キノウツン藩国 @ ウィキ

EV90-2偵察 歩兵

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kinoutun

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だれでも歓迎! 編集

作戦

  • 事前の偵察情報と連携する。
  • 暗視メガネ(熱線暗視+光増幅式)を使用し慎重に検索をかける。
  • 暗順応の為に作戦前にはサングラスを常にかけ、闇に目を慣らしておく。
  • 装備が音を立てないように、音を立てそうな部分はガムテープで固定しておく。
  • 曲がり角、遮蔽物には十分に注意し、不用意に飛び出さない
  • 姿勢を低くし、危険に備える
  • 周辺視を心がけ、監視対象を注視せず少し隣や奥を見る。視野を広く保ち、反射や光、あるいは影や気配に対して敏感になる。
  • 視覚だけに頼らずにスコープによる熱赤外線感知、携帯型のソナーによる音波、振動なども参考に偵察する。
  • 映像やセンサー情報は常にI=Dへ送り続ける。
  • 臭いや空気の流れにも気をつける。
  • 遮蔽物や曲がり角、地面の起伏を利用して危険に備える
  • 服装や塗装は暗めの配色にし、見つかりにくくする
  • 先行してダンジョンに潜った国の部隊から情報を得ておく
  • 地面や壁面、天井に罠や不自然な痕跡、足跡がないかを調べる。
  • 光増幅機能付きの双眼鏡を使用
  • 常に退路を確保する

敵が出た場合
  • 敵の規模、人数を探る。
  • 望遠視認によって行動している内容を探る。
  • 位置を特定しマッピングした地図に反映。マップを記号で分割し、どこ記号の部分にいるかを把握する。
  • 敵の特徴を探り、部隊を識別。装備なども確認する。
  • 以上を順序立てて無線で報告、I=D部隊が復唱を行う。
  • 無線は開局しておく。

イラスト&SS&応援RP

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 アシタスナオは激怒していた。
――また歩兵、また歩兵...
 摂政のせいでパイロットアイドレスが着れなかったあの時代は過ぎたのだ。
 だと言うのにまた歩兵。
 しかも操縦者はどうとは言わないがK太郎である。それがまた気にくわない。
 K太郎はというと、長距離移動を終えて、後は任せたという風にのんびりしている。I=Dに乗っていて実際にのんびりしているのかどうかなど分かるはずないのだが、K太郎の場合は乗っているI=Dすらもそういう雰囲気を持ち合わせていた。
「...これでこいつだけオーマに目覚めるとかなったら、ぜってー脱藩してやる」
 ここ最近口癖のようになってきた言葉を呟いてアシタスナオは検索を始める。
 と言うか、誰だよこいつら一緒になるように編成したの...

 洞窟の中は暗い。
 あたりまえである。
 あたりまえだが、それを再確認するぐらいに暗かった。
 僅かな光を増幅して暗視を行えるキノウツン開発のメガネも持ってきているが、光さえ届かない闇の前ではなんの威力もない。
 このメガネはパッシブ以外にもアクティブ式赤外線暗視装置も兼ねていたが、赤外線のスポットライトを照射しているとも言えるアクティブモードでは敵(がいた場合)に露見する可能性があるため、音波・電波・熱線感知式センサーを併用して敵の気配を探ってから作動させる必要があった。
 非常にめんどくさい。夜目や耳鼻の利く猫妖精ならともかくドラッガーパイロットのする仕事ではない。もっとも、感覚だけなら猫にも負けないのだが。

 併用の携帯センサーに反応があった。
 遮蔽となっている岩の先である。人一人――いや、骸骨兵一体ぐらいは余裕で隠れられるだろうか。ただし、センサーの熱源は小動物程度にしかないが。

 ネズミか何か...か?
 
 唾を飲み込む。
 油断は禁物だ。ネズミと見せかけて評価値20ぐらいのネズミのオーマとかかもしれない。アイドレスは常識が通じない、片時も油断がならないのだ。
 岩陰の少し隣を見るようにして注視。暗闇では中心視野より周辺視野の方が物の形がはっきり見える。対象物を直接見るよりもその少し離れた場所を見るようにする方がよいのだ。
 動く影もない。
 微かな音もしない。
熱源反応はあるが、ささやかなものだ。オーマやモンスターを相手にする時の独特の感覚――死を覚悟させるかのような気配は感じない。

 連絡を取るべきか――? いや、

 アシタは2秒考えてから頭を振った。
 これぐらいは、自分で確かめよう。
 K太郎に応援を頼むなどはダメだ。いや、癪だとかそういう事じゃなく、あいつに今連絡を入れると何をしでかすかさっぱり分からない。大声で「なにかあったんですかいな」とでも近寄られた日には、怒ることさえ出来ずに腹を抱えて笑ってしまいそうだ。
 なにより、あいつ等は一回の偵察と長距離移動で疲れている。身体的な疲労はそうでもないが、精神的にはいっぱいいっぱいの筈だった。
――彼らにはまだ、敵との戦闘という大一番が想定されている。
 今、オレが少しでも頑張らないでどうする。

