成歩堂×春美③

「なるほどくん、タイヘン! お菓子がなくなっちゃったよぉ!」
「え? もうないの?」
真宵ちゃんが戸棚の中を指差して、僕に非難の目を向けてくる。
もともと来客用にと買い置きしてあるものなのに、
そのほとんどが真宵ちゃんの胃の中に消えているのを僕は知っている。
「どうして買い足しておいてくれなかったのっ!?」
「い、いや、先週あんなに買ったから当分大丈夫じゃないかと思って……
 ねぇ春美ちゃん?」
真宵ちゃんのキツい視線に耐えられなくなった僕はソファに腰を下ろしていた
春美ちゃんに話題の共有を持ちかけた。
「先週のお買い物は楽しかったですね、なるほどくん!
 わたくしのものまで買っていただいて本当に嬉しかったです!」
春美ちゃんはそう言って、その時僕が買ってあげた可愛いカップを
両手で大事そうに抱えて見せてきた。
「そ、そう……それはよかった」
僕も先週の買い物はよく覚えている。
あの時の買い物の量はハンパじゃなかったから。
真宵ちゃん、ホイホイ好きなもの買って全部僕に持たせるんだからな…。
「なるほどくん、お菓子買いに行こう! お菓子っ!」
「あー……ぼ、僕はいいから。真宵ちゃん、適当なもの買ってきてよ」
「えッ!ホント? 私が買ってきていいの?」
危機迫る表情で詰め寄ってくる真宵ちゃんに
僕は一枚お札を渡して苦笑を返す。
真宵ちゃんはやや肌寒く感じる天候も何のその、
軽やかな足取りで出かけて行った。
買いものに出かけた真宵ちゃんを待つ間、
僕は春美ちゃんとニュースの流れているテレビを見ていた。
「はぁ……」
「ん?」
聞こえてきた物憂げな溜息に視線を向けてみると、
何やらほんわかとした表情で僕を見る春美ちゃんと目が合ってしまった。
両手で頬を抑え、どこか夢見心地な感じで僕を熱っぽく見つめてくる。
「な、なんだい? 春美ちゃん」
「いえ、相変わらずなるほどくんと真宵さまは仲がよろしくて結構なことだと……
 わたくし、うらやましいかぎりです」
「………」
春美ちゃんはことあるごとに僕と真宵ちゃんを恋人同士にしたがる傾向がある。
いつからそんな風に思うようになったのかは定かではないが、
春美ちゃんの中では僕らは恋人同士でいなくてはいけないらしい。
「は、春美ちゃん。前から言ってるけど、僕と真宵ちゃんはそういう関係じゃ…」
「まあッ!! なんということを言うのですか!そんなことをおっしゃっては
 なるほどくんを一途に想っておられる真宵さまがかわいそうですッ!!」

ありゃ。また始まった……まったくしょうがないな。
こうやって自分の考えに突っ走るところ、真宵ちゃんと似てるなぁ……。
「い、いやいやいや、だからね、そうじゃな」
「なるほどくんッ! それ以上言うのならわたくし、黙っておられませんよッ!?」
「ちょ、ちょっと春美ちゃん、落ち着いて僕の話を」

