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*ワリオランド3 不思議なオルゴール 【わりおらんどすりー ふしぎなおるごーる】 |ジャンル|アクション|&amazon(B00005OVBH)| |対応機種|ゲームボーイカラー(専用)|~| |発売・開発元|任天堂|~| |発売日|2000年3月21日|~| |定価|3,800円|~| |配信|3DSバーチャルコンソール&br()2012年5月2日/600円|~| |分類|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~| |>|>|CENTER:''[[ワリオシリーズ>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/1019.html]]''| **ストーリー #blockquote(){ある日、ワリオが飛行機に乗っていたら、故障して森の中へ墜落してしまいました。&br() その森の奥の洞窟で壊れて音の出ないオルゴールを見つけ、ワリオはそのオルゴールの世界に入ってしまいます。 &br() しばらく歩いているとオルゴールの世界を司る物と名乗る謎の巨大な顔の像が現れ、&br() この世界に散らばる5つのオルゴールで封印されておりその封印を解いてほしいとの願いを出されました。&br() ワリオにとってはどうでもいい話なのですが、封印を解かないと元の世界に帰れないとのことで、&br() 何より途中で見つけた宝物も全てくれるという話に乗り、オルゴールの世界を冒険することになりました。} **評価点 ''ボリュームがある'' -箱庭型のステージを探索して宝箱の鍵を見つけ出し、その鍵に対応する宝箱を開けてステージクリアというのがゲームの基本的な流れ(『64』以降のマリオの「スター」や「シャイン」と同じ形式、と言えば分かり易いか)。最終的にステージ数が25にもなり、それぞれに宝箱が4つも隠されている。もちろん全てのステージに謎解き要素があり、場合によってはボスもいる。つまり、全部で実質100ステージ分あるということ。 --宝箱からゲットしたアイテムの効果によって新ステージが出現したり、今まで行けなかった場所に行けるようになる。新ステージ出現の際にはちょっとしたイベントシーンが入り、それもなかなか面白い。 -ゲームの進行上は48ステージをクリアするだけで済むのだが、やりこみ要素としてゲーム進行と関係ないステージやお宝探しなどのやりこみ要素が多い。 --各ステージに8枚ずつある「音符コイン」をすべて集めると、ミニゲーム(敵を使ったゴルフ)がプレイ可能になる。ちなみに音符コイン集めはゲーム進行よりずっと難易度が高い。 --全ステージクリア後は各ステージのタイムアタックができる。 -このように、同じステージを何回も回る仕様ではあるが、アクション強化・進行用のアイテムを入手しなければどうしても行けない場所があるように作りこまれており、そのたび新鮮な気持ちでプレイできる。 ''ワリオのアクション面の特徴とそのバランスの良さ'' -主人公のワリオは基本的に不死身だが、前作同様、特定の敵や仕掛けの攻撃に当たるとさまざまな「リアクション」を取る。これを利用することでステージを探索していく。 --リアクションは「顔が膨らんで宙に浮く」「つぶされてペッタンコになる」など全15種類。中には''「ビームで縦に真っ二つ」''という物騒なものも。攻略本の言葉を借りれば、''「それでも生きてるんだからワリオはすごい」''。 -今作のワリオは能力がかなり制限されており、ゲームスタート時はジャンプやしゃがみなどの基本動作以外はショルダーアタックしか使えない。((十字キーを上に入力しながらの大ジャンプすら使えない。))ゲームを進めていくうちにお宝(強化アイテム)が手に入り、『ヒップアタック・泳ぐ・頭でブロックを壊す・敵を持ち上げる』などといった従来のアクションができるようになっていくのである。((一部のアクションは最初は従来の下位互換のものを手に入れることになり、例えばヒップアタックは貫通性能が無く地震も起こせない。従来の性能のものが手に入るのは先になる。)) -難易度のバランスが取れている。敵の配置やボスの強さもも、最初は腹立たしいが慣れればクリアできるように作られており、決してゲームとして理不尽ではない。 ''その他'' -ストーリーはあって無いような物かもしれないが、ラストにかけて発覚するオルゴールの世界の真実は見もの。 -BGMも良好で、特にスタッフロールの曲は評価が高い。 -致命的なバグと呼べるものもほとんどない。 -説明書のワリオ曰く、''「カラー専用だから画面が美しい」''。 **賛否両論点 ''「戻される」のが面倒'' -死なない仕様上、仕掛けやボスの攻撃に当たると一定の場所まで戻される。クリアするまでは延々と同じ場所を回らされるのでもどかしくなることも。 --特にボスの攻撃は一度でも受けるとリアクションで強制ボス部屋退出→やり直しが殆ど。感覚的には「残機は無限だけどボス戦では一撃死」と変わらない。それをカバーする様なアイテムもない。 --「死んだときに中断ポイントに戻されるような物」と思えば仕方ないが、死なないのを前提にバランスを取っているようにも見受けられる。また、ダメージの受ける場所によってはステージ終盤から一気にスタートまで戻される事も有り得る。 --まあ、絶対に死なないのにその場ですぐに復帰出来たりすると温すぎるので仕方のない面ではある。 -またラスボスのある攻撃はリアクション等が無く、唯一ゲームオーバーとなる代物。 ''ボスへの攻撃方法が初見では分からないことが多い'' -1回攻撃を入れた後もう1回弱点を攻撃しなくてはならなかったり、明らかに相手贔屓なサッカー勝負を挑まれたり。前述のように1ミスで即座にやり直しになるボスが多いため、ボスだけならば他のアクションゲームに比べて飛躍的に難しいとさえ言える。 ''ミニゲームの難易度が高い'' -ステージによってはミニゲームのゴルフをクリアしなければならないがこれが意外と難しく、しかもプレイするたびにコインを使用しなくてはならないため、コインがなくなると場合によっては最初からやり直しになることも。 -難易度もさる事ながら、コースがランダムなのが厳しい。運が良ければ簡単なコースだが、運が悪ければ池やバンカーが連続するようなコースになる。 ''徐々にステージの制限が解放されていく仕様への賛否'' -前述のように、今作のワリオは強化アイテムを取る事でアクションが増えていくが、これを「どんどん新しい事が出来るようになる」と取るか、「最初は不自由でつまらない」と取るかで、長所にも短所にもなる。特に初期は前作・前々作で出来た事が出来ないためイラっとするかもかもしれない。 --「行ける場所が増える」というのは逆に言えば「見えているのに行けない場所」が多いということでもある。特に前述の「音符コイン」は、最初からステージに設置されているにも関わらず、集める事が出来るようになるのはゲーム終盤。「いつかあそこに行ってやる」というモチベーションになるか「行けない場所が多すぎる」とストレスになるかはその人次第。 --逆に後半は、ステージ内の多くの場所(最終的には全て)を回れるようになるが、広いステージのどこに宝箱があるかはノーヒント。以前どこに宝箱があったかを覚えていないと、以前行った場所も含めて探し回る羽目になる。 **総評 -ゲームボーイ末期に作られた作品であり知名度は低いかもしれないが、その完成度、ボリュームからプレイしたユーザーからは末期の名作として高評価を得ている作品である。 **余談 -なぜか始まる前にゲームのテキストを英語か日本語かを選択できる機能がある。日本と海外で、マイナーチェンジをせず同じROMを流通させる関係だろうか。 -このゲームのキャラクターは後に[[Dr. Mario 64(日本版はNINTENDOパズルコレクション収録)>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/438.html]]に出演している。
''Wiki統合に伴い、ページが[[カタログ>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/4357.html]]に移転しました。''

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