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英雄伝説 空の軌跡シリーズ」(2014/02/01 (土) 10:54:24) の最新版変更点

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---- ※本項では名称が変更されている作品は現在の名称で記述している。 ---- *英雄伝説 空の軌跡FC/英雄伝説 空の軌跡SC/英雄伝説 空の軌跡 the 3rd 【えいゆうでんせつ そらのきせき えふしー】~ 【えいゆうでんせつ そらのきせき えすしー】~ 【えいゆうでんせつ そらのきせき ざ さーど】 |ジャンル|RPG|&amazon(B002WQHLKM)|&amazon(B002WQHLKW)|&amazon(B002WQHLL6)| |対応機種|Windows 98~XP(FC・SC)&br()Windows 98~Vista(3rd)|~|~|~| |発売・開発元|日本ファルコム|~|~|~| |発売日|FC:2004年6月24日&br()SC:2006年3月9日&br()3rd:2007年6月28日|~|~|~| |定価|FC:9975円&br()SC:8400円&br()3rd:7980円(すべて初版のもの)|~|~|~| |備考|Vista対応版・7対応版もそれぞれ発売&br()PSPに移植|~|~|~| |分類|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~|~|~| |>|CENTER:''[[シリーズリンク>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/652.html]]''|~|~|~| #contents(fromhere) ---- **シリーズの概要 -老舗PCゲーメーカー日本ファルコムの二枚看板の一つ・英雄伝説シリーズの一作。後に第三期『軌跡シリーズ』の一作と位置づけられた。それまでの英伝シリーズと世界観の繋がりはない。 --今まではナンバリング一つにつき一作だったが、本作は同じナンバリング内での続編という形式が取られている。 ---三部作間でデータの引継ぎがあり、引き継ぐとアイテムを入手するなどちょっとした特典がある。 --FC・SC・3rdで完全に話が連続しており、順序を無視してプレイするとまったくわけが分からない。 ---FCは当初『英雄伝説VI 空の軌跡』というタイトルで発売され、続編の存在は完全に伏せられていた。SCの発売後に現在の『英雄伝説 空の軌跡FC』に改題して販売されている。 ---これにより、ドラゴンスレイヤーシリーズからスピンオフした英雄伝説シリーズから、さらにスピンオフシリーズが派生したことになる。 -FC・SCは新米遊撃士コンビ・エステルとヨシュアの視点で物語が進行する。3rdでは主人公が交代し七耀教会の神父・ケビンの視点となる。 ***従来作との変更点 -それまでのシリーズと違い、フィールドやオブジェクト等は3Dで構成され、その上を2Dで描かれたキャラクターが動くスタイルとなっている。普段は一定の角度から見下ろすクォータービューであり、一部のマップやイベント時を除き視点を左右に回転させることができる。 -SCからは各キャラに戦闘ボイスが付く。後にボイスなしだったFCにもフィードバックされた。 -フィールド上を徘徊する魔獣と接触することで戦闘に移行するシンボルエンカウント方式を採用している。シナリオ上のボスはこの限りではない。 -SC以降はこれまでの英雄伝説と違い、クリア後に難易度選択が出来るようになった。最高難度ではかなりの熟練を要する。 -会話シーンでは主要キャラにアニメ調の顔グラフィックが付くようになった。 ***世界観 -舞台はゼムリア大陸、暦は七耀暦。高度な古代文明が遥か昔に栄えていたが、何らかの原因で壊滅したとされている。 -『剣と魔法の世界』だったそれまでの英伝作品と違い多少SF要素も取り入れてあり、『導力』((電気をより便利にしたようなもの、機械を動かしアーツと呼ばれる魔法のような現象も起こせる))を中心に据えた文明はかなり発達している。&br()しかし国や地域によって発展の仕方には大きな差があり、いまだ中世然とした生活を送る地域も多い。 --劇中には銃火器も当然出てくるが、大抵この導力を利用したもの。火薬や内燃機関はあるにはあるが、環境や効率の面で劣りあまり普及していない。 -国家権力に左右されず民間人の安全を第一とする((実態は警官と何でも屋を合わせたような仕事が大半である))『遊撃士(ブレイサー)』が存在し、それを束ねる『遊撃士協会(ブレイサーギルド)』は世界各国で大きな役割を果たしている。 -劇中で登場する人物の殆どは『空の女神(エイドス)』を信仰しており、それを統括し教義を広める『七耀教会』は極めて大きな存在である。空の女神や関連する事象は物語中さまざまな部分で登場しており、未だ全容は明らかになっていないが軌跡シリーズ全体のキーワードであると思われる。 --ほかにも各国首脳や軍関係者、政府関係者、暗躍する秘密結社などさまざまな組織・人物が登場する。 ***戦闘システム -III~Vの半自動戦闘と違いターン制に近い『ATバトル』というシステムをとる。 --行動順によって『HP回復10%』などの『ATボーナス』がランダムに発生し、敵味方問わず適用されるため、キャラの行動順が重要となり、簡単ながら奥が深い。 ---行動順を決めるのは素早さの能力値のため、綿密に連携を組むにはアイテム等で調整する必要がある。 -キャラごとの特殊技・必殺技も従来作に比べ大幅に強化された。本作ではクラフト(戦技)と呼称される。 --CP(クラフトポイント)を消費して使用。さまざまな効果があるが、CPを全て使用する必殺技『Sクラフト』は行動順を無視することができ、戦術上非常に重要。 -魔法はクオーツというアイテムを組み替えることである程度自由に調整できる。 --キャラによって属性の縛りや得手不得手があるので大まかな傾向は決まっているが、プレイスタイルによってかなり自由に変えられる。またクオーツはキャラの能力向上や戦闘中の特殊効果を生み出すものもあり、魔法だけで決めるのは早計である。 -魔法の組み合わせやアイテムである程度能力を補えるため、戦術の幅が広い。 --本来後衛向きのキャラに肉弾戦をさせたり、その逆も可能である。好きなキャラを好きなように活躍させるのは、プレイヤーの腕の見せ所。 ***通常パート -FC・SCでは主人公が『遊撃士』のため、遊撃士として受けた依頼の遂行でシナリオが進行する。 --依頼にはメインシナリオに関わるクエストとそれ以外のサブクエストがあるが、サブクエストは絶対にこなす必要はない。しかし物語を存分に楽しむためにはなるべくこなしたほうが良いだろう。 ---こなした依頼の結果に応じてBP(ブレイサーポイント)がもらえ、一定になると遊撃士ランクが上がる。これにより若干シナリオが変化する場合もある。 ---- **見所・評価点 ***シナリオ -FCから3rdまで完全に連続しており、特にFCからSCは一区切りつくものの前編・後編の関係になっている。 --主人公達の成長をはじめ、長い時間をかけて丁寧に語られる物語は王道を地で行っており、ファンからの評価は高い。 ---ただしFC発売時は物語未完のまま約2年も待たされたのでこの点はよく非難される。 --ファルコムは初代英伝やイースの頃から『シナリオ重視』路線を打ち出しており、その完成度には定評がある。 -豊富なサブクエスト --キャラの項とも被るが、さまざまな依頼をこなすことによってよりいっそう世界に引き込まれることは間違いない。本筋と関係なくても依頼が連続して後半に影響を及ぼすこともあり、また本筋への伏線が張られていることもあるため目が離せない。 ***キャラクター -シリーズ初の女性主人公・エステルをはじめとして、個性的なキャラたちが集う。 --元気娘・クールな少年・ロリっ娘・変人etc…と多種多様な人物が登場する。一見テンプレとも取れるキャラたちだが、壮大なシナリオの中で没個性になることなく十分に活かされている。 ---もともとファルコム作品はキャラゲー的側面が強い部分があるが、それが良い形で現れていると言える。 -町の人々など所謂モブキャラクターまで魅力的なのがこのシリーズの特徴である。NPCとの会話は1種類ではなく話しかける度に変化し、またシナリオの進行に伴って変わっていく。ただの「町人A」などはほぼ存在せず、一人ひとりがそれぞれの物語を持っていると言えるだろう。物語全体にはなんら関係ないことも多いが、世界観を厚くすることに一役も二役も買っている。 --NPCとの会話をまったく無視したからといって進行不能になることはないが、場合によっては強力なアイテムの入手などにも関わる。 --前述のサブクエストの大半はこのようなNPCからの依頼である。 ***BGM・主題歌 -相変わらずの好評価。FCの『星の在り処』、SCの『銀の意志 金の翼』などが特に評価されており、ボーカル版やアレンジ版などが存在する。 --サウンドトラックやアレンジ集など音楽CDも多く発売されている。 **問題点 -基本的に一本道。