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*遊☆戯☆王 デュエルターミナル 【ゆうぎおう でゅえるたーみなる】 |ジャンル|トレーディングカードアーケードゲーム|~| |対応機種|アーケード(WindowsXP embedded)|~| |販売・開発元|コナミデジタルエンタテインメント|~| |稼働開始日|2008年3月15日|~| |分類|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~| |>|>|CENTER:''[[遊☆戯☆王 関連作品リンク>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/768.html]]''| ***シリーズリスト 第1弾~第11弾までは『遊☆戯☆王5D's デュエルターミナル』、第12弾以降は『遊☆戯☆王ZEXAL デュエルターミナル』。 |弾数|サブタイトル|稼働開始月|弾数|サブタイトル|稼働開始月| |第1弾 |シンクロ覚醒!!|2008年3月|第2弾|ワームの侵攻!!|2008年7月| |第3弾|反撃のジャスティス!!|2008年10月|第4弾|魔轟神復活!!|2008年12月| |第5弾|混沌の覇者!!|2009年4月|第6弾|疾風のドラグニティ!!|2009年7月| |第7弾|ジェネクスの進撃!!|2009年10月|第8弾|トリシューラの鼓動!!|2010年1月| |第9弾|ヴァイロン降臨!!|2010年4月|第10弾|インヴェルズの侵略!!|2010年8月| |第11弾|オメガの裁き!!|2010年12月|第12弾|エクシーズ始動!!|2011年4月| |第13弾|星の騎士団 セイクリッド!!|2011年10月|第14弾|破滅の邪龍 ウロボロス!!|2012年1月| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 世界的に有名なトレーディングカードゲーム(TCG)''「遊☆戯☆王ゼアル オフィシャルカードゲーム」(以下、遊戯王OCG)''をアーケードゲーム化した作品。通称「DT」。~ 遊戯王OCGの世界観を元にしたミニゲーム「アクションデュエル」と、OCGのルールを簡略化したカードゲーム「スピードデュエル」の二つのゲームモードが選べる。~ 現在は第14弾「破滅の邪龍ウロボロス!!」が稼働中。~ ''1プレイ100円で、スキャンしてゲーム内で使用できるカードが1枚排出''される。この''カードは通常のOCGカードとしても使用できる''。~ 筐体はタッチパネル式のスクリーンと、各モードで使用するボタンが一つ、カードスキャン用装置から成る。~ インターネットに繋いで遊ぶことが可能になった『遊☆戯☆王 デュエルターミナルNEXT』が2010年4月から稼動開始された。~ デュエリストカードキーを使うことでプレイヤーのデッキ・データ、アバターなど記録することが出来る。~ また、デュエリストカードキーはNEXTの設置店のみ販売されている。~ 当記事では本作品の魅力を紹介していくわけだが、本作は遊戯王OCGのプレイヤーや、原作漫画・アニメのファン向けの作品となっている。~ 以下の内容にも原作・OCGを踏まえた記述を取らなければならない部分がどうしても存在するため、その点はご容赦願いたい。~ なお、OCGプレイヤー間での慣例に準拠し、単体のカード名は《》(二重山かっこ)で囲んで表記する。~ ---- **本作の魅力 ***徹底した原作リスぺクト 本シリーズを語る上で外せないのは、''原作漫画やアニメ作品に対する徹底したリスペクト・原作再現''だろう。~ 本作はタイトルこそ『ZEXAL(ゼアル)』だが、アニメZEXALの登場人物だけでなく、『デュエルモンスターズ』と『GX』、『5D's』のキャラクターも登場するオールスター的な作品となっている。新旧それぞれのキャラクターにはしっかりと原作を意識した''(しすぎた)''演出・デッキ・戦術が用意されている。 -武藤遊戯の《ブラック・マジシャン》、遊城十代の「E・HERO」、不動遊星の「シンクロン」など、登場キャラクターはいずれも原作で使用したカードを軸にしたデッキを使用する。これらのデッキはスピードデュエル仕様に調整されており、原作未登場だったサポートカードも適度に加えられ、思いがけない強さを持っている。 --ちなみに例外として、ペガサス・J・クロフォードは「トゥーン」や《サクリファイス》に加え、DTで新規収録されたそれぞれのシリーズカードのデッキを使用する。もちろんこれは、ペガサスがデュエルモンスターズの創始者であるという設定を反映したものである。 -デュエリスト達の「魂のカード」に関する演出もしっかりしている。通常は「モンスターを特殊召喚!」「手札から、魔法発動だ!」などの汎用台詞が使われるのだが、特定カードの発動時には追加でカードの名前を宣言する。さらに一部のカードでは原作の名台詞を喋り、原作イメージと合致したオリジナル台詞も用意されている。 --主たる例は城之内克也・バクラ・万丈目準の三人だろう。&br()城之内の迷台詞として強い印象を残す「城之内ファイヤー」は、発動条件も含めて完全再現されている。&br()万丈目にはTV版のエースカードに加えて漫画版でのエースカード《光と闇の竜》に関する台詞が新規収録されており、漫画版のファンを感激させた。