逆転検事4話の後の話のつもりです

ちょっと冥が積極的すぎるかもしれません



今日は色々なことがあった。
殺人事件、実現しなかった法廷デビュー、ヤタガラス、失踪した葛……。
さすがの御剣にとっても刺激の強い日だった。
夕食後、御剣は風呂に入ってようやく一息つこうとしていた。

頭を洗い終わったあと、ふと脱衣所から物音がする事に気付く。
振り返ると、扉の向こうにうっすら人影が見える。
誰だろうと思っていると、いきなり扉が開き、そこに立つ人物を見て御剣は目を疑った。
なんと、そこには冥が全裸で立っていたのだ。
一応タオルで前を隠してはいるが、発育途中の美しい裸体が殆ど見えてしまっている。
突然の出来事に絶句する御剣に、冥は恥ずかしげにポツリと呟いた。
「……一緒に入ってもいい?」
「な、な、何を言っているのだ!」
我に返った御剣は赤面しながら目を逸らし、自らの下半身を隠して叫んだ。
「ダメなの?」
「当たり前だろう!」
「どうして?子供の頃はよく一緒に入ったじゃない」
「あれは君が幼かった頃だろう!」
確かに冥がまだ幼い頃に何度か一緒に風呂に入ったことがある。
だが、あの頃の冥は完全に子供だった。
今の冥は子供とはいえ、もう13歳だ。
体つきも大人の女へと近付き、もはや男と一緒に風呂に入る年齢ではない。

「今日は一緒に入るって決めたの。弟は姉の言う事を聞くものよ」
そう言って、御剣の制止も聞かず、冥は浴室内に入ってきた。
(なんなのだ、この子は……)
冥が突飛な行動をとるのはいつもの事だが、これはさすがに真意がわからない。
しかし、冥は一度決めた事は絶対に曲げない子だ。
諦めた御剣は目を瞑り、見ないようにしてやり過ごそうと思った。

背中を向けている御剣を見て、冥はポツリと呟く。
「……見ないの?」
「!?」
「やっぱり子供の体には興味ない?」
悲しげに呟く冥の声に、御剣はますます困惑した。
(何を言っているのだ!?ま、まさか、見て欲しいのか……!?)
13歳といえば性に興味がある年頃。
(まさかそういうつもりで……?)
御剣が混乱していると、冥は隣で髪を洗い始めた。
その隙に、御剣はつい目を開けて冥の体に目をやってしまう。
そして改めて見る冥の裸体に息を飲んだ。

白く美しい肌、年齢の割に大きく育った乳房、プリンとした形の良い尻、細くしなやかな線を
描く腰、薄い毛に覆われた秘所、スラリと伸びた手足……
まだ完全に大人の女とは言えないが、男を欲情させるには充分な体だった。
御剣は下半身が一気に熱くなるのを感じる。
(しばらく見ない間に随分と女らしい体つきに……な、何を考えているのだ私は……!)
13歳の少女に欲情してしまった事に罪悪感を感じ、目をそらそうとするが、どうしてもチラチ
ラと目が行ってしまう。
冥が少し動くたびに小刻みにプルプル揺れる乳房が、ますます男の本能を激しく刺激してやま
ない。

そうしているうちに、髪を洗っていた冥がパッと顔を上げ、目が合ってしまった。
「……見てたの?」
「み、見ていない!断じて見ていない!」
御剣は慌てて後ろを向き、体を洗う為にスポンジを泡立て始める。
冥の体に見惚れていたのがバレてしまい、御剣は恥ずかしさのあまり穴にでも隠れたい気分だ
った。

そんな御剣を見て、冥は笑顔で言った。
「ねえ、私が洗ってあげる」
「ム?」
「貸して」
冥は御剣の手からスポンジを奪うと、彼の背中をこすり始めた。
「必要ない、自分で洗う」
御剣は慌てて既に大きくなっている下半身のモノをタオルで隠し、断ろうとしたが、彼女はや
めない。
「遠慮することないわ。昔はよくこうやって背中流してあげたじゃない」
「ム……」
とりあえず股間の部分さえ見られなければいいかと思い直し、冥の好きにさせることにした。
しかし冥の裸体がすぐ近くにあると思うと妙に意識して体が強ばってしまう。
理性が徐々に薄れていくのを感じ、御剣は早くこの時が終わって欲しいと願った。

