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ラスタンサーガII」(2013/08/30 (金) 00:07:06) の最新版変更点

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注意:このページでは、AC『ラスタンサーガII』(''クソゲー''、''黒歴史'')とその移植版のPCE・MD・PS2(''クソゲー''、PCEとMDは更に''劣化移植'')を全て扱う。 ---- *ラスタンサーガII 【らすたんさーが つー】 |ジャンル|横スクロールアクションゲーム|~| |対応機種|アーケード|~| |発売・開発元|タイトー|~| |稼動開始日|1988年|~| |分類|BGCOLOR(lightsalmon):''クソゲー''|~| |~|BGCOLOR(khaki):''黒歴史''|~| |ポイント|前作からほぼ全方位劣化&br()大味なゲームバランスと運ゲー要素&br()音楽だけは高評価|~| **はじめに・前作ラスタンサーガとは マッチョ戦士ラスタンを操り魔物を倒すアクションゲーム。1987年に稼働開始した一作目は、難易度がやや高いもののやり込めば先に進める絶妙なバランス、多彩なアクション、緻密なグラフィック、壮大なBGMが評価される完成度の高い作品となっていた。 **概要 『ラスタンサーガ』の続編である本作は、主人公「ラスタン」を8方向レバー+2ボタン(アタック、ジャンプ)で操作し、3種類の武器(剣、爪、長剣)を使い分けながら全5面の攻略を目指す横スクロールアクションゲームである。二人同時プレイが可能。 **問題点 -劣悪なゲームバランス。 --ラスタンの移動速度が遅く、ジャンプも重く変な軌道である。操作性は基本的に悪い。 ---「ハーピーの羽」という動きを速くできるアイテムがある。が、取ると速くなり過ぎて、ただでさえ悪い操作性がさらに悪化する。 --ガードの概念が追加されているが、バランスが練られていないため面白味が無く、敵を倒していく爽快感を邪魔しているだけ。 ---かわりに前作にあった「ジャンプ斬りは攻撃力が2倍」という爽快なゲームシステムは廃止された。 --敵に触れた時の無敵時間が短く、動きの重さも相まって理不尽にダメージを受けてしまう。 --3面は比較的敵配置が練られてる感があるが、他のステージは「途中で投げたのでは?」と思えるほど単調でやる気の無い敵配置となっている。 ---敵の攻撃方法も工夫が無く単調さに拍車をかける。 --最終ボスが、やたらと耐久力があるだけで最弱クラスである(基本その場に棒立ちしているだけのため)。 --ステージクリア時に「体力が回復しない」(なぜ問題なのかは後述)。 -地形やトラップが陰湿。 --細かく位置調整してギリギリジャンプをしなければならない箇所や、避けられるように出来ていないようなトラップがいくつかみられる。 --誰もが天井に頭をぶつけて穴に落ちていく2面ボス直前はネタレベル。 -特定の敵を倒すとアイテムが出るが、出るものはランダムであるため運ゲーに。 --一度倒した敵は二度と現れないため、必要なアイテムが出るまで粘るという戦法は通じない。 --特に2面では、長剣(後半の隠し全回復を出すのに必須)と雷の紋章(これが無いと高得点のザコを倒せない)を取れるかで大きく難易度が変わってしまう(雷の紋章はスコアおよびエクステンドに絡むため理不尽である)。 --さらに意地悪な事に、一つのステージをクリアする毎にアイテムと武器は没収される(武器は性能が低い標準武器の剣に戻る)。 ---そのくせ、前述したように「ステージクリア時に体力は回復しない」。 ---回復は特定の敵を倒した時のアイテムだけが頼りである…が、これも赤や黄(完全回復と大回復)が出るか青(1回復)が出るかランダムなので運が絡む。そもそも、その特定の敵を倒しても''何も出ない''時もある。 -グラフィックが雑、動きもデザインも滅茶苦茶で、作画崩壊アニメを思わせる。 --ラスタンが野人にしか見えない。初期装備の剣の振りかたが明らかにおかしい。 --最終ボスのデザインと動きは失笑ものである。''こっちみんな'' --キャラクターのアニメパターンが非常に少なく、動きがカクカクしている。 --今作は、なぜかキャラクターのサイズが格闘ゲーム並みに大型であり、これらがより目立ってしまう。 --どういうわけか、ステージクリア時に出る絵だけは妙に丁寧に描き込まれている。 **評価点 -音楽は『ダライアス』シリーズのOGR氏が担当したため質が高い。 --このゲームにおける唯一の評価点、とも言われている。 **総評 単体のゲームとして見てもゲームバランスが滅茶苦茶な上にグラフィックが雑、という重大な問題点を抱えているのは否めない。その上、続編モノとして見ると前作の良かった所がほとんど潰された、という''「失敗した続編作」のテンプレに沿ってしまった一作。''救いといえば、BGMとステージクリア時に出る絵のクオリティが高いことか。 **余談 -二人同時プレイで全面クリアすると、1Pラスタンと2Pラスタンの決闘(対戦ゲーム)がプレイ出来る。しかし、ゲームの出来が以上のような有様なので、これが面白いかどうかは''想像におまかせする''。 -シリーズ次作の『ウォーリアーブレード』は前2作とは打って変わって2画面筐体のベルトスクロールアクションとなっているが、不評だった今作と比べてファンには受け入れられている模様。 -『[[メガブラスト]]』『[[飛鳥&飛鳥]]』と並ぶ、タイトーACクソゲー三巨頭の一つともいわれている。 ---- **家庭用移植 |対応機種|PCエンジン&br()メガドライブ&br()プレイステーション2|~| |発売元|タイトー|~| |開発元|【MD】オペラハウス&br()|~| |発売日|【PCE】1990年7月6日&br()【MD】1990年8月10日&br()【PS2】2005年8月25日|~| |分類|BGCOLOR(lightsalmon):''クソゲー''|~| |~|BGCOLOR(khaki):''劣化移植''(MD/PCE)|~| |備考|PS2版は『タイトーメモリーズ下巻』収録タイトルの一つ|~| |ポイント|というか、''原作がクソゲーなのでどうしようもない''&br()OGR氏が泣いている&br()何故移植した|~| -散々な評判なのに何故か移植の機会には恵まれており、メガドライブ、PCエンジン、プレイステーション2(タイトーメモリーズ下巻)に移植されている。 -MD、PCEは理不尽な地形やゲームシステムに一部手直しが加えられているものの、''唯一褒められる点のBGMが劣化し筋金入りのクソゲーとなってしまった。'' --まともな作画だったステージクリア時の絵もカットされ、クリアBGMもなし。その上、ラスボスは耐久力がほとんどなし。 -PS2タイトーメモリーズ版も、収録決定時に「なぜこんなクソゲーを収録するのか?」と物議を醸し出していた。 -ちなみに良作である前作は移植に恵まれていない。当時、MSX2にゲームギアとアクションを移植するには難のあるハードにしか移植されず、完全移植はタイトーメモリーズに収録されるまで待つこととなった。 --そのMSX2版もMSX2専用ソフトでありながら敵キャラがまさかの単色スプライトという有様で、当時のユーザーを大いに呆れさせた。 -また、何を血迷ったのかバーチャルコンソールでPCE版の配信が始まった。当然、また前作を差し置いてである…。
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