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*奇々怪界 ~謎の黒マント~ 【ききかいかい ~なぞのくろまんと~】 |ジャンル|アクション|| |対応機種|スーパーファミコン|~| |発売・開発元|ナツメ|~| |発売日|1992年12月22日|~| |プレイ人数|1~2人|~| |分類|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~| #contents(fromhere) ---- **概要 1986年にリリースされたタイトーの業務用アクションゲーム『[[奇々怪界]]』の家庭用オリジナル作品として制作された新生『奇々怪界』シリーズの第1弾。タイトーとライセンス契約を結んだナツメ株式会社が制作・販売した。ストーリーはアーケード版の後日談であり、直接の続編に当たる。 **ストーリー 小夜ちゃんが七福神を妖怪軍団の魔の手から救い出し、妖怪たちも大人しくなって数年が立ったある日。小夜ちゃんに懲らしめられて改心した妖怪たちの親玉、化け狸の魔奴化が小夜ちゃんの神社に駆け込んできた。改心したはずの仲間たちが暴れているという。神社を襲撃してきた妖怪たちを鎮めた小夜ちゃんは、異変の背後に謎の黒マントの怪人の存在があることを察知し、その素性が海を越えてやってきた西洋妖怪軍団の首領であり、日本征服を目論んでいることを知るのであった。日本妖怪と日本の平和を守るため、1人と1匹の新たな冒険が始まった。 **特徴 本作ではアーケード版のアクションを踏襲しつつスーパーファミコン向けに操作体系が一新された。操作感覚はかなり異なるものとなっているが、アーケード版と比べると操作性がはるかに向上している。2人同時プレイ可能。 -お払い攻撃(Bボタン) --小夜ちゃんはお払い棒、魔奴化はしっぽを前方180°の範囲で振り、前方からの敵弾を弾き(一部例外あり)つつ接触した敵にダメージを与える。 -お札攻撃(Aボタン=単発攻撃・Yボタン=自動連射) --小夜ちゃんはお札、魔奴化は木の葉を投げつける。強化アイテムによって拡散弾・貫通弾の2種類に攻撃の性能が変化する。 -スライディング --進行方向に向って通常の2倍の速さでヘッドスライディングする。本作は敵の攻撃が激しいため、これをもっていかに敵の攻撃を回避するかが大きなポイントとなる。 ---足場によっては落下したり地形に挟まれてしまうこともあるため、スリル満点。 -ボンバー攻撃 --緑の水晶を取ることによって可能な緊急回避攻撃。最大取得数は3つまで。 ---小夜ちゃんは左右上下のみの狭い範囲で強力な爆風を放ち、魔奴化は威力は低めだが画面内の敵全員にダメージを与える木の葉弾を発射する。 -特殊攻撃 --Bボタンを押し続けてパワーをため、点滅が最高になった時点でボタンを離すと発動する特殊攻撃。 ---小夜ちゃんはお払い棒を前方に突き出した状態で体を回転させるお払いスピンを、魔奴化は動けなくなる代わりに一切の攻撃を無効化する無敵地蔵に変身する。ただし、各技ともに隙が大きく、パワーを貯める余裕もなかなか見出し難いのであまり使う機会はない。 **評価点 -舞台がスーパーファミコンに移ったことで操作性が大きく向上し、家庭用ならでのテンポのよさを生んでいる。 --ダッシュはできないが、テクテクとゆっくり歩いていたアーケード版の頃と比べ、歩く、お払い、お札を投げるなどのアクションがいずれもスピーディな描写でテンポがよいため、ほとんど気にならない。 -容量に限りのあるSFCだが、グラフィックはアーケード以上といってもいいクオリティ。 --オリジナルのコミカルさとキャラクターのかわいらしさはそのままに、よりポップでコミカルなデザインで統一された。 --ステージが進んでも背景自体が代わり映えしなかったオリジナル版と異なり、西洋妖怪軍団との戦いというユニークな世界観に合わせ、各ステージが大きく変化。それにあわせて豊富なギミックがステージに盛り込まれ、アクション通をも唸らせる難易度に仕上がっている。 -情緒溢れるBGM。 --神社が舞台となる1面のBGMや2面の森のBGM、敵の空中戦艦に乗り込むステージでの奇々怪界らしかぬシリアスで硬派なBGMなど、名曲ぞろいである。 **難点 -難易度が非常に高い。 --1面からしてザコの攻撃がなかなか激しく、ノーマルモードでも3面以降はほぼ上級者向けといっていいほどの難しさを誇っている。反射神経をフル稼働させて挑まないと、ノーミスはおろか、全クリア自体がまず難しい。 ---オプションでイージー・ノーマル・ハードの3段階から選べるが、イージーを選んでも難易度的にはあまり変化がない **総評 ポップな見た目とは裏腹にどちらかといえば上級者向けに仕上げられている感があるが、オリジナルのアーケード版が元々持っていた硬派な難しさを受け継いだ正統作とも言えるだろう。ただ理不尽に難しいだけの作品ではなく、なんども繰り返しプレイして覚えていけば上達が目に見えて実感できる、絶妙なバランスで成り立っているのである。 アーケード版のかわいらしいデザインを更にポップにアレンジしたキャラクターデザインや、各ステージの世界観にあった情緒溢れるBGMの数々、そしてポップさとは裏腹な玄人好みの硬派な難易度を持った本作。アクションゲームの腕に覚えがあるならぜひ挑戦してみよう。 **余談 パッケージイラストは著名な漫画家あさりよしとおが担当している。
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