ある日、茜は成歩道に相談していた。
「あの、私何か足りないような気がするんですよ」
「それは一体どういうことだい?」
「足りないというか、欲求不満のほうが近いかなぁ」
「欲求不満か・・・」
どうやら茜の精神的不満についての相談だったようだ。

「ふむ、では茜ちゃん、人間に必要な欲3つを知っているかな?」
「え、えっと・・・何でしたっけ?」
「知らないのか、カガク捜査官志望だったのに」
「うっ・・・」
茜は地味に痛いところを突かれ少し凹む。

「人間に必要な欲3つ・・・食欲、睡眠欲、そして・・・性欲。
さて、茜ちゃん、この中で自分で足りないものは何かわかるかい?」
茜は考えた。
まず食欲・・・まあ、かりんとうとかも食べてるし、ご飯も特に偏ってないからいい・・・。
次に睡眠欲・・・最近は何故かぐっすり寝られるようになったし、これもいい・・・

そして、性欲・・・・・・・・・・・・

茜は顔が真っ赤になる。
「どうやら性欲のようだね」
「!な、か、勝手に決めつけないでください!」
「じゃあ何でそんなに動揺するのかな?」
それもそうだった。特に何もなければ動揺なんてするはずがない。

「で、でも・・・そんな性欲なんて・・・」
「まあ、恥ずかしがる気持ちはわかるよ」
成歩道は茜をなだめようとする。

「ちょっと気持ちを落ち着かせよう。紅茶を持ってくるね」
「あ、ありがとうございます」
成歩道は扉の向こうへ行ってしまった。

(でも、やっぱり最近・・・)
とまで考えたところで茜は考えを頭の中でもみ消す。
首を横にブンブン振ったりなどして。

「どうしたの?そんなに首振って」
「いいいいいや、ななななんでもないです」
明らかに動揺している。見抜く必要などないぐらいに。

「ほら、紅茶いれてきたよ」
「ありがとうございます」
茜は紅茶を口に運ぶ。
それが怪しいとも何とも思わずに。

さて、茜は紅茶を飲んだ。何も知らずに。
「あ、何か落ち着いてきたかも・・・」
「そう、それは良かった」
成歩道は笑顔を見せる。

「ところで、茜ちゃん、今日は裁判で証人になるんだろう?」
「あ、はい、そうですけど」
実は、茜は近くの公園で起きた事件の証人になることになっていた。
事件現場の状況等に関して。
「そろそろ時間じゃないかな?」
「あ、本当だ。それじゃ、失礼しました」
と言って茜は事務所を出た。

茜が事務所を出た後、成歩道はボソッと
「あまり暴れないほうがいいよ・・・君のためにも」
と言った。


さて、場所は変わってここは地方裁判所被告第二控え室。
担当弁護士王泥喜法介と茜は会話していた。

「じゃあ、用があったら呼びに来ますからちょっと待っててください」
と言って王泥喜は出て行った。

茜は一人で事件の資料を整理していると、なにか冷たい物が股を伝った。
いきなりの冷たさに茜は股をのぞくと、愛液が伝っている。
「な、何これ・・・!?」
茜は驚くが、どうしたらいいかわからない。
もしかしたら何か飲まされたかと思って、これまでにあったことを整理する。

まず、成歩堂さんの事務所に行って、成歩堂さんに悩みを聞いてもらって、
それで悩みの原因がわかって、紅茶をもらって・・・

ん?紅茶?

正直信じられなかったが、多分あのタイミングしかない。
あの紅茶の中には媚薬か何かが入っていたんだろう。
身体が疼いてしまって仕方がない。アソコも。

「ど、どうしよう・・・」
茜はトイレに行って始末しようと思った。急いでトイレに向かう。

しかし、理性はボロボロと崩れていき、彼女を性欲が襲う。
もう本能むき出しになってしまうのも時間の問題だった。

茜はトイレに言った瞬間に理性が崩壊した。
気がついたときには手は秘部へ伸びている。
パンツを脱いで、直接自分のアソコに触る。
「んっ・・・」
茜は喘ぎ声を漏らし、愛液は限りなく出続ける。

身体が疼く。秘部が濡れる。手は動きを止めない。
いやらしい水音がして、手はびっしょりと濡れている。
「んっ、んぁぁ・・・」
手は止まらない。喘ぎ声も止まらない。
手は自分のクリトリスを刺激して、その衝撃で茜は身体を思い切り反らせる。

「ああっ!!」
茜はそろそろ限界だった。もう少しで絶頂に達する。
本能は早くイこうとして、手を激しく動かす。

「はあああああぁっ!!」
茜は達し、グッタリとした。

茜はまだ物足りないようだった。イったのに、まだスッキリしない。
本能はとうとう茜に男を求めるように命令する。

トイレから出ると、控え室には一人の男が。
「茜さん!早くしてください、もう始まっちゃいますよ裁判!」
王泥喜は練習した自慢の声で叫ぶ。
茜は俯いて何も言わない。

「茜さん?」
王泥喜は茜の顔をのぞこうとした時、王泥喜は茜に押し倒された。
「王泥喜クン・・・私もう限界」
「な、何言って・・・」
わけのわからない王泥喜はそのまま茜に唇を奪われた。