&br()バクラには、原作漫画がカードゲーム中心路線に移行する前の「TRPG編」をイメージしたデッキと台詞が用意され(《闇の支配者ゾーク》、TRPG用語の「スーパークリティカル!!」など)、古参のファンを唸らせた。 -その他、プレイヤーのプレイに反応した台詞も用意されている。&br()海馬瀬人は《青眼の白龍》を破壊されると一時呆然とし、エド・フェニックスはE・HEROが召喚されると「新たなE・HEROを呼んだか!」とこちらを挑発する。 -ゲームの仕様上再現できない台詞も小ネタ的に仕込まれている。&br()十六夜アキのカード《ブラック・ガーデン》はこの作品では使用できないのだが、アキの名乗り口上にその名残がある。&br()リストバンドにカードを仕込むイカサマを行ったバンデッド・キースは、デュエル敗北時に「''リストバンドでもつけて出直してこい!''」という罵声を発する。 ***多彩なミニゲーム また、''遊戯王OCGの雰囲気を生かしたミニゲーム''にも定評がある。 -各ミニゲームはいずれも、OCGカードのイラストやシリーズカード、アニメのキャラクターを元ネタとしている。 --大抵のトレーディングカードゲームではそれぞれのカードに、カードに描かれた物や土地の簡単な設定文、人物の台詞が記述されている(所謂フレイバー・テキスト)。しかし遊戯王OCGではそうしたフレイバー・テキストが記されたカードは少なく、代わりにイラストで物語を語るという手法が採られている。 --宇宙からの侵略者、溶岩地帯の原住民族、巨大怪鳥を駆る湿地帯の美少女、団結した諸勢力の手による殲滅兵器、など、他のTCGではまずお目にかかれない節操のないラインナップが遊戯王OCGの特徴。ほか、そうしたモンスターをサポートする魔法・罠カードのイラストも、それ単体でおおまかなストーリーが理解できるものが多い。 ---こうしたイラストはユーザーになじみ深く、(強さは別にして)イラストに人気のあるカードも数多い。アクションデュエルはそうしたOCGの世界観をうまくとらえ、独立したミニゲームに昇華させている。 ***オリジナルストーリー 上記の「遊戯王OCGの世界観」に連なる形で、本シリーズで展開される「''デュエルターミナル独自の世界観''」も見どころ。 -これまでも書籍で裏設定的に各カードの設定・つながりが示される事があったが、DTではデモ画面において、大まかなストーリーが語られるようになっている。DT出身シリーズカードの隠しデッキ(後述)紹介画面ではさらに細かいストーリーが記されており、これを探す楽しみもある。 --現在のところ、区切りとなる弾でストーリーは2つに分かれている。 --第1部は第8弾まで。異界からの侵略者ワームの脅威に、原住種族は軍事同盟A・O・Jを設立して対抗する。しかしA・O・Jは1枚岩とはいかず、更に悪しき神々魔轟神が復活し各地で攻撃を開始。ワームは第6弾で滅ぼされるものの、戦いは果てしなく続き、その果てに解放された「氷結界の龍」が終末を呼ぶ……。 --第2部は第9弾から。各地でおこる原住民族の争いに介入する「ヴァイロン」と、かつてヴァイロンに敗れた「インヴェルズ」の再興と侵略。様々な思惑が折り重なった戦いは各勢力を疲弊させていき、インヴェルズの邪念たる「ヴェルズ」が世界を覆い始める― -これらのストーリーは、余りOCGをプレイしないカード愛好家や原作ファンにも好評を得る要因となっている。 ---- **各モードの紹介 ***アクションデュエル -ミニゲームを行ってモンスターのパワーを溜め、溜まったパワーを使って相手とバトルを行うモード。第12弾にてアクションデュエルクロスとして仕様変更がなされた。 --ミニゲームとバトルを1セット、合計3回バトルが行われる。2本先取で勝利。勝利した場合は「エクストラステージ」に突入し、通常よりも強い相手とバトルすることが可能。 --「アクションデュエルクロス」ではモンスター毎にコマンドが設定され、タイミングとコマンドを織り交ぜて行うバトルになっている。 --特定カードをスキャンした場合、強力なコンボを発動可能。 -「DUEL TERMINAL NEXT」では「アドベンチャーモード」が存在し、『5D's』のステージやデュエルターミナルのストーリーに合わせたステージを進み、『5D's』のキャラクターやDUEL TERMINAL出身のモンスター達と戦うことができる。 --第13弾からは『ZEXAL』のストーリーのステージが追加され、『ZEXAL』のキャラクターと対戦することも可能となった。 --また、アクションデュエルで勝利すると、対戦したキャラクターと関連のあるモンスターカードを「すけっとモンスター」として入手でき、それがエクストラデッキに入るモンスターだった場合、「デスティニースキャン」時にスキャンせず、タッチするだけで使用可能となる。 -なお、これらミニゲームには実況役のMCが用意されている。第11弾までのMCは「5D's」に登場する、ベルナール・アッカが演じるリーゼントMCだったが、第12弾からはオリジナルのMCに変更された。 #region(ミニゲーム一覧) 現在16種類。5弾から弾が進むごとに1~3個追加されている。 -第1弾から登場 --''星集め'':画面に出てくる星をタッチして集める。青い星は何度かタッチしないと手に入らない。 -5弾から --''突進'':《突進》に描かれているイノシシが主役。