「斬撃のREGINLEIV」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら
「斬撃のREGINLEIV」(2013/11/10 (日) 23:20:09) の最新版変更点
追加された行は緑色になります。
削除された行は赤色になります。
*斬撃のREGINLEIV
【ざんげきのれぎんれいう゛】
|ジャンル|アクション|&amazon(B0033WTK4O)|
|対応機種|Wii|~|
|発売元|任天堂|~|
|開発元|サンドロット|~|
|発売日|2010年2月11日|~|
|価格|6,800円|~|
|周辺機器|Wiiリモコン&br()Wiiモーションプラス&br()クラシックコントローラ/同PRO|~|
|レーティング|&color(red){CERO:D(''17歳以上対象'')}|~|
|分類|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~|
----
#contents(fromhere)
----
**概要
巨大で大量の敵と戦いを繰り広げる爽快斬撃アクションゲーム。&br()プレイヤーはフレイ/フレイヤの二神を操り人間達と共に、ヨトゥンヘイムから侵攻を開始した巨神族と戦いを繰り広げる。
開発は地球防衛軍シリーズ([[地球防衛軍2>http://www23.atwiki.jp/ggmatome/pages/595.html]]、[[地球防衛軍3>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/81.html]])、超操縦メカMGのサンドロット。
//通称「北欧神話防衛軍」。
**特徴
-プレイヤーはフレイとフレイヤの二神を操り、巨神の大軍を相手に戦うことになる。
--戦士型のフレイは機動力・耐久力に優れ、魔法型のフレイヤは魔力を用いた特徴的なスタイルで戦闘をこなす(ただし、フレイヤは杖や弓矢などの武器を使用すると魔力を消費するので、剣か大剣で小まめに魔力を補給する必要がある)。
--武器はフレイには長剣・大剣・槍・ハンマー・弓、フレイヤには剣・大剣・槍・弓・杖・王笏などそれぞれ専用のものが用意されており、フレイは2つ、フレイヤは3つまで装備できる。ただし、フレイヤは3つの枠のうち、1つは剣か大剣を装備しなければならない。
-長剣や大剣、ハンマー、王笏などの仕様がWii独特であり、Wiiリモコンとの相性が非常に良い。
--ポインタで描いた軌跡がそのまま斬撃線となって敵を攻撃するため、Wiiリモコンなら武器を自在に操ることができる。モーションプラスを付ければ、武器を自在に“振り回す”こともできる。
---クラシックコントローラ(従来のコントローラ)でこういった仕様の武器を扱うのは少々難しい。
---Wiiリモコンならば瞬時に、思った場所に、思ったような斬撃線を描くことが比較的容易にできる。
--「''神の斬撃は飛ぶ''」という素敵理論によって、武器のリーチは数十メートルにも及ぶ。
--剣やハンマーは上から下に振ったとき、下から上に振ったとき、横に振ったとき…で威力が異なり、状況に応じてどのような斬撃線を描くかが攻略において重要となる。
-武器は敵を倒すと現れる『結晶』と呼ばれる物を消費して生成する。その数300以上。
--結晶は何種類も存在する。
--武器生成はツリー形式になっており、複数の武器が生成済でないと作れない武器もある。
--また、結晶は鎧(耐久力)の強化にも使用するのである程度考えて強化・生成する必要がある。
-『巨神族』の名の通り敵は巨大にして強大、そんな巨大な敵が大挙して襲いかかって来る。公式が「キリンとヨットと姫路城がヌーの大群のように襲ってくる」と評しただけのことはある。
--一見すると鈍重そうだが、巨体に似合わず素早く動くので油断できない。
---「''高層ビルのような敵が全力疾走したり空中側転したり空を飛んだり瞬間移動したりする''」と聞いてあなたはどう思うだろうか?
--敵は部位毎に判定が設定されているので部位破壊も可能。部位を破壊されても怯みはするものの戦意は失わず、なおも襲い来る巨神はなかなかの強敵である。
---部位は巨神によって異なるが、主に右手・左手・右足・左足・頭・武器にそれぞれ設定されており、破壊された部位によって巨神の挙動が大きく変動する。
---硬く壊し難いが破壊すれば貴重な結晶が手に入る武器、小さく狙い難いが破壊すれば即殺できる頭部、相手の武器ごと破壊できる右腕、相手の攻撃方法を限定できる左腕、機動力を奪える足…といった具合に、この部位破壊を如何に扱いこなすかが、攻略の重要な鍵となっている。
---しかも破壊された部位は頭(や一部の武器)を除き、その巨神が生きている限り何度でも再生する。
--モーションが多く、社長が訊くのインタビューによると通常の数倍はあるとのこと。
--AIも賢く、突進してくると思えば何もせず下がったりと多彩な動きを見せる。
---目の前の敵に気を取られ、死角から不意打ちを喰らうなんてこともザラ。
-地球防衛軍3のように戦場では多くの味方と共闘することができる。
--しかも今作は味方の耐久力が比較的高く、高難易度では彼らと如何に連携%%という名の囮に%%できるかで生死が分かれる。
-難易度はサンドロットお馴染みのイージー、ノーマル、ハード、ハーデスト、インフェルノの5段階。
--インフェルノの最凶っぷりはもはやネタの域で、取扱説明書にも「達人ですら生き残れない、悪夢のような難易度です。無理に挑戦せず、''インフェルノの存在はそっと心の中にしまっておきましょう''」と書かれる始末。
