「技脳体」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

技脳体」(2013/09/20 (金) 17:51:52) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

*技脳体 【ぎのうたい】 |ジャンル|能力測定ゲーム| |対応機種|アーケード| |販売・開発元|ナムコ| |稼働開始日|1997年| |分類|BGCOLOR(lightgreen):''良作''| **概要 テレビ朝日系で放送されていた『超次元タイムボンバー』(後述)に登場するゲームをゲームセンターサイズにしたもの。3つのボールを押してプレーするという特異なスタイルや、ところどころに細かいインパクトを残した設定など心に残るゲームの1つでもあり、老若男女のプレイヤーに愛されたゲームでもある。 **筐体 プレイヤーの目の前に3つの赤いボール(大きさは手のひらより少し大きい)があり、それを奥に向かってレーンにそって転がす。画面はハーフミラー上に表示されるため、本当に画面の物体を破壊しているような状態となる。 -なお、このシステムはナムコが以前出したゲーム『ドドンパ』を流用している。 **測定種目 プレイヤーは「技(テクニック)」「脳(クイズ)」「体(体力や反射神経)」の種目に1つずつ挑戦し、その結果を15段階で評価される。 -「技」ではターゲットを同時に破壊する「バランス感覚」、ターゲットを1秒ジャストで破壊する「体内時計機能」などがある。 -「脳」では出てきた数字を小さい順に破壊する「数字認識力」、番組でも登場した「言語認識力」などがある。 -「体」ではターゲットをできる限り早く破壊する「反射神経」、番組に登場した「連続反射能力」などがある。 --また、ナムコらしくギャラクシアン(宇宙防衛能力)やワニワニパニック(サバイバル能力)、パックマン(推測反射能力)が登場するゲームもある。 **プリントアウトされる結果 ゲーム終了後にはプレー結果がプリントアウトされて出てくる。結果記述の他に苦手だった能力に関する辛口コメントやそれを鍛えるべく行うトレーニング方法(もちろんネタ満載であり、実際には不可能orやったら危ない人に思われる。)が書かれている。 -「技」「脳」「体」のすべての項目で満点を出すとプレー結果に加え、色々と意味深なことが書かれた紙が大量印字される秘密の仕掛けがある。 このような結果がプリントされるのは『アブノーマルチェック』『X-DAY』シリーズにもある。~ 当時はe-AmusementPASSといったICカードはおろか磁気カードすら普及していなかったため、目に見える形で自分のプレー結果を残せるこのシステムは非常に斬新だった。~ なお、現在では店舗によりプリントアウトされない場合があるので注意。 **「礼」 このゲームではお金を入れずにボールを転がすと「お金を入れないと遊べません」の警告の後に「礼」と人形がおじぎをするというシュールなお遊びがある。この画面見たさにお金を入れずに転がした人も多いはず。 -このシステムは次回作『テクノドライブ』にも搭載されている。 **まとめ 実際のテレビ番組と同じゲームが遊べるうえ、何度プレーしても飽きない内容のため数多くの店舗に設置されており、今でも地方では設置されている店舗も多い。~ また、後継機として『テクノドライブ』が、方針は違うがセンスなどを引き継いでいる『フォトバトール』が開発された。 **Tips:ナムコアーケードゲーム黄金期 このゲームが稼働した時期である90年代ではナムコは数多くのアーケードゲームを出している。特に当時としては斬新な筐体で出すことが多く、ペダルを踏むことで「避ける」という概念を編み出した『[[タイムクライシス]]』やレバーの押し合いで対決するパーティーゲーム『パニックパーク』、プレイヤーの世の中からのズレ度を測定する『アブノーマルチェック』、プレイヤーの寿命を測定する『X-DAY』シリーズなどインパクト満点かつ万人向けなゲームを数多く送り出している。 また技脳体、アブノーマル、X-DAYには「サイケデリックな色使い」「(細江慎治・佐宗綾子作曲の)怪しさ満点のテクノ音楽」「無機質かつ機械的なデザイン」「シュールさ爆発のキャラデザ」「なんか妙に高圧的なコンピュータ」「結果がプリントアウトされる」といった共通点があり、当時のナムコの(ある種危ない)センスをうかがい知ることができる。『[[THE IDOLM@STER]]』や『[[太鼓の達人]]』とは大違いである。~ また、メンテナンスがしやすいことや頻繁な入れ替え・バージョンアップが不要(=追加費用が不要)なため店舗側にも優しく、現在でも地方のデパートや準ゲームセンター(ボウリング場やバッティングセンター、遊園地などゲームはあるがそれがメインではない場所)に設置されていることも多い。 ただし、プレイ結果をプリントアウトすることは風営法で禁止されている「遊技の結果を記録した書面の発行」に該当するため、所轄によっては本機の設置が不可能だったり、プリントアウト機能をオフにして運用したりしている。 **Tips:超次元タイムボンバーとは 超次元タイムボンバーは1996年から97年にかけてテレビ朝日で放送されていたゲーム番組。司会は上岡龍太郎、レギュラープレイヤーには田代まさしや関根勤、当時デビューしたてだった千秋や篠原ともえ、ヒッチハイクから帰ってきたばかりの猿岩石などがいた。~ 番組独自のゲームでポイントを稼いで優勝を目指す番組だが、番組内のゲームはナムコが全面協力しており、技脳体は『スリーボールクラッシュ』としてボールも人間の上半身並の大きさになっている。また『プロップサイクル』『アルペンレーサー』といったゲームもアーケードに移植されている。~ また、番組終盤には優勝決定ゲーム『ザ・フォール』があり、総工費1億円をかけて遊園地にあるフリーフォールを4台も作ってしまうというバブル崩壊後の「失われた10年」の最中にしてはかなり羽振りのいい番組であった((日本の景気が壊滅的に酷くなったのは97年の消費税増税が引き金であり、96年は阪神大震災とオウム事件のダブルパンチから立ち直って比較的景気のいい時期であった。))。~ //まあ若い子は知らなくてもしょうがないが。 しかし、当時は裏番組であった『嗚呼!バラ色の珍生!!(通称:バラ珍)』が猛威をふるっていた時期でもあり、視聴率が伸び悩んだ結果、同じく裏番組でゲーム番組でもある『バリキン7~賢者の戦略~』とともに1年で終了してしまった。~ だが、独創性あふれるゲームが評価されており「今一度バンナムの協力でやってほしい」という声もある。また、ソラリー式タイム表示やルール説明時のBGMなど細かな点も評価されている。
''Wiki統合に伴い、ページが[[カタログ>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/3347.html]]に移転しました。''

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: