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スーパーマリオUSA」(2013/09/27 (金) 09:22:16) の最新版変更点

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*スーパーマリオUSA 【すーぱーまりお ゆーえすえー】 |ジャンル|アクション|&amazon(B000068GV8)| |対応機種|ファミリーコンピュータ|~| |発売・開発元|任天堂|~| |発売日|1992年9月14日|~| |定価|4,900円(税抜)|~| |プレイ人数|1人|~| |配信|バーチャルコンソール&br()【Wii】2007年8月10日/500Wiiポイント&br()【3DS】2012年11月28日/500円|~| |分類|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~| |>|>|CENTER:''[[マリオシリーズ・関連作品リンク>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/342.html]]''| ---- #contents(fromhere) ---- *概要 かつてフジテレビが主催した万博風イベント『コミュニケーションカーニバル 夢工場'87』において、イベントの宣伝のため任天堂とのタイアップで制作されたディスクシステムのアクションゲーム『夢工場ドキドキパニック』のキャラ差し替え版。((オリジナル版ではイベントのマスコットキャラ、イマジンファミリーが主人公で、ストーリーも異なる。))海外では『ドキドキパニック』のキャラをマリオに差し替えたものが『[[スーパーマリオブラザーズ2]]』としてリリース((本家『2』は一部グラフィック自体が前作の流用だったことや難易度の高さから未発売だった。))されており、それを国内向けに逆輸入したものである。 *ストーリー 不思議な声に導かれ夢の国サブコンにたどり着いたマリオたちは、夢の国を支配する魔王マムーを倒すべく不思議な冒険に旅立つ。 *ゲーム内容 上述の通り、元々は別のゲームが原作であるため、それまでの『マリオ』シリーズには存在しない、本作独自の要素が多い。 -制限時間がなく、ライフ制になっている --このため時間を気にすることなく進め、敵に接触して即死することもないので従来のマリオゲームよりは易しめで、まったり楽しめる。 ---ただし、どう足掻いても脱出不可能な場所にはまりこんだりすると、リセットしないといけないケースも。自殺コマンドもあるにはあるが、隠し要素であり説明書には書いていない。 --地面に埋まっている三角フラスコ薬の効果で出現する扉から行くことができる裏世界にあるスーパーキノコをゲットすることでライフが1つ増え、最大4ポイントまでライフが増加するが、ステージをクリアするとライフが初期値の2に戻る。 -本作独自のアクション。 --本作では地面に置かれたブロックや地中に埋まった野菜、ザコ敵などの上に乗ってBボタンを押すことで対象物を持ち上げる(引き抜く)ことができ、再びBボタンを押せば投げつけることができる。これを利用して敵を倒す。 --また、土を掘って鍵をゲットし鍵のかかった扉まで運ぶ、ブロックを運んで積み上げ足場を作る、地中の爆弾を引き抜き壁を壊すなど、このアクションを活かした仕掛けが数多くある。 --しゃがみ続けるとキャラクターが点滅し始め、最大まで溜めきってからジャンプすると、ジャンプ力が倍増する。 -本作では、打点の低い攻撃をしゃがんでも回避できない。 --わかりやすく言うと「スーパーマリオブラザーズ」シリーズで、スーパーマリオの状態でしゃがんで回避できる位置の攻撃(スーパーマリオの頭の位置に来る攻撃や敵)が、しゃがんでも回避できずにダメージになってしまう。 --もっともこれはオリジナル版自体がそういう仕様である。 -操作キャラはマリオ、ルイージ、キノピオ、ピーチ姫の4人。 --キャラごとに性能差が存在し、何も持っていないときの歩行・ダッシュの速度、物を持ち上げているときの歩行・ダッシュの速度、物を持ち上げる速度、ジャンプ力の4項目毎に個人差があり、それに応じてステージの難易度もやや左右される。それぞれの特性を生かせば有利に進めるのでキャラの使い分けが重要となる。 ---ピーチ姫の空中浮遊、ルイージの空中バタバタ足といった後のマリオシリーズの定番はここから誕生した。