「しゃーねえ。あいつらのために、少しだけ頑張ってやるか...オレってカッコイイねぇ」
 誰にともなく呟いて、アシタはじりじりと静粛歩行を始めた。

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 一方その頃

K太郎「よし、今年最初の蚊を撃墜」
せい「むう、無益な殺生はやめた方が――」
わびすけ「...みんな、ちょっとは摂政の心配しようよ」

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 見知らぬ影におびえながら回り込んだものの、そこにはなんの影もなく。いつの間にかセンサーの反応もない。いや、その直前にキィキィばさばさとコウモリが飛ぶような音はしたが。
 念のため、赤外線式暗視にメガネを切り替えたが、結果は同じ。
 ようやく、身の安全を確信する。

「ほら、楽勝楽勝...」

 ため息。
 心細かった。今のちょっとした出来事だけで精神力が尽きそうだった。オレもI=Dに乗りたい。
 なんで俺一人だけで偵察なんてやってるんだろうか。
 オレ、摂政だよなあ。
 ここのところのアシタスナオ、不運と不遇と理不尽の連続で心が折れかかっている。
 自分の指揮の下でうささんは爆散するし、国の方針で独自兵器も開発できそうにないし、騎士専用機ましてや自分専用機なんて夢のまた夢になってきている。その傍らで高鋼がオールドシルバーなんて凄い物ひっさげて帰ってくるわ、もうしらんもういやだもうおれ芥辺境藩国に浅田と一緒に亡命するよ状態だった。
 向こうの国でのんびり平和に浅田にセクハラしてやると思っていた。

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 一方其の頃、浅田は対アシタスナオセクハラ用最終兵器の開発に成功していた。(死亡フラグ)

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 洞窟は暗かった。
 風の音がごーごーうるさい。反響でどこから吹いてるのかさえ分からない。
 土の臭いが水っぽくて気持ち悪い。マイナスイオンが鬱陶しい。 
 足場はどこもかしこもデコボコしていて、軍靴だからあり得ないはずなのだが靴の中まで濡れているような感じさえしてくる。
 帰りたい。
 恐怖よりもなによりも、そんな気持ちでいっぱいになる。
 もちろんマジックアイテムは持ち帰らなければならない、だがそう言った使命感と、今こうして全身の毛穴という毛穴からじくじくどろどろと滲み出てくる悪寒にも似た感情とは、また別の次元の話である。
 どんなに高潔な意思があろうと、目先の空腹に負けることはあるのだ。

 心がくたびれている。
 自覚があった。
 
 そして、そんな時、どうすればいいのかも。
 わかっている。陛下が教えてくださったのだ。
 つらいとき苦しいとき、心が折れそうなとき、そんなときは――思い出せばいい。


 アシタスナオは少しだけ、目を閉じた。
 洞窟の冷気に、身をさらし、頭を冷やす。
 気持ちいい。恐怖さえ涼やかだった。
 獣の方向のような風の反響を無視して、耳を澄ませる。
 遠くから――はるか遠くからの声に。