---敵の動きやAIが大幅に強化され、超遠距離から攻撃してくるのは当たり前状態、回し蹴りや挑発までしてくる。
---挙句の果てに''耐久力が数万あっても瞬殺される''。もはやギャグ。
---オフラインに限った話ではあるが、一応技術と戦略を極めれば初期耐久力でのインフェルノクリアも可能という絶妙な難易度設定にもなっている。
-オンラインモードの本編とはまた違う自由っぷり。
--他のプレイヤーと協力して専用のミッションに挑むことができる。味方CPUは登場しない。
--無料Wi-Fiにしては珍しくロビー機能を備えられており、目的にあった仲間を集めることが出来る。
--セーブデータはオフラインモードとは別なので武器の共有などはできない。
--このモードの最大の特徴はオンで他のプレイヤーと協力できることでもチャット機能があることでもない。''本編に登場したボスクラスが複数出現したり、そのあまりの凶悪っぷりが多くのプレイヤーの心にその存在を刻み込んだ雑魚敵(唯一の短所は数が少ないこと)が一個師団組んで現れたり、本編に出ない未知の敵が現れたり''とフリーダムっぷりに磨きがかかっていることである。
---挙句の果てに、オンラインではオフラインよりも敵の耐久力が非常に高い。複数人で同時に挑めることを考慮すれば妥当な難易度調整かもしれないが、その反面(囮として優秀な)味方CPUも登場しないため、明らかにオフラインよりも難易度が高く仕上がっている。
-武器の特性や敵など、同社の地球防衛軍シリーズを彷彿とさせる部分も多く、EDF隊員は思わずニヤリとさせらせる。
**短所
-終盤の少々駆け足気味な展開。
-グラフィックが粗め。特にキャラクターの顔はのっぺりで目につく。豪華な声優陣を起用し、個性的で魅力あるキャラが多いのだから造形にも力を入れて欲しかったところ。
-アイテムなどは自力で回収する必要があるのだが、ミッションクリアするとそのままステージを出てしまうため回収のためにあえて戦いを長引かせる必要があることも多い。
--この難点は地球防衛軍シリーズに通じるものがある。
-一人用とオンライン間で能力や武器の引き継ぎがないために、各々でいちいち育てないといけない。
--ただしオフラインとオンラインではステージ構成や難易度が大きく異なる所があるので、両者はそもそも別のゲームであると解釈すれば一概に冗長であるとは言えない部分もある。
-武器を作るアイテムの入手方法が『敵の特定部位を破壊する』のだが、リモコン+ヌンチャクだと小さい部分をピンポイントで狙わないといけないために非常に難しい。特に槍系の武器はモーションプラスがないとまともに狙う事すら出来ない。一応クラシックコントローラ+槍で遊べばこの問題は解決する。
--ある程度の技術は要するものの、Wiiモーションプラスの使用によってもこの問題はかなり解決される。
-暴発が生じ易い神速移動(ダッシュ移動&宙返り)。リモコン+ヌンチャク操作ではヌンチャクを振って発動するのだが、前に振ったはずが宙返りになったり、かなりの頻度で暴発する。
--指定方向にスティックを倒して振るのを心掛ければ、一応、暴発を抑える事はできる。だが、完全には防げない。
--クラシックコントローラの場合はbボタンで発動となっている為、暴発は無い。
-処理落ち発生頻度が高すぎる。某ステージではほぼ常時処理落ち、何もしてなくても処理落ちなど快適さを無視したつくりの部分も多い。
--とはいえ、殆どの処理落ちは敵が大量に出現or倒れたときに発生するので、処理落ちはスローモーション演出だ…と、あばたもえくぼの如く捉えるプレイヤーも少なくはない(まぁ地球防衛軍の頃からそうだったわけだし)。
--一応フォローしておくとシンプル時代の地球防衛軍ほど発生するわけではない。
--ちなみに、処理落ちが全く発生していない時の動きはかなり滑らかだったりする。(尤も、その状態になるのはかなり限定的だが)
**余談
-発売前に体験版がTSUTAYAで貸し出されたり、任天堂初のCERO:Dに認定されるなどで話題を呼ぶ。
--CERO:Dに認定された表現は伊達では無く、大量の出血描写や切断表現などで『黒い任天堂』ならぬ『赤い任天堂』の異名を持つ。%%バーチャルボーイの事ではない。%%
-本作がきっかけとなり、CERO:C以上のタイトルには黒パッケージが使われるようになった。
--ちなみに初の黒パッケージソフトは、今作の1日前にスパイクより発売された『マッドワールド』(CERO:Z)。今作は二本目に当たる。
-発売前に海外ゲーマーの熱い声が多く寄せられていた。
--「地球防衛軍やギガンティックのサンドロットだから買い」「Wii嫌いを黙らせるタイトル」「任天堂なのに流血か」など。他にも声優の演技を称賛する声もあった。
--Wii発売前から開発が決まっており、当初のタイトルは『ダイナミック斬(仮)』と発表されていた。
-ある場面での「この付近に魔物はいる?」→「いませんよ」→(直後に魔物出現)→「いるじゃない!」のシュールな流れがプレイヤーにウケて、本作関係の掲示板では「○○ですよ」→「○○じゃない!」の流れが定番である。
--同じくある場面での「防壁があってよかったぜ!」→(一撃で壊される)→「防壁が破られたー!」等もよくネタにされる。
---『地球防衛軍』の結城隊員の「サンダー!」を発端としてサンドロットは毎回ネタとなる通信、やり取りを入れる節があるように思える。
''Wiki統合に伴い、ページが[[カタログ>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/3772.html]]に移転しました。''