ミツミク投下
「検事」から一年後という設定。
ではどうぞ



その日の夜、御剣はひどく酔っていた。
成歩堂から急に呼ばれて行った彼の事務所でさんざ酒を飲まされたのだ。
「ぬぅ・・・、頭が・・・。」
元来酒はあまり強くない御剣は重い足を引きずるように帰路に着いていた。


「ミーツールーギーすぁーんっ!」
ふと後ろから少女の声がした。
聞き覚えのある声に御剣は振り向く。
「あー、やっぱりミツルギすぁん(さん)だぁ。」
「ミクモ君ではないか・・・。どうしたのだ、こんな時間に。」
「そういうミツルギすぁんこそぉ、今帰りですかぁ。」
美雲はふらふらと御剣に近づいていく。
そこで御剣はやっと気づいた、彼女が普通ではないと。
顔も真っ赤だし、息がひどくアルコール臭い。
「ミクモ君、まさか君は酒を飲んだのではあるまいな?」
「えぇだってぇ、私ももう大学生ですよぉぉ。」

あの一連の事件から約一年が経ち、美雲は都内の大学に進学していた。
確かに、大学に上がればサークルなどに入って酒を飲むということも、不思議ではなかろう。
御剣は、だがそこは泥酔していても法曹界の関係者であった。
「しかし君はまで未成年であろう。まだ酒を飲んでもいい歳ではないぞ。」
「もー、御剣さんは頭固いなぁ。
ミツルギすぁんは大学のときはしょういう体験しなかったんですかぁ・・・?」
「私はその頃はもうロースクールに通っていたからそのようなアレとは無縁だったのだが・・・。
普通の大学生というのはみんなこういうものなのか?」
「そぉぉーですよぉー・・・。」

その場で二三、話のやり取りをしたが、美雲をどうにかして家に帰さなくてはなるまい、と御剣は考えた。
幸い美雲の一人暮らしのアパートは御剣の自宅から徒歩5・6分程度で着く程度である。
「さて、今日はもう遅い。早く家に帰りなさい。
幸い君の家は私の家から近い。送り届けてあげよう。」
「はぁい。・・・あ、泊っていきます?」
「ム、それは断る・・・。」
「えー遠慮になくていいのにぃ・・・。」
やれやれと思いつつ御剣は美雲に肩を貸しながら彼女の家にむかうのであった。

がちゃりと音が鳴った。
中に入るなり美雲は廊下にべたりと座り込んで動かなくなってしまった。
「ちょっ・・・、ミクモ君。そこに座り込んでもどうしようもないだろう。」
「うぅーん・・・、だって頭痛いんだもん・・・。気持ち悪いよぅ・・・。」
「全く・・・。酒の飲みすぎだ。それは。」
御剣自身酒の飲みすぎでひどく頭痛に悩まされているので、人のことは言えないということはある。
だが今は美雲をはやく寝かすことが重要である。
「ミクモ君、ほら起きて、布団で寝るんだ。」
「もう立ちたくないぃ・・・。運んでぇ・・・。寝室しってるでしょぉ?」
「そんなことはいってもだな・・・。」
御剣は以前糸鋸刑事と共に美雲の引越しの手伝いをしているので、美雲の家の部屋の配置は知ってはいる。
流石にもう早めに帰った方がいいようなしてきた御剣だが。いかんせん美雲が今の場所から”てこ”でも動そうにない。
仕方がないので御剣は、多少強引にでも彼女を寝室に運ぼうとした。

「仕方あるまい。大人しくしていろよ。」
「えっ・・・。何を・・・。
え、ちょっと、待って下さいよ・・・!」
美雲が驚くのも無理はなかった。
御剣は今、美雲の肩の辺りと太ももの辺りを抱えている。
所謂お姫様抱っこと呼ばれるものである。
「ちょ・・・ちょっと、降ろして・・・!」
「君が自分自身で動かないなら仕方ないだろう。
ならば自分で動くかね?」
「うう・・・。」
恥ずかしそうにしている美雲を余所に、御剣は至って冷静に物事をはこんでいた(つもりでいた)。

寝室のドアはゆっくりと開いた。
御剣はベッドに着くと美雲をゆっくりと降ろした。
「あ、ああ有難うございます。
え、えぇと・・・。オヤスミナサイッ!」
美雲はそういって一旦横になった。
しかし、美雲の顔を見つめたまま、今度は御剣が動かなくなってしまった。
「も、もうなんなんですか!?
私の顔に何か付いてます?」
美雲は上半身だけ起こし御剣を睨んだ。
御剣は――――美雲の左頬に右手を添えた。
「な・・・!?///////
何なんですか一体?冗談はよしてください!」
「いや・・・、冗談ではなく君は美しい。」
「な・・・、いきなり何を言い出すんですか!おかしいですよ、もうっ」
「いや、おかしくなんかない。」
御剣は右手をそのまま美雲の顎に伸ばし、彼女の頭を指へ軽く押し上げる。
そして自身の顔を美雲の顔に近付ける。
「・・・!?」
美雲にとっては衝撃であった。
いつも冷静沈着な御剣が今日はどうしてしまったのだろう。
外で会った時にはまだいつもの彼らしさが残っていた。
思えば自分を寝室に運ぶ途中だったのだろうか。彼の中の”漢”が表出化したのは。

唇は静かに、ゆっくりと重なった。
美雲はこの時間がひどくゆっくりに思えた。一生続くような錯覚さえおぼえた。
いや、それだけではなかった。
御剣は舌を強引に美雲の口内に進入したのだ。
「ん・・・、んん・・・っ。」
美雲は御剣の肩を叩くがそれ以上の抵抗はしない。
そもそも美雲はキスをされる前にもっと抵抗できたはずなのだ。
それをあえてしなかったのはただ単に美雲が酔っているだけなのか、それとも。

