「オドロキさんって女の子と付き合ったことあります?」
みぬきちゃんが事務所の椅子(といっても手品用のチェストだけど)に
腰をかけて足をぷらぷらさせながら聞いてきた。

「え? 何だって?」
その時オレは資料棚の整理に没頭中だった。全くこんなに埃がたまって・・。
ナルホドさんの辞書に「片付ける」の言葉はないのだろうか?
「女の子と、付き合ったこと、あるかって、聞いてるの!」
みぬきちゃんは怒ったように一句一句区切りながら声を張り上げた。
「あぁ、あるよ。もちろん」
やれやれ。怒らせるとしつこいからな。慌ててオレは答える。
「・・そう、なんだ。」
みぬきちゃんは何故だかふっとため息をつきながらつぶやいた。
「えっと・・、それがどうかした?」
「あの・・。みぬきね。今日、告白されたんです」
うつむきながらもごもごと答えてくる。
「へぇ~! すごいじゃない!」
オレは感嘆の声をあげた。全くみぬきちゃんも隅に置けないんだから。
しかし、近頃の中学生は進んでるなぁ。オレには彼女の一人もいないのに。
「うん・・。でもね。みぬき、困ってるんです」
もてているみぬきちゃんは何故だか浮かない声だ。
「何で? あんまりタイプじゃないの?」
「・・うん・・。まぁ・・」
「そうかぁ。それは残念だ」
いくらもてても好みと違うのでは仕方がない。
さて、やっと書類の埃がなくなった。
後は、分類して・・・。
「もう! ちゃんと聞いてください!」
みぬきちゃんは椅子から降りてオレの目の前に立っていた。
真剣な顔をしている。


「オドロキさんはみぬきのことどう思います?」
思いつめた顔で見られて、ドキリとする。

「・・どうって・・。魔術の子で・・。ナルホドさんの娘で・・」
思わずおどおどと声を詰まらせるオレに、みぬきちゃんがじれたように叫んだ。
「そういうことじゃなくて! 可愛いとか。可愛くないとか!」
「あ、あぁ・・。可愛いんじゃない?」
「いま、みぬきが言ったからつられて言ったんでしょう!」
「そんなことないよ。可愛いよ。すごく」
「本当?」
ちろりと顔を覗きこまれた。真ん丸の瞳がやばい。本当に可愛いかも。
「うん。本当に思ってるよ」
「みぬきのこと好き?」
「ん? あぁ、好きだけど」
何でそんな事を聞くのか、不思議に思いながら、流れに任せて答えた。
でも、まぁ嘘ではない。
ナルホドなんでも事務所の一員として信頼の置けるメンバーだと思っている。

「みぬきも・・!」
オレの言葉にみぬきちゃんは顔を上気させ幸せそうに顔をほころばせていた。
「みぬきも好き・・」
そう言うとみぬきちゃんはオレに抱きついてくる。
そして目を瞑り顔を上にあげた。
ぷっくりとした桜ん坊のような唇がつややかに光っている。

唇があまりにも愛らしかったからか。

そのときオレは、相手は子供だとかナルホドさんの娘だとかが、
何故だか気にならなくなっていた。
気がつくと、何かに魅入られたように唇をあわせていた。


ぎゅっと抱きしめるとみぬきちゃんの心臓の音がすぐ近くで聞こえる。
積極的な行動とは裏腹にドクンドクンとすごい勢いで脈打っていた。
緊張、してるんだ。
みぬきちゃんの緊張がオレにもうつってきたようだ。顔があつい。
「オドロキさん。顔、赤いです」
唇を離すとみぬきちゃんが笑いながら言ってきた。
「みぬきちゃんこそ」
みぬきちゃんは顔を上気させ夢のように笑っている。桜の妖精みたいだった。
「あの、お願いがあるんです」
何でも叶えてあげたいと思った。
「みぬきの・・。はじめての人になって欲しいんです」

「・・わかった」
オレはうなづくとみぬきちゃんのワンピースの肩ひもをずらす。
胸に手をいれるとみぬきちゃんはビクッと肩をこわばらせた。
「大丈夫だよ。オレにまかせて。」
まだ、淡いふくらみの乳房をゆっくりとなでる。
そして、乳首を円を描くように転がしていく。
「ん・・ふぅ・・」
みぬきちゃんの息がだんだん荒くなってきた。
乳首もぷっくりとたってきている。
「キス・・キスしたい、です」
息を弾ませながらみぬきちゃんがつぶやいた。
それがすごく色っぽくて下半身がぞくりとなる。
「うん。」
オレが顔を近づけるとみぬきちゃんから唇をあわせてきた。
ちゅっちゅと小鳥のようにせわしなく口付けてくる。

