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*X-MEN Children Of The Atom 【えっくすめん ちるどれん・おぶ・じ・あとむ】 |ジャンル|対戦格闘アクション|~| |対応機種|アーケード(CPシステムII)|~| |発売・開発元|カプコン|~| |稼働開始日|1994年12月|~| |分類|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~| |>|>|CENTER:''[[CAPCOMクロスオーバー関連作品シリーズリンク>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/1084.html]]''| |>|>|CENTER:''[[Marvel Comics関連作品シリーズ>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/1082.html]]''| ---- #contents(fromhere) ---- **概要  アメリカのマーベル・コミック社の人気漫画『X-MEN』を原作に作られた対戦格闘ゲーム。本作発売の時期はアメコミが非常にプッシュされており、X-MENを含むアメコミの翻訳版の販売や、ゴールデンタイムにX-MENのTVアニメ版が放映されていた。それらとの相乗効果もあり、日本国内でのアメコミの知名度を飛躍的に上げた作品といえる。 --日本では過去にコナミによりベルトスクロールアクションとしてアーケード化されており(こちらも6人用筐体とハイクオリティな音楽が特徴の佳作)、そちらと区別するため「COTA」という略称が使われることも。 --メイン開発者は『[[ストリートファイターII]]』の生みの親である西谷亮氏。当時氏は2D格ゲーの進化について行き詰まりを感じていたが、上司から「『X-MEN』のゲーム化の権利を獲得したんだが、これで何かゲームを作ってみないか?」と持ちかけられ、面白そうだと感じた氏がこの企画に乗った。X-MENのキャラを使う前の段階での仮タイトルは『ストリートファイターIII』だったらしく、その名に恥じない斬新な試みがいくつも行われている。 ---- **システム このゲームの大きな特徴、それは「それまでの格闘ゲームの常識を吹き飛ばすほどの圧倒的な自由度の高さ」である。 -スーパージャンプ --このゲームを象徴するアクション。レバーを下に入れてからレバーを上に倒す(またはキックボタン3つ同時押し)と、相手を画面外に押し出すほどの跳躍力でジャンプする。スーパージャンプ中は前後への制御も可能。 --このゲームではほとんどの必殺技を空中で出すことができるし、どのキャラも何らかの空中制御方法を持っている。空中技の回数制限などもなく、一部を除いて技や食らいのけぞりの硬直が解けたら次の技を出せるなど、地上と比べても全く遜色ない動きができる。 --浮いた相手をスーパージャンプで追いかけて空中戦を繰り広げる、地上から空中にいる敵に向かって、またはその逆で必殺技の飛び道具を撃つなどの全画面を使った対戦が展開され、派手極まりない。 -Xパワーゲージ --体力下にあるパワーゲージ。攻撃をすることで溜まっていく。レベル1・レベル2・レベルMAXの三段階あり、レベル2になると各キャラごとに用意されている特殊能力「Xパワー」や近づいての投げに対して防御できる「投げ抜け」を、レベルMAXになるといわゆる超必殺技である「ハイパーX」を、ゲージを消費して発動できる(消費量は異なる)。 --Xパワーは、ウルヴァリンを例に挙げれば、「一定時間さらなるスピードを得る」「体力を回復する」といったものがある。こんな感じのXパワーがサイクロプスとオメガレッドを除く全キャラに用意されている。 --投げ抜けは各キャラごとに「受け身」と「投げ返し」のどちらかが設定されている。投げ返しは相手の投げ返しをさらに投げ返しすることまで可能。 ---今作の仕様として、投げられた後のダウンで更に追加ダメージが入る(投げられた瞬間にダメージを受け、更に地面に叩き付けられた所でほぼ同程度のダメージを受ける。勿論このダメージでもKOする)ため、受け身もまた重要なアクションとなっている。なお、投げられた後の追加ダメージは次作の『MARVEL SUPER HEROES』でも採用されたが、『X-MEN vs. STREET FIGHTER』以降は廃止されている。 -連携・連続技の自由度 --どんな通常技でもヒットしていてもしていなくても、ほぼ任意のタイミングで必殺技でキャンセル可能。キャラによって異なるルートで通常技→通常技という繋ぎもでき、そこから必殺技にキャンセルできる。 --吹き飛び中だろうがダウン中だろうが攻撃を普通に当てられる。 --技ごとに吹き飛ぶ方向や力が設定されている。吹き飛ぶ距離はキャラごとに設定された体重も計算に加えられる。また、ダッシュやジャンプ中に技を振れば、その移動時の慣性を保ったまま攻撃ができる。 ---さらに、通常技はスーパージャンプでキャンセル可能。吹き飛ばした相手をスーパージャンプで追いかけて追撃という連続技もでき、後のシリーズのエリアルレイヴの原型となった。 --現在で言う所のコンボゲーと共通した特徴はあるが、コンボによるダメージ補正のかかり方が激しく、また強攻撃や必殺技・投げを当てるだけでもそれなりのダメージを叩き出せる上にかなり気絶しやすいので、普通に駆け引きする分には連続技にはそれほど偏重していない。 ---もっともあまりにコンボ補正が酷すぎて、連続攻撃能力(いわゆるチェーンコンボ)を駆使して華麗なコンボを決めても、J強K→屈強Kの2ヒット、下手をすれば単発の強攻撃以下のダメージにしかならないというのはさすがに問題と考えたのか、次回作以降は極端すぎるコンボ補正はやわらげられている。 -その他画期的なシステム --体力ゲージ横に表示されているキャラの顔グラフィックは、技を受けると顔が痛々しくなっていき、背景も青→黄→赤と変わる(一定時間攻撃を受けなければ青へと戻る)。これは気絶値の溜まり具合を表しており、体感だけでなく視覚的にも気絶値の溜まり具合を認識できる。 --初心者補助のオートモード。キャラを選択した後にマニュアルとオートマチックの選択ができ、オートモードにすると自動でガードするようになる。ただし通常技でも体力を削られる、必殺技の弱中強の撃ち分けが出来ないなどの制限がかかり、対戦で一勝するとマニュアルに戻される。 ---オートガードはストZEROシリーズにも受け継がれた。こちらでは一勝してもオートガードのままである。 --ラウンドが始まる前から左右への移動が可能(攻撃は出来ない)。さらに、勝利ポーズ中でもスタートボタンを押せば対戦に勝った後でも敵を攻撃できる(当時の公式ガイドブックの用語辞典によればこれは「WINキャンセル」もしくは「勝利ポーズキャンセルボコボコ」という名で呼ばれる)。追い打ちを入れたところで何のメリットもないのだが、((ただし、初期バージョンには「死体殴りでの攻撃でも気絶値が貯まり、次のラウンドに持ち越される」という仕様があった。))「死人に鞭打つ」行為となるためトラブルの元になりやすかった。 //その本の説明では「攻撃『も』できる」ってより、どっちかと言えば「攻撃『が』できる」といった感じ。 ---本作で出来るのは通常攻撃だけだが、以降の作品では勝利後に出来る行動がどんどん増えていき、『X-MEN vs. STREET FIGHTER』以降ではハイパーコンボ(超必殺技)までゲージが残っていれば出せるようになった。 ---- **キャラクター -キャラはX-MEN(正義側)・ヴィラン(悪側)が各6人と隠しキャラクターが1人の全13人。うちヴィラン2人はCPU専用のボスキャラであり、使用可能キャラは全11人。 --キャラは人気よりも個性重視の選抜をされているようで、アニメ版でレギュラーだったキャラを差し置いて、サイロック、コロッサス、アイスマンといったマイナーどころが出演している。