ドガッ!!
「おぐッ!!」

な、なんて重い正拳突きだ……。
「なるほどくん、大変! 鼻血が…」
「痛い……」
『次のニュースです。……』
僕の顔面細胞の惨殺式を見ていたはずのテレビの中では、
人気のありそうな女性キャスターが無表情でただ原稿を読み続けていた。
「申し訳ありませんでした。
 わたくし、少々こうふんしてしまっていたみたいで…」
「い、いや。気にしないで」
鼻に捻り入れたティッシュを抑えながら、僕は春美ちゃんを手で制した。
しかし今の僕の無様な状態では説得力もなく、
春美ちゃんは居心地が悪そうに僕を見つめている。
「わたくし、真宵さまとなるほどくんはいつも仲良くしていてもらいたんです」
「そ、そうだね。ケンカはよくないね」
「あの……お二方は、その……恋人同士ですよね?」
「………」
……ここでもし『違う』と言ったなら……次はどんな攻撃が来るのだろうか?
あの細い脚をムチのようにしならせた延髄蹴りとか……いやいや、
春美ちゃんのことだから口からエクトプラズムなんか出して
僕の想像をはるかに凌駕することをしてくるかも知れない。
そっち方面は信じていない僕だけど、あんなすごい霊媒を行う彼女のことだから
何が起こっても不思議に思えないぞ…。
「あの、なるほどくん?」
「は、はい!?」
「わたくしの言ったこと、聞いていましたか?」
春美ちゃんは僕の顔を下から覗きこむように見上げてきた。
その栗色の大きな瞳のなんと愛らしいことだろう。
だがこの子は、紛れもなく僕の鼻にティッシュを突っ込ませた張本人なんだ。
「も、もちろんさ! えーと、僕と真宵ちゃんが恋人同士かって?」
「はい! 今なら真宵さまも留守ですから、遠慮なさらずに本当のことをおっしゃってください!」
「本当もなにも、僕と真宵ちゃんは…」
ギン!
「うッ!」
「なるほどくん」
春美ちゃんの刺すような視線が僕の口を閉ざす。
「………じ、実は、恋人同士なんだ。ご、ごめんね春美ちゃん!
 ちょっと照れ臭くてさ…ははは……はぁ」
額に浮かぶ幾筋もの汗を指先で拭い取りながら僕がそう言うと、
春美ちゃんはさっきまでとはうって変わって、にぱっと愛らしい笑顔を見せた。
「やっぱりそうなのですね! あぁ、この場に真宵さまがいらっしゃれば、
 どんなに喜ばれたことでしょう!」
許してくれ、真宵ちゃん。
僕の身の安全のために、了解も得ずに君を勝手に恋人にしてしまったことを…。
「あの、あの、なるほどくん」
「な、なんだい?」
「わたくし、お二方が恋人であると確認できたら、
 ぜひ聞きたかったことがあったのです」
春美ちゃんはこれまで以上にその大きな瞳をくりくりと輝かせて僕に尋ねてくる。
「……何かな……?」
これ以上何を聞かれるのかという不安に僕が怯えていると、
春美ちゃんはいやいやと首を左右に振って恥ずかしそうに身をよじっていた。
「お二方は、あちらの方はどこまで進んでいらっしゃるのでしょう……?」
「あ、あちらの方というのは……」
もちろんその内容は意図できたが、まだ幼い春美ちゃんの口から
そんな質問が出たことを信じたくなくて、僕は彼女に聞き返した。
「お、おカラダの関係、です!」
「あ、あ~……」

聞きたくなかったその言葉を聞かされて、僕は頭を抱え込みたい衝動にかられた。
そういうことに興味を持つにはちょっと早すぎないか?春美ちゃん…。
僕はそう思って彼女を視界に捕らえた時、ふいにどす黒い感情が
腹の底から込みあがってきた。
ドクン。
心臓が早鐘を打ち始める。
心なし春美ちゃんの瞳は潤んで、頬はリンゴのような鮮やかな紅に
染まっているように見えた。
ドクン。
さっきまでそれは質問に対する恥ずかしさからなのだと思っていたが、
今の僕には、それは彼女が欲情しているようにさえ映ってしまっていた。
もうすでに止まっていたはずの鼻の中の血液が、
再び熱く溶け出して僕に鉄の味を思い出させる。
人は、その時の持ちようで相手を自分の都合のいいように捉えてしまう――
そんな状況を、僕は今まさに身をもって体験していた…。