突進するイノシシをジャンプさせ、進路の星を集めていく。 --''ドーピング'':《ドーピング》に描かれたあやしげな薬瓶に、溢れないように薬を垂らしていく。 -6弾から --''ハンマーシュート'':《ハンマーシュート》のイラストで《ゴブリン突撃部隊》が叩き潰されていることをモチーフにしたゲーム。穴から出てくるゴブリンを叩くモグラ叩きゲー。 --''サルベージ'':墓地から水属性モンスターを回収する《サルベージ》がモチーフ。海底から宝物を引き上げる。 --''闇の量産工場'':謎のモンスター《もけもけ》が作られている《闇の量産工場》。工場のベルトコンペアを流れてくるもけもけを監視し、さながらお刺身のタンポポ置きのように向きを整えていく。 -7弾から --''イエーガーのピンボール'':『5D's』の登場人物・イェーガーと、彼が使用するモンスター「ジェスター」シリーズを模したピンボール。 --''遊星GO!'':『5D's』の主人公・不動遊星の乗るD・ホイール(バイク)を操作し、障害物をかわしつつ星を集める。進路には遊星と対立したセキュリティ(作品中での警察組織)隊員・牛尾哲の使用した「ポリスモンスター」が現れ、妨害を仕掛けてくる。 ---ちなみにゲーム名は遊星のD・ホイール「遊星号」とかけたシャレ。 -8弾から --''エネミーコントローラー'':『デュエルモンスターズ』の登場人物・海馬瀬人が使用した《エネミーコントローラー》がモチーフ。海馬に指示されたコマンドを入力していく。恒例のコナミコマンド(↑↑↓↓←→←→BA)もしっかり搭載。 ---成功すると海馬の台詞が流れ(「全速前進だ!」など、MAD作品で有名なデュエル以外の台詞まで存在)、好成績だとMCも「''スゴイぞー! カッコいいぞー!!''」と、殆どの遊戯王ファンが忘れているであろう原作初期の海馬の迷台詞を叫ぶ。 -9弾から --''おジャマ・ジャンピング'':『GX』の登場人物・万丈目準のエースモンスター「おジャマ」達を、《おジャマ・キング》の出す衝撃波に合わせてジャンプさせる。 --''進め! ラヴァル隊!'':本作で新登場した「ラヴァル」シリーズのモンスターの進路をタイミングに合わせて作り、星を集める。 -10弾から --''ぴちぴち魚釣り'':うきを投げ込み、魚族モンスターを次々と釣り上げる。 --''ふわふわガスタ!'':本作で新登場した「ガスタ」シリーズのモンスター《ダイガスタ・ガルドス》を操作し、星を集めていく。 -11弾から --''ジェムナイト★フィーバー'':宝石を集めて本作で新登場した「ジェムナイト」シリーズのモンスターを召喚していく、落ちゲーを彷彿とさせるミニゲーム。 --''オメガの裁き!!'':本作で新登場したモンスター《ヴァイロン・オメガ》を操作し、「ヴァイロン」と敵対する「インヴェルズ」シリーズのモンスターを撃退するSTG。 -12弾から --''エクシーズ召喚!'':次々と現れる同じレベルのモンスターをタッチして、モンスター・エクシーズを召喚していく。 -13弾から --''かっとび箱!!'':「遊戯王ZEXAL」の主人公、九十九遊馬を操作して高い跳び箱を一気に飛び越える。 #endregion &br() ---- ***スピードデュエル 原作に登場したキャラクターたちとデュエル(カードゲーム対戦)を行うモード。~ OCGルールを知らない初心者向けの「''はじめて''」、OCGルールを知っている初級者向けの「''かんたん''」、中~上級者向けの「''むずかしい''」から難易度を選べる。 &br() ''OCGルールの再調整'' -アーケードゲームである以上、OCGと同じルールを実装することは到底不可能である(1プレイが長くなりすぎる&処理が過度に複雑化するため)。~ そのため、本作ではOCGの雰囲気を極力壊さぬよう、短期決戦用に簡略化された独自のルールが採用されている。 #region(OCGとスピードデュエルの相違点) |変更点|OCG|→|DT| |デッキ枚数|メイン:40~60枚+エクストラ:15枚以内|→|メイン:10枚+エクストラ:3枚以内| |初期ライフ|8000|→|4000(第4弾までは3000だった)| |初期手札|5枚|→|4枚(第4弾までは3枚だった)| |カードゾーン|モンスター5+魔法・罠5+フィールド魔法1|→|モンスター3+魔法・罠3| -フェイズ:OCGでは1ターンが「ドローフェイズ」「スタンバイフェイズ」「メインフェイズ1」「バトルフェイズ」「メインフェイズ2」「エンドフェイズ」に分かれている。DTではこのうち、バトルフェイズ後のメインフェイズ2が省略され、行動の幅が狭められている。 #endregion -これらの相違点により、OCGとは異なる戦術が求められるようになっている。 --「デッキからドロー出来なくなると敗北」というルールが変更されており「デッキからドローできなくなるとデュエル終了、その時点でライフが多いほうが勝ち」となる。そのためデッキ切れによる勝利、または敗北の可能性が上がっている。 --初期ライフの関係上、ライフポイントに直接ダメージを与えるバーンカードや反射系罠カード、貫通能力やダイレクトアタック能力を持ったモンスターがかなり強力。 --手札・カードゾーンが少ない事により、手札コストの多いカードが使いづらく、手札破壊カードの脅威も上がっている。