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*魔法騎士レイアース 【まじっくないとれいあーす】 |ジャンル|アクションRPG|&amazon(B000092PFU)| |対応機種|セガサターン|~| |発売・開発元|セガ・エンタープライゼス|~| |発売日|1995年8月25日|~| |定価|4,800円|~| |分類|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~| **概要 セガサターン初期のアクションRPG傑作。サターン初期のRPGラインナップ強化のプロジェクト『ロープレ王国(キングダム)』の3本のうちの1つとして発売されている(同プロジェクトで他に発売されたRPGは『[[シャイニング・ウィズダム>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/62.html]]』『リグロードサーガ』がある。)。~ CLAMP原作の漫画・アニメのゲーム化作品で、ストーリーは原作第1部をモチーフにしたオリジナルストーリーが展開される。~ 原作の読者層・視聴者層となる低年齢層の女の子を意識した作りになっており、難易度も低め。~ **長所 -原作のイメージを踏襲しつつも原作のイメージを極力壊さないストーリー展開 --大筋で原作を踏襲しつつもオリジナルのシナリオが展開するものの、原作の破壊を行うことなく原作未読・未視聴の人にも安心して楽しめるわかりやすいシナリオ構成であり、さらに原作・アニメを良く知る人でも十分楽しめる出来となっている。 ---ムービーもオリジナルストーリーであるため新たに描き起こされている。 ---但し、シナリオ面では原作・アニメ版に比べさらに悲劇性の強いストーリーになっている。 --グラフィックもサターンの強力な2D表示能力をフルに発揮しており、非常に美麗なグラフィックでセフィーロの世界を描いている。 -非常に優秀な操作性 --操作のインタフェースもわかりやすく、レスポンスも良好。 --ゲーム中でも特殊能力を習得するたびにその能力についてのチュートリアルが解説されるため、マニュアルをあまり読まなくてもすんなりゲームに入っていける。 ---ちなみにそのチュートリアルもフルボイスで展開。 -キャラクターの個性が非常に明確 --光は近距離広範囲の攻撃及び火炎・雷撃魔法、海は長射程の高威力攻撃及び水流・氷結魔法、風は弓を用いた追尾型の飛び道具攻撃及び疾風・治癒魔法と、3人の個性が明確に分かれており、後述の謎解きの際にも3人の能力を把握したうえで突破することが必要になるため、それぞれに明確な役割が与えられているのが大きい。 ---なお、原作の風は最終的には剣を用いて戦っていたが、本作ではゲームシステムの都合上最初から最後まで弓を用いて戦うことになる。 --また、ストーリーの進行に合わせて3人がつけている絵日記の内容が更新されていくので、それを読んでいくのも楽しい。 -低年齢層を意識しながらも、ある程度のヘビーユーザー向けにも配慮した絶妙な難易度設定 --対象となる原作が低年齢層の女の子向けということもあり難易度は低め、それでいて適度に難しいが''理不尽さがない''謎解きもあり単なるヌルゲーに終わらない構成も見事。 --ボス戦は比較的攻略は難しいものの全滅した場合は再戦するたびに''ボスが弱体化する''ので、ゲームの腕前がなくてもちゃんとクリアできる構成になっているのがうれしい。 --また虹のアミュレット収集や日記の収集など''目標のモチベーションが維持しやすい''やりこみ要素も充実しており、ヘビーゲーマーにもある程度配慮した造りにもなっているのもうれしい。 **短所 -その作りこみの高さゆえに読み込みデータ量も半端なく大きく、街の移動やダンジョンの出入りの際にはロード時間が非常に長い。 --但し、その分街やダンジョンのデータを最初に全て読み込んでいるため切り替え・暗転なしで画面の切り替えが行えている。 -途中に挿入されるムービーの画質が今一つ。ムービーの作画自体は十分なクォリティを持っているだけに残念なところではある。 --時代的にまだシネパックの技術がこなれていなかったため仕方のない面もある。 -ほぼフルボイスなのだが、言い終わらないと次のセリフに行かない。前述のロード時間の長さもあってニューゲームから初めてセーブポイントまで行くのに2時間半はかかると思っていい。 **総評 初期のRPGラインナップながらも作品の完成度はサターンのRPG全体を見てもトップクラスであり、よく言われることの多い「キャラゲーに名作なし」の通説を見事に打ち破った作品。~ スタッフの作品に対する愛と細やかな気配りが功を奏しており、ライトユーザーからヘビーユーザーまであまねく楽しめる構成は見事。~ 本作スタッフは後に『[[サクラ大戦]]』シリーズを生み出すことになる。 **余談 本作は国内SSでは比較的初期に発売されているが、海外ではSS最後のソフトとなっている。
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