しかし、そんな御剣の気持ちとは裏腹に、冥は思いもよらない行動をとる。
「!?」
なんと、冥が自らの体を御剣の背中にこすりつけ始めたのだ。
「な、何をしているんだ冥!」
「だって怜侍の背中って広いし、こんな小さなスポンジじゃ洗うの大変だもの。こうやって全
身を使って泡を広げたほうが楽だわ」
「し、しかし!」
冥の柔らかでスベスベした肌の感触が直に伝わってくる。
柔らかい二つの膨らみ、その先端、下半身の薄い茂みに覆われた部分の感触も……。
この状況で冷静でいられる男など居るはずがない。
御剣の理性はもはや崩壊寸前だった。
必死で理性と戦う御剣の隙をつき、冥が彼の股間を隠すタオルを奪い取る。
「!!!!」
「怜侍のそこ……大きくなってる」
完全に固くそそり立った御剣の肉棒が晒される。御剣は慌てて隠すが、もう遅い。

「怜侍……私の体で興奮してるの?」
「…………」
御剣は真っ赤な顔でうつむく。
冥に嫌われた。
そう思ったが、彼女の口から出てきた言葉は意外なものだった。
「嬉しい……」
「!?」
予想外の台詞に驚き、御剣は冥の顔を見る。
冥は顔を赤らめながら、小さな声で言った。
「だって貴方はいつも私を子供扱いするんだもの。貴方に女として意識された事が嬉しいの」
「冥?……嫌じゃないのか?」
「嫌なら一緒にお風呂に入るわけないでしょ。……そのつもりで来たのよ。貴方にそういう対
象として見てもらいたいから。その……貴方と……そういう事がしたいの」
「な……何!?」
まさか……
確かに彼女の行動は不自然だったが、まだ13歳の少女が肉体関係を求め誘ってくるとは……。
御剣は妹のように思っていた少女の大胆な言動に、これは夢なのかと疑った。

そして、冥はしばらく黙ったあと、覚悟を決めたように口を開いた。
「貴方のことがずっと好きだったのよ!でも私のこと子供扱いばかりするから、無理矢理にで
も女として見てもらいたかったの!」
そう叫ぶと、御剣に抱きつき、上目遣いで彼を見上げた。
「して……エッチなこと……」
その顔はゾクリとするほど妖艶に映った。
この子は本当に13歳なのだろうか。
大胆な言動も、その表情も、少女のものとは信じられない。
御剣の理性が音を立てて崩れていく。

「冥……」
御剣はもはや耐えきれず、冥の体をぎゅっと抱きしめ、唇を奪った。
冥は一瞬驚いたようにビクッとしたが、すぐにウットリと目を閉じ、彼に身を任せた。
舌を口内に差し入れると、冥も恐る恐る舌を絡めてくる。
最初はお互いぎこちなかったが、徐々に激しさを増し、夢中で濃厚な口づけを繰り返す。
上手とは言えないが、初めて味わう官能的なキスに興奮は高まる一方だった。

しばらくそうして抱き合った後、御剣は冥の体を床に倒し、上に覆い被さる。
背中に固くひんやりとした床の感触が伝わるが、今の冥にはそれすら気持ち良かった。
再び激しい口づけを交わし、御剣は唇を徐々に下へとずらしていく。
首筋、鎖骨と、口づけるたびに、冥はピクンと反応する。

そして、薄い桃色の先端に触れた時、より強く体を震わせた。
「きゃっ」
思わず声をあげる冥。
その反応に嬉しくなった御剣は、その部分をじっくりと責め続ける。
舌で何度もつついたり、舐めたり、音を立てて吸ったり……
そこはどんどん固くなり、冥の息は乱れていく。
口でその部分を念入りに責めながら、手は体中を優しく撫で回した。
「あ……ん……ゃん……っ」
僅かにもれる甘い声が浴室に響き、御剣の欲望をますます刺激する。

