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//本文中に北米(EU)版の発売に関する記述があったのでそれらを追加しました。もし、それらに関しての記述や添付が「3ヶ月ルール」に抵触するようでしたら、該当部分をCOしてください。(2013/07/20) *時と永遠~トキトワ~ 【ときとわ】 |ジャンル|アニメーションRPG|&amazon(B008N8TPK2)|&amazon(B008N8TA5W)|&amazon(B00BJH11FQ)| |対応機種|プレイステーション3|~|~|~| |発売元|バンダイナムコゲームス|~|~|~| |~|NIS America|~|~|~| |開発元|イメージエポック&br()パオン|~|~|~| |発売日|2012年10月11日|~|~|~| |~|欧州(EU):2013年6月28日&br()北米(NA):2013年7月16日((いずれもWikipedia English版より。))([[公式サイト>http://nisamerica.com/games/time_and_eternity/]])|~|~|~| |定価|通常版:7,980円&br()限定版:9,980円|~|~|~| |~|輸入版北米:6,300円((情報をを初出した2013年7月19日時点のAmazonでの価格。))|~|~|~| |レーティング|CERO:C(15才以上対象)|~|~|~| |分類|BGCOLOR(lightsalmon):''クソゲー''|~|~|~| |ポイント|&color(blue){''2012年クソゲーオブザイヤー据え置き機部門次点''}&br()動きはカクカク&br()世界観にそぐわないギャグ要素&br()''装備を変えて魔法で殴ればいい&br()「ひ、ひどすぎるよー!」''|~|~|~| |>|>|>|>|CENTER:''[[クソゲーオブザイヤー関連作品一覧>KOTYゲーム一覧]]''| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 「''世界初のHDアニメーションRPG''」と銘打たれたRPG。その宣伝のとおり、キャラクターモーションはCGレンダリングではなくアニメーションとなっており、移動や戦闘などをアニメのキャラを動かしてプレイするというものになっている。~ キャラデザは『<物語>シリーズ』のイラスト担当で有名な「VOFAN」氏が担当。声優陣も花澤香菜氏や喜多村英梨氏と人気声優を揃えている。~ 発売前には隔月刊雑誌『ジャンプSQ.19』にて漫画版が短期連載された。 …しかし、YouTubeにて配信されたPVを見たユーザーからは「誇大宣伝」「また地雷か」と酷評され、そのあまりの酷さに2chの本スレは大いに荒れ、次スレを立てただけでその人物を社員の工作扱いするほどの荒れっぷりを見せる。~ いざ発売してみれば前評判は的中し予想通り地雷…どころかそれ以上の何かであり、その出来は公式サイトのミニゲームでのセリフ''「ひ、ひどすぎるよー!」''という一文で表現されるようになった。 **問題点 ***アニメーション -アニメを売りにしているのに、''肝心のアニメの作画枚数が少なく、動きがカクついている''。 --その動きの悪さはPVの時点で露呈しているほど。 //1カットごとに色が違うぐらいじゃないとGUN道レベルとは呼べない --また移動・戦闘では、線の少なめなアニメキャラを3Dマップにブチ込んでいる為''キャラが妙に浮いている''。そういえばPS時代にそんなゲームがチラホラあったような…。 ---ちなみにCMでは「''世界の全てがアニメで描かれる''」と大嘘をついている。 --挙句、イベントシーンでは音声と口パクが合っていない事も多い。ひどい時には''口パクすらせずに喋る事も''。まるでかの有名な『チャージマン研!((『MUSASHI-GUN道-』と同じく、凄まじいクオリティの悪さで有名になったアニメ。))』のようだ…。 ---サブシナリオでは逆に音声が全く出ず口パクだけでイベントが進行する。 -キャラクターのモーションや声のバリエーションも少なく、同じ声ばかり聞くことも少なくない。 ***ストーリー -オープニングでは主人公とヒロインの結婚式が行われるが、何者かに襲撃され主人公は死亡してしまう。