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マグナカルタ」(2013/08/19 (月) 01:06:44) の最新版変更点

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注意:本項では、PS2ソフト『マグナカルタ』とそのPSP移植版『マグナカルタ ポータブル』の2つを扱います。双方共クソゲー判定です。 ---- *マグナカルタ 【まぐなかるた】 |>|>|BGCOLOR(#eeeeee):CENTER:''マグナカルタ''|&color(white){空}|>|BGCOLOR(#eeeeee):CENTER:''マグナカルタ ポータブル''| |ジャンル|RPG|&amazon(B0002KV4LC)|~|対応機種|プレイステーション・ポータブル| |発売元|バンプレスト|~|~|発売日|2006年5月25日| |開発元|バンプレスト、SOFTMAX|~|~|定価|4,800円 (税別)| |対応機種|プレイステーション2|~|~|レーティング|CERO:12歳以上対象| |発売日|2004年11月11日|~|~|廉価版|PSP the Best:2007年6月28日/2,940円| |定価|6,980円 (税別)|~|~|>|CENTER:&amazon(B000CSH760)| |レーティング|CERO:全年齢対象|~|~|~|~| |廉価版|PlayStation2 the Best:2005年7月7日/3,800円|~|~|~|~| |分類|BGCOLOR(lightsalmon):''クソゲー''|~|~|~|~| |ポイント|システム・シナリオがことごとくダメ&br()発生しまくる長時間ロード&br()イラスト・キャラデザは好評な部類|~|~|~|~| **概要 -「韓国のFF」とも言われた(らしい)韓国の人気RPGの日本版。 **批判点 -盛り上がりに欠けるシナリオ。 --おつかいイベントが多すぎる。何かある度にあっちへ行って来い、あそこへ行け、とのおつかいイベント。それもサブイベントではなく''メインシナリオがおつかいばかり''である。盛り上がりもクソも無い。 ---これがまた後述の移動システムとロード時間、戦闘の面白く無さと合わさって非常にだるい。 --ストーリーが盛り上がる所に至るのが遅すぎる。そこまで至ればそこそこ面白くはなるのだが、終盤もいいところである。プレイヤーとしてはそれまで散々おつかいをさせられて萎え切っており、そこまで至らないプレイヤーも多い。 ---しかもヒロインの記憶の喪失部分など、割とプレイヤーにも予想が付くためあまり新鮮さは無い。 -独特ながら全く活かせていない戦闘システム。 --土地の属性に合わせて戦う「カン」というシステムがあるのだが、全く練りきれておらず、戦闘を面白くするどころかむしろプレイヤーの足を引っ張るだけの存在になっている。 ---各キャラが使用できるカンは固定なので、該当するカンが無い場所だとほとんどダメージを与えられない。その場所のカンを使用できる仲間に変更するか、アイテムを使い補うしかない。 --タイミング良く画面に表示されたボタンを押すことで攻撃を発動させる「トリニティ・アクション・システム」も完成度が低く、正直あっても無くてもどっちでもいいシステムになっている。と言うか別に面白いわけでもないのに強制されるのでどちらかと言うと邪魔。~ 要すると『[[シャドウハーツ>http://www23.atwiki.jp/ggmatome/pages/468.html]]』のジャッジメントリング、『[[MOTHER3]]』のサウンドバトルに似たシステム。それぞれ上手く一要素として完成させているその2作とは雲泥の差だが。 --また、こちらのレベルが上がると敵も同じだけ強くなるためレベルの意味がほとんど無い。一応技を覚えるためにレベルを上げる意味はあるのだが、それだけである。 --終盤に主人公が習得する戦闘スタイルがチートすぎる攻撃性能を誇っている。正に「もうあいつ一人でいいんじゃないかな」状態。 ---これのせいで前述の戦闘システムもほとんど空気となり、他の仲間のレベルが上がって技を覚えようがもうどうでも良くなってしまう。 ---しかし、ラスボスへ向かう道中、主人公以外の仲間キャラで強制戦闘があるため、ある程度技を習得していないと非常に面倒なことになる。 -そこまで進む前に飽きるor投げ出す人も多いので忘れられがち(?)なのだが…。 --この戦闘システムは3種類あり、普通にコマンドが見えるモード(修羅・羅刹モード)とコマンドが見えないモードがある(夜叉モード)。~ 夜叉モードはいわゆるカウンターで、うまく使いこなせば戦闘をノーダメージで切り抜けられるが、そもそも敵が複数あるコマンドの中でどれを使ってくるかなど分かるはずもなく、初期スタイルの修羅モード以外シールドが発動しない為まず使用しない。 --普段であれば、ただでさえ面倒な戦闘を長引かせないためにも修羅モード以外に変える猛者はいないと思われると言うのに、強制的に夜叉モードで戦闘させられるイベントがある。 --しかも救済処置などない。自力で乗り越えるしかない。お陰でここで躓くプレイヤー続出。 -ストレスフルな基本システム。 --フィールド上を歩く際には「ゆっくり歩くディテクト(探索)モード」と「素早く移動するダッシュモード」の二つがあるのだが、~ ディテクトモードはメリットは多いが移動が遅すぎでイライラする、ダッシュモードは逆にデメリット多すぎ…といった具合にイライラするもどかしい仕様になっている。 ---要するにこれもゲームを面白くするどころかプレイヤーの足を引っ張る存在でしかない。 --敵は一度倒すと次のストーリーシーンになるまで''リスポーンしない''。レベルは前述のとおりの仕様なので困ることはないが、金や素材が有限なので下手を打つと困る。 --RPGらしく宿屋の施設があるが、フィールド上で休憩することでHPは簡単に回復できるので存在意義がまったくない。 --特定の場所をリースPTで進行していると''必ずフリーズする。'' -鬼のロード時間。 --ローディングは平均して10秒以上。その間の退屈しのぎもなし。 --しかもこれがマップを切り替えるたびに起こる。小さな建物に入っただけでも起こる。 --前述のおつかいイベントの多さ、移動システムのクソさと組み合わさって凶悪なイラつき要素になっている。 --なお、これでもローカライズでまともになった方で、本国版はもっと酷かったと言う。 -グラフィックが微妙。まあ十分見れるレベルではあるので、他の問題点に比べれば大した事ではないが…。 --のっぺりしているマネキンのような微妙なポリゴン。 --それはまだいいとしてもムービーシーンでも口パク等一切無し。FFに並ぶRPGと謳っておいてこれはお粗末である。 --そのくせ、女性キャラが移動する際には乳が揺れたりと無駄な所に力が入っていたりする。 --戦闘時のエフェクトなんかもどうにも普通である。PS2最初期なら綺麗と言われたかもしれない。 --OPのムービー&bold{だけ}は素晴らしいため、CMなどで流されたそれに騙されたプレイヤーは少なくないと思われる。 ---因みにOPと同レベルのムービーは片手で数えるほどしかない。しかもほんの数秒であったり、OPに使われていたものだったりする。 -キャラデザも人によっては受け入れられないという意見が出ている。 --某評価サイトで女性のぶっちゃけ無駄に露出過多な点についてと男性デザインが妙に女性向けだったりとか。主人公とか主人公とかその自称弟子とか敵の四天王モドキとかとかetc。 ---とはいえこれは好き好きである。後述するように「基本的には好評」な部類。 **評価点 -韓国の人気絵師、キム・ヒョンテ氏によるイラストやキャラクターデザイン。特にヒロインのリースは人気がある。 -豪華声優陣。 -根気と寛大な精神があれば、後半からのストーリー展開。 -前述の通り、OPのムービー&bold{だけ}は素晴らしい。 **総評 -キム・ヒョンテ絵や豪華声優陣、先行した話題性で多くのゲーマー達に地雷を踏ませてしまったRPG。 --それらの外見的要素をきっかけとして興味を持つユーザーが多かった事もあり、「Q.このゲームは買いですか? A.画集を買いましょう」とまで言われた。 -フィールドを右往左往させられるだけの不毛なシナリオは確実にユーザーの心を折りにかかり、無駄に詰め込むだけ詰め込んだシステムは一切溶け込まず我々の邪魔をし、それらに嫌がらせのようなロード時間が絶妙に絡み合う。典型的かつ悪い意味でバランスが取れたクソRPGと言える。 --唯一、ストーリー終盤の展開だけは素直に評価されているが、如何せんその他がクソ要素だらけで焼け石に水。少々勿体無い。 //-この出来でBest版はともかく移植作まで出ているのが謎としか言いようが無い。 //--移植にあたってシステムの一つでも改善されていればまだしも完全にベタ移植。ロード時間も何故かそのまま。むしろグラフィックに関しては劣化している。何を考えてこの移植を行ったのか、本当に謎である。 //公式サイトを見る限り、ベタ移植ではなくいくつか改善点があるようです。PSP版は未プレイなのでどなたか加筆お願いします。 **その後 -2009年になんと『[[マグナカルタ2>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/1356.html]]』が発売。 --1の出来に加えて購買意欲を自ら削ぎ落とすような体験版で「今作もどうせクソゲーだろう」と思われていたが、ところがどっこいいざ発売されると良ゲーとまでは行かずとも普通に遊べる出来と評され、クソゲー呼ばわりは免れた。 //「それでも、2009年KOTY選外なのだが…。」記述削除。選外のものの中には良ゲーと呼ばれるものもあり、ここで記述する意味がないと判断。
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