冥×御剣②(エロ無し未完)

「ン・・・・。」
何か・・・誰かいる気配がする・・・。
「・・・レイジ・・・起きた?」
「まったく。アナタらしくないわね。体調崩すなんて。体調管理も仕事のうちよ?」
「め・・冥?!どうしてここに?!」
冥は御剣が風邪で倒れたと聞き、仕事を早めに終わらせて見舞いにきたのだった。
「呼び鈴は押したのよ?でもいつまでたっても出てくる様子がないから勝手に上がらせてもらったわ。」
「ン・・・もしかして・・・見舞いに来てくれたのか?」
「・・・まぁね。はい。おかゆ。作ってあげたわよ。どうせロクなもの食べてないんでしょ?」
「・・・すまない。」
「弱ってる人間を放って置けるほど冷たい人間じゃないわ。」
「じゃあ。ありがたくいただくとしよう」
食べようと口に含んだ瞬間
「熱っ!!」
「もうっ。そんな急いで食べるから。わたしが食べさせてあげるわ。ほら。貸して。」
「え、いや大丈夫だ。」
「病人は人の言うこと聞くっ」
有無をいわさずスプーンと皿を取り上げる冥。
「ホラ、あ~ん」
「・・・・・・・・う・・」
「あ~~~~ん!!」
ちょっと怒った口調で冥が言う。
御剣は観念して。
「・・・・・・・あ~ん」
もぐもぐ・・。
「よろしい。どう?お味の方は」
「うむ・・うまい。今朝から何も食べていなかったからな・・・。」
「そう。よかったわ。じゃ。ハイ。あ~ん。」
「・・・・・まだやるのか?」
「当たり前でしょ。病人なんだからおとなしくなさい。あ~ん。」
「・・・・・・・あ~ん」
もぐもぐ。
「ふふっ。カワイイわね。レイジは。」
「か・・・・・っ!!ゲホっゲホっ!!」
思わず御剣がむせる
「こ・・この年でかわいいはないだろう。かわいいは。」
「そんなことないわよ?昔も今もとてもかわいいわ。」
そういって見剣の耳に息を吹きかける。
「な・・・・っ」
「ここが弱いんだったわよね・・レイジ。」
「め・・冥・・・・」
最終更新:2006年12月13日 08:33