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「ニューラリーX」(2013/09/11 (水) 09:21:01) の最新版変更点
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*ニューラリーX
【にゅーらりーえっくす】
|ジャンル|アクション|&amazon(B0001N7S6K)|
|対応機種|アーケード|~|
|発売・開発元|ナムコ|~|
|稼働開始日|1981年|~|
|分類|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~|
**概要
-1980年11月に登場したドットイート型アクション「ラリーX」の改修版。
--現在は知名度から単純に「ラリーX」と呼ぶ場合こちらを指す。
**システム
-プレイヤーは青いマイカーを操作し、迷路に点在する黄色いフラッグを全て入手する事が目的。
--マイカーは一度動き出したら止る事ができない。壁に接触すると自動的に進める方向へ向きを変えて前進し続ける。
---前後左右を細かく入力する事で擬似的な停車は可能。
--障害物としてこちらを追尾してくるレッドカーと岩があり、接触するとミスになる。
---岩はランダムで迷路内に点在している(ただし、ランダムとはいえ配置位置の候補は限られているため完全な袋地ができることはない)。
---レッドカーはマイカーを執拗に追尾してくるだけで法則性や個性は無い。なので岩に衝突して動けなくなっている事もままある。
--画面右側に地図が表示されており、現在位置とフラッグ、レッドカーの位置が表示されている。
--マイカーには燃料があり、これがなくなると移動速度が激減する。燃料はステージクリアするかミスすると最大値になるが、基本的に補充する方法は無い。
---燃料がなくなった場合、ボーナスステージであってもレッドカーが動き始める。
--マイカー後方に煙幕をはる事ができ、煙幕に接触したレッドカーはその場で一時停止する。煙幕をはると燃料が少しだけ減少する。もちろん、燃料がなくなれば煙幕は使用不可能になる。
---しかし一時停止したレッドカーにも当り判定があり、接触するとミスになる。
--1ステージ中1つスペシャルフラッグがあり、それを入手すると通常のフラッグよりも多く点が入る。
-前作ラリーXから難易度のみならずいくつかのシステム変更も施されている。
--前作では陰気だったBGMがやたら陽気な物に変更され、マイカーとレッドカーデザインも一新された。
--迷路の形が変更されて抜け道が増加。袋小路が無くなった。
---ただし、岩が配置されて事実上の袋小路になることはある。
--現在の燃料に応じてもらえる点数が変るラッキーフラッグが出現。
---ラッキーフラッグは最後に回収すると貰えるスコアが少ない特徴がある。
--スペシャルフラッグが画面右側の地図に表示されるようになった。
--燃料の減少速度が減り、燃費が大幅に良くなった。
**長所
-ドットイート型アクションではあるが緊急回避方法を持つ為、比較的難易度が低い。
--だが、地図に岩は表示されないので調子に乗ってると予想外の出来事に混乱して衝突する事がままある。
--ハイスコアを狙おうとするとラッキーフラッグをどのタイミングで取るかで頭を悩ませる事になる等、スコア関連のゲーム性も高い。
-無駄に陽気なBGMは耳についてなかなか離れない。
--後に太鼓の達人に「ラブリーX」と言う名前で、ヘンテコな歌詞と共にアレンジ収録される。
**総評
ドットイート型アクションの名作と誉れ高い[[Pac-Man]]に「緊急回避方法」を習得させた事で低難易度化、敵の個性も消滅。それにより「敵を上手くひきつけて走り回る」というPac-Manとは異なるゲーム性を生み出している。更に前作の問題点であった「低難易度でありながら袋小路に頻繁に追い込まれる」「燃料がすぐなくなる」と言う矛盾を解消し、何故か解らないが陽気で軽快なBGMの評価も高い事から、知るひとぞ知る名作ドットイート型アクションの1つに名を残している。
**余談
-同年(ラリーXと同年で、ニューラリーXからは前年になる)に同社から[[Pac-Man]]と言う強力な同ジャンルのライバルが出現したため、商業的にはあまり成功していない。
--更にこの頃は縦画面ゲームが多かったため、縦画面でありながら右側に地図を表示し、横画面筐体を必要とした同作は導入にちょっと手間がかかるゲームでもあった。
---デッドコピー基板やハック基板では、縦画面に改められたバージョンもある。
--更に分割スクロールと言う、ちょっと手の込んだ事をしているので移植に手間取り時期を逃してしまい、家庭用ゲーム機への移植はPSのナムコミュージアム VOL.1まで待たなければならなくなった。
---パソコンは多重画面の重ね合せが得意なこともあり、MSXにはナムコから、その他の機種へは電波新聞社から移植版が出ている。
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