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*バトルネットワーク ロックマンエグゼ2
【ばとるねっとわーく ろっくまんえぐぜつー】
|ジャンル|データアクションRPG|&amazon(B00005RS5K)|
|対応機種|ゲームボーイアドバンス|~|
|メディア|64MbitROMカートリッジ|~|
|発売・開発元|カプコン|~|
|発売日|2001年12月14日|~|
|定価|5,040円|~|
|プレイ人数|1~2人|~|
|セーブデータ|1個(バッテリーバックアップ)|~|
|分類|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~|
|>|>|CENTER:''[[ロックマンシリーズリンク>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/383.html]]''|
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#contents(fromhere)
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**ストーリー
WWW事件から3ヶ月後…
デンサンシティは平和を取り戻し、熱斗たちも普段の生活を送っていた
…だがその一方、世界各国ではネットワークが次々に破壊されるという事件が発生していた。その手口は、残忍・冷酷・卑劣で狙われた国はネットワーク以前の生活を余議なくされると言う。
一体、誰が何の為に…?
すでに魔の手が熱斗たちの街にも迫っていた。
公式サイトからの転載、一部修正
**概要
-[[バトルネットワーク ロックマンエグゼ>http://www23.atwiki.jp/ggmatome/pages/770.html]]の続編。~
メインキャラクターなどは前作と同じ、プレイヤーは光 熱斗とロックマンを操作してストーリーを進めていく。
**前作からの変更点、及び評価点
-新たなシステムとして、「スタイルチェンジ」が追加された
--これは、バトル時のプレイスタイルに合わせロックマンの能力が変化し、様々な特徴をもつもの。
--スタイルは通常時のノーマルスタイルと、ヒート・アクア・エレキ・ウッドの4属性とガッツ・カスタム・ブラザー・シールドの4つのスタイルを組み合わせた16種類、隠しスタイルのサイトスタイルを合わせた計18種類。
--スタイルを変えたまま戦い続けると、レベルがあがり、チャージショットの攻撃力が上がる。
---スタイルはノーマルスタイルとその他スタイル2つを持てるので、状況に合わせ変えることも可能。
--スタイルは通信交換することもできる。
-バトルチップのコードに*(アスタリスク)が追加
--このコードはアルファベットにとらわれずに使うことができる(A,A,*や同じチップのA,*,Cなど)ため戦略性が更に上がった。
--プログラムアドバンス内にも使うことができるが、同じチップをアルファベット順に選択するタイプの物に2枚以上の*チップを使う事はできない。
-サブチップの追加
--サブチップは通常時に使用できるアイテムで、ロックマンの体力を回復させるミニエネルギーやフルエネルギー、使うとしばらく弱いウイルスが出なくなるシノビダッシュなど全部で6種類。
--かわりに、『1』とは違って戦闘後にHPが全回復することは無くなった。
-レギュラーチップ
--チップフォルダの中の1枚を指定し、戦闘開始直後に必ずカスタム画面で選べるようになった。
--もちろん、どんなチップでも選べるわけではなく、チップによって設定されているレギュラー容量がフォルダのレギュラー容量より低くなければならない。
---強いチップほど容量が高くなり、最大値の50MBを超えていてレギュラーチップに指定できないものも存在する。
-特殊パネルの追加
--バトル時のパネルに特殊効果を持ったパネルがでるように。
--ヒート以外の属性ではダメージを受けるマグマパネルや、同じ縦列に並ぶと引き寄せられるマグネットパネルなど。
-電脳世界の変化
--今現在どこにいるのか分かりづらかった前作から一転、今作ではインターネットのエリアごとに地形や背景のデザインが変化し、場所が分かりやすくなった。
--また、メニュー画面に現在のエリア名が表示されるように(「~エリア」や「~の電脳」など)。
-「逃げる」選択肢の追加
--『1』ではチップ「エスケープ」を使わない限り逃げられなかったが、今作からチップ選択画面でLボタンを押すことにより逃げることが可能になった。
---通常の逃走は相手のレベル次第で失敗するが、エスケープを使うとイベント戦以外では必ず逃げられるという差別化が図られている。
-ボスキャラデザインコンテストの復活
--本作の発売に先駆けてコロコロコミックで本家8以来のボスキャラデザインコンテストが開催された。
--但し本作に採用されたのは大賞の「ゲートマン」のみであり、ゲームに登場する「名人」こと江口氏のナビとして登場している。更に専用のプログラムアドバンス・専用配信チップが用意されている。
--『3』以降のデザインコンテストでは、上位3位入賞者が採用されるようになっている。
-イベント限定チップの配信
--本作より小学館主催のイベントにて、イベント限定のバトルチップの配信が始まった。但し、小学生以下限定という制限があり、物議を醸した。