「んっ、ちゅく・・・」
舌を絡めて、深く深くキスをする。水音が響く。

王泥喜はもう少しで崩れそうになった理性を保ち、茜を突き飛ばす。
茜はよろめき、仰向けに倒れる。

「な、何するんですか!時間が無いって・・・い・・・」
王泥喜は段々声が小さくなる。
たまたま目線の先が股だった。
ぐっしょり愛液で濡れている。

「王泥喜クン・・・早く・・・」
いやらしい声で茜は王泥喜を招く
王泥喜の理性は崩壊した。

王泥喜は茜の問題の愛液でぐっしょり濡れた部分へ顔を近づけ、
割れ目を舐める。

「んっ・・・くふっ・・・」
茜の喘ぎ声にも関わらず、割れ目を舐め続け、舌を挿れる。
「んんん!!」大きな声を出して茜は体をビクビクさせる。
茜は何もしようとしない。ただ、王泥喜に身を任せているだけだ。
王泥喜は茜の服をはがし、王泥喜も服を脱いだ。

王泥喜は茜の胸に飛び込むようにしゃぶりつく。
突起部分を舌で舐めまわし、歯で甘噛みしたりする。
「んはぁ、あぅっ・・」
愛液が当然のように溢れ出す。

王泥喜はもう夢中で何も考えていられなかった。
すると、茜が王泥喜を突き倒し、王泥喜は仰向けに倒れた。
そして、茜は立ち上がった王泥喜のソレを自分の割れ目に擦りつけた。
茜はもう準備万端のようだ。
「もう我慢できない・・・」
「あ、茜さん・・・」

今度は王泥喜が茜に身を任せた。
茜は割れ目にソレを擦りつけ、深呼吸して、そのまま腰を下ろした。
ソレはゆっくり割れ目に挿入っていく。
「んんあっ!!」
茜は叫び、体を反らした。
茜は少し硬直していたが、また深呼吸すると、動き始めた。
「んっんっんっ・・・」
茜は喘ぎ声を抑えているようだった。どうしてここまで声をだしておいて
抑えるのか不思議だったが、今はそれどころではなかったようだ。

王泥喜は少し下から突き上げる。
そして、結合部分を手でいじる。
「ふあっんああぁ!!」
茜はそろそろ限界だった。
しかし、それは王泥喜もだったようだ。

「茜さん、俺もう・・・」
「早く射精して・・・王泥喜クンの欲しいの・・・」
王泥喜はその願いどおり、抜く気はなかった。

「うっ・・・うぁあああああああああーーー!!!」
「うぁあ・・・」
二人の絶頂は一緒に訪れた。
茜の割れ目からは白濁液が溢れ出した。
ふたりとも気を失ってしまったようだ・・・。


「はっ!!」
茜は目を覚ました。ここはどこか見渡す。
ここは・・・病院?なぜこんなところに・・・?
「あ、気がつきましたか?」
院長が話しかける。
「あ、はい・・・まあ」
茜は意味がわからないまま、返事をする。
「あの、私はなぜここに・・・?」
院長に尋ねると、
「そのことなら君の隣でぐっすり寝ている人に聞きなさい」
と言って院長は出て行った。
茜は隣を見る。

するとそこには・・・王泥喜が眠っていた。

「こらっ!」
こつん!
「ん・・・んん~?」
王泥喜は投げつけられたかりんとうで目を覚ました。

「ちょっと!なんで私がこんなとこにいるのよ!」
茜は激しい口調で問い詰める。
「え、いや・・・なんでと言われても・・・」
王泥喜は戸惑う。

「君たちが裁判所で倒れていたからだよ」
成歩堂が見舞いに来たようだ。

「え?私たちが・・・ですか?」
「ああ、君たちがね」
成歩堂は言った。

「でも何で・・・」
「正直僕にも言いづらいんだけどね、君たちが倒れていた状態はね・・・」


「君たちが合体した状態だったんだ」


「えええ!?」
王泥喜と茜は声をそろえて叫ぶ。
「君たちがあんなところでヤるとは思わなかったけど・・・まあそういうことだ」
「ちょ、ちょっと待ってください!」
茜は大声を出す。


「こんな告白もしない状態で私の処女が奪われたってことですか!?」



「あ・・・」
茜は顔を染める。
「あ、茜さん・・・そうだったんですか・・・」
王泥喜も顔を染めた。
「あ、もしかして・・・」
最初から成歩堂は知っていた。茜は王泥喜が好きなのだと。
「だから君の紅茶に薬を入れたんだ」
成歩堂はニッコリしている。

「でも・・・こんな奪われ方ないよー!!」

茜は叫んだ後、病院の布団に潜り込んだ。
王泥喜は笑顔で茜を見ていた。

えんど

最終更新:2020年06月09日 17:34