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*MARVEL VS. CAPCOM 2 NEW AGE OF HEROES 【まーぶるばーさすかぷこんつー にゅーえいじおぶひーろーず】 |ジャンル|格闘ゲーム|&amazon(B000062YCX)|&amazon(B00006F6UU)|&amazon(B00006F6US)| |対応機種|アーケード(NAOMI)|~|~|~| |販売元・開発元|カプコン|~|~|~| |稼動開始日|2000年3月|~|~|~| |移植版|ドリームキャスト版:2000年3月30日&br()プレイステーション2、Xbox版:2002年9月19日&br()Xbox360版(XboxLIVE ARCADE):2009年7月29日&br()プレイステーション3版(PlayStation Store):2009年8月12日|~|~|~| |分類|BGCOLOR(lightsteelblue):''ゲームバランスが不安定''|~|~|~| |~|BGCOLOR(lightsteelblue):''賛否両論''|~|~|~| |ポイント|人によっては神作&br()世紀末ゲーの前身&br()絶対的存在「4強」&br()自重しない永久コンボ&br()DC版では全キャラ出現に出費がかさむ&br()海外では今なお大人気|~|~|~| |>|>|>|>|CENTER:''[[CAPCOMクロスオーバー関連作品シリーズリンク>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/1084.html]]''| |>|>|>|>|CENTER:''[[Marvel Comics関連作品シリーズ>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/1082.html]]''| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 アメリカのマーべル社との契約でできたカプコンキャラ&マーベルキャラのドリームマッチが楽しめる『VSシリーズ』の第四作。~ 総勢56人のキャラ達が織りなす3on3、NAOMI基板の性能を駆使したド派手な演出が最大のウリで、質、量ともにシリーズの集大成たる相応しい作品、になるはずであったのだが…。 **特徴 -最大の特徴は使用可能キャラ総勢56人という圧倒的なボリュームである。 --最初から全てのキャラが解禁されているわけではなく、ゲームを遊んでポイントを溜めて行くことで順次解禁されていく仕組みになっていた。 ---アーケード版と家庭用版(DC版)はほぼ同時発売だが、それぞれ最初から使えるキャラが異なっている((ちなみにシリーズ皆勤賞のウルヴァリンは、アーケード版では通常のウルヴァリンが、家庭用版ではその代わりに「アダマンチウムを失ったウルヴァリン」が登場する。ただし見た目は単なる色違い。))。また、AC版のコンパネに用意されたビジュアルメモリを挿すスロットに挿して遊ぶことで、AC版・DC版双方でポイントを溜められるという連携要素もあった。 #region(本作に登場する56人の勇者たち+1) -※太字は共通して初期使用可能キャラ。斜字はアーケード・家庭用のどちらかのみ初期使用可能キャラ。 -マーベルサイド --『X-MEN Children of The Atom』から登場 ---''ウルヴァリン''(本作ではアダマンチウム無し版も登場)((但し初期使用可能なのはアダ有り・アダ無しのどちらかのみ。))・''サイクロップス''・ストーム・'''サイロック'''・コロッサス・''アイスマン''・スパイラル・シルバーサムライ・オメガレッド・センチネル・'''ジャガーノート'''・'''マグニートー''' --『MARVEL SUPER HEROES』から登場 ---''キャプテンアメリカ''・''スパイダーマン''・アイアンマン・''ハルク''・ブラックハート・''Dr.ドゥーム''・'''シュマゴラス'''・サノス --『X-MEN vs. STREET FIGHTER』から登場 ---'''ガンビット'''・'''ローグ'''・セイバートゥース --『MARVEL vs. CAPCOM』から登場 ---ウォーマシン・''ベノム'' --本作初登場 ---''ケーブル''・''マロウ'' -カプコンサイド --『MARVEL vs. CAPCOM 2』オリジナルキャラ ---''ルビィハート''・''アミンゴ''・''ソンソン''・アビス(ラスボス) --『VS. STREET FIGHTER』2作品から登場 ---''リュウ''・ケン・春麗・ナッシュ・''ザンギエフ''・ダルシム・ベガ・'''豪鬼'''・ダン・'''さくら'''・キャミィ --『MARVEL vs. CAPCOM』から登場 ---'''モリガン'''・'''キャプテンコマンドー'''・''ストライダー飛竜''・ジン・ロックマン・ロール --本作初登場 ---''ガイル''・''アナカリス''・'''バレッタ'''・'''ハヤト'''・'''ジル'''・'''トロン'''・コブン・フェリシア -見ての通り、従来のマーヴルのキャラクターを使った格闘ゲームに登場したキャラはほぼ全員((ただし、アポカリプスやオンスロートなどのデカキャラ、USエージェントやリリス風モリガンなどのコンパチキャラ(ただし一部のキャラは元キャラの変身技で登場)、そしてアニタと憲磨呂は登場していない(当然だが)。))が本作にも登場している。これは「マーヴルとの格ゲーはもうこれで最後にしたいから、集大成として全キャラ登場させれば誰も文句を言わないだろう」という方針によるものと言われている。 --そのせいもあって、マーヴル側の新キャラは2人だけ。その人選も、ケーブルはともかくマロウは『X-MEN』の中でもかなりマイナーで人気も薄いメンバーであり、選ばれたことに疑問の感じられるキャラとなっている。 --続編『MARVEL VS. CAPCOM 3』では本作の全てのキャラは登場してないが、後述する「本作を象徴するキャラ」を優先的に出演させるなどある意味「わかっている」人選が行われている。 #endregion -チーム人数が従来の2on2から3on3に変更。また、さらにチーム戦としての性質を強くしたシステムが搭載されている。 --ヴァリアブルアシスト…従来から存在していたシステムだが、本作では2つの「パートナーボタン」があり、押すことで控えにいる二人それぞれを呼び出して攻撃させることができる。また、キャラを選ぶ際にアシストとして出す技をα・β・γの三種類から選べるようになった。 ---本作では技の硬直中でもアシストを呼べるようになり、使用回数や制限もほとんど無いため、自由度と重要性が格段に上昇。チームを組む時は単体の強さ以上に、キャラクター同士のアシスト⇔前線の相性の良さも重視すべき要素であり、中には「アシスト専門」として強キャラの仲間入りをするキャラもいるほど。 ---ちなみにパートナーボタンの代わりに消されたのは中パンチ・中キックボタン。 --ディレイドハイパーコンボ…ハイパーコンボ中に次に控えているキャラのハイパーコンボコマンドを入力すると、次のキャラがハイパーコンボを出しながら登場し、使用キャラを交代させることができる。連続技のダメージを加速させるために使ったり安全にキャラを交代するために使うなど攻防に使えるシステムである。 --スナップバック…当てると相手のキャラを強制的に交代させることができる打撃技。ゲージを消費するが、その戦術的な価値は非常に高い。 **本作を(色んな意味で)支える強キャラ達 -56人という大勢のキャラが登場するせいか、キャラの強弱やゲームバランスが更に自重しなくなっている。 --通常の格ゲーではタブーである、「ハメ技」や「永久コンボ」の自由度が爆発的に上がっている。単体では永久が無いキャラも、特定の状況で特定のアシストと組み合わせると永久が成立する…なんて事はザラである。創意工夫あるのみ。 --普通では「詰む(ダイヤグラム8:2・9:1など)」組み合わせがあちこちに存在している。 -そして「センチネル」、「ストーム」、「マグニートー」、「ケーブル」は飛びぬけて壊れた性能を有しており、「四強」と称されている。以下にその性能を紹介。 -''センチネル''(X-MENに出るミュータント捕獲・抹殺用の戦闘ロボット) --当初は巨大キャラにありがちな、高火力鈍重キャラとなるはずであった。しかしカプコンは何をトチ狂ったか、そんなキャラに独自の高速移動技を追加。そのため火力・耐久・リーチ・そして速さ…全要素で隙のない凶悪な性能になってしまった。 --おまけに常時スーパーアーマー・通常攻撃をガードされても削り能力がある、適当に出しているだけで強いγアシストなど本当に狂っている。初心者が適当に暴れるだけ、もしくはγアシストとして呼び出し続けるだけでも異常に強いのだから、それを上級者が使えばどういう事になるか想像するのは難くない。それゆえに''「大会では十中八九センチネルがメンバーに入る」「先にセンチネルを倒せば勝ち」''と言われる有様である。 --さらにセンチネルの必殺技・ハイパーコンボのコマンドはいずれも干渉し合わないコマンド((上手な人がプレイするとそうでもないかもしれないが、昇竜拳を出そうとして波動拳が出るのはよくある話(逆も然り)。))(簡単に言えばレバーの倒し方が波動拳コマンドのものが大半)のため、技の暴発も少ない。 --弱点は、デカさゆえの当たり判定(対センチネル用の即死コンボがあるほど)と一部の遠距離キャラ(特に下記のケーブル)に不利な点ぐらいだが…、本当にそれぐらいしかない。 -''ストーム''(大気を操るX-MENの女性ミュータント) --全体的に高い性能を持つ通常技、安定した火力、高機動力…と三拍子揃っており、安定性とお手軽度はセンチネル以上と言われることも。特にほぼ全画面判定のハイパーコンボ「アイスストーム」と、特定のアシスト無しでは文字通り捕まえられない空中制御能力が壊れている。 --メインアタッカーというよりはチーム全体を支えるサポーターとしての起用が多い。もちろん、メインアタッカーとしての性能も十二分にあるが。 --欠点は防御力が平均よりやや低いことと、センチネルに不利が付くこと。しかし、「しなやすゲー((「死ななきゃ安い」の略。ワンチャンスで即死もありうる本作のようなゲームにおいて、生き残れればまだチャンスが残っているといった意味。))」である本作ではそんなものは欠点に数えられないようなものである。 -''マグニートー''(磁力を操るX-MEN名物の敵役。彼もミュータント) --ガード崩しとコンボ性能が凄まじく高いキャラ。''ダッシュ&超低空空中ダッシュから繰り出される発生1Fの蹴り''がコンボ起点となるうえにめくりと裏周りも完備。そしてそこから低難易度のコンボで5割、極めれば即死に持っていける。ストーム同様極めるのは難しいが、初心者でも簡単かつ強力なコンボが繰り出せる。 --弱点は防御力が平均よりやや低いこと、上記2キャラに判定の差から立ち回りで不利が付くこと。しかし接近戦では5分のため十分挽回できる。 -''ケーブル''(次世代X-MENの主人公。やはりミュータント) --コンボ能力は低い、火力・防御力共に平均的、動きは遅く当たり判定もデカイ。そして最大の問題が「空中移動能力を持たない」こと。では何故このキャラが4強に選ばれているのか? それは''センチネルに対して圧倒的に有利に戦える''から。 --ケーブルの強さを支えているのがハイパーコンボの飛び道具「空中版ハイパーバイパー(以下空中HV)」。これが本当に狂っており、「発生が非常に早く、攻撃範囲も広い」「高火力、削り性能も高い」「複数キャラを巻き込める」「必殺技ハイパーキャンセル空中HVでどこからでも確定反撃を狙える」「空中HVから空中HVがつながる」…ケーブルの強い理由の90%位が、空中HVに由来していると言っても過言ではない。 --ちなみに地上版ハイパーバイパーはと言うと、発生までに少しタメがある故にガードされ易く、範囲・結果的なダメージもほぼ他キャラの飛び道具と大差無い上、技もつなぎにくい。同じ技なのにこの差は一体…。 --弱点は立ち回りが空中HVに完全に依存する形となるため、ゲージ無し時はあまり強くない事。とはいえ守りは強い方で、他のキャラでゲージを貯めてから交代すれば大暴れできる。 --ケーブル自身は典型的な波動昇竜タイプ(やや射撃寄りだが)なので、初心者でも使いやすい。 -何故かX-MEN絡みばかりだが、これは偶然の結果。「MARVEL社がカプコンに要請してMARVELキャラを軒並み強くした」という噂も流れていたが、MARVELはキャラデザや設定などの監修を行っただけであり、現在までに明示された情報の中にそのような要請があったという事実はない。 --そもそもMARVELがキャラクターの性能にまで口を出せるのであれば、MARVELの顔であるスパイダーマン、ウルヴァリン、キャプテン・アメリカなども強キャラになっていたのではないだろうか。 --そもそも本作は最初からお祭りゲーという趣向が強く、''他の格闘ゲームからほぼそのまま調整をせずにキャラクターを流用したため、全体的にキャラクターの性能がハイレベルだったX-MEN系統が強くなってしまった''、という見解が現在2chの格闘ゲーム板では一般的になっている。 -また、次点として上記の4強以外にも以下の9人のキャラクターが「上記の4人と何とか勝負できる性能の持ち主」とされており、4強とこの9人を合わせて「13強」と言われている。 #region(13強-4強+2の面々) --サイクロップス ---この項目の中ではおそらく最もまともなキャラ。極度にぶっ壊れた面はないが、対空アシストが強力かつ本体性能のバランスが良いので、非常に扱いやすい。 --アイアンマン ---蹴りが刺さればそのまま''3タテできる永パ''が特徴の一発屋。故に壊れっぷりではある意味4強をも凌ぐ。本体性能も8方向空中ダッシュや削りの高いハイパーコンボなど揃っており強力。 ---但しHCが''出の遅い%%ポンコツ%%プロトンキャノンしかない''ため、ディレイトでの交代は苦手。 --Dr.ドゥーム ---βタイプアシスト(モレキュラーシールド)の削りが強力かつ拘束時間が長く、後述の飛竜と相性が良い。本体も飛び道具に優れ、使いやすい。 ---但し接近戦は不得手のため、なるべく近寄らせない戦法が重要になる。 --ブラックハート ---ゾンビと悪魔を召喚する通常攻撃を駆使し、空中でこれらをばら撒く戦法が強力。高火力のコンボや永パも備えている。 ---弱点は大型キャラ故の当たり判定だが、ブラックハートは''しゃがむだけで当たり判定が半分以下になる''と言う利点がある。 --スパイラル ---剣をひたすら投げまくって''相手を削り殺す''弾幕キャラ。その戦いっぷりを見れば、明らかに''出るゲームを間違えている''と言わざるを得ない。 ---追い討ちをかけるように''自身の攻撃力をHCで強化できる。''もはや嫌味である。 ---弱点は他の技の癖の強さだが、どうせ''剣しか投げない''ので無いようなもの。 --ストライダー飛竜 ---一定時間自分の周りに攻撃をサポートしてくれるオプションを出す「ウロボロス」が超強力。これに上記のドゥームのような拘束時間の長いアシストを駆使することで、反撃の隙すら与えない強力なラッシュが可能となる。 ---弱点は下から数えた方が早いほどの防御力の低さだが、前述のように反撃させない戦法中心のため、実質無いようなもの。 --キャプテン%%コレダー%%コマンドー、サイロック、キャミィ ---この3人がそれぞれ持っている「対空迎撃タイプ」のアシストが、無敵が長い・判定が強いなど強力なため、もっぱら「アシスト専門キャラ」としてチームに選ばれている。ちなみに、上記のサイクロップスもこの3人と同じく強力な対空迎撃アシストを持っている。 ---キャプテンコマンドーはエリアル戦法が苦手故に通常戦闘は強キャラレベルではないが、サイロックとキャミィは機動力が高く、空中戦も得意のため通常戦闘でも十分戦える。 --トロン ---13強には数えられないが、それに匹敵するポテンシャルを秘めたキャラ。それは''γアシスト''であり、それを本体とアシストで挟み込むようにして当てると''異常なダメージが入る''。 --ソンソン ---使用キャラとしての性能は下位クラスだが、強力な対空迎撃タイプのアシストを持っているキャラ。ブラックハート専用アシとして稀に用いられる。 #endregion -ここに挙げられていないキャラ達(''56人中41人'')は上位陣とまともに対戦する事はほとんどできない。 --その「いないも同然」の顔ぶれの中には、''本作主人公3人のうち2人(ルビィ・ハートとアミンゴ)、両者の代表的キャラクターであるリュウ、ロックマン、ウルヴァリン、スパイダーマン、ハルク、キャプテン・アメリカを含む''。キャラゲーとしてこれはどうなのか。 --まともに対抗できない理由はキャラそれぞれにあれど、総括すればごく単純、それは''普通に格ゲーをやってる性能だから''である。 ---そもそも上記の13強キャラの筆頭に挙げたサイクロップスは、かなり高水準でバランスの取れた性能であるにも関わらず、実際の対戦では実質アシスト専門で4強をサポートする立ち回りとなる。使用キャラとして4強に対抗できるキャラは部分的に4強以上の壊れっぷりを見せているキャラばかり。それほどにまで4強の性能が圧倒的なのである。 --後述の通り、キャラの多さが演出や調整で足を引っ張っている面がある。これなら13+2キャラとラスボスだけでゲームを製作し、限られたキャラをきちんと作り込んだ方がマシである。 --もっともプレイヤブルキャラの少ない過去作でも[[ごらんの>http://www23.atwiki.jp/ksgmatome/pages/945.html]][[有様>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/1092.html]]だったことを考えると、カプコン製MARVEL格ゲーが世紀末と化するのは避けられない運命なのかもしれない。 #region(その他大勢) -マーヴルサイド --ウルヴァリン ---全体的にHIT数が削られてしまった。スピード・パワー共に悪くもなく、コンボもやりやすいのだが、相手が悪すぎた。 ---彼の場合一番きついのがアシストに回ること。''どのアシストも突進技である上、無敵時間がない''ため、アシストの状態でボコられかねない。 ---というわけで、必然的に先鋒になるのだが、とにかく飛び道具に対して凄まじく不利。サイクロップスやドゥームとかアイアンマンなどが相手だと詰む。 ---本作はアダマンチウムを抜かれたバージョン(通称アダ無し)もいるが''正直ただの劣化。'' --キャプテン・アメリカ ---波動昇龍型と同じ悩みがある。飛び道具が癖のあるものなので結局寄られて殴られる。 --スパイダーマン ---機動力はあるのだが、上位陣に追いつかれる。何しろHCが当てづらいため火力が低い。 --ベノム ---スパイディより火力はあるが重いしでかい。当たり判定のでかさはそれだけで不利。前かがみだって?横にも広いって事だろ? --セイバートゥース ---初登場時は強かったのにえらい弱体修正。''