ヴィランもシルバーサムライやスパイラルなどお世辞にもメジャーとは言えないキャラが登場している。 ~ #region(キャラクター一覧) -X-MENサイド --サイクロップス(X-MENのリーダー。破壊光線「オプティックブラスト」を照射できる) ---通常技(強P)がビーム、投げもビーム、必殺技は当然ビーム、ハイパーXはビームが二種類とビーム三昧のキング・オブ・飛び道具キャラ。主人公キャラらしく扱いやすい性能の持ち主であり、性能のいい通常技と二段ジャンプを生かした空中戦が得意。 ---その飛び抜けた砲台ぶりが遠因となり後年、''「ビーム脳」''と揶揄されるようになり、挙句の果てに某動画投稿サイトで''「スットコ」''が愛称として定着してしまった((サイクロップスの本名「スコット」をアナグラム的に捩ったもの。ただしスットコという愛称は一部のファンが以前から使ってはいた。))。 --ストーム(X-MENの副リーダー。天候を自在に操る) ---空中の落下の軌跡を変える、飛行能力、空中ダッシュなど、このゲームの中でも随一の移動能力を持つ。通常技、必殺技も「天候を操る」能力を再現しており、ハイパーXの「ライトニングストーム」「アイスストーム」は広範囲を攻撃可能な強力な技。 --ウルヴァリン(アダマンチウム製の豪爪と驚異的な回復能力を持つ) ---原作でも人気のあるキャラクター。初心者でも画面を縦横無尽に動き回れるため、このゲームを最も体現しているキャラクターといえる。このキャラの完成度は高く、「強いて不満点を挙げるなら、飛び道具が無い事ぐらいである」とまで言われた。 --コロッサス(全身を鋼鉄の鎧で覆えるパワーキャラ) ---原作通り「鈍重だが高火力」を再現している。高威力の通常技と投げ技を有しており、Xパワー「スーパーアーマー」を使えば相手の攻撃を受けてものけぞらずにそのまま攻撃を繰り出せるようになる。格闘ゲームにおける「スーパーアーマー」状態はおそらくこのキャラが初。 --サイロック(精神エネルギーを刃に変える能力を持ち、忍術に似た体術の達人) ---素早い動きと高い連続技能力による怒涛のラッシュを仕掛けられるキャラ。ただし、前述のコンボ補正と連続攻撃能力の相性が悪く、適切なコンボを知らないと「押しているのに体力負け」という事が往々にしてある。 --アイスマン(冷気を自在に操る。戦闘時は氷の彫像のような姿になる) ---氷を使った強力な技が特徴。相手を凍結して身動きをとれなくさせる中P投げ→ダッシュ強P→強K→アイスアバランチの気絶3段→体から雹を乱射するハイパーX「アークティックアタック」は必殺間違いなしの強力なフルコース。 -ヴィランサイド --オメガレッド(標的のエネルギーを吸い取る鞭「カーボナディウムコイル」を持つソビエトの超人兵士) ---動きこそ鈍重だが、「カーボナディウムコイル」で遠くの相手を掴んで任意の方向に投げ飛ばしたり、移動技としても使える「オメガストライク」や空中ダッシュなど、ライバルのウルヴァリンに負けない多彩な動きができる。 --センチネル(ミュータントを排除するために作られたロボット兵器) ---機動力こそないが、体力ゲージの位置に及ぶほどの巨体と、そこから繰り出される判定、リーチとも強い通常技、さらにはビーム(立ち強P)やミサイル(しゃがみ強P)、必殺技のロケットパンチといった多彩な重火器で武装している。技を出す時は体の一部が変形するのだが、そのギミックも非常に凝っている。 --スパイラル(異次元世界「モジョー・バース」の支配者モジョーに作られた人工生命体) ---多彩な撃ち方のできる飛び道具「ダンシングソード」や多彩な効果を持ったXパワー「ダンス」、全キャラに変身しながら攻撃するハイパーX「メタモルフォーゼ」など、『ストII』でのダルシムに相当するトリッキーキャラ。 --シルバーサムライ(刀に闘気を込め、あらゆる物を一刀両断する%%ヤクザ%%サムライ) ---下段技を一切持たない代わりに削り性能が非常に高いというピーキーな性能。Xパワー「剣気」で通常技を強化できる。手裏剣を投げたり、Xパワーで分身の術が使えたりと忍者の技も使うことができる。 --ジャガーノート(X-MENの創始者プロフェッサーXの義兄。秘石の力で超怪力を得た) ---CPU専用キャラ。センチネルに匹敵する巨体で異常に高い攻撃力と防御力を持ったキャラ。パンチを一発食らっただけで体力ゲージが吹き飛び、こちらの攻撃を当てても全くのけぞらない。 --マグニートー(磁力や重力を自在に操る「磁界王」。X-MEN最大のライバルの一人) ---CPU専用キャラにしてラスボス。常時飛行による高機動力と繰り出される多彩な飛び道具、こちらの攻撃を完全にシャットアウトするフォースフィールド、圧倒的な破壊力を持つハイパーX「マグネティックショックウェーブ」など、このゲーム性やあのキャラ群の中においても最強の存在として君臨している。 ---次作以降プレイヤーキャラとして使えるようになったのだが、当然ながらその際に大幅な下方修正が入った。それでも最強クラスというのだから手に負えない。 ---現在でこそ『カイザーナックル』のジェネラルや『すっごい!アルカナハート2』のパラセ・ルシアが有名だが、それ以前は「彼こそが格ゲー最強のボスキャラである」と言われていたほどである。 -隠しキャラ --豪鬼(『スーパーストリートファイターIIX』以降登場する、「殺意の波動」を極めし格闘家) ---隠しコマンドを入力すると選べるようになる。スパIIXでもぶっちぎりで最強キャラだったのだが、本作ではミュータント達に対抗するためさらにパワーアップした。スパIIXそのままのグラフィックや必殺技の多さなど、あらゆる意味で他のキャラとは一線を画す。 ---その出現コマンドは難解であり、隠しキャラという異端さもあってか多くのプレイヤーが豪鬼の選択に熱意を上げた。ちなみに豪鬼出現コマンドで失敗するとシルバーサムライが選ばれるため(ver.2.00以降。2P側はスパイラル)、彼を変な意味で有名にさせた。 #endregion ---- **評価点 -駆け引きだけでなくキャラを格好よく動かすのも格ゲーの醍醐味だが、以下の特徴により、特に難しい操作を要さずともゲーム性やキャラの個性を生かしたド派手な動きができる。 --ボタン一つで通常技も必殺技と見紛うような派手なモーションのものが多く、中には通常技で普通に飛び道具を発射するというものも。当然飛び道具を撃ってから必殺技でキャンセル可能。 --当時から格ゲーは進化するにつれ必殺技の数を増やしがちな傾向にあったが、本作では各キャラは必殺技は基本的に2つ。全画面を使った対戦を意識してかどのキャラも飛び道具か突進技を持っているが、使うだけでキャラの個性を発揮できる個性的なものが多い。 --必殺技コマンドも簡単。XパワーやハイパーXのコマンドも波動か竜巻コマンド+ボタン同時押しとすぐ出せる。 -グラフィックは全体的にハイレベル。 --アメコミらしいマッチョなキャラが、ヴァンパイア同様滑らかにかつ生き生きと動く。特に女性キャラ3人の肉感的な艶やかさや、センチネルの重量感のあふれる動きは必見。 --キャラだけでなく背景やエフェクトも秀逸。ステージ背景はラウンドが終わったり次のラウンドが始まるときなどに様々な演出が入る、ステージによっては床が壊れて別のステージに降下するなど、見ていて飽きさせない。 ---- **問題点、賛否両論点 -操作の爽快感や見た目の派手さは特筆できるが、その駆け引きにストIIやヴァンパイアのような緻密さはなく、悪く言えば大味。また、投げから気絶が確定するコンボを持つキャラがいるなど、対戦バランスはかなり極端。 --「コンボ補正が強すぎる」とは言ったものの、一方でかなりの個数で永久コンボが存在する。大半は画面端限定だが、中には「ダッシュ通常技を当て続けるだけ」というお手軽なものも。