おいた

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hidagorin

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おいた・おく


意味:止めた・止める・やめておく
漢字:措いた・措く (置いた・置く)

説明:
 一般的な共通語として、「おいた・おく」は「物を置く」など、 「あるがままその位置にとどめる」の意味で使われます。実は、この「置く」は、さまざまな意味があり、 「手を触れずにいる」、「保存する」、「見捨てる」、「ほったらかす」、「途中で止める]、 「中止する」、「中断する」、などがあります。これらのうちの「途中で止める」という意味で、 「箸を置く」「筆を置く」 といった表現がされますが、飛騨では、これがいろんな場面で使用され、何か作業をしていて途中で止める(投げ出す)時、 何か頼まれごとをして断る時、など広義に使われます。

(追加 01/08/18ぞねさんから情報いただきました。)上記の「置く」より、「措く」のほうが、 より適切なようです。 広辞苑では、措く・置く・擱くの3つを同じ意味として記載されていますが、「置く」は、物を据える。 「措く」は、除外する、止める。というように、分けて解釈してある辞書もあるようです。(英和辞書)
「箸をおく」の場合は、「箸を擱く」と書くようです。上記の「箸を置く」は誤り。
ただし、多くの辞書では、結局のところ「置・措・擱」の3つを同じ意味として解釈しているので、 どれもとっても大きな間違いではなさそうです。

使用例:
A氏「申し訳ねーんやけど、来年、町内会長をやってもらえんかな・・・」
B氏「なに!? 2年前にやったばっかやぞ。そんなもな、おいた!」
「こりゃ! おけよ。」

翻訳:
A氏「申し訳ないんですが、来年、町内会長をやっていただけないでしょうか?」
B氏「なんだって!? 2年前にやったばかりだ。それはできん!」
こら、止めなさい。
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