「春美ちゃん悪いんだけど千尋さん呼んでくれるかな?」
「どうかしたのですか?」
「また裁判に詰まったんだ…」
「わかりました。仕方ないですね。それじゃあ呼んできます。」トボトボ
…
「どうしたの?成歩堂君?」
!
声に振り向くとスラリとした女性が不思議そうにこちらを眺めて立っていた。
服装に違和感があるがまぎれもなくその風貌はかつての上司である。
「千尋さん!どうしたのじゃないですよ。」
「そうね…またピンチにでもなったのかしら」
「そうなんです。というわけで僕の…先輩の事務所まで来てもらったんです。」
「あの世からね。」
フフッと笑う。
さらりと恐ろしいことを言うところは相変わらずのようだ…
「それで?」
うん?とやや上目使いで覗き込む姿はもはや少女のものではなかった。
言おう…言ってしまおう。
「僕、あれからずっと独り身なんですよ」
「それで…僕ある人に想いを告げたくて…」
「あなたも色々大変のようね。それでそのある人って誰なの?」
「それは…」
「?」
「それは千尋さん…です。」
「!」
「ば、馬鹿言わないで。私は死んでるのよ?今更そんな…」
「でも千尋さんならそこにいるじゃないですか…」
「!」
「ダメよ。それにこの娘は親戚の娘よ」
「そうですね。でも…」
「?」
千尋の頭に不吉な予感がよぎる。
「今の千尋さんが僕にかなうかなぁ…?」
「!」
ドスッ
千尋は一瞬にして気絶させられてしまった。
…
「な、成歩堂くん…?」
目を覚ますと辺りは暗く重苦しい空気が漂う。
地下室にでも連れてこられたのだろう。
何をしても無駄であることは賢い千尋が理解するのに時間はかからなかった。
「僕もう我慢の限界なんですよ」
「違うわ。あなたは…あなたは私の知ってる成歩堂君じゃない!」
「ククク…僕は僕ですよ。ずっとあなたに憧れていたんです。」
「それに生を実感するのにこれほど素晴らしいものはありませんよ」
「!」
中略
「やめて!体はこの娘のものなのよ。お願いやめて!……あっ!……くっ…」
「っ……すごい…さすがに幼いだけある…」
「ハアハア…成歩堂クン……」
「千尋さん……すごいです…僕……もう…」
「まだ駄目よ。…ンッ……我慢…して……」
続く?