飛び道具してる間自分が動かない''ためただの隙。爪的にもウルヴァリンの劣化である。 --オメガレッド ---火力はあるが、コンボ性能は劣悪。HCは出が遅すぎて全くコンボに組み込めない。 --サノス ---ボスの時の性能はどうした?技がむちゃくちゃ減っている。もともとシューティング型なのにその射撃技がゲージ依存では辛すぎる。 --ハルク ---火力はある。逆に言うと火力しか無い。ハイパーアーマーがあるとはいえ、似たようなタイプのセンチネルと比べられるのが辛い。 --コロッサス ---自力でハイパーアーマーを張れるとはいえ、機動力も無く、必殺技が''突進と投げとヘッドダイブ''の時点でアーマー張る前になぶり殺しである。 --ローグ ---相手から技を盗む「X-MEN VS~」の時と違い''能力が上がるかハイパーアーマーになるか''と言う能力劣化。しかもハイパーアーマーの条件は''相手がハイパーアーマーであること''。 ---性能的にも典型的なインファイターなので接近しないとお話にならない。 --ジャガーノート ---''woooooo!HEAD CLASH!'' ---下記のバグがある為火力はある…のだが、結局やることはヘッドクラッシュをぶっぱすること。 ---今回のシビアな入力でサイトラックの後にヘッドクラッシュを出すのは至難の業。 --マロウ ---無火力すぎる。頼りのHCも癖がやたら強く、''生交代されるだけでHIT数が激減する。'' ---今作の新規MARVEL勢は彼女とケーブルの二人のみ。何故ここまで強さに差が・・・。 --アイスマン ---削りダメージ無効は魅力。だが、上位陣から中段をもらうとそんなものは役に立たなくなる。シューティングタイプだが、技の出が長いのがきつい。 --シュマゴラス ---コマ無げがなぜか''投げ抜けできる''でシュ。そこを突かれてぼこぼこにされるでシュ。 ---必殺技もタメばかりでシュ。そんな暇無いでシュ。 --ウォーマシン ---一言で言って''劣化アイアンマン''。いやまあウォーデストロイヤーもあるけど…。遅いのが辛い。 --シルバーサムライ ---&s(){ケヌイチオ・ハラダ}原田剣一郎氏。今作では''豪鬼出現コマンドで失敗したので仕方なく使う羽目に陥ることがない''ため、彼のファンは安心して使える。動きは鈍めだが、HCの雷鳴剣(るぅうぁいむぇいくぇ~ん)は強い。強いのだが、''HCが7種類(竜巻コマまでHCで、HCの数>>>必殺技の数)''と言う時点で強烈なゲージ依存型である。ゲージをためている間に死ぬ。 -カプコンサイド --ルビィハート ---主人公(笑)。主人公らしくオーソドックスな性能…と思いきや''リュウやサイクと比べて結構癖がある''。海賊(空賊?)なのに大半肉弾戦。頑張れ。 ---アシストはコンボの繋ぎに使えるのでコンボのお供に呼ばれる事も無くもないが…。 --アミンゴ ---サボテン。回復アシストもあるのだが、技が少なく、子分(?)を呼ぶ技も子分が殴られて潰される。ほっといても勝手に消える。あれ意味あるのか? --リュウ ---いつもなら初心者向きとして勧められるのだが、飛び道具があまり強くない。HCもHIT数が削られており、クリーンヒットしても減らない。近寄ればコンボの餌食である。 ---攻撃範囲的にもサイクロップスの劣化…。 --ケン ---リュウよりも接近戦特化だが、その仕様がいろいろまずかった。 ---空中強竜巻旋風脚フルヒットの威力が非常に高くHCよりもダメージが大きいという訳の分からなさ。4強にはそれすら当てられないが…。 --豪鬼 ---''紙''。この一言に尽きる。新規追加のHCもはっきり言って役に立たない(''次回作で削除された'')。瞬獄殺など飾りである。 --さくら ---''飛び道具が斜め上''。これでどうしろと?日焼けしたらしたで豪鬼と被る。 --モリガン ---射撃面は上記4人と一緒。が、ダッシュのせいで捕まってお手玉される。 --春麗 ---まさかの''七星閃空脚削除''。空中では必殺技も結構制限されるため火力がきつい。 --ナッシュ・ガイル ---このスピード重視のゲームで''溜めている暇なんてない。''めくられてアウトである。 --アナカリス ---''本家ヴァンパイアからそのまま抜け出てきたような必殺技コマンド。''くせが強すぎるったらありゃしない。そのジャンプのせいでエリアルはほぼ無理。 ---ファラオコブラブローがフルヒットするとかなりのダメージだったり、王家の裁きを利用した即死コンボ(アシスト必須)とか武器はあるが、それで4強に挑もうなど無謀もいいところ。 --ダン ---毎度お馴染みの劣化胴着勢。 ---いつも通り辛い。空中ではまともに必殺技が出ない。(HCは''どれも出ない。'')挑発伝説でHCゲージをMAXにできるが、対戦で使えばただの的。 ---3ゲージHC『漢道』は今作上最大ダメージ。