バージョンアップで永久コンボの削除は試みられていったものの、それでも数はとても多い。 -バグが非常に多く、バグフィックスやバランス調整を行ったバージョンアップ版が、Ver1.00→Ver2.00→Ver2.01→Ver3.00と多数登場し、それに伴いバグ&不具合の修正や技性能変更といったバランス調整がなされていった((例えばアイスマンの必殺技「アイスビーム」の硬直など。))。 //普通にやってるだけでプレイに支障を来たすようなバグは起こらなかったと思いますが -ガンビットやセイバートゥースなど、原作での人気キャラを登場させていないキャラチョイスには不満の声も上がった。その不満を受けてか、後にこの2キャラは『X-MEN VS. ストリートファイター』で晴れて参戦を果たした。 ---- **総評  ストIIの登場以降ほとんどの格闘ゲームがそれに準じたシステムを有してきた中、「ストIIの制限を全く取っ払う」という発想を高い技術とアイデアで完成させた、当時としては全く新しい格闘ゲーム。~  自由度が高すぎる故にバランスは悪いが、本作の要素の数々は後のいわゆる「コンボゲー」のプロトタイプとなったものと思われ、後の作品に与えた影響はかなり大きい。~  もちろんキャラゲーとしても非常に優秀。日本に馴染みの薄いアメコミ作品を認知させることに成功したばかりでなく、後に綿々と続く『VS.シリーズ』の礎となった点も評価されるべきである。 ---- **余談 -豪鬼の登場についてはいろいろと問題が起きたようだ。 --豪鬼登場はマーベル社に完全に無断で行ったため、カプコンはマーベル社からかなり怒られたらしい。後のシリーズ(MSH VS. SF)でも同じような事を繰り返しているのは凝りないというか……。 --豪鬼に関する開発作業は極秘裏に行われていたらしく、「あるスタッフが『CPU戦で条件を満たすとラストで豪鬼が出てきてマグニートー様をボッコボコにするんだよ』と冗談で言っていたらマジでしばかれました」という微笑ましい?エピソードがある。 -前述の通り本作のキャラゲーとしての完成度は高いのだが、一方で「マーベル社にシラを切ったり、ゴリ押しした部分もいっぱいあるんだよなあ」と西谷氏は述懐している((例えば「ジャガーノートは鈍重であるためジャンプできません(=させる必要もない、ていうかジャンプさせんな)」という指示をマーベル社の担当から受けたがガン無視した。))。 -先述のバグの多さから、開発者への負担が大きかったようだ。それは本作製作後、メイン企画やプログラマーなど主力開発者がカプコンを退社しアリカを結成したことからも伺える。そのため本作生みの親である西谷氏は『VS.シリーズ』には関わっていない。そういう背景もあってか、「本作以降のVS.シリーズよりも本作の方が面白い」と推す声も多い。 -TVアニメの関連書籍を出版していた関係からか、ゲームの攻略本を滅多に出さない竹書房から本作の公式ムックが発売された。ゲーム攻略の部分は微妙だが、おまけの部分が充実しており、西谷氏による開発秘話が聞けたりする。その本の価値の9割はそこにあると言っても過言ではない。 ---- **その後の展開 -次回作としてスパイダーマンやハルク、アベンジャーズの面々を登場させた『MARVEL SUPER HEROES』、ストリートファイターシリーズのキャラと競演させた『X-MEN VS. ストリートファイター』などがある。 --どちらかと言うと本作の個性は主にその派手さが継承されており、空中戦や個性的なキャラ性能などの独自の個性は薄れた感じのゲームとなっている。この路線はVS.シリーズ以降も受け継がれている。 -セガサターンで家庭用移植版が発売されている。キャラのアニメーションは削減されているが、それでも移植度は良好。裏技でジャガーノートがVSモードでのみ使える(マグニートーは不可)。PS版もアナウンスはされていたが発売には至らなかった。
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