出線能率

(出線能率) = (運ばれた呼量) / (出回線数)
であり、また
(運ばれた呼量) = (加わった呼量) * (1 - (呼損率))
であるから、
(出線能率) = ((加わった呼量) * (1 - (呼損率)) / (出回線数)
となる(百分率には直していない)。

ここで「工事担任者科目別テキストAI・DD総合種[技術理論]改訂版」のP.222 1-5 即時式完全群の項を見ると
a:入線に加わる呼量
a_c:出線で運ばれた呼量
n:出線数
B:呼損率
η:出線能率
として、上式は、
η = a_c / n * 100 = a(1 - B) / n * 100[%] ----------(1)
となっている。
さらに同項を見ると、
  • 呼損率が一定の場合、出線数と出線能率の関係は、出線数が大きくなるほど出線能率は高くなる。
  • 出線数を一定とした場合、呼損率が大きくなる(サービス程度が低くなる)ほど、出線能率は高くなる。
となっているが、(1)式に当てはめると逆の結果になる気がする。

納得いかないので検索してみると「電気通信の工事担任者 統一スレ24(ttp://www.unkar.org/read/namidame.2ch.net/lic/1211710036/)」にて、次のようなやりとりを見つけた。

413 :名無し検定1級さん[sage]:2008/10/25(土) 15:19:25 
質問です 
リックテキスト(総合種)の即時式完全群の章で 
----------------------------------------------- 
a:入線に加わる呼量、n:出線数、ac:出線で運ばれた呼量、 
B:呼損率としたとき、出線能率ηは 
η=ac/n=a(1-B)/n で表される 

・呼損率が一定の場合 
  出線数が大きくなるほど出線能率は高くなる 
・出線数を一定とした場合 
  呼損率が大きくなるほど、出線能率は高くなる 
----------------------------------------------- 
とあるのですが、いずれも上の式と矛盾するように思えます。 
つまりどちらも出線能率は低くなるのでは・・・? 

415 :名無し検定1級さん[]:2008/10/25(土) 15:43:11 
ηが小さくなると能率が良い。(出線能率は高くなる) 
ηが大きくなると能率が悪い。(出線能率は低くなる) 

能率が高くなる≠数字が大きくなる 
って事でおk?

416 :413[sage]:2008/10/25(土) 17:38:50 
>>415 なるほどそーいうことでしたかw 大変分かりやすい解説ありがとうございました m(_)m 

一瞬納得しかけたが、やっぱり納得がいかない。
出線能率という言葉が悪いのだろうか…?
私のように納得がいかない者は結果だけでも丸暗記してしまった方がいいかもしれない。
最終更新:2010年05月14日 03:26
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