--本作のイベント限定チップの「ゴスペル」は本作のプログラムアドバンスの1つ「ダークメシア」を完成させるのに必要なチップだが、念のため、「ダークメシア」はPAメモのコンプ条件の対象外でゲーム内のチップのみでPAメモを埋められるようになっている。
-ハードモードの存在
--敵の攻撃力が増加・通信機能を制限された高難易度版が収録されている。
--今作のみ存在しており、『3』以降は採用されてない。また出現条件もかなり厳しい((星5つとあるコマンド入力も必要。))。
--セーブデータは別になっており、上書きされる心配はなく、ノーマルモードもプレイできる。
**難点
-対戦バランスの相変わらずの悪さ
--暗転チップは相変わらず強力、プログラムアドバンスも簡単に攻撃力が高いものを発動できるように。
--V3までいくと攻撃力が200にもなるブルースや、プログラムアドバンスで言えば全ヒットで900ものダメージを叩きだしその上簡単に出せるゲートマジックなど。
--配信チップの強さも凄まじい。属性つきで威力600(弱点属性なら1200)の「ゴスペル」。また、先述のPA「ダークメシア」はなんと威力&bold(){3000×2}である(ロックマンの最大HPは1000)。
---ゴスペル、ダークメシア共にブレイク性能付きなのでガード不能。特にダークメシアの締めにフォルテが行う「アースブレイカー」は相手のいる位置を狙うのでインビジブル系を使わなければ回避もできない。
--また、本作初登場のカスタムゲージを一瞬で満タンにするチップ「フルカスタム」も、その汎用性の高さに対し通常チップのため5枚積めてしまう。
--ある種極め付けなのが、設置したオブジェに攻撃を命中させるとその攻撃を周囲に拡散させる「プリズム」に、投げつけた後数秒間は攻撃判定が残る「フォレストボム」を直接投げつける事で発生する「プリズムコンボ」である。総ダメージが約1万に達するこのコンボで倒せないのは一部の特殊防御能力((一部の攻撃以外を無効化、あるいは1ダメージに低減。一撃で倒さないと即全回復。))を持つウイルスと、そもそもプリズムを投げつける場所の無いナビ1体のみであり、ラスボスや最強状態の隠しボスすら一瞬で倒せてしまう。ただし、対人戦だとプリズムが投下される場所に先回りしてプリズムを潰してしまえばダメージは極少で済む上に、特定のチップで完全に無効化することも可能。
---こんな環境のため、良くも悪くも2の通信対戦は「一瞬」で勝負がつくことが非常に多い。
-凶悪なバグの存在
--サブチップの1つ「エネミーサーチ」は、直前に戦ったウイルスやナビと遭遇しやすくなるというものなのだが、このサブチップを基本1度しか現れないV2ナビと戦った後に使用して、それと遭遇すると発生し、最悪の場合データが消える(カプコンはこのバグに対する謝罪文と対処法をゲーム関連雑誌に掲載して、この条件下で使わないように呼びかけた)。
---海外版では、上記の凶悪なバグの削除と「プリズムコンボ」が出来なくなった。
-相変わらずストーリーがおつかい気味。
--何かあるたび同じような場所であっちへ行けこっちへ行け…の繰り返しが多い。
--まあシリーズ通して主人公が小学生な事もあり、あまり大胆な遠出をさせるのも不自然で、1つの拠点を中心に進んでいくストーリーなのである程度は仕方が無いところはあるが、そのため今後のシリーズでもこのあたりは中々改善されない。
-ウィルスやナビの強さが鬼畜。
--特に後半、前回と比較しウィルスやナビの攻撃が回避し辛くなっている。前回は戦闘が終わるとHPが全快になるのだが2以降は全く回復せず、上記のサブチップで回復するしかない・・のだが序盤はサブチップも持てる数が少なく、終盤は敵の動きが早く攻撃をかわすことが困難であり、攻撃力の高さと相まって相当な難易度になっている。
---ただし進めるうちにサブチップの最大数を上げるアイテムがあり、こちらのチップの性能も上に挙げたように相応のものであり、チップの性能が低い上にウイルスが強い「4」や「5」に比べれば難易度は落ちる。無論、プリズムコンボに頼るようなプレイだと大苦戦を強いられる敵も多いが。
-裏シナリオの進行に必要不可欠なイベントの難易度が高い。
--ネットバトラーのライセンス取得をする際にウィルスと最大30連戦しなければならない。
--上記の通りウィルスが強い事に加え、通常の戦闘と違って地形も毎回特殊な物になっている。
---本作はナビカスがないので地形の影響を受けずに戦う事は不可能。防御手段もシールドスタイル以外には存在しない為難易度が高い。
--連戦なのでサブチップは使えない。体力回復は戦闘中にリカバリー系、リモローソク系で行うしかない。
**総評
荒削りだった前作から、大幅に変更し更に良作へと昇華した作品。~
次作の3とあわせ、シリーズでも人気が高い。~
エグゼシリーズ未経験者はこの作品から入ってもよいだろう。
**余談
-本作発売から数ヶ月後にテレビアニメ版『ロックマンエグゼ』が放送開始した。ロックマンのテレビアニメは海外で既に制作されていたが、国内では初である。
--ちなみに後期EDや前期CM前のテロップでは、本作のパッケージイラストと公式イラストをそのまま流用していた。
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