唇を移動させ、全身に口づけを続けた後、まだ誰も触れた事がないであろう割れ目に指を這わ
した。
「やっ……そこは……!」
薄い毛に覆われたそこは既にぬるぬるした液体で濡れており、触れるとクチュッと音がする。
毛をかきわけ指で開くと、ピンク色の秘部が濡れて光っていた。
御剣は興奮を隠せず、思わずそこに口を付け、舌で舐めあげた。
「ひゃっ……!いやあっ」
今までより大きな反応に、御剣の興奮が高まる。
どんどん溢れ出てくる愛液を音を立てて貪ると、そのたびに冥の声が激しくなる。
「ああっ、はぁん……っ、れい……じ……もう……おかしくなるぅ……!」
冥は耐えきれない様子で、御剣の頭を手で押しのけようとするが、御剣は構わずそこを責め続
けた。

「ぅん……っ、あぁん!あんっ、あ……あああっ!」
一際大きな声を出し、ビクンッと冥の体が跳ね上がる。
その後、フッと力が抜けたようにグッタリとした。
「もう達したのか」
「…………」
生まれて初めて味わった快楽と絶頂に、冥は虚ろな目で放心状態になっていた。
その表情がどうしようもなく色っぽく見え、御剣は冥の耳元で囁く。
「冥、私ももっと気持ち良くなりたいのだ」
「……え……?」
「入れてもいいか……?」
「!…………うん」
意識がハッキリしてきた冥は、御剣の言葉の意味を理解し、戸惑いながらも頷く。
それを見た御剣は体を起こし、そそり立った肉棒を、冥の濡れそぼった部分に触れさせた。
一瞬だけ怯えた目をした冥だが、覚悟を決めたように目を瞑る。
「いくぞ……!」
そう言うと、御剣は中に押し込め始めた。
「……!いっ……!」
痛みに顔を歪める冥。

御剣は冥が痛がらないようゆっくりと押し進める。
初めて異物を受け入れるそこは、かなり狭く、締めつけるようだった。
御剣は心地よさに思わず激しく突き上げたい衝動に駆られたが、初めての冥相手にそうするわ
けにはいかない。
「痛いか」
「い、たくない……っ!」
こんな時にまで強がろうとする負けず嫌いな彼女に、御剣は思わず笑みを浮かべる。
冥の痛みが少しでも紛れるように何度も口づけをしながら、肉棒を奥に押し進めた。
奥まで入れると、冥が落ち着くまで待ってから、腰を動かし始めた。
「あっ……くぅ……っ」
まだ痛むようだが必死に耐える冥を見て申し訳なく思いつつも、気持ちよさから動きが徐々に
激しくなっていく。

「う……んっ……」
御剣の息が荒くなってきた頃、冥の反応にも変化が現れた。
「んん……はぁっ……ぁん……」
その声には苦痛ではなく、明らかに甘さが含まれている。
痛みから快楽に変化してきた様子の冥に、御剣はもう耐えきれなくなり、夢中で腰を振った。
「冥……!」
「ああっ!やぁんっ!怜侍ぃい!」
激しさを増していく動きに、お互い限界が近かった。
「怜侍……好き……!」
「冥、冥、め、い……!」
達する瞬間、肉棒を引き抜いた御剣は、冥の腹の上に欲望をぶちまけた。


――全て終わったあと、寄り添いながら湯船に浸かる二人の間に沈黙が流れる。
先程までの盛り上がりが嘘のように、静かに時間が過ぎていく。

(少女に手を出してしまうとは……取り返しのつかない事をしてしまった)
今更ながら罪悪感に悩む御剣の表情を見て、ようやく冥が口を開いた。
「後悔してる?」
「ム……」
「私は後悔なんかしてないわ。怜侍は私と恋人になるのは嫌なの?」
「そ、そんな事はない」
「本当?」
冥は嬉しそうな笑みを浮かべ、御剣に抱きつく。
(こういう表情はまだ子供なんだが……)
先程までの艶めかしい表情とのギャップに、御剣は苦笑した。

突然出来てしまった13歳の恋人。
罪悪感は感じるが、こういう関係も悪くない、と御剣は思った。

最終更新:2020年06月09日 17:22