さらにフィールドが狭い事でよりプレイングに慎重さが求められる。 --メインフェイズ2が存在しないため、バトルを行った後の「後出し」が出来ない。攻撃反応型の罠が多い遊戯王OCGでは後出しが一種の基本になっているのだが、これが出来ない事で攻撃のリスクが高まっている。 -このDTルールにより、一部のカードは弱体化ないし運用が非常に困難となっている。一方でDTという環境ゆえに「化ける」カードも多く、そうしたカードを探し出すという楽しみ方も出来た。 &br() ''デッキ構成'' -スピードデュエルモードでは、あらかじめ複数のデッキが用意されている。このデッキはメインデッキの7枚しかカードが入っておらず、プレイヤーの行動によって最終的なデッキが決定する。 --最初に任意のDTカードを3枚までスキャン出来る。この3枚がメインデッキの穴を埋めることになり、更にスキャンしたカードに応じて候補となるデッキが決められる。 --デッキ決定後、エクストラデッキ用のDTカードを3枚までスキャンできる。メイン・エクストラ双方ともスキャンカードが3枚に満たない場合、ランダムにカードが補充される。 -スキャンカードの種類・組み合わせによっては、原作キャラのキーカードやDT出身のシリーズカードを用いたスペシャルデッキが使用可能になる。例を上げると…… --《黄金の天道虫》=「無死虫ピョー!」(インセクター羽蛾デッキ)&br()《グレイブ・スクワーマー》+《ヘイト・バスター》=「悪夢の苦痛(ナイトメア・ペイン)」(ユベルデッキ)&br()《クレボンス》+《マジカル・アンドロイド》+《メンタルスフィア・デーモン》=「サイキック・アルカディア」(ディヴァインデッキ)&br()《ブラック・マジシャン》+《E・HERO ネオス》+《スターダスト・ドラゴン》=「超融合! 時空を超えた絆」(劇場版アニメ「超融合! 時空を超えた絆」のイメージデッキ) //どうせなら記事内の引用デュエリストをダブらせないようにしたい。 --スペシャルデッキは60数種類存在している。さまざまな組み合わせを見つけるのことも楽しみの一つ。 &br() ''デュエル!!'' -対戦相手は『デュエルモンスターズ』『GX』『5D's』『ZEXAL』それぞれの作品群から選択できる。また、自分のパートナーキャラがランダムに選出される。パートナーは基本的にデュエルの役には立たないが、様々な台詞で盛り上げてくれる。特に敗北時にかけてくれる言葉は、原作のイメージを捉えた名台詞が多い。 --真崎杏子、大徳寺、カーリー渚など、対戦相手としては登場しないパートナー専用キャラも存在。 -デュエルはフルボイス。カード発動やダメージ時などにはカットインが入る(このイラストのクオリティも高い)。前述したように台詞の演出も多彩。 --また本作の特徴の一つとして、''全てのモンスターがクオリティの高いフルポリゴンで描かれている''点が挙げられる。攻撃・被破壊モーションも完備。 -前述したとおり、CPUは原作で使っていたデッキに近いデッキを使用し、原作で披露したコンボも披露する。 --''AIはなかなかに優秀''で、例えば「プレイヤーのモンスターを奪い、そのモンスターの効果を発動して自分の☆を減らしシンクロ召喚の素材を揃える」といった高度なプレイングも行う。原作当時では未登場だった、自分のデッキにあったサポートカードを投入していることも多く、こちらのデッキの制約と合わせて現在の目から見ても侮れなくなっている。 -「むずかしい」モードで28000点以上のスコアを獲得して勝利すると、アクションデュエル同様「エクストラステージ」に突入できる。 --エクストラステージでは、第1戦で戦ったキャラの作品から更に1人が選出され、よりパワーアップしたデッキとデュエルすることになる。この時BGMも変化し、作品ごとの名曲が流れるようになる。ここもアニメファンには嬉しいところ。 --エクストラステージのデッキには、OCGでは禁止・制限指定がかけられているカードがルールを無視して投入されている事がある(ボマーの《ダーク・ダイブ・ボンバー》、牛尾哲の《ゴヨウ・ガーディアン》など)。 ---こちらの選択できるデッキにも禁止・制限を無視したデッキがあったり、現時点(2011/09/01改訂)で禁止カードである《ゴヨウ・ガーディアン》《洗脳-ブレインコントロール》《王宮の弾圧》はスキャンすることで使えたりするので禁止・制限リストの事はあまり考えてないようだ。 --『ZEXAL』のキャラクターたちには各キャラそれぞれのテーマがかかるが、『デュエルモンスターズ』は「熱き決闘者達」、『GX』は「十代のテーマ」、『5D's』は「遊星のテーマ」で固定されている。ただしそのなかでも一部キャラには、要所でのBGM演出が用意されている。 -「DUEL TERMINAL NEXT」では勝利すると、対戦相手とアドバイザーが使用するカード((アドバイザーがデュエルをしないキャラクターの場合にもカードが設定されている。))が均等に混ざったルーレットで当たったカード、またはスキャンしたカードが保存され、サポートカードとして使用できる。 --入手したサポートカードはデッキを選ぶ際に、デッキ内の同種のカードと入れ替えることができるようになり、モンスター・魔法・罠は一枚を交換、エクストラデッキにもカードを一枚追加できるため、デッキの強化が図れる。 ---- ***排出カードについて -DT専用カードは、普通のOCGのデッキに組み込み公式大会で使用することも可能である。