~ これを食い止めるため、ヒロインは時間をループして原因を突き止めていくことになる。 --このように実質的な主人公はヒロインであり、ゲーム中で操作するキャラも彼女達となる。 ---上では「彼女“達”」と書いたが、これはヒロインが二重人格――素直で元気な「トキ」とクールでツンデレな「トワ」の二つの人格を持つため。 --ちなみに主人公の魂はヒロインがタイムスリップする際に巻き込まれ、小さなドラゴンの姿に変わっている。 -一見シリアスな王道路線に見えるが、実際に展開されるのは終始''おちゃらけたノリ''で展開される陳腐なストーリーで、ロマンティック・コメディとしても失敗している。 --強そうなドラゴンに契約を迫られ、''「消費者センターに訴えますよ!」''と反論。~ ドラゴンは''「消費者センターは…まずい」''とうろたえる…など。 ---このように世界観を無視し、緊迫しているような場面でも茶化すという空気の読めていないコメディシーンが多数挿入されることが多い。早い話が&color(blue){''スベっている''}。 --肝心の主人公も性格がスケベ心丸出しで気持ち悪いと評判。繰り返すが''セクハラ行為を繰り出す小さなドラゴンが主人公''である。 ---…ていうか、こんな気持ち悪いと評判の主人公と結婚したいヒロインっていったい… --これらを受け入れられるかそうでないかでストーリーの印象がガラリと変わる。恐らく多数のプレイヤーが後者であろう…。ギャグや軽いノリのRPGも過去にはあるが、バカゲーとしても寒いためどうしようもない。 ***戦闘システム -戦闘システムが、この時代にまさかの''『ドラクエ1』のような1対1方式''。複数敵が現れた場合は、1体倒すたびに次の敵が1体現れるという連戦方式。アイドルの握手会か。 --これのせいで序盤はまだしも、ゲームが進むにつれてテンポがどんどん悪くなっていく。 --なお[[前例>エアーズアドベンチャー]]も存在する。 --敵が1体ずつしか出てこないことについて製作者のインタビュー((http://www.gamer.ne.jp/news/201211070002/を参照。))では、「アニメーションをそのまま描画する都合上大量にメモリを消費するため、キャラクターを画面中に大量に出すことは不可能だった」と語られている。 -敵キャラクターも色変えが多く、パラメータが同じという敵までいる。 --また得られる経験値やゴールドなどの報酬が異様に低く、''序盤と終盤とで得られる経験値が同じ''という有様。 --ただ''装備品の補正が異様に高い''為、強い装備を付ければレベルが上がって無くとも十分やっていける。これを救済策と呼んでいいのかは分からないが…。 -武器は銃と剣の2種((トキは銃・トワは剣が得意とされている、HPより。))。アクション要素があり、遠距離では銃での狙撃、近距離では敵の攻撃をかわしつつ剣で一撃を与える。そうやってSPゲージを溜め、隙を見て魔法&体術による一撃を与える…等''一見''バリエーション豊か。これをアニメーションで行えるのが本作の大きな売りの一つであるわけだが…。 --''それしかできない''。トキとトワで戦法が大きく違うという事もない。 --魔法の攻撃力が異常に強く、中盤からでは魔法の組み合わせで状態異常まで与えられる。魔法ほど強くないが体術もまた有効なダメージソースとなる。一方、通常攻撃の威力は雀の涙で、ほぼSPゲージを溜める為の手段でしかない。 --最初の攻撃魔法だけでも''4000''ものダメージを与えられる。ちなみに通常攻撃は70程度。物理攻撃涙目。冗談抜きで「''装備を変えて魔法で殴ればいい''」というシステムである。''最後まで''。 ---[[これと似たようなゲーム>グランディアIII]]が過去にも。 ---あの「装備と魔法は役立たず、[[''レベルを上げて物理で殴ればいい''>ラストリベリオン]]ゲーム」とは見事に真逆なことをやっている。 ---流石に終盤になると魔法を当てる隙が少なくなり、いかにして隙を作るかという戦略を楽しめなくもない。やってる事は全く同じだが。 --ちなみに回復魔法よりも回復アイテムの方が効果が強く、回復アイテムを使いながら魔法でガンガン押していけばクリアできていた…という事も。 -ドラゴンと化した主人公も戦闘に参加するが強制AI。マニュアル操作など当然無い。 ***デュアルソウルシステム -レベルが上がるたびに人格がトキからトワ、トワからトキへと交互に入れ替わる。 --つまり、''レベルが上がるたびに別のキャラに強制的に変わる''という仕様である。 ---新しいスキルを覚えた瞬間に入れ替わるので、せっかく覚えたスキルを使えないこともざら。パラメータとスキルは二人で別々に扱われるため、レベルアップしたのに弱くなってしまう事も。 --挙句、スキルとパラメータはほとんどがコンパチ仕様。しかも勝利ポーズなど各モーションもトキとトワとで全く同じ。 ---その癖2人の性格は真逆なので、「スレたクールな台詞を呟きながら''ウィンク&ピース''するトワ」など、台詞とモーションが全くそぐわない場面が頻発する。 ---銃を連発する時のトキの台詞「''止まら止まら止まらないわよ!''」等シュールな場面も((一発ごとに「止まらないわよ!」という為台詞が重なり、前述の様に聞こえる。))。どこのダイアキュートですか?((誤解が無いよう書いておくが、『魔導物語シリーズ』のダイアキュートは最初から意図した演出である。)) ***その他システム面 -マップ上での移動はFPSやTPSと同じラジコン方式。つまり方向キー左右でカメラ操作し、上下で移動するというもの。 --マップがあるとはいえ方角を把握しづらく、プレイヤー的には''常にトキ&トワの尻と絶対領域を拝める''位しか利点が無い。アニメ制作は時間と費用がかかるとはいうものの、横向きのアニメを作る暇は無かったのだろうか? -サブクエストは116種もあるのに例によって全部お使い。しかも報酬よりも店で買える品物の方が強いこともしばしば。 -イベントCGがわずか11枚だけしかない。 --ちなみに結婚式シーンは''約5回同じものが使い回される''。 -バンナムお得意のぼったくりDLC。 --10分程度のシナリオとCG1枚で''500円''という値段である。シナリオだけでも全部買うと2,500円。 -よくある事ではあるが、VOFAN氏とアニメとでキャラデザのギャップが大きい。 **評価点 -動きはともかく、キャラがCGではなくアニメで動かせる点は高評価。 --また、作画自体も乱れはほとんどない。前述の通り、枚数が少なく動きがカクカクなのはどうしようもないが。 -バグは少なく、BGM・UI・キャラクターデザインは好評。 --BGM作曲は古代祐三氏。チープな画面に似合わないほどの豪華な曲が多い --だからこそ、[[''このままの出来で出荷したという謎の現象''>聖剣伝説4]]が浮かび上がる。誰一人として不自然に思わなかったのだろうか? //聖剣伝説4の項目にも酷似した文言がある。他意はありません。 -マップは宝箱やイベント発生地点なども表示される。作業感が強い、という意見もあるが。 -CERO:C判定にもかかわらず''戦闘中によくパンチラする''など、エロ要素も大好評。公式サイトのミニゲームやDLCもエロ全開を売りにしている。 **総評 アニメでキャラクターを表現する、というアイデア自体は良かったのだが、完全に力を入れるところを間違えているとしか言い様がない出来になってしまった。~ かわいいキャラクターの萌えエロ要素で全てを許容できない限り手は出さない方が良い''「消費者センターに訴えますよ!」''なゲーム。 大手量販店では発売してから一ヶ月も経たない内に値崩れを起こし、あっという間にワゴン行きとなってしまった。 **その後 2013年2月、NIS America([[日本一ソフトウェア>ラストリベリオン]]の子会社)が、北米と欧州向けに今作を『Time and Eternity』というタイトルで発売すると発表し([[ソース(pdfファイル)>http://nisamerica.com/pressreleases/Time_and_Eternity_20130221_finpb.pdf]])、2013年7月16日と6月28日にそれぞれ発売した。 **余談 ちなみにかのファミ通クロスレビューでは9・8・8・7で計32点のゴールド殿堂。''またやってくれたなファミ通''。~ ただしレビュー文をよく見てみると本作の悪所を端的かつ正確に述べていたりもする。このため一部では裏取引を行った疑惑が持ち上がっている。 静止画だけ見ると面白そうなゲームに見える為か、紙媒体でしか情報が伝えられないファミ通では「期待の新作」最高第6位まで上り詰めた。
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