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//画像が廉価版の方だけ掲載されていたので、初版のものも追加しました。 *転生學園幻蒼録 【てんしょうがくえんげんそうろく】 |ジャンル|学園伝奇アドベンチャー|&amazon(B00023GL5I)|&amazon(B000F02XXM)| |対応機種|プレイステーション2|~|~| |発売元|アスミック・エース エンタテインメント|~|~| |開発元|スタジオクリシェ、アルカディアプロジェクト|~|~| |発売日|2004年5月27日|~|~| |定価|7,140円(税込)|~|~| |廉価版|アスミック得だねシリーズ:2006年5月25日/2,800円|~|~| |分類|BGCOLOR(lightsalmon):''クソゲー''|~|~| |ポイント|&color(blue){''2004年クソゲーオブザイヤー次点''}&br()電波シナリオ&br()パクりでもない何か&br()主人公=空気&br()面白みのない戦闘|~|~| |>|>|>|CENTER:''[[クソゲーオブザイヤー関連作品一覧>KOTYゲーム一覧]]''| ---- #contents(fromhere) ---- *概要 アスミック・エース エンタテインメントから発売された作品。~ 本作は「ストーリーモード」「アクティブADVモード」(アドベンチャーパート)「バトルモード」(シミュレーションバトル)の3つのパートで構成されており、「Real Emotion signal System」(以下、RES)という感情入力システムを特徴としている。 ---- *問題点 -本作の特徴であるRESは、問いかけてきた相手に対する感情(「慕」「楽」「怒」など)を入力し、その結果によって相手の好感度が増減するというシステムである。 --どう見ても''『[[魔人學園>http://www23.atwiki.jp/ggmatome/pages/77.html]]』シリーズのパクり''である。しかも、非常に劣化したシステム。 --RESによる好感度の上昇の仕方がおかしい。選んだ感情に対する相手のリアクションがかみ合っていないため、何を選択すれば好感度が上がるのか分からない。 ---例:仲間「負けるわけにはいかんの!」→ RES「無視」→ 仲間「ほう、気合い充分というわけか!」(好感度上昇) ---あるキャラは、ほとんどのRESが「冷」(または「蔑」)を選択することで好感度が上がる。公式は「クールな人物にはクールで返すといい」と言っているが、「蔑」ってクールと違うだろ…。 --そもそも本編中に出てくるRESが少ないため、「本作品の特徴」と堂々と言えるかも微妙なところである。 -主人公が空気。 --仲間がどんどん勝手に話を進めていってしまうため、主人公に話を振られることが滅多にない。RESどこいった。 ---やっと相手にされたかと思いきや、「グズ」だの何だのと罵られる。 --主人公は基本的には無視され罵られる。活躍(武術大会で優勝するなど)を見せても、「偶然」だの「相手が油断してたから」だので片付けられる。 ---主人公周辺の人々は、普段は上記のような扱いを繰り返し都合が悪くなると主人公を頼るため、非常にあつかましく感じる。肝心の頼り方も実質「生贄になれ」的なものなので、プレイヤーからの不満が多い。 --公式では愛称は「イナミン」(本名が「伊波飛鳥」だから)とされているが、プレイヤーたちは愛を込めて彼を「空気」と呼んでいる。 -ツンデレや男装の麗人など様々なキャラがいるが、どいつもこいつも(上記のRESもあり)電波なキャラばかり。描写もブレが多く、キャラ付けが一貫していない。 --幼馴染は「元気娘」という設定だが、目的地の書かれた紙を一人で勝手に見るなり、紙を引きちぎりどこかへ走り去る、という奇行に出る。もう元気どころの騒ぎではない。 ---この行動があった理由も、「目的地が幼馴染の因縁の地」とか「主人公たちに目的地を知られたくなかった」とかではなく、単に「幼馴染を探して主人公があちこちをうろつく」という展開にしたかっただけ。特に深い意味はない。 --「感情を表に出さない」という設定のキャラが、登場するなり高笑いをしていたりする。 --特に、本作のヒロインである「紫上結奈」は、問題のある性格・行動が目立つ人物である。 ---主人公の先輩へのLOVEっぷりがすさまじい。主人公と二人でいる時(実質のデートイベント)でも、先輩との思い出話を延々と話す。 ---設定では「控えめで気だての優しい女性」とされているが、後半では「あの怪物は何を仕掛けてこようと言うのだ? だが、今はこの緩やかな時の中にこの身を、たゆたわせるのもいい」と、口調が控えめな女性とは思えないものに変化。 ---上記のことから、ついた愛称が「電波」「中古」「閣下」。 -また、上記の閣下と先輩など、作中で主人公以外のキャラ同士のカップリングを強調している節があり、一部のキャラは攻略しづらい気持ちになる。 -''シナリオが電波''。設定は破綻し、伏線や謎も投げっぱなしである。 --例:社を天魔(魔物)と見間違えて破壊する。 --「出雲が危機的状況に!!」→ 伊勢へ行く。出雲は島根県。伊勢は三重県。 --「敵に気付かれるから力(術)を使うな」と言っていたキャラが、直後に力を使って敵の結界を正面突破、その後の策は考えていないため窮地に陥る。 -テキストの日本語が、しょっちゅうワケの分からないものになっている。 --例:「これまでの合理的な手段が認められ、若くして学院長の椅子に抜擢された」 --「ココまで来てしまったのだから、リアクションで対応するしかない」 -仲間が自らを犠牲にして敵を討とうとするシーンでは、シリアスな場面にも関わらず軽快な音楽が流れる。どんな顔をしていいのか分からず、苦笑するプレイヤーが続出した。 -エンディングは「主人公と好感度の高かった仲間(1人)が再会する」というものだが、なぜか後姿のシルエットで仲間が登場。背景が暗い森なこともあって、怖い。 -「転生」とタイトルにあるが、ストーリーもシステムも''「転生」要素は全然ない''。 -「學園」とタイトルにあるが、授業風景や放課後の様子といった学園らしい描写が少ないため「生活感がない」と批判されている。 -BGMの出来もあまり良いものではなく、盛り上がりが少ない。「着メロ」と呼ぶ人もいる。 -戦闘は非常にヌルい難易度で、どこか手抜き感も漂っている。 --雑魚キャラのグラフィックは6種類のみ。また、一部のボスは雑魚グラフィックの流用(ただの色違い)。 --途中から攻撃範囲が画面全体の必殺技を覚えるので、その技を連発していれば容易にクリア出来る。眠りの追加効果もあるので敵は何も出来ないまま倒されていく。 --ボス戦の中には「見えない壁に阻まれつつ戦う」シチュエーションがある。しかし「お前らには見えない壁が、行く手を阻むぞ!」とか言ってた''ボスも壁に阻まれ右往左往している''という、間抜けな戦いに。しかも、こちらには上記の必殺技があるため、移動しなくてもボスに攻撃出来る。壁とかいらない。 --ラスボス戦は、必殺技でとどめをさすとフリーズすることがあるため、最後は通常攻撃でチマチマ体力を削るという、地味な戦いに。 -一応、フリーバトルがあるのだが、挑める回数に制限がある。しかも、仲間との会話イベント(RESでの好感度上昇)を放棄しなくてはならない。…フリー? ---- *評価されているところ -岩崎美奈子氏(代表作:『ルーンファクトリー』シリーズ)によるキャラクターデザインは、美麗である。キャラクター自体も(電波に耐えられれば)魅力的で、声優もやたら豪華。 -キャラの同時攻略が可能なため、効率よく好感度を上げて分岐直前のセーブデータを作れば何周もしなくていい。 -ツッコミどころが豊富なので、ツッコミを入れながら遊べる。 ---- *まとめ 本作品は、『魔人學園』シリーズのパクり劣化システムと、大量の電波で構成されている。『魔人學園』シリーズの関連作だと思って買ったシリーズファンや、美麗なイラストに騙されて買ったプレイヤーを絶望させた作品である。~ キャラクターに魅力を感じ「キャラは評価する」というプレイヤーや、次々と現れるツッコミどころに魅入られて本作をネタとして愛するプレイヤーもいるが、基本的には「クソゲー」という認識をされている。 ---- *その他 -本作のディスクを解析すると、18禁ゲームのCGが混入していることが発覚。公式は「ゲーム中には絶対に出ないから大丈夫です」と言っているが、何を入れてんだと。 --[[アスミックに問い合わせた結果>http://inamin.fc2web.com/diary99.htm]]によれば、「開発の初期段階で、CGが正常に表示されるかの確認のために使用したCGが、手違いで削除されず残ってしまった」とのこと。 -本シリーズの[[まとめサイト>http://inamin2.yaekumo.com/]]があったりする。 --細かいツッコミどころはこちらで知ることが出来る。 -こんな作品だが、『[[転生學園月光録]]』というタイトルの続編が出ている。 -後にアスミック・エースが監修としてクレジットされたが、本作とも全く無関係な『[[神代學園幻光録 クル・ヌ・ギ・ア]]』がアイディアファクトリーから発売された。 //記事執筆者です。改めて見たら微妙だったところを直してみました。何かあれば追加・修正をお願いします。
''Wiki統合に伴い、ページが[[カタログ>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/2729.html]]に移転しました。''

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