「抵抗しないのだな。」
顔を離した御剣は美雲の上着に手をかけながらそういった
「ミツルギさん・・・。」
自分の中で決心がついたのか、美雲は御剣の首に両手を回し、今度は自ら御剣にキスを求めた。
「んっ、くちゅ・・・。」
部屋内に唾液のいやらしい水音が響く。
御剣が上着の最後のボタンを外すと、ピンク色の下着が露になった。
美雲のまだ発育中の乳房は、手にちょうど収まる大きさであった。
「ミツルギさん・・・、恥ずかしいよ・・・。」
「大丈夫だ。」
御剣はブラジャーのフロントホックを外し、乳房を手で鷲掴みにし、揉み始めた。
親指で乳首を弄る。
「んん・・・///、イヤ、ミツルギさんっ・・・。」
御剣はは美雲の乳首を今度は口で弄り始めた。
乳首を弄っていた右手を美雲の太ももへ伸ばし、ミニスカートの中へ。
まるでその感触を楽しむように触った。
美雲の太ももはそれに反応して一気に固くなる。
「ミクモ君、初めてかね?」
「あ、当たり前ですっ!」
「そうか、その割にはもう充分に濡れているではないか。」
「そ、そんなこと・・・。」
美雲の膣はピンク色の下着を通してじっとりと濡れていた。
御剣は早速下着を脱がしにかかる。
「え・・・、その、やるんですか?やっぱり・・・。」
「いやなら止めるが?」
御剣は意地悪に美雲から離れようとした。
すると美雲が御剣の首に回した両手に力を入れる。
「イヤ、です・・・。止めないで・・・。」
御剣は恥ずかしそうに顔を赤らめ下を向く美雲に少し興奮をおぼえつつ、今度は下着を完全に脱がした。
御剣は、濡れてはいるがまだ初々しい綺麗なピンク色の美雲の膣を、まじまじと見つめた。
「ミ、ミツルギさん・・・。」
美雲は恥ずかしそうに顔を赤らめていたが。すぐに自らの脚を広げ、御剣を受け入れる準備をした。
「ミクモ君・・・。」
御剣はベルトを緩めるとズボンと下着を下げて、自らの性器を取り出した。
そしてそのまま美雲の膣の入り口へとあてがう。
「ミクモ君、入れるぞ?」
「は、はいっ・・・!」
御剣は、これから来るであろう痛みに耐えようと歯を食いしばっている美雲に興奮しつつも、陰茎を一気に膣内に差し込んだ。
「イヤァァァァッ!い、痛いぃ・・・!」
「大丈夫か、ミクモ君!」
「だ、大丈夫ですから・・・、続けて・・・!」
「う、ウム・・・。」
陰茎を奥まですっぽりと膣に入れた御剣は、再び美雲と舌を絡めあった。
そして腰をゆっくりと動かし始める。
「んんっ・・・、あっ、いやぁっ・・・!」
「ミクモ君、大丈夫か?」
「ぁんっ、大丈夫、ですぅ・・・!キモチィ・・・!」
御剣の腰は少しずつ速くなっていった。ベッドのギシギシと軋む音も大きくなる。
「ん・・・んん・・・!んあぁ・・!ミツルギさぁん・・・!」
「クっ・・・!ミクモ君、いくぞ・・・!」
「いやあぁぁぁぁ・・・!」

2人がビクッと大きく波打ったとき。
美雲は体の中に熱い何かが入り込んでくるのを、薄れゆく意識の中で感じていた

―――
――

「大丈夫か、ミクモ君?」
「ん、うぅん・・・。」
美雲が目覚めてすぐ、御剣は美雲の上半身を起こし尋ねた。
泥酔して理性も失っていたとはいえ、少女の体の中で射精してしまったことに対する罪悪感からであった。
美雲は大粒の涙で泣き始めた。
「う・・・、うぐっ、ひっく・・・!ひどいですよミツルギさん!
何もその・・・、中で出さなくたって・・・・!」
「うむ・・・、すまない・・・。」
「その・・・、妊娠しちゃったらどうするんですか!」
「すまなかった・・・。」
「責任とってくださいよっ!」
「う、うむ・・・。」
「子供は二人欲しいですっ!」
「うむ・・・。
ちょっと待ちたまえ。なぜ今そんなことを言うのだ?」
「ふふ、冗談ですよ。ミツルギさんにならしょうがないかなって・・・。
それに一昨日生理きたばっかだから妊娠もないですって。たぶん。」
美雲は零れる涙をり拭き取りながら無理やり笑って見せた。
「それならいいのだが・・・。しかし本当にすまなかった・・・。」
「大丈夫ですって!言ったでしょ?ミツルギさんにならしょうがないかなって。」
「ミクモ君・・・。」
御剣は少し微笑んで美雲の髪を撫でた。
美雲も甘えるように御剣の胸に収まった。
「今夜は二人で寝ましょうね。」
「うむ。もう一度がないという保障はできんがな。」
「うっ、うーん。それは困るかなぁ。」
意地悪く笑う御剣に美雲は苦笑いを浮かべた。
「冗談だ。さぁ、今日はもう遅い。早く寝よう。」
「はい、おやすみなさい、御剣さん。」
そうやって2人はもう一度唇を重ねてからベッドに身を沈めた。
明日仕事がなければいいのに、と御剣はらしからぬことを思いながらねむりにつくのであった。



最終更新:2020年06月09日 17:38