応援RP
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睦月@玄霧藩国 : 「アシタさーん 偵察頑張って下さい!」
青狸@キノウツン応援 : 「きゃーアシタ摂政ステキー!偵察頑張ってー!」
くぅ@玄霧藩国 : 「アシタさんがんばってー!」
さくらつかさ@FVB : 「アシタさんがんがれ!」
砂神時雨@たけきの藩国 : 「アシタさん偵察頑張れー!」
海堂玲@芥辺境藩国 : 「アシタさん、じっくりと周囲を見渡して!!」
GENZ@無名騎士藩国 : 「アシタさんふぁいとー!」
関朝戸@え~藩国 : 「アシタさんファイトー」
阪明日見@akiharu国 : 「アシタさん、アメショーの無念を晴らしてください・・・!」
蓮田屋藤乃@羅幻王国 : 「アシタさんガンバレー」
ジジ@ながみ藩国 : 「アシタさああああああああん!漢を見せてくれええええええええ!」
VZA@キノウツン応援 : 「ダイスに負けるな摂政ーっ!」
佐倉透@え~藩国 : 「アシタさんガンバー!」
ポレポレ@伏見藩国 : 「アシタさん、お願いします」
む~む~@紅葉国 : 「アシタさん、細かいところは歩兵のが得意です、がんばって!」
さちひこ@アウトウェイ : 「アシタさん、足元に注意してねー」
相葉 翔@アウトウェイ : 「アシタさん、落ち着いて頑張って」
こんこ@たけきの藩国 : 「アシタさん、ふぁいとー!」
イク@玄霧藩国 : 「アシタさん、めげないでーー!!ファイトですー!」
高原鋼一郎@キノウツン : 「摂政ー、眼鏡ちゃんと曇り止めつけていけよー」
しじま@玄霧藩国 : 「アシタさんふぁい、おー!」
小宇宙@キノウツン : 「摂政の底力を見せてくれ!」
花井柾之@え~藩国 : 「アシタさんがんばれーーー!」
真神貴弘@無名騎士団藩国 : 「あしたさん!五感をフルに使って情報を集めてください!」
アポロ@玄霧藩国 : 「アシタさんー!慎重に頑張ってくださいー!!」
海堂玲@芥辺境藩国 : 「アシタさん、頑張って!!ファイトです」
阪明日見@akiharu国 : 「アメショーじゃないかぎりもう大丈夫です!頑張れー!」
ながみゆきと@ながみ藩国 : 「負けるなアシタさん! 不遇なんて大した逆境じゃねー!」
山吹弓美@え~藩国 : 「アシタさん! 貴方ならきっとやれるというかやってー!」
浅田@キノウツン藩国 : 「摂政。セクハラしないで偵察してくださいね」
TAKA@たけきの藩国 : 「アシタさん、頑張ってください~」
たらら@ジェントルラット : 「ダ、ダイスに負けるなアシター!」
田中申@akiharu国 : 「アシタさん、勝利の女神のツン様も、きっとデレになってますから勝てます」
たけきのこ@たけきの藩国 : 「アシタさんがんばー!ダイスに負けるなーですー!!」
睦月@玄霧藩国 : 「ダイスのツンに負けないでー! アシタさん諦めないデー!」
青狸@キノウツン応援 : 「摂政さーん暗いけどしっかり目を凝らしてくださいー」
榊遊@え~藩国 : 「アシタ様、ここで決めれば株急上昇ですわ♪」
藻女@神聖巫連盟 : 「アシタさんの明日に日が昇りますように」
船橋@キノウツン藩国 : 「まだまだーこれからだ。挽回してやれ」
砂神時雨@たけきの藩国 : 「アシタさんアメショーの分まで頑張って下さい!」
相葉 翔@アウトウェイ : 「アシタさん、ファイトー」
阪明日見@akiharu国 : 「勘も結構頼りになります、頑張れー」
ジジ@ながみ藩国 : 「アシタさんおどろおどしいイカナシチューを二人前食べたんだ!その感覚力を見せてくれ!」
佐倉透@え~藩国 : 「ダイスなんて目じゃないでしょー! 負けないでー」
マイム@玄霧藩国 : 「アシタさん、お気をつけて! がんばってください~」
田中申@akiharu国 : 「アシタさん、応援という追い風が吹き荒れてます。だから、希望を持つです」
空@アウトウェイ : 「アシタさん、あんたならやれるはずだ!」
イク@玄霧藩国 : 「歩兵は己の力で戦う漢な職業ですよー!カッコいいデスヨー!」
青狸@キノウツン応援 : 「専用機ゲットされた時の厳しい目つきで偵察ですよー!」
ポレポレ@伏見藩国 : 「みんな貴方を応援しています。負けないで」
鉤生@フィーブル藩国 : 「アシタさん,頑張ってください.」
榊遊@え~藩国 : 「先の偵察情報を参考にすれば精度は上がるはずですわ」
田中申@akiharu国 : 「アシタさん、水を飲んで落ち着くです」
む~む~@紅葉国 : 「アシタさん、また歩兵は辛いかもですが、今は歩兵が活躍するときですよ!」

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応援(メガネの)