代償として成立した場合''自身のHPが1ドットになる''けど。 --ダルシム ---リーチはある。が、ビームとも弾とも言えない中途半端な飛び道具のため、さらに遠距離からボコられる。 --ベガ ---固めはそこそこ強い、空中戦もそこそこ。だがためるとめくられてアウト、その上空中戦にはもっと強い上位キャラが…。 --ザンギエフ ---ダブルスクリューがなくなった影響か、前作から大きく下方修正。 ---ハイパーアーマーでもあればいいのだが、投げが難しい。アイアンボディ?ガードできなくなりますが何か? --バレッタ ---小さいためリーチが狭い。しかも''溜めタイプ''。どうせえと? --フェリシア ---インファイタータイプだが火力の低さで押し負ける。 --ハヤト ---剣術使いと言う面では飛竜より辛い。リーチこそ長めだが、機動力がきつかった。 --ジン・サオトメ ---接近戦は強力。だが近づかないと話にならない、飛び道具やレーザーで牽制されて終わることも。 --ジル・バレンタイン ---スライディングキックが強力でそこから小技→エリアルとつなげれるがいい所はそこくらい。あと防御力、防御能力が非常に低い。アシストも中途半端で使いにくい。 --ロックマン ---強Pで飛び道具をガンガン撃てる。逆に言えばそれしかない。''このゲームでは「レーザー系>>弾系」のためメリットになっていない''。 --コブン ---トロンのオプション。紙装甲に超低火力(エリアルを入れても他キャラのパンチ1発分)というどうしようもないキャラ。一応ゲーム内で最も小さいためコンボがスカりやすいというメリットはあるが、嫌がらせ程度でしかない。 --ロール ---パワーに乏しい上に必殺技は全てロックマンの劣化。下の注意書きにあるとおり、弱キャラのさらに下ランクという文句なしの最弱キャラ。まぁ前作でもそうだったし、原作でも戦闘要員ではないため意図的に弱くされているのだが(ダンのようなネタキャラ)。 ---強みと言えば身長が画面の縦の8分の1と非常に低く、当たり判定の範囲が狭いため一部の攻撃がしゃがまなくとも当たらないことと、通常技の発生がトップクラスなので、それを駆使して先発でゲージ溜め役に徹する…ぐらい。あと可愛い%%+パンチラ%%。 ---''全キャラに詰んでおり、他の40人ですら何かしら長所はあるのに、ロールちゃんだけはセンチに対して完全に『0:10』である。'' #endregion **その他 -本作を極めようとするとするとぶち当たるのが様々なバグ。実戦投入できると恐ろしい強さになったり、格闘ゲームとしての体裁すら崩れるほどの強烈なものがあったりもするが、以下のように再現が非常に容易かつお手軽バグが本作稼働黎明期に猛威をふるった事もある。 --ジャガーノート「サイトラックバグ」:再現性100%。必殺技「サイトラックパワーアップ(次の1打のみ威力が上がる技)」を発動してからそのジャガーノートをひっこめると、その効力が続いたままアシストとして呼び出せる。ジャガノートはもともとパワーキャラで攻撃力が高いのに、それがさらに上昇したうえに、再びサイトラックパワーアップを使用するまで効果が持続する。この状態で防御力が低いキャラにハイパーコンボを当てると、それだけで体力9割消滅というおかしな威力になる。PS2・Xbox版では修正されたが、「上位キャラへの対抗手段にそれくらい有っても構わない」という判断がされたのか、''PS3・Xbox360版では復活した''。 --キャプテンコマンドー「即死K投げ」:K投げ(掴み電撃攻撃)中に猛烈な勢いでレバガチャ+ボタン連打すると、''時折投げられた側が即死する。''腕力次第で再現性が上がる模様。これもPS2・Xbox版では修正された。 --ガンビット「大気圏バグ」:スナップバックで相手を吹き飛ばし、相手チームのキャラが誰もステージにいない間にケイジャンストライクを使う。するとガンビットがいなくなり(ケイジャンストライクで追尾する相手が画面上にいないため)、以降このバグを使用したチームのキャラクターが一人もステージに現れなくなってしまう。ガンビットのいるチーム側が残体力で勝っている状態でこの技を使えばタイムオーバーで勝利が確定する。ただし大会では当然ながら使用禁止で、PS2・Xbox版では修正された。 **問題点 -個別エンディングはおろか、対戦前のやりとりや対戦後の台詞すらない。 --さすがに56人ものキャラを導入すれば容量はパンパンになるのだが、そのせいで''本作オリジナルの主人公格3人は、性格はおろか一人称すら分からない事態に''。 --やはり、海外でも「設定上和解できないセンチネルとミュータント達のやり取りはどうした!」的な意見はある。 -ラスボスであるアビスの正体がよく分からない。 --こちらも本作オリジナルなのだが、上記の通り設定削除のあおりを受け空気化。