書かれていないため一から説明すると、とにかくなんでもありなゲーム。 --その辺の車をパクるもよし、その辺を歩く人に鉛玉を高速でプレゼントするもよし、なんとなく街中をふらふらするもよし。 --ヒマなら適当にベリーダンスを眺めるもよし、ギャングにケンカを売るのもよし、なーんにもしないで突っ立ってるだけというのもまたよし。 --タクシーをパクって運ちゃんになるのもよし、ダーティプレイに飽きたら、救急車をパクって人命救助したり、パトカーをパクって犯罪者を処刑するのもよし。 ---このように、とにかく自由度が高いゲームである。 -だが、一応近代的な町なので警察はちゃんと機能しており、警官の目の前で車をパクったり、市民を大量に殺してしまうと「手配度」が付く。 --手配度が付いてしまうと警官が逮捕しようと向かってくる。1までならしばらく逃げ回っておとなしくしていれば消えるが、2以上になると時間経過では消えなくなってしまう。 --手配度は悪事を行ったり、警察に抵抗するごとに増えていき、手配度が増えるほど追ってくる警官やパトカーの数が増える。手配度が4になると検問、ヘリ、バリケード、私服警官、スパイクベルト、特殊部隊と警察の本気が見られ、5になるとFBIが出動、最高の6になると軍隊まで出動してくる。 ---シリーズを通しての共通点だが、警察は強い上にかなりしつこい。ボートで海に逃げても警備艇を出動させ、ヘリで空に逃げれば警察もヘリを出し、文字通り地の果てまで追ってくる。 -主人公のライフがゼロになれば、通常ならゲームオーバーなのだが… --今作にゲームオーバーなんて貧弱なものはなく、死んでもちょっと金払えば最新の治療で生き返るし、ブタ箱にブチ込まれても小銭を払えば即釈放。何人殺していようが懲役刑にはならない。 -シリーズ共通で主人公は大きな目的を持っており、今回は「自身の取引を邪魔した奴の始末、そしてそいつのシマを乗っ取って成りあがる」となっている。 --これを達成するためのものとして、「特定人物の殺害」「要人を交通事故に見せかけて殺害」「取引の護衛」「あるブツを回収してきてくれ」「軍隊の戦車をパクってこい」「売ってると警察にマークされるアイスクリーム的な何かを捌け」など、さまざまな内容のミッションがあり、これを(話に絡むものとそうでないものがあるが、前者を)全てこなせば最終ミッションが発生、それをクリアすれば一応のゲームクリアとなる。 -やり込み要素も多数あり、特定の乗り物に乗ることで行えるR3ミッション、広い街中に100個散らばった隠しアイテム、特定の武器で特定の人を指定人数ブチ殺す殺戮ミッション、いいジャンプが出来るスタントポイントなどなど、100%クリアを目指すなら100時間200時間は余裕で遊べる。以下、様々なやりこみについて解説。 #region(やりこみミッション詳細) -R3ミッション --パトカー、ピザ配達バイク、救急車、消防車、タクシーなどに乗った状態でR3ボタンを押せば開始できるミッションで、それぞれの乗り物に合った5種類のミッションを行う。たとえばピザ配達バイクの場合、「制限時間内にピザを配達する」で、パトカーの場合、「逃走する犯罪者をぶち殺す」、タクシーの場合は、「時間内に客を拾い、目的地まで運ぶ」など。それぞれクリアするとライフ上昇・防弾チョッキ強化・耐火状態などのボーナスが得られるため、なかなか重要な存在。 -殺戮ミッション --街のあちこちに配置されているマークに触れると開始される。場所ごとに指定された武器でギャングを指定人数ぶち殺す、または乗り物を破壊するという条件を達成すればクリア。「MP5でギャング25人を殺せ」「チェーンソーでギャング20人を殺せ」「車に乗ってギャングを35人轢き殺せ」など指令は様々で爽快感抜群のミッション。 -秘密パッケージ --要するに隠しアイテム。街中に100個配置されており、一つ入手するごとにお金が、一定数入手するごとに様々な特典((10個で防弾チョッキ、20個でチェーンソーなど。))が手に入る。全て集めればハンター(戦闘ヘリコプター)に乗ることができるようになる。 -ユニークスタント --乗り物を使って各所にある坂や階段などを利用し、ジャンプする。特定の場所に着地できればクリア。 -強盗 --街の各所にある店で強盗を行う。銃を突きつけて店員を脅し、金を奪うことでクリアとなる。必ず手配度が付いてしまうため、警察から逃走する必要もある。 #endregion -もっとも、あまりのヤンチャっぷりが肌に合わないという人もいるが。 //-本作は過去作同様、ミッションクリア制である。ミッションは「取引を護衛する」「ボスを暗殺する」といったものから「レースで1位をとる」「ラジコンヘリで建物を爆発させる」など様々。 //--もっとも、根本には「ボスに復讐する」という目標があり、その足掛かりの1つとして上記のようなミッションがある。 **評価点 -とにかく自由度が高い。お金を稼ぐにしても、せっせとタクシー運転手になって客を運んだりピザ配達をして地道に金を稼ぐのもアリ、そこら辺の人を轢き殺したり撲殺したりして金を奪うのもあり、特定の場所で行われているレースで稼ぐのもアリ。退屈だったらギャングにケンカを売ってもいいし、警察や軍隊と死闘を繰り広げるのも良い。ただブラブラして町中に散らばっている小ネタや隠しアイテムを探し回っても良い。 -リゾート地であることが前面に出ているからか、全シリーズの中でも雰囲気が明るい。美しい海、空、夕焼けに、夜のネオン。他のシリーズにはない華やかさがある。 -「3」からの進化 --ミッションのバラエティ性 ---前述のように、「暗殺」や「レース」、「写真撮影」など数多くのミッションがあり、飽きさせない。 ---クリア手段も基本的にプレイヤーが自由に決められるため、作業感はほとんどない。たとえば「建物の屋上で取引されているブツを奪う」というミッションであれば、多くの敵を倒して武器を回収しつつ地上から屋上を目指しても良いし、ヘリで直接屋上に乗りつけてさっさとブツを奪ってしまっても良い。また、「大暴れして街を混乱に陥れろ」というミッションならそこら辺の人を刀でザクザク斬るも、手榴弾を街中に投げまくるも、その辺の車に銃撃を浴びせまくるもあり。プレイヤーの好きにミッションを行うことができる。 --武器の追加 ---マグナム銃やミニガンもそうだが、特に打撃武器が充実。バットだけだったのが、ゴルフクラブや日本刀、チェーンソーといったものが追加された。 --シリーズ初の着せ替え機能。 ---サンアンドレアスのスペシャルセットのように上から下まで決められたセットでの着せ替えだが、強盗スタイルでナタを持てばもう13日の金曜日だし、警察官の服を着れば警察署に入っても撃たれなくなる。また手配度が2以下なら服を着替えれば手配度が即座に消えるので、警察に追われている時に重宝する。 --一作目以降登場しなくなったバイクが復活。 ---バイクを使用するミッションは多いが、バイクの操縦はさほど難しくない。移動手段としても使い勝手が良く、非常に便利な存在。 ---機種もスクーターからハーレーまで様々。更にジャックナイフ・ウィリーもちゃんと出来、ボーナスとして小銭をもらえることもある。 --本作からヘリコプターが登場。 ---前作の「Dodo」は飛ぶ事、飛行状態を維持する事が難しかった((飛ばすには助走が必要で、グライダーに近い飛び方をするのでやや操作カンが必要だった。))が、ヘリコプターは簡単な操作で自由に飛べる。これは嬉しいところ。 --前作ではストーリーが進むごとに隠れ家(セーブポイント)が出てきたが、本作からは自分で購入するシステムに。 ---ストーリーが進めば印刷会社やボート乗り場も買収可能。更に、物件ごとのミッションをクリアすれば、その物件から収益を得る事までも可能に。 --入れる建物が増加。警察署やオフィスビルの他、大型ショッピングモールなども登場する。 -ラジオのラインナップがすごい。 --GTAシリーズでは車内や特定の場所でラジオが流れるのだが、本作は特に豪華。 ---本作に登場する架空のバンド「ラヴフィスト」の曲から、マイケル・ジャクソン「ビリー・ジーン」、バグルス「ラジオ・スターの悲劇」など、主に舞台となった80年代の実際の曲がラジオで流れる。 ---ちなみに、本作のモチーフになったドラマ「特捜刑事マイアミ・バイス」の主題歌も聞ける。 -全体マップが導入され現在位置や目的地までのルートを把握しやすくなった。 **問題点(PS2版) -ゲーム開始時のロードが長い。後年の『[[サンアンドレアス>http://www23.atwiki.jp/ksgmatome/pages/962.html]]』より長い。また、島を移動するごとにも多少ロードが入る。 -良くも悪くも洋ゲー。ミッションの難易度は高い。 --制限時間が厳しい物、高度な操縦テクニックが求められる物、敵の猛攻から味方を守らなければいけない物など、初見でクリアするのが難しいミッションが多い。 ---また、指定の条件でクリアしなければ失敗となるミッションも多い(例:カネを持ち逃げしたギャングをバイクごと爆殺したら失敗、破壊目標の車を武器を使って破壊したら失敗、味方の援護を行うが味方に見つかったら失敗、など)。 --ただし失敗しても金が減るなどのデメリットはなく、依頼人の元へ行けばすぐに再挑戦が可能。 --だが、死亡したり逮捕されると手持ちの武器が全部なくなる。その度にいちいち買わないといけないし、かといって生身でミッションはクリアできない。 -武器の種類は増えたが、全て持ち運べるというわけではなく、カテゴリ別に1種類しか持てなくなってしまった。 --前作で両方持てた「手榴弾と火炎瓶」や「火炎放射器とロケットランチャー」などはどちらかしか持ち運べず、違うほうを選んだら前に持っていたものはいくら残っていても捨てられてしまう。 -やっぱり有害。本国アメリカでも訴訟されたりとか大変だったそうな。 --敵対ギャングにハイチ系ギャングが多く登場するためか、ハイチ系の移民から訴訟を起こされたこともあったという。 -移動可能な範囲が前作と比べ2/3程と狭い。 **総評 3D化した「Ⅲ」から順当な進化を遂げた本作は世界中で大ヒットした。「Ⅲ」と本作で、「Grand Theft Auto」の名を一躍有名にしたと言っても過言ではない。~ 難易度の高さ、あまりの自由度の高さから多少人を選ぶ面はあるが、その自由度の高さに惚れ込んだプレイヤーは多い。~ また、難易度は実はシリーズの中でも簡単な方。ミッションの数も多すぎず少なすぎず、ちょうどよい。シリーズ入門としても最適な作品。 #region(プレイ動画) &youtube(http://youtu.be/PFV3GGsERqk) &youtube(http://youtu.be/mQAjmpL1pwU) #endregion **余談 -本作は主に、1983年公開の映画「スカーフェイス」に影響を受けており、ディアス邸のレイアウトなんかももろにそれである。また、1984年放映のドラマ「特捜刑事マイアミ・バイス」からも影響を受けている。更に言うとバイスシティのモデルはマイアミである。 -バイスシティ自体は元々は『Grand Theft Auto』(一作目)のステージの一つであるが本作とは形が違う。 -なお、この作品の廉価版(カプコレ)は、カプコレ史上最も売れた作品。また、全世界で1300万本もの売り上げを残し、「最も世界中で売れたプレイステーション2用のゲーム」としてギネス記録にもなった。 -オープニングムービーで登場し、あっさり殺されてしまう「ヴィクター・ヴァンス」は後に発売された『Grand Theft Auto Vice City Stories』の主人公である。なお、彼はシリーズ中初めて死亡が確認された主人公でもある。 -異常なまでの修正でほぼ別物と化した[[サンアンドレアス>http://www23.atwiki.jp/ksgmatome/pages/962.html]]とは違い、本作の日本語版は殆ど変更点・修正点が無い。 --変更点は、ヘッドショットを行った際に頭部が吹っ飛ぶ描写の削除、ディアス邸の書斎に飾ってある女性のポスターが動物のポスターに変えられているということぐらい。 ----
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