つまり自由度はない。 --一部の章を除いて、世界を自由に動き回るようなことはない。III以降の英伝がストーリーRPGと呼ばれる所以であり、構成上当たり前のことだがやはり不満の声はある。 -収集要素があまりない。 --PSPへの移植に際し、「魔獣手帳」「地名コレクション」が追加されたものの、アイテム図鑑等はない。収集好きの人には物足りない。 -移動がめんどくさい。 --基本的に徒歩で街道を行くため、おのずと時間がかかる。3rdと続編の零の軌跡では改善されている。 -続編ありきの構成。 --基本的にその作品内で全ての謎は明かされず、続編につながっていることが多い。『軌跡シリーズ』全体での完結が何作後になるのか、まったくわからない状態である。 -仲間の性能差がそれなりに大きい。 --全能力値が高く「光連斬」をはじめとしてクラフトのディレイ値((この値が低い程次のターンが回ってくるのが早い))が異常に低いリシャールを筆頭に、STRとDEFを60%アップさせる「真・龍神功」やHPを大回復しつつステータス異常を回復させる「極・養命功」を習得するジン、STRとSPDがトップクラスでチェインクラフトで2回攻撃ができるミュラー、アーツ系にしては高めの耐久力と複数の味方に攻撃を1~2回無効化させるSクラフト「グラールスフィア」だけでも十分強力だったのに3rdで強力な攻撃クラフトを習得して万能キャラになったケビン、SPDが全キャラ中最高で他の能力値もDEF以外高めで中円に遅延効果の「魔眼」や2回攻撃の「双連撃」等の強力なクラフトを習得するヨシュア(ただし3rdでは各クラフトが下方修正されて、もはや強キャラとは呼べなくなっている)等の優遇されているキャラクターと、HPとDEFが最低でとにかく死にやすいティータ、EPとATS以外の能力値が低く習得するクラフトも能力値と噛み合っていないオリビエ、オリビエと同じくEPとATS以外の能力値が低くさらに得意のアーツ攻撃もオリビエと違いクォーツの水属性縛りが3つあるおかげで活かし難いクローゼ、上記の3人程では無いが全能力値が中の下程度でこれといった長所の無いジョゼット等の弱いキャラクターとの差が大きい。 ---一応ティータは3rdで「オーバルギア」を習得すれば一気に強キャラへと変貌し、クローゼも相手のSTRとDEFを同時に下げる「ケンプファー」だけは強力でステータス低下が有効な敵には滅法強い(強いのはクローゼではなくジークとか言ってはいけない。尤もそのケンプファーも肝心な相手には無効である事が多いが)のだが、全編通して使い勝手がいまいちなオリビエは最も不遇なキャラクターと言えるかもしれない。 ---- **作品ごとの特徴 ''FC'' -試験に合格し準遊撃士となったエステルとヨシュアが、ある日行方不明となった父カシウスの捜索をするうち大きな事件に巻き込まれていく。 --物語全体の前半部分を描く。舞台はゼムリア大陸にある小国『リベール王国』。 -五つの章に分かれており、最終ダンジョン以外は章ごとにパーティーメンバーは固定となる。 --操作可能キャラは8名。主役コンビのエステル・ヨシュアに加え、各章で知り合った仲間たちが一堂に会する最終章は定番ながら盛り上がる。 -このFCのみ戦闘ボイスがなく(PSP版はある)追加を希望するユーザーは非常に多かったが、2009年12月24日に発売されたWindows7対応版でついに追加された。 ''SC'' -クーデター事件は一応終息したが、その裏に更なる影が見え隠れする。エステルはその『影』の調査をしつつ、行方を眩ませたヨシュアを追うための旅に出る。 --物語の後半部分を描く。舞台は基本的に前作のリベール王国内だが、新マップも多数追加されている。 -相方のヨシュアが失踪するため固定メンバーはエステルのみ。最終章では前作同様キャラを好きに編成できるようになる。 --前作からスポット参戦キャラが3名、最終章での編成可能キャラは2名増えている。スポットを含めた操作可能キャラは13名。 -パーティー全員の連携攻撃『チェインクラフト』が登場。範囲攻撃で強力だが、CPを消費するので無駄撃ちは出来ない。 ''the 3rd'' -リベル・アーク事件の終結後、再びリベール王国を訪れた七耀教会の神父・ケビンが新たな事件に巻き込まれる。 --前作の半年後を描いた後日譚。外伝的作品で、さまざまなサイドストーリーや次回続編作への伏線が含まれる。システム的にはダンジョンRPGに近くなっている。 --『扉』というシステムで各キャラに関する過去のエピソードを断片的に見ることができる。それによって資金やアイテムを得たりしながら話を進めていく。 ---主人公が遊撃士でなくなったので、前作までの『依頼』に変わる収入源として設定されている。 --異世界が舞台である関係上、魔獣と言いつつ割と現実的な動物型が多かったSCまでと違って亡霊や悪魔、アンデッドの類がわんさか出てくる。 -操作可能キャラはさらに増えて計16名。特に終章では固定メンバーなしの完全自由編成を行える部分があり、好きなキャラで戦うことが出来る。 -パッケージの絵師が変更になった。ゲーム内のキャラデザインは変わっていない。 -ボリュームは多いが、前二作からのマップ使い回しやシリーズの醍醐味ともいえるNPCとの会話が事実上スポイルされている点が批判されやすい。 --「続編ではなくファンディスクだ」という声も多く聞かれるのは事実であるが、ゲームの出来そのものについては評価されている。 -一部サブシナリオが陰鬱であったり、はっちゃけすぎである点が批判されている。特にこの作品で初めてプレイヤーキャラとして使用可能となった「レン」のサブシナリオ「楽園の少女」については、このご時世に全年齢版で出せたのが不思議なほどのダークな内容であり、その容赦のない陰鬱さに拒否反応を示すプレイヤーも多く、この作品を3部作の中で最も評価の分かれる作品たらしめている((過去の作品で欝要素が無かったわけではない))。この点はユーザーの意見を反映したのか、続編や派生作品でフォローが入っている。 //直接描写やグロ絵がないので欝シナリオでも全年齢可です。英伝がライトとか言ってる人は旧版の紅い雫をやりましょう。 -パッケージ裏のユリアのイラストがどう見ても男。 **バージョン違い -FCとSCにはCD-ROM版(初版のみ)とDVD-ROM版が存在する。また、Vista対応版・7対応版がそれぞれ発売されている。 --前述のFCのボイス追加以外は、基本的に内容に差はない。バグ取りがされている程度。 **移植 |ジャンル|RPG|[[&image(http://ecx.images-amazon.com/images/I/519SAP002VL._SL160_.jpg)>http://www.amazon.co.jp/dp/B000FJ56FK]]|[[&image(http://ec2.images-amazon.com/images/I/517uz4mWDCL._SL160_.jpg)>http://www.amazon.co.jp/dp/B000N5GQ7S]]|[[&image(http://ec2.images-amazon.com/images/I/51FN2r0o8cL._SL160_.jpg)>http://www.amazon.co.jp/dp/B0018CQH3I]]| |対応機種|プレイステーション・ポータブル|~|~|~| |発売・開発元|日本ファルコム|~|~|~| |発売日|FC:2006年9月28日&br()SC:2007年9月27日&br()3rd:2008年7月24日|~|~|~| |定価(best版)|FC:5040円(2940円)&br()SC:6090円(3780円)&br()3rd:5040円(2940円)|~|~|~| -ファルコムがPSPに自社移植を行っており、若干の追加要素がある。 --FC・SCのボイス((FCでは全キャラ、SCでは敵キャラ))と難易度調整・魔獣手帳と地名コレクション・ショートカット機能・アイテム・イベント・周回引継ぎなどが追加されている。 ---そのほかバランス調整やバグ修正が行われている。また機種変更に伴い操作系が変更されている。 ---欠点は全体的にロードが長めで頻度が高い(それでもFC以外はPSPソフトの中では早い方ではある)、文字が小さく読みにくいこと。また3rdではとあるボスが使用する技の威力が上昇し勝つのが難しくなった。 -Sクラフトの演出がSTARTボタンを押すことでスキップできるようになった。 --作品が進むにつれ長く派手になる傾向があったので、テンポ改善のため導入された模様。 -SCはPSP初のUMD二枚組みのゲームである。 --それが仇となり、技術的な問題でSCのみDL版の発売が遅れた。&del(){途中でディスク入れ替えが必要であるSCはDL版の恩恵がもっとも大きい。} ---DL版ではディスクチェンジの場面まで進めると、そこでセーブをして一度ゲームを終了する必要がある。そのためディスクチェンジの方法に関してはパッケージ版の方が手軽である。ただし、ディスクチェンジの場面が限られること、DL版の方がロードが速いことを考慮すると総合的にはDL版の方が快適と言えるかもしれない。 --PC版ではスポット参戦だったユリアとNPCだったミュラーが最終章で操作可能になった。 --ティータのSクラフト「カノンインパルス」が強化されるイベントが追加された。3rdのデータ引き継ぎの際、それも引き継がれる。 -規制に引っかかったのか、3rdの一部サブシナリオがカットされている。ちなみにPSP版のCEROは「B」。 --続編ではその存在がぼかされつつも示唆されている。 -PSP版空の軌跡FCについては、2006年9月発売から4年間に受注が4桁を切った事が無いロングセラーを続けている。((零の軌跡発売時の広報より)) **再移植 |ジャンル|RPG|&amazon(B009HKAY0K)|&amazon(B00AK802TQ)|| |対応機種|プレイステーション3|~|~|~| |発売・開発元|日本ファルコム|~|~|~| |発売日|FC:2012年12月13日&br()SC:2013年4月25日&br()3rd:2013年6月27日|~|~|~| |定価|FC:3990円&br()SC:4830円&br()3rd:3990円|~|~|~| |分類|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~|~|~| -PSPソフトをHDリマスターする『PSP Remaster』の一環で「英雄伝説 空の軌跡FC:改 HD EDITION」の名称で発表。 --SC、3rdと順次発売される。当然データ引継ぎ可能。 -特徴はグラフィックがHD化されたことと、PSP版とセーブデータの共有ができること。 --外出先ではPSPで遊び、家ではPS3と大画面で続きを楽しむ…といった使い方ができる。 -あくまで移植なので、ゲーム的な追加要素は特にない。また、トロフィー機能もない。 -エクストラコンテンツとしてカスタムテーマの他、サウンドトラックが全曲収録されている(PS3本体にインストールして他の機器にコピーも可能)ので、持っていない人にはお買い得といえる。 ---- **総評 RPGとしては極めて無難な作りで、美麗なグラフィックや斬新なシステム等を売りにしているわけではない。~ しかし魅力的なキャラに練りこまれたストーリー、迫力あるBGM、程よいバランスなど総合的に高い完成度を誇る、『昔ながらのRPG』として好評を得ている。~ 元がマイナーなPCゲーでありながら移植も含めた累計売り上げは90万本を超えており、各種ランキングや評価サイトで上位に食い込むなど健闘している。~ 2010年9月30日にはPSPで続編『[[零の軌跡>英雄伝説 零の軌跡/碧の軌跡]]』が発売され、本作のキャラも登場している。2011年9月29日にはさらなる続編『碧の軌跡』が発売された。 ---- **関連作品 -FC・SCまでのサウンドやイラスト、ムービーを纏めた『空の軌跡マテリアルコレクションポータブル』がPSPで発売されている。なんと147曲も収録されている。 -同社のSRPG『ヴァンテージマスターポータブル』には本シリーズのキャラが多数登場している。時期的にはSCと3rdの間とされる。 -また対戦型格闘ゲーム『イースvs.空の軌跡 オルタナティブ・サーガ』では『イースシリーズ』のキャラと共に出演している。 -携帯電話やスマートフォンでプレイできる『空の軌跡オンラインMobile』も開発中である。シナリオ的にはFCの裏側になる。 **余談 -当初SCの終盤で戦うある重要敵キャラがファンのイメージほど強くなく、「弱すぎる」との意見がファルコムに殺到したために公式強化パッチが配布された。 --その結果ラスボスよりも強くなり、''ほぼ確実に先制をとられる上に体力の低いキャラは通常攻撃で一撃死確定''という恐ろしい性能になった。これは以後の再販やPSPでも引き継がれ、PSP版では''更に強化されている''。 --負けてもいいバトルなのでそこは安心してほしい。 -セット売りが非常に多い。またそのたびに以前と違う特典が付いてくるためこの点は不評である。ファルコムではよくあることだが。 --SC発売に合わせて、FC・SC・特典ドラマCDをセットにした''アカデミック版''が『英雄伝説 空の軌跡SC AC』として発売された。ゲームソフトのアカデミック版は極めて珍しい。 -多数のドラマCDが発売されている。 -漫画版も連載中。作者は『テイルズ オブ デスティニー』(ファミ通ブロスにて連載)を手掛けた啄木鳥しんき。 -ファルコム30周年にあわせて、アニメ化が決定。2011年11月25日にOVA第1巻が発売された。
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