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*コロぱた 【ころぱた】 |ジャンル|自律キャラおつかいアクション|&amazon(B002PK0L5C)''※amazonで購入する際は価格に注意!''| |対応機種|ニンテンドーDS|~| |発売・開発元|LukPlus|~| |発売日|2009年12月24日|~| |定価|5,040円|~| |分類|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~| **概要 主人公の女の子・ひまわりが無事にお使いに行けるようにステージを誘導していくパズルゲーム。ステージ内にはさまざまな仕掛けがあり、アイテムをうまく配置して仕掛けを連鎖的に動かし、ステージごとに設定された条件をクリアしていく。分かりやすく言うと''「ピタゴラ装置((日本ではNHK教育の番組「ピタゴラスイッチ」で有名になったのでこう呼ばれることが多いが、海外ではこのような装置は「ルーブ・ゴールドバーグ・マシン」と呼ばれ、1992年に『インクレディブル・マシーン』(PC)というタイトルで初ゲーム化されている。日本ではこの作品のローカライズのほかキャラクターを魔界村シリーズのものに差し替えた『アーサーとアスタロトの謎魔界村』(PS・SS)が比較的有名なため「インクレディブル系」と呼ばれることもあるが、いずれにせよマイナーなジャンルであり、インクレディブルシリーズや本作を含めても日本で発売されたものは多くない。))を作るゲーム」''である。~ ゲーム中にはひまわりをはじめドット絵で描かれたかわいらしいキャラクターたちが登場し、ステージの合間のやり取りも(かなりきわどいネタがあるものの)ほほえましい内容になっている。キャラクターのかわいさに釣られて本作を買ったプレイヤーも多かったようだ。 ---- **本作の特徴・魅力 しかし、そんな見た目とは裏腹に、本作は''かなり辛口のパズルゲーム''に仕上がっている。~ ~ ステージ4まではアイテムや仕掛けの数が少なく正解の配置も分かりやすいが、新しいアイテムや仕掛けの種類が増えるステージ5以降は、簡単な説明は出るが''どんな動きをするのかは実際にやってみないと分からない''ようになっている。~ また、アイテムや仕掛けの動きには物理演算が利用されており、ボールや台車の動きに慣性があったり、ボールをぶつけた位置でドミノの倒れ方が変わったり、鏡の位置で光の反射角が変わったりする。''1ドットずれただけでも全く異なる動きをする''ため、再生して動きを確認しては細かな微調整を繰り返していくことになる。~ ~ 勝手に動き回るひまわりもパズルの一要素になっており、驚かせて走らせたり転ばせて動きを止めたりして動きを誘導する必要がある。~ ひまわりには「機嫌」と「体力」のパラメータがあり、体力ゲージの量や機嫌の良し悪しで「坂を上る/上れない」「ボールを投げる/蹴る」などの動きが変わり、どちらかが0になるとひまわりが泣き出してやり直しになる。このため、ステージによっては食べ物を与えてパラメータを回復させたりわざと機嫌を悪くさせたりすることも計算に入れなければならない。~ ~ もちろん、ひらめきも重要である。一見簡単に見えるがその方法では詰んでしまう場合や、使うと見せかけて使わないアイテム、あるいは本来の用途とは違う使い方をするアイテムがある場合が多く、詰まったときは「同じことを少ないアイテムでできないか?」「別の使い方はないのか?」といった発想の転換が必要になる。~ ~ 細かな微調整とひねりの利いた謎解きがあるため、1ステージをクリアするのに数時間かかることもあるが、''「試行錯誤を繰り返して自分なりの正解((与えられたアイテムをすべて使う必要はなく、別解が複数あるステージも多い。有志がまとめた本作の攻略wikiでも正攻法から力押しの方法まで複数の解法が掲載されている。))を見つける」''のがこのゲームの醍醐味であり、答えが分かったときの充実感は普通のパズルゲームではなかなか味わえないものがある。 ---- **残念な点 ***試行錯誤型のパズルゆえに人を選ぶ 「一度詰まってしまうと先のステージに進めずもどかしい」「アイテムや仕掛けのチュートリアルがなく、使い方が分かりにくい」と指摘されることがある。また、早送り機能もないため、仕掛けが複雑な後半のステージになるほど結果を確認するのに時間がかかってしまう。難易度の高さもあり、「空いた時間にちょっとやってみる」のにはあまり向かない。 ***タッチペンでしか操作できない 認識自体は悪くないのだが、仕掛け全体を見渡す全体画面での認識が鈍く、''画面スクロール以外のボタン操作が一切できない''((十字ボタン及びABXYボタンがそれぞれの方向に対応しており、どちらでもスクロールが可能。説明書にはこの仕様についての説明は特にないが、右利きでも左利きでも操作しやすいように配慮したのではないかという指摘がある。))ため、ステージセレクトやメッセージ送りもすべてタッチペンを使わなければならないなど、やや不便なところがある。 ***現在は入手困難 ネット上のレビューや口コミなどの評価はかなり高かったものの、''生産本数がわずか5000本(しかも5000本完売)しかなく''、2009年発売のソフトにも関わらず既にプレミア化してしまっている。通販で在庫があるのはamazonぐらいで、中古でも6000円台、新品は9000円以上の高値がつくこともある。中古ゲームショップを根気よく探すと見つかることもあるが、現在は入手が非常に難しい。~ 今から始めてみようと思った方は、まずは2011年2月から配信を始めたAndroid版を手に取ってみることをお勧めする。内容はDS版のアレンジでステージの内容も若干異なるが、こちらなら''最初の7ステージは無料、入門編の23ステージもわずか350円で手に入る''。2011年9月現在、入門編までの30ステージ分しか配信されていないが、これだけでも本作の面白さを十分堪能できるはずである。 ---- **余談 -「ひまわり」「あすか もも」「こだま きらり」「おおすみ ひのとり」「ふじ2号」…など、本作の登場人物の姓名はすべて[[日本の人工衛星の名前>http://www.tsm.toyama.toyama.jp/_ex/curators/aroom/satellite/jsatellite.htm]]をもとにしている。 -2010年に開発スタッフが作成した『コロぱた 非攻略本』(設定資料集)『コロぱた 解答集』が''同人誌として''冬コミで販売された。 -2011年4月にサウンドトラック『きく コロぱた』が発売された。 -LukPlusは本作発売前に電子書籍レーベル「コロぱたコミック」(本作と直接の関係はない)を立ち上げた…はずなのだが、''このアドレスは現在、全く関係のない別のサイトが使っている''(サイトの内容がアレなので閲覧の際は注意)。レーベルが廃止されたのだと思われるが、会社HPからのリンクもなぜかそのままになっている。
''Wiki統合に伴い、ページが[[カタログ>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/4489.html]]に移転しました。''

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