・・可愛いな。たまらなくなってきた。

下腹部に手を伸ばし、うっすらとした茂みの中に指をいれた。
まだ何もしていないのにとろりとした愛液が溢れている。
「はじめてなのに。すごいね」
オレがそう言うとみぬきちゃんはますます顔を赤らめた。
「・・はじめて、だから・・。すごく・・て」
口付けをしながら、溢れた愛液をクリトリスにまぶし、軽く指の腹でこする。
「あ・・やぁ・・」
ますます液が溢れて指を伝う。

そんなみぬきちゃんの様子にオレの方も我慢できなくなってきた。
「すごく。痛いと思うけど。力、ぬけるかな」

下着を脱ぐとオレのシャトルがひゅんと弓なりのように揺れる。
「ふふ・・。髪の毛と同じですね」
それをみてみぬきちゃんがコロコロと笑った。
・・まぁいい。笑ってくれた方がリラックスできるし。
「・・いくよ」
シャトルをみぬきちゃんの入り口にあわせる。
そして一気に腰を落とし、貫いていく。
「・・いたい! いたぁ! 痛いよ・・! や、あ。やめ・・!」
直前まで笑っていたみぬきちゃんだったが、やはり相当な激痛なのだろう。
足をばたばたと力の限り振るわせ、はずそうと腰をひいてくる。
「こ、ここ、で。やめたら・・。もっと痛いんだよ」
オレはみぬきちゃんのキックの洗礼を受けながらも、心を鬼にして腰をしずめる。
膣がキリキリに絞め殺さんばかりにきつくなっていくのを、なだめながら押し進める。

「・・全部。入ったよ」
「・・本当?」
「本当だよ。いまは痛い?」
「うぅん。・・大丈夫」
みぬきちゃんがそろそろと結合部分に手をのばす。
オレのシャトルは、すっぽりと秘所につつまれ、見えなくなっている。
「これって、入ってるんだね」
ホッとしたのか、みぬきちゃんはやっと笑顔をみせた。
「すごいな。入っちゃうんだぁ」
オレのお腹をするりとなで草むらに指をからませる。
「良かった・・。これで、痛いの終わりだよね」
そう言われて、オレは困ってしまった。
「ごめん。これから、ちょっと動くんだ」
みぬきちゃんの笑顔が石の様に固まる。
そんなみぬきちゃんがたまらなく愛しくなってオレはまた口付けていた

「一番痛いところは終わったからね。大丈夫」
オレはみぬきちゃんの髪の毛をなでながら言った。
くせのないさらさらとした手触りが心地よい。
「息を吸って、吐いてってしてごらん」
みぬきちゃんは慎重な面持ちでそれに従う。
「すー・・はー・・・」
「動くよ」
ゆっくりと腰を動かす。
抜き差しするたびにクチュッと湿った音が部屋に響いた。
みぬきちゃんが呼吸するごとに胸が上下する。
まくりあげたワンピースの下から、薄茶色の小さな乳首が見え隠れしていた。
乳首を口に含み、舌で転がす。
「ひゃ・・」
膣がきゅんと収縮した。
「・・や、ん・・」
みぬきちゃんはむずがゆそうにもぞもぞと身体をくねらせた。
オレはかまわず抜き差しを繰り返しながら、乳首を舌で撫で上げていく。
「な、なんか・・へんなかん・・じ」
荒い息を吐きながらみぬきちゃんが言う。
「オ・・オドロキさん・・も・・抜いて・・」
「痛い?」


みぬきちゃんは眉根を寄せていまにも泣き出しそうな顔をしている。
「おしっこ・・もれ・・そう・・」
その言葉にゾクッとした。
オレのものがみぬきちゃんの中で一際大きくなってしまう。
「わ、わかった。」
最初よりも激しく腰をグラインドさせていく。
どのみちスイッチが入ってしまったようで、自然と動きがはやくなる。
「はや・・はやく・・! もれ・・ちゃぅ・・」
みぬきちゃんのかすれた声が甘い快感をよぶ。
「う・・うん・・。オ、オレもい・・く・・」
急いでシャトルを引き抜く。みぬきちゃんのおなかに白濁したものを放った。

余韻に浸る間もなく、みぬきちゃんは、オレがざっと身体をティッシュで拭ってあげると
すぐにトイレに駈け込んで行ってしまった。
トイレに間に合ってほっとしたような。残念なような。
シャトルにはみぬきちゃんの血液がついていたようだ。
ティッシュで拭うとピンク色にそまった。

着ていた洋服を洗濯機に放り込みスタートさせる。
それから2人でシャワーを浴びた。
石鹸をふわふわに泡立てて、お互いを洗いあう。
泡に包まれた乳房はマシュマロのように柔らかで、股間がうずく。
再び大きくなったオレを見て、みぬきちゃんはイタズラっぽく笑った。

とても幸せな一日だった。
こんな日がずっと続いたらいいなと思った。


まさか、実の妹だなんて、この時のオレには思いも寄らないことだった。

最終更新:2020年06月09日 17:49