特にピーチ姫は本作の野菜引っこ抜き攻撃がスマッシュブラザーズシリーズの必殺技として採用されている。逆輸入の要素がここまで個性に入ってくるのは珍しい。 ---また本作のキノピオは原作のパパに相当するパワーキャラ。マリオカートなどでは軽量級として扱われることが多いので、「力持ちなキノピオ」は珍しい。 -総ステージ数が20。 --チャプターは7までであり、各チャプター3ステージ、最終チャプター7の2ステージ((夢工場ドキドキパニックでは、絵本の中の世界「夢宇界」が舞台であり、イマジンファミリーの双子の兄弟ピキとポキが本の取り合いをして最後のページを破いてしまったため、破かれたページにあたる7-3が存在しないという設定になっている))と少ない。 --ただし、3-3や5-3はこのゲーム全体から見るとかなり長いステージであり、コンテニュー回数が限られていることもあって全体的なボリュームもそこそこある。 -残機数獲得の大チャンスはスロットゲーム。 --地中から引き抜くと出現する三角フラスコ薬を投げると扉が出現し、そこから裏世界にいける。 --野菜のあるところで裏世界に行くと、引き抜いた野菜はコインになる。同じ場所で2回までコインゲット可能(それ以降ははずれ野菜になる)。 --これを用いてステージクリア後に始まるボーナスステージのスロットゲームに挑戦でき、絵の組み合わせによって残機を稼ぐことができる。 --もちろんこれだけでなく、表フィールドに隠されている1UPキノコを引き抜くことでも残機は増える。 *オリジナル版からの変更点 -Bダッシュが可能になった(オリジナル版ではできなかったため、テンポが悪かった)。 -一部グラフィックの変更。 --オリジナルでは『夢工場』のシンボルマークであった「仮面」の形になっていたブロックが、キノコブロックに変更。 --鍵を引き抜くと襲い掛かってくる敵「カメーン」のグラフィック、ステージクリア後に開く扉の形状の変更。 --主人公のイマジン達がマリオ達に変更・裏世界用アイテムの魔法のランプが三角フラスコに変更のように、原作のアラビア風デザインからマリオシリーズとしてのデザインに変更されている。 -BGMのリアレンジ及びマリオシリーズのBGMへの差し替え(裏世界のBGM)。 -オリジナル版では4人全員でマムーを倒さなければエンディングに到達できなかった((マムーに囚われた妖精を解放した時点で終了。))が、本作では1人でもマムーを倒せればエンディングに到達できる。 -オリジナル版ではキャラ1人が独立したセーブデータになっていたため、チャプターの途中でキャラ変更はできなかったが、本作ではエリア単位でキャラ選択画面が入り、キャラの選び直しができるようになった。 -本作はROMなのでオリジナルにあったセーブ機能は削除され、回数制限付きのコンティニュー制になった。 -原作に存在しなかったボスキャラ「チョッキー」の追加((原作ではそのチャプターのボスは「ドンチュルゲ」だった))。 *評価点 -これまでさらわれ役だったピーチ姫とキノピオが、初めてプレイヤーキャラとして使用できるようになった。 --またルイージも「やせ気味のノッポ」体型となり、外見がはっきりと差別化されて「単なるマリオの色違い」から脱却した。 -「持ち上げて投げつける」というアクションのシンプルさ。 --シンプルでありながらそれを活かした謎解きなどの深さがある。 -明るいながらどこか独特で不気味な雰囲気のある世界観だが、『マリオ』シリーズの世界観としてマッチしている。 *問題点 -コンテニューが2回しかできず、回数を増やすことも不可能。(最大で2回まで) --その上、本作は1UPキノコの数は少なく、スロットもチェリー以外は3つ揃えなければ1UPしないため、残機も稼ぎ難い。そのため全体的にみれば難易度は高い部類に入る。 ---オリジナル版では「キャラごとにクリアしたチャプターはセーブされ、何度でも選択可能・キャラ変更しない限り残機持ち越しだったため、後半のチャプターに挑む前にチャプター1を何度もクリアして残機を稼ぐ」ことが可能だった。セーブ機能削除のため仕方がない点ではあるが、この方法が使えなくなったことが難易度上昇の原因となっている。 --そのこともあって、裏世界から入れるワープのつぼを駆使してショートカットするというのが一般的な攻略のセオリーとして知られており「飛ばしたので途中のステージを知らない」というプレイヤーも多かったのではないだろうか。この辺り、高ボリュームにも関わらずバックアップ機能がなかったマリオ3にも似た状況である。 *総評 『マリオ』シリーズとは異なる原作が存在するゲームゆえ、『マリオ』シリーズとしては毛色の異なる異色作とも言える雰囲気があるが、南国調の世界観と軽快なBGM、持ち上げて投げつけるというアクションのシンプルな楽しさ、それを活かした謎解きなど、任天堂ならではの味わい深さのある一品である。 原作となった『ドキドキパニック』はプロデューサーを務めた宮本茂氏のお気に入りの作品であり「ROMに移植して再販したい」という経緯で本作が制作された後に国内版がリリースされたという。 *その他 -本作に登場したボスキャラの「キャサリン」は後の『ワリオの森』や『マリオRPG』にも登場し、『マリオテニス64』では遂にプレイヤーキャラに昇格。以降のパーティ、スポーツ系のマリオシリーズでは常連となり正式にマリオファミリーの仲間として扱われていくことになった。その他、本作オリジナルのザコキャラたちも本家マリオシリーズのキャラクターとして出演するようになった。 -国内ではタイトル通り「アメリカから帰ってきたマリオ」を意識して販売された作品でもあり、説明書には海外でのキャラクター名も掲載された。 --エンディングで公開されるキャラクター名も、そのまま英語名である。 --小学館の公式攻略本にいたっては、英語名がメインに表記されていた。 -「ムーチョ」という敵キャラは赤・黒・ピンクの3色いるのだが、赤色のムーチョだけは、なぜかゲーム中&bold(){1箇所}しか出現しない。 *移植・リメイク **スーパーマリオコレクション 【すーぱーまりおこれくしょん】 |対応機種|スーパーファミコン、Wii|&amazon(B000068GVF)|&amazon(B0041Q3ASS)| |発売元|任天堂|~|~| |開発元|任天堂、エスアールディー|~|~| |発売日|【SFC】1993年7月14日/【Wii】2010年10月21日|~|~| |定価|【SFC】9,975円/【Wii】2,500円(共に税込)|~|~| //|分類|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~|~| //参考記事 以下、主な変更点 -人数表示が『1』『2』のように下限1に変更され、スタート時の人数も2人から5人に増加(実質3→5人)。 -各エリアクリア後のスロットでリールの回転速度が下がって視覚的にリール回転が見えるようになり、絵柄に"7"が追加された。 --それに伴い、残機の増える絵柄の組み合わせのパターンと、残機の増加数もFC版より増えている。 --また、FC版では残機数が100人を超えた場合は表示がバグっていたが、正常に表示されるようになり上限も99人となった。 -エリア単位であったキャラクター選択が、ミスした後のリトライ時にも追加された。 -コンティニュー回数の制限がセーブ機能の実装により無意味となったため廃止され、無制限になった。また、クリア済チャプターは何度でも選択できるようになったため(『スーパーマリオコレクション』収録作品共通の仕様)、FC版の問題点が解消された。 その他、細かい変更点はあるが、ゲーム性や操作感覚自体はオリジナル版を踏襲している。 **スーパーマリオアドバンス 【すーぱーまりおあどばんす】 |ジャンル|アクション|&amazon(B00005OVE7)|~| |対応機種|ゲームボーイアドバンス|~|~| |発売元|任天堂|~|~| |開発元|任天堂、エスアールディー|~|~| |発売日|2001年3月21日|~|~| |価格|5,040円(税込)|~|~| |プレイ人数|1人|~|~| //|分類|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~|~| //参考記事 ゲームボーイアドバンスのロンチタイトルの一つ。スーパーマリオUSA(スーパーマリオコレクションより)+マリオブラザーズを収録。~ マリオコレクション版を基にした移植だが、ゲームボーイアドバンスの機能を知らしめるための実験作のような役割もあってか、巨大キャラやボイスの追加など様々な追加要素があるため、純粋な移植というよりはリメイクに近い。この点はいささか不評を呼んだ。~ また、アレンジされた『マリオブラザーズ』も収録されている。『スーパーマリオアドバンス』シリーズ他3作、『マリオ&ルイージRPG』に収録された物もこれと同一で通信も可能。
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