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ジジ@ながみ藩国 : 「メガネ摂政ファイトです!」
久堂尋軌@世界忍者国 : 「よ!おっとこまえ!!歩兵になってもにくらしいよ!!」
関朝戸@え~藩国 : 「めがね摂政ガンバッテー!」
青にして紺碧@海法よけ藩国 : 「しっかりときっちりと偵察!偵察!」
砂神時雨@たけきの藩国 : 「アシタさんその眼鏡を生かして隅々まで偵察でござるー!」
ひわみ@たけきの藩国 : 「メガネならば絶対いけます!」
イク@玄霧藩国 : 「光るめがねは勇者のしるしー」
田中申@akiharu国 : 「アシタさん、後ろ、後ろー!」
雅戌@玄霧藩国 : 「偵察なら視界の広い歩兵の仕事! 冷静に、見落としの内容に!頑張って!」
GT@伏見藩国 : 「耳を澄ましてー、猫の感覚ァ優れてるって聞きましたが。」
オカミチ@FVB : 「一つ一つの動作を確実に。落ち着いていきましょう。」
さちひこ@アウトウェイ : 「しっかりきちっと偵察!」
御鷹@伏見藩国 : 「その眼鏡は伊達じゃないことを示してください!」
藻女@神聖巫連盟 : 「その眼鏡が伊達じゃないことを見せてやるの~」
TAKA@たけきの藩国 : 「アシタさんの眼鏡にたけきの神社の加護を~」
む~む~@紅葉国 : 「めがねの曇りを払って。偵察がんばって!」
川流鐘音@世界忍者国 : 「見落とすなー」
藻女@神聖巫連盟 : 「かぶった~」
GENZ@無名騎士藩国 : 「五感と第六感を最大限にとぎすませッ!」
ながみゆきと@ながみ藩国 : 「めがね補正で評価+だよね? なら余裕だ、ガンガレアシタさん!」
くぅ@玄霧藩国 : 「何があるか分からないから警戒心は解かないでー!」
猫屋敷兄猫@ナニワアームズ商藩国 : 「ふはははは。偵察と言えばウチの国!アシタさん、ウチの国に来ない?」
相葉 翔@アウトウェイ : 「アシタさん、I=Dはセンサーに集中してるからしっかり目視してくださーい」
あおひと@海法よけ藩国 : 「眼鏡の奥で何かが光る!摂政様がんばってー」
444@akiharu国 : 「まだ取り返しはつきますよ、がんばって」
氷野凍矢@世界忍者国 : 「眼鏡は凄いって事を教えてあげてください!!!」
小宇宙@キノウツン : 「摂政!いつもの鋭い目付きでおっけーです!」
GT@伏見藩国 : 「気をつけてくださいなーッ、注意一秒怪我一生ッスよっ」
緋乃江戌人@世界忍者国 : 「うわさに聞く摂政殿ですね。頑張って下さい。同じ眼鏡として応援します。」
田中申@akiharu国 : 「アシタさん、下から来ますよ!」
関朝戸@え~藩国 : 英語で「ログクリアー(←英語で)」と入力すると消せます(今やると途中のものも全て消えますが
マイム@玄霧藩国 : 「メガネがあれば大丈夫!」
たけきのこ@たけきの藩国 : 「ええ、眼鏡ならいけますね!!がんばってください!!」
しじま@玄霧藩国 : 「その時アシタさんのメガネがきらーん!と光った!」
藻女@神聖巫連盟 : 「ここで終わりじゃないって見せてやりましょう」
青狸@キノウツン応援 : 「摂政慎重に行きましょー!何があるか分かりませんよー!」
浮椎吾@都築藩国 : 「メガネなら全部見えますって!」
榊遊@え~藩国 : 「アシタ様、メガネが曇ってて見逃したなんてミスは許されませんわよ(微笑)」
山吹弓美@え~藩国 : 「メガネの友よ! そのフレームとレンズは伊達じゃないよね!」
こんこ@たけきの藩国 : 「眼鏡だってんなら きっとウチの神社の助けが!!」
アポロ@玄霧藩国 : 「メガネ超光ってますよ!絶好調ですよ!」
空@アウトウェイ : 「警戒を緩めるなー」
真神貴弘@無名騎士団藩国 : 「めがね漢のできるところを見せ付けてください!」
蓮田屋藤乃@羅幻王国 : 「アシタさん、何よりもメガネを信じるんだー」
松永@世界忍者国 : 「メガネに栄光を!」
イク@玄霧藩国 : 「まじで!?>メガネがあれば  ああ、でもみんながそう信じたら、そうなんですよね!メガネに幸運をーv」
ひわみ@たけきの藩国 : 「メガネには毎朝安全祈願してますから、大丈夫です」
ポレポレ@伏見藩国 : 「天井や壷なんかの隅に注意してください。出てきそうなのはそれです」
猫屋敷兄猫@ナニワアームズ商藩国 : 「偵察の伝説を作るのデス。よく見て!とにかく見て!そう、そのメガネで。」
風杜神奈@暁の円卓 : 「……メガネを光らせて」
藻女@神聖巫連盟 : 「ヤガミの眼鏡くらい強くなって」


/*/

 目を開ける。
 その瞳には恐怖も、心細さも...そして怒りも、何もかもが消え失せていた。いやまあ、まだ怒りの色に満ちてはいるが。そのいらだちにさえもどこか居心地の良さを感じてしまう。
というか、他国の応援も混じってたなあ。
「...ん、じゃまあ。もうちょっとだけ頑張るかね」
 苦笑して、アシタスナオは暗視メガネの位置を直して、歩みを続ける。

文(はる)
絵(船橋)

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