「は、春美ちゃんは……興味が、あ、あるの?」
「え? そ、それは、その…」
どんどん荒くなる息をできるだけ正常時に近づけようと努力しつつ、
僕は春美ちゃんの隣のソファへ移動した。
どこか違った雰囲気をまとった僕を感じたのか、
春美ちゃんは困惑の表情を浮かべていた。
しかし、そんな困った表情でさえ今の僕には魅力的に見えて、
春美ちゃんのしっとりと濡れた真っ赤な唇が欲情する心を扇情して止まない。
その唇を濡らす唾液をすすりたい……!
「僕、僕が、教えてあげよう。春美ちゃんに、大人がどういうことをするのかを」
「え? な、なるほどくん?どうしちゃったんですか、いきなり……?」
怯えさえ見せる春美ちゃんの真っ赤なほっぺに、僕は舌を伸ばした。
僕の舌先に、熱くすべすべした肌の感触が乗る。
「ひゃあ、な、なるほどくん……!」
くすぐったそうに身をよじった春美ちゃんを、僕は流すまいと両手で包み込んだ。

小さな彼女の身体を強引に僕の胸に抑えつけて、
僕はその可憐な唇を狙って自らのそれを移動させる。
「はぷっ……」
ぷちゅ、と唇が合わさるお茶目な音がして、僕は春美ちゃんの唇を捕らえた。
ぷりぷりとした感触がこっちの唇を押し返すのがとても気持ち良くて、
僕は無我夢中になって春美ちゃんの口内を深く吸った。
「んんっ」
僕を殴ったとは思えないほどの小さな拳を握り締めてじたばたと
抵抗を試みていた彼女も、自分の口内に差し入れられた舌に身を強張らせてしまう。
僕は小さな歯茎を丹念に舌先でなぞり、春美ちゃんの綺麗な歯並びを一つ一つ
確かめるように舐め上げた。
「はぁ、はぁ、はぁ、春美ちゃんの口は、上品な味がする、はぁ、はぁ」
「な、なるほろくんっ……」
初めて受けるであろう口腔内の愛撫に、
春美ちゃんの抵抗は明らかに弱まってきている。
戸惑う彼女の気持ちにさらに拍車をかけようと、
僕は両手で春美ちゃんのお尻を鷲掴みした。
「はやッ!?」

まだ未成熟な、固い感触のお尻を巫女装束の上から揉みしだき、
僕は春美ちゃんの細い首筋に舌を這わせながらそのまんまるいお尻を楽しむ。
「なるほどくんっ……く、くすぐったいです」
「こうしてるとだんだん気持ち良くなってくるんだよ。
 春美ちゃんもどこかヘンな感じがしない?」
「そ、そういえば……」
春美ちゃんに『感じる』という気持ちを理解させるのは難しいかも知れないけど、
少なくともこう感じさせることはできるはずだ。
「春美ちゃんは僕にこうされて、嫌かい?」
「う、うぅ……わ、わかりません……わたくし、さきほどから身体が熱くて……
 心臓もどきどきして爆発しちゃいそうなんです……」
拒絶しない。
春美ちゃんの潤んだ瞳は彼女の心の動揺を現しているようだった。
僕は彼女の着物の裾を持ち上げて、その細く綺麗な脚を拝むことにした。
「きゃっ! なるほどくん、なにをなさるのですかっ!?」

驚く彼女を他所に僕は長い裾を春美ちゃんの腰の横で絞るようにくくると、
真っ白なパンティを網膜に焼き付けた。
可愛らしい小さなパンティがお尻の割目に食いこんでいるその光景は
春美ちゃんがいくつであろうとも関係なく『女』の腰つきを感じさせるのに充分だった。
「春美ちゃん、立って」
僕はゆっくりと立ち上がる彼女の両腿に手を差し入れて、
そのままぐっと自分の胸元まで持ち上げた。
まだ幼いとあってか小柄な春美ちゃんの全体重は、
腕力に自信のない僕にでも容易に持ち上げられるほどだった。
「な、なるほどくん! こんな恥ずかしい格好をさせないでくださいっ!」
脚をM字に開かれた春美ちゃんが、思わず両手で顔を覆う。
「いいかい、春美ちゃん。僕のズボンのチャックの位置、わかるだろう?」
「え? はッ……」
僕が彼女の耳元で囁くようにそう言うと、春美ちゃんはきゅっと目を瞑って首を縮めた。
「チャックを下ろして、大きくなっている僕のモノを取り出して。大丈夫、恐くないから」
「そ、そんなッ……!」