分かっているのはそいつを封印するために56人が集まったことくらいである。 ---ちなみにケーブルのバイパーを使うと更に悲惨なことになる(相手が)((特に最終形態。その理由はアビスの当たり判定が馬鹿でかいためである。本体を狙うだけならビーム系HCが効果的だが、ケーブルのハイパーバイパーは前述の通りイカレているため、ダメージが凄まじいことになる。))。 -56人もキャラクターがいるために起きた弊害 --上記の通り56人もキャラクターがいるため、戦闘前後の問題がある為に起きた問題があるが、その他にも問題点はかなりある。 --CPU戦で対戦する人数 --ドットの減少 ---56人入れるためにとった手が、まさかの''ドット削減''である。 ---全キャラからアドバンシングガードのモーションが削除された。…これだけならばまだいい。 ---この弊害を大きく受けたのは大型キャラ。例を挙げるならジャガーノートやブラックハート、そしてセンチネル。大型キャラは見た目だけでなくデータも馬鹿でかいため、余計な動きはとことん削除されている。特にセンチネルは酷く、以前登場した『X-MEN Children of The Atom』の時と比べると''特徴的だったパーツが落下してくる登場シーンが、本体がそのままドスンと落ちてくるというものに変更・立ちポーズがブルブル震えているようにしか見えない・勝利ポーズもさっさと排熱してしまっている(しかも途中シーンが挑発に回されている)''と、とにかく削れるもの皆削っている。そんなことするならなぜキャラ・必殺技の追加などをするのか((オリジナル3人・アナカリス・バレッタ・フェリシア・ハヤト・ジル・トロン・コブン・ケーブル・マロウはMARVELコラボ初登場キャラである。実に12人。必殺技もセンチネルの技2つ・豪鬼の滅殺豪螺旋…とキリが無い。))。 -イージーモードの廃止 --前作まで搭載していた簡単に技を出せるモードが完全廃止。初心者でもコマンドを覚えなければならない羽目に。 --最悪でも自分の使用する3人分は極めなければならないため、(同じキャラを3人選ぶことは可能だが)ある意味初心者を突き放す行為である。 ---そのせいでまず1回転コマ中心のザンギエフ、面倒なコマンドの多いアナカリスはまず''初心者には使われない''。((しかもこの2キャラはアーケード・家庭用問わず初期使用可能キャラクター。使い勝手の難しいキャラクターなのに何故…。)) ---これゆえ初心者はコマンドの簡単な波動昇竜タイプを使おうとするのだが、''センチネルはそれ以上に簡単''なことが、センチゲーに拍車をかける((が、そのセンチネルの出現条件がサノス・フェリシア・コブン・自分自身以外の全キャラが使用可能になっていることであるため、出すまでが茨の道である。))。 -DC版は現状単独で全キャラクターを使用可能にする事が出来ない。 --デフォルトキャラクター以外を使用可能にするためには、「ゲームをプレイして貯まるポイントを使ってそのキャラクターを購入する」というシステムであるが、DC版では「既にサービス終了しているマルチマッチングをプレイしてのポイント」や、「今や筐体を探すのも困難となっているAC版とのビジュアルメモリを用いたリンクプレイのポイント」が無ければ購入出来ないキャラもいる。 ---そのためDC版は中古のソフト自体は安いものの、これにより新規にプレイを始める場合はこのゲームの全要素を楽しむ事が出来なくなっている。因みに全キャラクターを揃えると下手するとアーケード料金、ネットワーク料金込みでソフト1本分は余裕でお金が飛ぶ。 ---『CAPCOM VS. SNK 2 MILLIONAIRE FIGHTING 2001』初回特典『CAPCOM対戦ファンディスク』から全キャラクターが出現するデータディスクも存在するが、現在では入手困難。また、カプコンにビジュアルメモリを送ると、全キャラクター出現済のセーブデータをコピーしてくれる(2012年7月に確認)。 --後に発売されたPS2・Xbox版ではDC版同様「マルチマッチングを利用してのポイント」の概念はあるが、こちらは普通にプレイして貯まるポイントでも(相当高額ではあるが)キャラクターが購入可能。仮に今から新規にプレイを始めるとしても時間はかかるが全要素を楽しめるようになっている。また、PS3と360のDLC版は最初から全キャラ使用可能。 //修正依頼の所にあるDC版の問題としてあげられるのを書いてみましたが、これの事も含まれるでしょうか…?バグなどに関してはそこまでやり込んでいる訳ではないので書けません、申し訳ありません。 --DC版はネット対戦も対応していたが、負けそうになるとすぐに回線切断を行う、いわゆる捨てゲーが横行していた。ネットワーク技術もまだまだ発展途上だったためラグも酷かった。 **総評 異様なゲームバランスとその濃いキャラ性が際立つ、「異様なゲームバランスが猛者の愛で昇華された」といえる作品になっている。