当然のことながらその逆、通常のOCGカードをスキャンすることは出来ない。DT専用カードにはカードの表面に「DUEL TERMINAL」のロゴが記されているのでそこで見分けよう。 #region(DUEL TERMINALロゴ) #ref(ブリュあり.JPG) #ref(ブリュなし.JPG) #endregion --ただし、カード裏面の遊戯王OCGのロゴはやや青みがかかった色調となっているため、プレイ中に通常カードとの違いが一発でわかってしまう。このため公式大会で使用する場合、カードバリアー(スリーブ)を使用して裏面を見えなくする必要がある。 ---ちなみに強い光を当ててすかして見ると、通常の光源では見えないデータ読み取り用のQRコードが確認できる。 --また、DTカードにはそのレアリティを問わず、全てにパラレルレア相当のパラレル加工(カード表面のプリズム模様)が施されている。 ---このパラレルシートは耐久性が低く、消しゴムや指で強くこすると消えてしまうこともある。模様が消えると公式大会で使用できなくなる恐れがあるため、やはり遊ぶ時にはカードバリアーの使用を徹底したい。 -DTでは1つの弾につき、50種類のカードが収録されている。その内訳はDT独自世界観にのっとった新規シリーズカードが30種類と、過去のカードパックに収録されていた、絶版となったカードの再録分が20種類。 --(14弾から再録カードが10枚、アニメの新規カードが10枚になった) --DTシリーズカードはテーマデッキ(特定テーマにのっとったデッキ)を強く意識しており、それぞれが強い統一性を持つ。イラスト面での評価も高い。 #region(シリーズカードとストーリー紹介。第一部編) -''X-セイバー'':《総剣司令 ガトムズ》を長とする10人の戦士たち。後にカードパックで上位版である「''XX(ダブルエックス)-セイバー''」が登場した。 --展開力に優れ、確実にアドバンテージを稼いでいく安定性の高いスタイルが魅力。《ガトムズの緊急指令》による一斉攻撃やは決まった時の爆発力が凄まじい。 -''ワーム'':光属性・爬虫類族で構成される異界からの侵略者。アルファベットをイニシャルとした26種類のモンスターが存在。 --伏せ状態で効果を発揮するものが多く、多彩なリバース効果で相手を翻弄する。多数のワームの融合体である《ワーム・ゼロ》(Z)のインパクトは圧巻。 --6弾でA・O・Jとの最終決戦が行われ、その結果滅亡した。 -''A・O・J(アーリー・オブ・ジャスティス)'':ワームに対抗すべく原住種族が手を組んで生み出した兵器群。 --対光属性・対セットカードを意識した効果が特徴。特に《A・O・J カタストル》は傑出した高評価を受けている。 --7弾では下記のジェネクスとの融合を果たした。 -''ジェネクス'':ワームに対抗する機械集団。A・O・Jと協力して生み出した対魔轟神・魔轟神獣用兵器「A・ジェネクス」や、「レアル・ジェネクス」といった亜種も存在。 --多彩なサーチ能力を持ち、手札に狙ったカードを集めやすい。豊富な機械族サポートカードの恩恵も受けられる。 -''氷結界'':雪に閉ざされた「氷結界」で、封印された竜を長年守護してきた一族。イラスト面での評価が高い。 --単体では貧弱だが、同族カードと組み合わせることで相手の行動を制限する効果を持つ。一方でシンクロモンスターには汎用性に優れた強力なカードが多く、時には「シンクロが強いだけのシリーズ」と揶揄されることも。DT初出の制限・準制限カードは全てこのシリーズに属しているいわくつきの連中。 --ちなみに第8弾「トリシューラの鼓動!!」は《氷結界の龍 トリシューラ》のことを指す。単独モンスターがサブタイトルを飾ったのはこれが初。この8弾は早期に絶版となってしまったため、(例によって)高性能だった《トリシューラ》は高額で取引されている。ストーリー上、この《トリシューラ》の暴走によって第8弾までの世界は滅亡してしまったのだが、OCGにおいてもその性能の高さから環境を荒らし回った事を考えると皮肉である。 -''霞の谷(ミスト・バレー)'':風属性で統一された、霞の谷の原住種族。「A・O・J」にも深く関わっている。 --カードを手札に戻すバウンス効果が持ち味。相手を一方的に拘束する嫌らしい攻め方を実現できる。 --「DTで不遇のシリーズは何か?」という話題になると必ず挙がるのがこのシリーズ。属するカードが少なく、どうしてもシリーズ外のカードと複合する必要がある。 -''フレムベル'':その全てが激しい炎に身を包まれている、炎属性で統一されたシリーズ。後に亜種ともいえる「''ネオフレムベル''」も登場した。 --「元々の守備力がわずか200」であるのが共通点(ただし例外もいる)。ピンポイントなサポートカードを駆使することで、柔軟性と爆発力を兼ね備える高い対応性を発揮する。 -''ナチュル'':植物をモチーフとしたシリーズ。絵本の様な愛らしい下級モンスターが魅力だが、シンクロモンスターは一転して強面。 --相手の行動に対応した誘発効果で戦線を維持し、相手をコントロールしていく。魔法をカウンターする《ナチュル・ビースト》は特に優秀。 -''魔轟神'':対ワーム戦に揺れる世界に混沌をもたらす、太古の眠りから復活した悪魔達。「''魔轟神獣''」を使役し、第三勢力を形成する。 --手札を捨てる、手札の枚数を参照するなど、手札に対応した独特の効果を持つ。悪魔族主体なのに光属性で統一されているというアンバランスさも特徴。 --群を抜いてプレイングの自由度が高い魔轟神だが、高すぎるがゆえにかえって扱いにくい。更に主要カードは軒並みレアリティが高く、本格的にデッキを組もうとするとかなりの出費を覚悟しなければならない。使いこなせれば非常に強力な上級者向けのシリーズ。 -''ジュラック'':炎属性・恐竜族で統一されたシリーズ。非常にカラフルな恐竜たち。 --戦闘を介する事で効果を発揮するものが多い攻撃的なシリーズ。フレムベルとの混合型も用いられる。 --魔轟神との闘いの末《ジュラック・メテオ》へと姿を変え、自らと共に魔轟神達をを焼き払った。 -''ドラグニティ'':霞の谷に突如現れた、ドラゴン族・鳥獣族の混合となる伝説の竜戦士達。神話に登場する武器の名を冠するモンスターが多い。 --同族モンスターを"装備"して戦う、幾分テクニカルなシリーズ。サポートカード《竜の渓谷》を起点とした墓地利用戦術がカギ。 --第6弾からの登場ではあるが、そのカード数は第1弾から存在する「霞の谷」を大きく上回っている。設定的には霞の谷と繋がりがあるのだが、そちらよりも大きく優遇されているシリーズ(そもそも彼らは霞の谷の居候の筈なのに《竜の渓谷》というのはなんとも……)。 #endregion #region(シリーズカードとストーリー紹介。第2部編) -''ガスタ'':霞の谷と氷結界に挟まれたミストバレー湿地帯に生きる民。豊かな大地を信仰し、原住生物と共闘することで土地を守ってきた。 --破壊された場合に同族を特殊召喚するリクルート能力を持つ。粘り強く徐々にアドバンテージを稼いでいく戦い方が特徴。 --「氷結界」と同じくイラスト面での人気が高い。《ガスタの賢者 ウィンダール》《ガスタの巫女 ウィンダ》の親娘、カーム姉さんこと《ガスタの静寂 カーム》にはファン多し。 -''リチュア'':氷結界の一族から分派した、「儀水鏡」を用いる悪しき儀式集団。勢力拡大を狙いガスタへ侵攻する。 --現在ではマイナーな存在となった儀式召喚をメインとしたイメージが特徴。《リチュアの儀水鏡》はリチュアを代表するキーカード。 --第2部の陰の主役とでもいうべき悪役集団。ガスタに《猛毒の風》をばらまいたりラヴァルをまるまる生け贄にしたりとその悪行は枚挙に暇がない。が、インヴェルズの亡骸に手を出したことで精神を浸食されてしまった。 -''ラヴァル'':炎樹海の広がる溶岩地帯を本拠地とする戦闘民族。戦いを求め、隣接するジェムナイト勢力に攻撃を仕掛けている。 --フィールド・墓地・そして除外ゾーンをフル活用するシリーズ。うまくカードが回った時の快感が素晴らしい。《炎熱伝導場》を筆頭に墓地を肥やす速度に優れている。 --ヴァイロンとの戦いで疲弊したところをリチュアに付け込まれ、儀式の生贄とされてしまい全滅。 -''ジェムナイト'':宝石をモチーフとしたモンスターが特徴。平穏を望みラヴァルとの戦いにも消極的だったが、自衛の為遂に決起する。 --軽いコストで墓地から回収できる《ジェムナイト・フュージョン》を使った融合召喚を軸としたスタイルで押していく。多数の専用融合カードに加えてOCG史上初の、罠カードの融合カードも保有している。 --バニラモンスターのフレイバー・テキストは一見の価値あり。特徴でもある《融合》でガスタやセイクリッドを救援しておりリチュアとは対照的に正義を体現した集団である。 -''インヴェルズ'':かつてヴァイロンに敗れ、封印された種族。地上世界の混乱に乗じて復活し、復讐の前準備としてミストバレー湿地帯への侵略を開始する。 --アドバンス召喚(生け贄召喚)によって効果を発揮する闇属性モンスター群。「インヴェルズの侵略!!」のサブタイトルに違わず、「侵略」と名のつくサポートカードが多数存在する。 --《ヴァイロン・オメガ》が地上に降臨したことによって滅ぼされる。しかし、彼らの思念はヴェルズとなり… -''ヴァイロン'':この世界に於いて神にも等しい頂上存在。復活したインヴェルズに対抗すべく、地上勢力をまとめた連合軍を設立する。 --装備カードを駆使した展開がメインのトリッキーな戦術。《ヴァイロン・シグマ》の爆発力は特筆に値する。 --ちなみに第11弾「オメガの裁き!!」は《ヴァイロン・オメガ》のこと。《氷結界の龍 トリシューラ》には汎用性で劣るものの、ヴァイロンの切り札に恥じない性能を持っている。 --インヴェルズを全滅させるが、インヴェルズの思念に影響を受け過剰統制を開始。管理世界を構築しようとしたため、団結した連合軍に撃退された。 -''ヴェルズ'':インヴェルズから生み出された邪念で、《氷結界の龍 ブリューナク》をはじめとするかつてのDT世界のモンスターを模した姿をしている。 --闇属性のテーマで、《侵略の侵蝕感染》からのサーチで状況に応じて柔軟に戦術を変え、エクシーズ召喚に繋いで場を制圧する。 -''セイクリッド'':世界の終わりが迫った時、世界を救うために星から遣わされるという正義の騎士団。 --モンスターの大半がサーチ・手札からの特殊召喚効果を持っており、一瞬でエクシーズ召喚に繋ぐことを得意とする。 #endregion //見直し、訂正求みます。 //ハイフンを消すと物凄く間延びするので、戻しました。 ---DTで初登場したシリーズの関連カードが、その後通常のカードパックで販売されたり、収録されていたカードの再販が行われることも多い。「X-セイバー」は海外で強力なカードが多数登場し、「ドラグニティ」は構築済みデッキも発売された。 --再録カードは、特に汎用性が高い一線級のカードが選択されることが多い。新たな入手方法が出来るだけでなく、高騰するシングル価格も幾分緩和されることになるため、OCGプレイヤーから好意的な評価を得ている。 -なお、ゲームを行わずにカードだけを入手する「''カードだけゲット''」という選択肢も存在する。~ &br()&br() ---- **難点 -デッキ枚数が少ないスピードデュエルでは必殺コンボのキーカードが早々に手札に揃いやすい。初期ライフポイントが少ないこともあり、(特にエクストラデュエルでは)こちらの対応が間に合わないまま瞬殺される、あるいは逆にこちらが瞬殺する場面も多くなる。元から遊戯王OCGはパワーインフレが激しいゲームであり、それをアーケードゲームという触体で再現する以上、この辺りはやむを得ないところであろう。 //--逆に、こちらが《氷結界の龍 ブリューナク》を早々にシンクロ召喚してしまうと一方的な展開に持っていきやすい。 //こればかりは仕方がないのでは・・・ --前述したとおり、第4弾までは初期ライフがたった3000しかなく、その後4000に引き上げられた経緯がある。4000という数字はアニメと共通であり、結果的に原作の再現性と安定性が高まる結果になった。 -AIは他の遊戯王ゲームと比べると確かに優秀だが、隙が無いわけではない。 -スピードデュエルで1戦目の対戦相手は指定できるのだが、パートナーと2戦目の対戦相手はランダムで決まるので狙ったキャラと組む・戦うのは容易ではなく、しかも弾を重ねるごとにさらに厳しくなっている(キャラが増えるので1キャラあたりの確率も下がる)。 --ただし後者は対戦相手が得点に大きく響く都合上しょうがないことなのだが。 --不動遊星や丸藤翔等かなり嫌らしい妨害力や抑止力を持つキャラの点数が平均に満たない程低く、反対に海馬瀬人やバンデット・キース等の所謂「事故れば楽勝」というキャラの点数が非常に高いといった、強さと得点が割に合っていない点も指摘される。 -ゲームの面白さに直接影響する訳ではないのだが、ほぼ全てのキャラクターにアニメと同じ声優が声を当てている中、武藤遊戯のみ声優が変更されている。恐らく声優である風間俊介がジャニーズJr.所属であるためだろう((GX最終回や劇場版では風間氏が声を当てていたが、一度放映・上映してしまえば終わりのTXや劇場版と、ずっと稼動し続けるターミナルでは扱いは当然異なる))。他の面でのファンサービス要素が充実しているだけに非常に惜しまれる。ちなみに現時点でコナミからのキャスト公表はない。 -これもゲームの面白さに影響はしないが、対戦するキャラがフルボイスのため、勿論ダメージを受けたりしても台詞を言う。そして敗北すると、原作の様に叫び声を上げるのだが…… --ゲーム内に数名の女性キャラがいるのだが、彼女らが敗北すると&bold(){悲痛な叫びを大音量で放つ}(十六夜アキ旧バージョンを除く)。しかもこのゲームは子供向けアーケードゲームなどに混ざって置かれている事も多く、素早くタッチして台詞をスキップしないと、現実社会での弊害が起きる可能性が高いため、充分注意したい。 --『ZEXAL』シリーズのみ、戦える女性キャラが一人もいないため、特にハイスコアなどを狙わない場合はこのシリーズから対戦相手を選ぶと、精神的に楽。 ***カード販売機としての難点 -通常のOCGカードパックが5枚入り150円(実質1枚30円)であることを考えると、1枚100円かかるDTでのカード入手は財布に負担がかかる。DT出身のシリーズカードデッキを構築するのは金銭的にも、確率的にも厳しい。 --とはいえカードショップでシングル購入しようとしても、DTシリーズカードはその流通数の少なさから軒並み高価格となっており、やはり100円を投入し続けることになる。「''デュエルターミナルはコナミの貯金箱''」というジョークはOCGプレイヤーの合言葉。 ---ちなみにDTカードは設置店にのみ卸されており、個人での購入は出来ない。絶版になったのか((一部の弾では絶版になっているものもある。))、まだ卸先には残っているのかといったことの判断も非常にし辛くなっている。 -このゲームに入っているカードはレアカードの入っている位置が決まっているらしく、カードが新しく入れられた筐体の後ろで並ばずに待機し、レアカードが排出されるタイミングで割り込み、出るまでコインを投入し続ける「掘り師」及びハイエナ行為が問題になっている。 --特に第8弾の目玉カード、《氷結界の龍 トリシューラ》は強力なカードで、この弾は売り切れ続出。「このカードを当てた子供から、全力で奪い取る大人」「大会でこのカードを盗まれたプレイヤーが「トリシューラ! トリシューラ!」と叫びながら警察に怒鳴りこんだ((勿論、盗まれた本人からすればたまったものではない))」「はっふん!」など、あり得ない奇談が2chの遊戯王スレに書き込まれた。2012年3月1日の制限改訂にてトリシューラは禁止カードになった為、現在の相場はかなり落ち着いてきている。さらにいえば、デュエルターミナル出身のカードで初の禁止カードである。((ただし、デュエルターミナルのゲーム内ではスキャン可能で使用できる。)) --店員を呼ぶのが確実な方法だが、台を変える、またはその場から立ち去るなどの選択肢もある。