再度紅くなった顔を両手で覆って恥ずかしさに身悶えする春美ちゃんを見てると、
僕の中の黒い心がより大きくなる。
「春美ちゃんが出してくれないといつまでもこのままだよ。だって先に進めないからね」
「……うっ……」
控えめに、恐る恐る手を僕の股間に伸ばして春美ちゃんはチャックの位置を探ってきた。
ようやく目的のものを掴んだか、彼女の手が止まってそろそろと何かを引き下ろすような
ゆっくりとした動作に変わる。
僕の胸の中には春美ちゃんがいるために直接股間を拝むことはできないが、
トランクスの隙間から外気が差しこんでくるのを僕は肌で感じ取れた。
短い、汗ばんだ指が僕のトランクスの窓から遠慮がちにモノを掴む。
「くっ……そ、そう、それだよ春美ちゃん。そのまま真っ直ぐ…」
「っ……」
春美ちゃんがぶるぶると震える手で優しく僕のモノを導く。
僕のそれは彼女の手の中で怒張し、まるで『もっと強く握れ』とでも
いわんばかりにビクビクと脈打っていた。
「で、出ました……こ、これでいいですか?」

「うん。さぁそれじゃ今度は春美ちゃんの番だね」
春美ちゃんの腰を一瞬高く持ち上げて、僕は素早く片手の指を彼女のパンティの横に
差し入れた。薄い布地のそれを絡め取るようにして、強引に膝下までずり下ろす。
「あ!」
春美ちゃんの肩越しに見えたそのパンティの中心には、
一筋のシミがはっきりと映し出されていた。
「あれ? 春美ちゃん、これはなに?」
「あ、あぁの、これはぁ……」
しどろもどろになって言い訳を探す春美ちゃんのびちゃびちゃになっているその部分に
僕は剥き出しにされた自分のモノを近づけていった。
ぬるぬると滑る秘裂に平行させて竿の部分をあてがう。
「ひゃ、な、なるほどくん?」
「今から春美ちゃんのここを気持ち良くしてあげよう」
僕はあてがったモノを彼女のワレメに擦りつけるようにして腰を前後させ始めた。
腰を突き出すと春美ちゃんの小さな突起が僕の亀頭に当たって彼女が可愛い喘ぎを漏らす。

「はっ、ひん……っ! なるほどくぅん、おオメがぁ、おマメがぁ、こすれてぇ……!」
「はぁ、春美ちゃん、そのおマメ、何て言うか知ってる?」
ぷりぷりと心地良い弾力を返してくる春美ちゃんの股は
想像以上に僕に刺激を送りこんできて、
彼女と息絶え絶えの会話を交わしている間にモノは痛みを感じるぐらいに膨張していった。
「はひ、はひ、ッ・……ク、クリトリス……クリトリス、ですよねッ?」
「そう、そうだよ春美ちゃん、すごいね、春美ちゃんは物知りだね……!」
彼女にモノを擦りつける度に訪れる極上の快感は
僕に春美ちゃんを抱えさせたまま仰け反らせてしまうほどに強烈で、
はっきりと見えてきた絶頂の瞬間を少しでも高めたいと思う一心に
僕はさらに激しく彼女の股にモノを擦りつけた。
「あぁう、はッ、はッ、はッ……!!
 いやぁ、わたくし、こわれて、こわれてしまいますぅぅ!」
2人の密着部を濡らす液体は、春美ちゃんの愛液なのか僕の先走り汁なのか
判別できないほどに混ざりあっていて、
腰を揺らす度にグチャグチャと聞こえる音は僕らの興奮をさらに高めてくれる。
「はっ、はる、はるみちゃん! 出すよっ! 見てて、僕の出すところを見てて!」