~ ''「早すぎた世紀末ゲー」''と称される事もあるが、ぶっちゃけ『[[北斗の拳>北斗の拳 審判の双蒼星 拳豪列伝]]』と似たようなぶっ壊れバランスであり、キャラ数のせいで上下の格差はこっちの方が明らかに酷い((ただし、そもそもシリーズの原点である『X-MEN』の時点で既に即死、永久コンボが多数存在する壊れバランスであったのだが。))。 **移植 -家庭用はDC・PS2・Xboxに移植されたが、契約解除ゆえにいずれも廃盤となっている((再びカプコンとマーべルが契約したとは言っても、当然それらの再版などはかからない。))。家庭用ソフトは一時期プレミア化していた(特にPS2版)。 -360のLive Arcade、PS3のPlaystationStoreにてDLC版を購入することができる。価格と入手しやすさの両面から言って、今遊びたければこの2つの内どちらかというのが無難だろう。前述した様に、バグは致命的なものは除去され、そうでないものは残されているというサジ加減をきかせた修正や、最初から全キャラが解放されている点などもポイントである。 **余談 -現在「MARVEL」の日本での読みは「マーベル」に統一されているが、本作の稼動時点では「マーヴル」と呼んでいた((アメコミの邦訳ものにおいても「マーヴルコミックス」の表記が多かった。))。本作以前の同シリーズでも同様。これは略称の「マヴカプ」に名残を留めている((「マーベル」が正式な表記と確定した後で「マーベルvs.カプコン」と呼ぶ事はあっても、「マベカプ」とは呼ばれない。))。 -海外(特にマーべルがお盛んな北米)では''「本作こそ格ゲーの代名詞」''というほどの凄まじい人気と知名度を誇り、EVO((全米最大規模の格ゲー大会。日本での「闘劇」の様なもの。))で『MVC3』が出るまで毎年本作が選ばれていたほどである。ちなみにアメリカ人は全体的に強キャラを好んで使う傾向があり、上記の4強中心の「みんな使えばいいじゃないか」的なフリーダムな事態になっている。これもお国柄と言うものだろうか…。 --あちらでは大人気のマーべルキャラで、ifの組み合わせ+対戦できるのが楽しく、何より原作の雰囲気を壊していないというのも理由といえる。日本でも『[[ジョジョの奇妙な冒険 ~未来への遺産~>http://www23.atwiki.jp/ggmatome/pages/523.html]]』が大味なゲームバランスでも評価・人気が高いことと同じ理由である。 ---日本では「一強」に対して反骨精神があるせいか、『北斗』でも研究や実践の甲斐あってトキが絶対的存在ではなくなったことが証明された。しかし本作は最早研究の余地なしなのか、しないのか不明だが「4強」が覆されることは今なおない。今後も、多分ない。 **その後の展開 -第3のVSシリーズとして(タツノコ作品の単独での格ゲー化というプロセス抜きで)『タツノコ vs. CAPCOM』が登場している。いくらかマイルド化されたもののやはりバランスは非常に悪く、MVC2のような突き抜けた派手さもないため評価は低い。海外の根強いマーヴルファンに支えられたMVC2と異なり、タツノコファンは全然食い付かなかった。 --家庭用はWii専売というプレイヤー層を考慮しないハード選択や、''海外で人気のVSシリーズ及びタツノコプロなのに海外で発売しなかった(できなかった)''という意味不明なマーケティングのせいで、低セールスに終わった。 --追加バージョンである『タツカプUAS』は海外でも発売し、無難にまとまった出来となっているのだが、既に賞味期限切れ感は否めず、さらに今度もWii専売の上アーケード版を出さなかったため、非常に存在感が薄い。 --引き続き登場したロールは全面リファインされ、弱キャラではあるが「ロールちゃん((本作におけるキャラランクを付ける上で、ロールだけは弱キャラとも肩を並べられないほど他キャラに対して詰みっぷりを見せつけたため、弱キャラの更に下に作られたのがこの「ロールちゃん」というキャラランクである。))」は一応卒業できた。 -PS3と360のマルチ展開で『[[MARVEL VS. CAPCOM 3 Fate of Two Worlds>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/1215.html]]』が発売された。 --内容・評判は項目参照のこと //個別ページがあるのでここでの詳細は削除
''Wiki統合に伴い、ページが[[カタログ>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/2402.html]]に移転しました。''

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