根絶しようとしてもし切れない存在なので、充分に注意したい。 -遊戯王OCGでは伝統的に「表記上の難易度はノーマル(一番出やすい)なのにボックスへの封入率が異常に低い(一箱に2~3枚)カード」が存在している(ファンの間で「ノーマルレア」と呼ばれる)。KONAMIはノーマルレアの存在を認めてはいないが、実際「やたら出ないノーマルカード」は存在している。厄介なことに単価が高いDTでもノーマルレア(と、思われるカード)が存在しており、OCGプレイヤーを嘆かせている。 --3弾より導入されデュエルターミナルオリジナルカードの中から選ばれていた。5弾からは《E・HERO プリズマー》《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》などのOCGで入手が難しく人気のカードから選ばれていたため再録を期待したプレイヤーを大いに嘆かせた。8弾では1種類だったノーマルレアを''2種類に増やす''という暴挙に出た。 ---ちなみにデュエルターミナルのカード補充用の箱は一箱200枚であり、9弾までの封入率は1/400(二箱で1枚出るか)。シークレットレア(一箱に1枚しか入ってないウルトラレアカードの特殊加工版)よりも遥かに出ない。 --10弾よりノーマルレアの封入率が1/100となり一箱にノーマルレアが確実に2枚封入されるようになった。13弾ではノーマルレアが1種類に減り、14弾ではノーマルレアそのものが廃止された。 ***注意点 -新弾が稼働している時期でも、POPは新弾のものなのにカードは旧弾のままである、ということもある。確認は怠らないように。 -前述の通り、DTカードを現実のデュエルで使用する場合には取り扱いに注意。うかつにこすったりしない事。 -カード販売型ゲームの宿命だが、子供が乱暴に扱ってボタンの調子が悪くなっている物や、稀にカードがスキャン出来なくなっている筐体もある。 -同じく宿命的な問題として、悪質なカードショップ側がレアカードを抜き取ってシングル販売に回している、という懸念もある(このゲームでは排出カードはむき出しのまま装填されるため、余計に疑惑を抱かせている)。心配ならばスーパーやデパート、家電量販店などのシングル販売を行っていない店舗で遊ぶといいだろう。 --ごく稀にオークションなどでDTカードが未開封ボックスの状態で売りに出されていることがあるが、これはショップによる横流しで、れっきとした違法行為である。発見した場合はただちにOCG事務局へ通報を。ちなみにそういうことが発覚した場合、二度とその店にその弾のカードは卸されなくなるなど、厳しい措置がなされることがある。 &br()&br() ---- **総評 OCGプレイヤーが求める「歯ごたえのあるデュエル」、原作ファンが求める「原作再現」のどちらも高水準で満たした本作は、幅広い層からの支持を得るに至った。~ 多彩なシリーズカードはテーマデッキ派のOCGプレイヤーを熱くさせ、それにまつわるストーリー設定も、設定派のOCGプレイヤーを満足させている(ニンテンドーゲームキューブでリリースされた『フォルスバウンドキングダム』、原作アニメでの『デュエルモンスターズの精霊世界』を彷彿とさせる作風であることもプラス評価に影響しているのだろう)。~ 以降の弾でも新カードのリリースが予定されており、数多くのプレイヤーが注目している。 「OCGの雰囲気を崩さずに、原作の様々なキャラクターとデュエルできる」というコンセプトを見事に実現した作品である。~ **余談 -アニメ『遊戯王5D's』第93話にて、ネオ童実野シティ治安維持局メインルームに置かれているカード解析コンピューターが描かれるのだが、その見た目はデュエルターミナルの筐体そっくりだった。 -OCGカードの一つに''《端末世界(ターミナルワールド)》''という永続魔法カードが存在する。「このカードが場にある限りメインフェイズ2をスキップする」という、本作のスピードデュエルを意識した効果を持っている。ちなみにカードイラストには、やはりデュエルターミナルの筐体が描かれている。 -後に『ぼくのでんしゃ』では、本作の筐体を流用して稼動されている。 -東京都庁の最上階にある土産屋で何故かこの筐体が稼動している。観光客が景色を楽しむ中で、デュエルターミナルの音楽が響き渡るという、あまりお目にかかれない組み合わせであるので、観光に行く機会があるのなら、行ってみるのもいいだろう。 ---- &br()&br() #region(あれ、三沢君いたの?) ちなみに筐体に装填されたカードが無くなると「おみせのひとをよんでね」という画面が表示されるが、この画面には『GX』の登場人物・三沢大地が登場する。~ さらにカード切れの瞬間に立ち会うと、丸藤翔と三沢の''「あれ、三沢君いたの?」「ずっといた!!」''というお馴染みのやり取りを聞く事が出来る。~ (三沢は『GX』本編でとにかくぞんざいに扱われ、ファンの間ではすっかり「空気」「背景」の愛称が定着してしまった不遇のキャラである。各ゲーム作品においてもネタ的に冷遇(優遇?)される事が多いが、本作も例外ではなく、本作における三沢の登場はこの画面''だけ''である) #endregion
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