「あぁ、な、なるほどくんの、せいえきが、でますッッ………!!」
ぶびゅ! びゅくっ! びゅくっ……!!
顔を両手で覆いながら、しかし指の間からはしっかりと、
春美ちゃんは僕の射精の瞬間を見届けていた。
のたうつモノが収まるまで春美ちゃんの股に擦りつけた後、
僕は彼女をソファに寝かせて続きを促した。
「春美ちゃん、次はもっとスゴイことしてみようか?」
「も、もっとすごいんですか!?」
「春美ちゃんのココに僕のコレを入れるんだよ」
さきほどまでの素股でかなり感じていたように見えた彼女は
大きな瞳をさらに見開いて驚きの表情を見せた。
「わ、わたくし、ちょっとコワイです……その、痛いとか…」
「大丈夫だと思うよ。だってこんなに濡れちゃってるからね、春美ちゃんのおまんこは」
そう言って僕がつん、とその柔かい肉を突付くとピクン、と春美ちゃんが脚を曲げる。
「でも、でもぉ……」

「じゃぁ痛かったら止めよう。でも春美ちゃんも興味あるんじゃない?」
「は、は……い」
春美ちゃんの中では好奇心より恐怖の気持ちが勝っているようだったけど、
正直僕は彼女の膣内に入れたい衝動でおかしくなってしまいそうだった。
幼い子のアソコがあんなに柔かくて気持ちいいなんて知らなかったし、
その奥はどんな感触を僕に与えてくれるのだろうと考えると身体が震えてくる。
普段の僕が聞いたなら憤慨するに違いない。
いたいけな少女を手篭めにするなんて最低の男のすることだ、と。
でも、今の僕にはそんなことはどうでもよく、
『目の前の春美ちゃんの”女の味”を確かめること』、
ただそれだけが僕の心を捕らえてしまっていた。
「いい? 痛かったら言うんだよ?」
「あぁ……、わ、わたくし……とうとう……」
もうお互いのことしか見えなくなるほど、
僕らはこれから知る未知の体験に没頭してしまっていた。
春美ちゃんは初めてのセックスに。
僕は未発達な幼女の身体に……。
2人が息を止めて、静かな、ほんの一時の沈黙が訪れる。
そして、その沈黙を破る声が―――


「なっ、なにしてるのなるほどくんッッッッ!!!!」


その沈黙を破った声が、僕の行動を急停止させた。
その声がした方向に、僕と春美ちゃんは弾かれたように顔を向ける。
そこにはいたのは、お菓子の詰めこまれた袋を両手にぶらさげて、
今にも火を吐きそうなほど顔を真っ赤にした般若だった。
「ま、ま、まッ……」
「真宵さまッ!!!」
「は、はみちゃん!! なるほどくんッ!!
 わ、わたしがいない間に、な、な、な……なぁぁぁぁ!!」
「ち、違うんだ真宵ちゃん! これは、その!ちょ、ちょ、ちょっとした悪ふざけで…」
「ふさけすぎだよッ!! な、なるほどくんが、はみちゃんを……わ、わたしはぁ……」
真宵ちゃんの怒りの矛先が僕に集中する。
まぁこの状況を見れば明らかに僕が悪者なんだろう。
ここはとりあえず謝っておいたほうが良さそうだ。
「………」
「ご、ごめん真宵ちゃ……真宵ちゃん?」
「………ぷくぷくぷく」
ばたん。
「ま、真宵さまっ!!」
「た、大変だ……!」
僕と春美ちゃんは乱れた服を直すのも後に、
ショックのあまり倒れてしまった真宵ちゃんを介抱するのに奔走することになった。
真宵ちゃんの目が覚めた時のことを考えると……僕まで倒れたくなるよ。
自業自得と言われれば、それまでなんだけど……。


                完
最終更新:2006年12月12日 21:25